「蔵王エコーライン」を絶景ドライブで満喫!通行期間&料金や見所は?

宮城県白石市と山形県上山市を結ぶ「蔵王エコーライン」について紹介します。紅葉を中心に四季ごとの風景を楽しめるスポットであり、ドライブやツーリングにぴったりの場所といえるでしょう。蔵王エコーラインの開通の歴史や渋滞情報、また料金を紹介します。

「蔵王エコーライン」を絶景ドライブで満喫!通行期間&料金や見所は?のイメージ

目次

  1. 1蔵王エコーラインとは
  2. 2蔵王エコーラインの歴史
  3. 3蔵王エコーラインの四季
  4. 4ドライブコースのおすすめ観光スポット
  5. 5蔵王エコーラインの詳細情報
  6. 6蔵王エコーラインをドライブして絶景を楽しもう!

蔵王エコーラインとは

宮城県白石市と山形県上山市を結ぶ「蔵王エコーライン」は重要な道路なだけでなく、絶景を楽しめるドライブスポットとしておすすめです。蔵王エコーラインの歴史や魅力、またアクセスできる周辺スポットを紹介します。

宮城と山形をつなぐ山岳道路

蔵王エコーラインは宮城と山形をつなぐ山岳道路です。蔵王エコーラインは両県の境になっている奥羽山脈や蔵王連峰をまたぐ区間に位置しています。約26kmの区間となっており、重要な道路といえるでしょう。

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蔵王エコーラインの歴史

蔵王エコーラインではドライブやツーリングなどが行われており、季節毎の変化を楽しめる観光スポットにもなっています。蔵王エコーラインの料金や通行期間、渋滞に関する情報のまえに、その歴史からチェックしましょう。

かつては有料道路だった

現在は料金が不要な蔵王エコーラインですが、1985年までは有料でした。1962年に通行できるようになり、現在も冬期期間を除いて利用することができます。

奥羽山脈・蔵王連峰をまたぐ道路

蔵王エコーラインは奥羽山脈や蔵王連峰をまたぐ道路となっています。そのため、四季折々の景色を楽しめる観光スポットにもなっているのです。壮大な自然を体感できる場所としてドライブやツーリングにおすすめといえるでしょう。

長さはどのくらい?

蔵王エコーラインは蔵王町倉石岳から上山市永野の約26kmの区間を指します。総延長としては宮城県側の35.1kmで山形県川は29.6kmの総延長64.7kmとなっているのです。

昭和60年無料開放に!

経緯は不明ですが、蔵王エコーラインは1985年(昭和60年)に無料開放されました。蔵王エコーラインは蔵王ハイラインに繋がっており、そちらは料金が必要となっています。いずれにしても蔵王エコーラインが開通したことで、非常に近隣の人は移動がしやすくなったといえるでしょう。

蔵王山火山活動

蔵王エコーラインは一度、火山活動が原因でその年度の開通が延期されたことがあります。蔵王エコーラインは冬期期間は通行止めになり、春になると開通するのが通例です。その中で開通延期が行われた年があります。

開通延期!

冬期間の通行止めから開通させる時期が来た中で、延期となったのは2015年のことです。この年は4月24日から蔵王エコーラインの通行止めを解除して、開通させる予定でした。しかし、同年4月13日に蔵王山に火山警戒警報が発令されたのです。

噴火の恐れがあった

このことから蔵王山が噴火の恐れがあるとして、火口周辺の約1.2kmに入山規制が敷かれました。蔵王エコーラインも火口に近いことから通行止めが決定したのです。事実上の冬期間の通行止めを延長する形となりました。

2015年の開通は無期延期!

噴火警戒という自然現象の変化を待つ形となり、2015年の蔵王エコーラインの開通は無期延期が続きました。通行の重要拠点である蔵王エコーラインですが、蔵王山の噴火の可能性を鑑みて重要な決断が行われたといえるでしょう。

6月には全線通行を開始?

