蔵王の樹氷の絶景を見るには?見頃の時期やライトアップ・樹氷まつり情報!

蔵王の樹氷は自然が創り出す造形美です。アイスモンスターとも呼ばれる、蔵王の樹氷が見頃の時期になると、毎年樹氷まつりが行われライトアップや花火などもあり、大変賑わいます。蔵王樹氷まつりの詳細や見頃の時期、アクセス方法、お出かけにおすすめの服装などをご紹介します。

蔵王の樹氷の絶景を見るには?見頃の時期やライトアップ・樹氷まつり情報!のイメージ

目次

  1. 1自然が造り出した芸術「蔵王の樹氷」
  2. 2蔵王の樹氷を見るには?
  3. 3蔵王の樹氷の幻想的なライトアップ
  4. 4毎年賑わう蔵王の樹氷まつり
  5. 5蔵王の樹氷を見に行く際の服装
  6. 6蔵王の樹氷の関連情報
  7. 7蔵王でスキーと樹氷を楽しもう!

自然が造り出した芸術「蔵王の樹氷」

蔵王連峰は、東北地方の中央にある奥羽山脈にあり、宮城県と山形県をまたいでいます。極寒の冬になると、アイスモンスターと呼ばれる樹氷が現れます。樹氷が出来るのには、一定の条件が整っていなくてはなりません。蔵王の樹氷は世界的にも大変珍しい自然の芸術です。

ロープウェイで蔵王の頂上駅まで登り、誰でも樹氷を見ることが出来ます。また蔵王スキー場はスキーヤーやスノーボーダーに人気のゲレンデで、快晴の日に、絶景の樹氷原を滑り降りるのは気分爽快です。樹氷が見頃の時期には、樹氷まつりも行われます。

雪と氷に覆われたアオモリトドマツ

蔵王の樹氷はアオモリトドマツという木が凍って、雪に覆われて出来上がります。雪雲の中にある水滴の粒が枝や葉に当たって凍りつき、まず「エビのシッポ」ができます。その隙間に、たくさんの雪が入り込み、どんどん固まって行き、樹氷になります。

圧巻のアイスモンスター

蔵王の樹氷はアイスモンスターと呼ばれます。ひとつとして同じ形がなく、まるでモンスターがたくさん並んでいるように見えます。蔵王ロープウェイからの見頃の時期の眺めは圧巻です。樹氷まつりにはライトアップも行われ、幻想的な風景が広がります。

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蔵王の樹氷を見るには?

一定の条件を満たさなければ出来上がらない、貴重な自然の芸術品、蔵王の樹氷。アイスモンスターが並ぶ絶景を見るのにはどうしたらよいでしょうか?蔵王の樹氷、アイスモンスターの絶景ポイントや樹氷の見頃の時期などをご紹介します。

①ロープウェイ車窓

蔵王の樹氷、アイスモンスターの絶景ポイント、まずは「ロープウェイの車窓から見る」です。蔵王温泉街からロープウェイが最短約18分で、樹氷原に直行します。乗っている間、ロープウェイの窓の下にはアイスモンスターがいっぱいです。圧巻の光景が広がります。

蔵王スキー場のロープウェイは3本あります。蔵王ロープウェイ、蔵王中央ロープウェイ、蔵王スカイケーブルです。山頂駅まで直通で行けるのは、蔵王ロープウェイで、蔵王山麓駅から出発します。

②ロープウェイ山頂駅前

蔵王の樹氷、アイスモンスターの絶景ポイント、次は「ロープウェイ山頂駅前」です。蔵王ロープウェイを降りると目の前に樹氷原が広がっています。大迫力アイスモンスターが間近に迫ります。樹氷原の中は雪が深く大変危険なので、安全ロープを超えないように

③ロープウェイ山頂駅展望台

蔵王の樹氷、アイスモンスターの絶景ポイント、次は「山頂駅展望台」です。蔵王ロープウエイの山頂駅に360度展望のオープンデッキが設置されています。広大な樹氷原を一望に出来、晴れた日には遠くの山々まで見渡せます天候の悪い日は閉鎖になります。

④ロープウェイ山頂駅レストラン

蔵王の樹氷、アイスモンスターの絶景ポイント、最後は「ロープウェイ山頂駅レストラン」です。蔵王ロープウェイ山頂レストランには大きな窓があり、暖かいレストランの中から、樹氷原を観賞することが出来ます寒がりには最適な観賞場所ですね。

樹氷の見頃の時期は?

蔵王の樹氷の見頃はいつでしょう?樹氷は12月下旬頃から徐々に出来始め、1月にどんどん成長し2月に最盛期となります。3月には少しずつ崩れていきます。樹氷の見頃は、1月下旬から3月上旬と言われていますが、その年のお天気状況に左右されます

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蔵王の樹氷の幻想的なライトアップ

蔵王の樹氷原では、毎年12月下旬から2月末までライトアップが行われます。幻想的でロマンチックな樹氷ライトアップは、必見ですマイナス10度以下になりますので、暖かい服装で、防寒をしっかりとして出かけましょう。天候によって、中止になることもあります。

47日間ライトアップ

蔵王の樹氷原では樹氷まつり期間中、47日間の樹氷ライトアップが行われます。日中の太陽の光の中の樹氷も大変美しいものですが、夜の闇の中で、ライトに照らされたアイスモンスターたちは幻想的で、どこか違う世界へ迷い込んでしまったような気分になります

イベント名 樹氷ライトアップ
住所 〒990-2301 山形市蔵王温泉229-3(蔵王山麓駅)
電話番号 023-694-9518
開催期間 12月下旬~2月下旬
運休日 1月6日~23日までは金、土、日のみ営業
1月24日~2月末までは、火曜日運休
悪天候の日は運休です
運行時間 17:00〜21:00(上りは最終19:50まで)
料金 ロープウェイ往復 おとな3,000円、こども1,500円 
公式サイト http://zaoropeway.co.jp/zao/winter/lightup.html

「樹氷幻想回廊」ツアーもおすすめ

蔵王樹氷原ライトアップでは、「樹氷幻想回廊」ツアーも行われます。暖房付きのナイトクルーザーに乗って、夜の樹氷原をクルージングライトアップされたアイスモンスターたちを間近で見る事が出来ます。完全予約制です。暖かい服装で出かけましょう。

イベント名 樹氷幻想回廊ツアー
住所 〒990-2301 山形市蔵王温泉229-3(蔵王山麓駅)
電話番号 23-694-9518
開催期間 12月下旬~2月末まで
開催時間 17:00〜21:00(最終20:00まで)
所要時間約60分(クルーザー乗車時間は約30分)
料金 おとな4,500円、こども3,800円
山麓線往復+雪上車
予約 必要 完全予約制 定員36名
予約サイト https://opt.jtb.co.jp/kokunai_opt/i/h12_i1205/?search_
keyword2=%83i%83C%83g%83N%83%
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公式サイト http://zaoropeway.co.jp/zao/winter/nightcruiser.html

毎年賑わう蔵王の樹氷まつり

蔵王樹氷まつりは、毎年多くの人で賑わうイベントです。「樹氷ライトアップ」「スキー場の働く車大集合」「蔵王に来てます!!フォトテーリング」「冬の蔵王開運回遊」「蔵王イルミネーション」「雪と茶室と彫刻家」などのイベントが開催されます。

名物「1000人松明滑走」や「冬のHANABI」も開催され、蔵王樹氷キャラクター「じゅっきーくん」も登場し盛り上がります。気温はマイナス10度以下になることもあります。暖かい服装