結果的に2015年の蔵王エコーラインは、冬期期間の通行止めを延長し、6月22日に開通が行われました。安全が確認された中で2015年の通行止めが解除され、以前のように通行が行えるようになったのです。

蔵王エコーライン周辺には温泉地が!

蔵王エコーラインの近くには温泉地があります。温泉地として「遠刈田温泉」は400年の歴史があり、近隣は遠刈田温泉街として栄えています。昔ながらの共同浴場もあり、街を散策しながら温泉につかるのも良いでしょう。

スキー場もある!

冬期間はスキー場に訪れる人が増えます。蔵王エコーラインからは「すみかわスノーパーク」や「みやぎ蔵王えぼしスキー場」にアクセスできます。蔵王エコーラインを利用して、冬期間はスキーやスノーボードを楽しみましょう。

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蔵王エコーラインの四季

蔵王エコーラインはドライブやツーリングに最適のスポットです。特にツーリングでは四季折々の風景を楽しむことができるでしょう。秋は紅葉の名所として多くの人が訪れるので渋滞を含めて、下調べをして訪れるのがおすすめです。

四季①春

春の蔵王エコーラインは冬の名残を感じることができます。ゴールデンウィークはハイキングを楽しむことができます。また、ゴールデンウィーク前にも人気のスポットがあるのです。

冬季閉鎖解除直後の「雪の回廊」

ゴールデンウィーク前に訪れる場合は、冬季閉鎖解除直後の「雪の回廊」がおすすめといえます。通行止め期間の間に降り積もった雪を除雪して、蔵王エコーラインの道路の両脇には雪壁が出来上がります。その道のことを雪の回廊と読んでいるのです。

緑の山々を眺めよう!

雪が溶けてゴールデンウィークの期間になると新緑が美しい季節となります。ゴールデンウィークの長期休暇を利用してハイキングやツーリングで賑わうのです。蔵王エコーラインから蔵王ハイラインに繋がる道のりから、自然のパワーを充電できます。

四季②夏

真夏となると少しハイキングには暑いと感じる人も多いので、ドライブやツーリングが丁度いい気温となります。窓を開けて風を感じながら、自然の緑を楽しみましょう。

高山植物を観察しよう!

蔵王エコーラインの近隣では高山植物を観察することができます。スマホ片手に見つけた高山植物の種類をチェックするのも良いでしょう。夏の蔵王エコーラインでは水分補給を忘れないようにして、タオルや帽子が重要です。

四季③秋

秋の蔵王エコーラインは紅葉の名所となります。ゴールデンウィーク時期も混み合う蔵王エコーラインですが、紅葉となるとさらに賑わいが増すのです。鮮やかな紅葉は10月半ばに見頃となります。

紅葉の名所

紅葉は蔵王エコーラインや蔵王ハイライン方面を通行して楽しむのも良いですし、駐車場に車を停めてのんびりと眺めるのもおすすめです。蔵王ハイラインにある「蔵王ライザワールド」内の「蔵王刈田リフト」を利用して、上のお釜から見るのも良いでしょう。

秋は渋滞に注意

秋の蔵王エコーラインの注意点は紅葉を見ようと集まった人たちの渋滞です。蔵王エコーラインから蔵王ハイラインの分岐方面に向かい、直接お釜の方に向かうと渋滞につかまります。渋滞が原因で車が動かないことも多く、駐車場に入れない時間が続くようです。

そのため、先程のリフトを使う方法で渋滞に巻き込まれないようにするのが良いでしょう。蔵王ハイラインの分岐点からリフト方面に移動すれば渋滞をある程度回避できます。

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冬期は閉鎖

蔵王エコーラインの注意点として冬期の閉鎖です。蔵王エコーラインは冬になると雪の関係で通行止めとなり閉鎖されます。また、閉鎖される前後の期間もスタッドレスタイヤなどを装着して事故予防に努めましょう。

半年間も閉鎖?

閉鎖される期間は長い時は半年ほどに渡ることがあります。蔵王エコーラインは通常は4月下旬から11月上旬を営業期間としており、接続される蔵王ハイラインも同様の期間となっています。

通行期間は何か月?

平年の通行期間を考えると、蔵王エコーラインは約6ヶ月間ほど通行できます。先ほど紹介したように火山活動などによって閉鎖期間が伸びることもあります。閉鎖期間に関する情報は「蔵王町観光物産協会」など、ネットの情報で詳しく説明されています。

雪がある間は通れない

北海道や東北地方のように冬の季節になると大雪になる場所は、通行止めになり閉鎖されます。蔵王エコーラインも雪が降る期間は通行止めとなるので注意しましょう。ゴールデンウィークや紅葉の季節とは違って、非常に雪深く危険なスポットになります。

夜間は通行止め?

また、冬期通行止め期間の閉鎖だけでなくその前後は夜間も通れません。例年では10月下旬から11月上旬になると、17時から翌朝8時は夜間通行止めとなります。蔵王エコーラインの通行止めに合わせて、蔵王ハイラインの営業も16時までになるのです。

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ドライブコースのおすすめ観光スポット

蔵王エコーラインは家族連れや車を好きな人が訪れるスポットです。蔵王エコーラインのドライブコースでおすすめな観光スポットを紹介します。美しい滝や高山植物を楽しめる場所や、不思議なパワースポットに注目しましょう。

スポット①滝見台

蔵王エコーラインには「滝見台」と呼ばれるスポットがあります。ゴールデンウィークや紅葉の時期におすすめで、3つの滝を眺めることができるのです。

3つの滝が見られる!

3つの滝は「三階滝」、「不動滝」、「地蔵滝」となっています。一つのスポットから3つの滝が見れるお得な場所だといえるでしょう。自然の壮大さを感じられる場所としておすすめです。

滝①三階滝

三階滝は落差181mの迫力ある滝となっています。また、日本の滝百選にも選ばれており、美しい自然を楽しめるスポットといえるでしょう。蔵王エコーラインの上から見てもその迫力を感じられます。

滝②不動滝

不動滝は三階滝の右手に位置しており、水量が多いので水音を聞くことができるでしょう。同じ滝でもそれぞれ特徴があり魅力を感じられるスポットです。滝見台からのんびりと眺めているだけでも癒やしの効果が得られます。

滝③地蔵滝

地蔵滝は不動滝の上の方に見えるでしょう。三階滝と不動滝と比較すると水量が少ないため目立ちにくい滝です。そのため3つの滝を見つけるにはこの位置関係を把握しながら地蔵滝を見つけると良いでしょう。

スポット②駒草平

蔵王エコーライン周辺は料金がかからない観光スポットが豊富です。自然を見るのに料金が不要というのはありがたい話といえます。その中で蔵王エコーラインからは「駒草平」がおすすめです。

コマクサの群生を見に行こう!

駒草平は季節の草花が楽しめるスポットであり、美しい景色を眺めることができます。蔵王エコーラインの途中にあり、料金は不要なので春から秋にかけてアクセスしてみましょう。

断崖絶壁の展望スポット?

駒草平は蔵王山のお釜から流れる強酸性の「不帰ノ滝」を眺めることができます。規模は違いますがアメリカのギアナ高地のような迫力ある景色となっています。その名前が意味するように、あまりに美しい景色のため帰るのを忘れてしまうスポットです。

駐車場はある?

駒草平には30台分だけですが無料の駐車場が用意されています。ゴールデンウィークなどの混み合う時期は駐車場が渋滞する可能性もあるでしょう。料金が不要で楽しめるスポットとしておすすめです。

公衆トイレあり

山間の観光スポットを訪ねるときにトイレが気になる人も多いでしょう。駒草平には料金不要の公衆トイレが用意されています。もちろん、事前にしっかりとトイレに行って観光することが大切ですが、いざという時にトイレがあることを覚えておきましょう。

スポット⓷お釜

蔵王エコーラインから蔵王ハイラインにアクセスする中で特に人気なのが「お釜」です。このスポットは火口が湖となったスポットであり、エメラルドグリーンに輝く湖がパワースポットとしても注目されています。

蔵王エコーラインから蔵王ハイラインへ!

蔵王エコーラインから分岐する位置にある「蔵王ハイライン」を利用してお釜がある頂上にアクセスすることができます。ただし、蔵王エコーラインと違って蔵王ハイラインは料金が必要です。

神秘の湖「五色沼」

こちらのお釜は別名「五色沼」とも呼ばれています。天候などの条件によってお釜の色が様々に変わるところから、そう呼ばれるようになったそうです。エメラルドグリーンを中心とした色の変化を楽しみましょう。

蔵王山頂レストハウスで休憩を!

蔵王ハイラインから頂上にたどり着くと「蔵王山頂レストハウス」があります。こちらは売店やお手洗いが用意されており、軽食を取ることができます。全部で120ほどの席が用意されており、「蔵王御前」という釜飯メニューが人気です。

防寒装備をして行こう!

蔵王エコーラインから蔵王ハイラインを経由してたどり着くお釜ですが、防寒装備が大切です。頂上付近は気温が低いため防寒具が無いと風邪の原因になります。また、ゴールデンウィーク時期の渋滞も要注意です。蔵王エコーラインから蔵王刈田リフトの流れでアクセスするパターンもあります。

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蔵王エコーラインの詳細情報

ゴールデンウィークに家族と訪れたり、友人とツーリングをしたりと幅広い楽しみ方ができる蔵王エコーラインですが、その詳細情報をチェックしましょう。気になる通行料金やアクセスを要チエックです。

通行料金は?

蔵王エコーラインは以前は有料でしたが、現在は通行料金は不要となっています。ただし、蔵王エコーラインから分岐してお釜のほうに向かう蔵王ハイラインは有料です。蔵王ハイラインの通行料は普通車540円なので注意しましょう。

アクセスの詳細

蔵王エコーラインのアクセスは、路線バスと自家用車の2通りとなっています。路線バスはJR「白石蔵王駅」から宮城交通路線バスエコーライン経由で、「蔵王刈田山頂行き」でアクセスしましょう。

また、自家用車の場合は東北白石ICから国道4号、県道12号経由でアクセスすることができます。東北道村田ICからもアクセスできるので、それぞれ近い方から利用しましょう。ゴールデンウィークの渋滞にはくれぐれも注意が必要です。

ツーリングを楽しもう!

それぞれのスポットを訪ねるのも良いですが、道のり自体を楽しめる蔵王エコーラインではツーリングも盛んです。雪の回廊はツーリングだとさらに迫力が増します。ツーリングで動画を残している人も多いです。

ドライブ以外も楽しめる

蔵王エコーラインや蔵王ハイラインからアクセスできる場所は、四季折々の風景を楽しめる場所が多いです。春先は雪の回廊、秋は紅葉を楽しめるのでドライブ目的以外でもおすすめといえるでしょう。

「蔵王エコーライン」基本情報

【名称】 蔵王エコーライン
【住所】 山形県上山市・宮城県刈田郡蔵王町
【アクセス】 バス:JR「白石蔵王駅」から宮城交通路線バスエコーライン経由
   「蔵王刈田山頂行き」1時間30分、徒歩すぐ
車:東北道「白石IC」から国道4号、県道12号経由で30分
  または東北道「村田IC」から30分
【料金】 無料(蔵王ハイラインは普通車540円)
【参考サイト】 http://www.zao-machi.com/553
備考 冬期通行止め:11月上旬から4月下旬(開通期間が遅れる場合あり)

蔵王エコーラインをドライブして絶景を楽しもう!

山形県の蔵王エコーラインについて紹介しました。ドライブやツーリングで景色を楽しめるスポットであり、周辺には四季折々の観光スポットがあります。ハイキングや紅葉にも最適でしょう。蔵王エコーラインでドライブをして絶景を楽しみましょう!

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この記事のライター
浅倉恭介
動物や料理、カメラやギターが好きです。カメラを持ち歩いて各地を旅行しています。コンビニの新商品を定期的にチェックし...

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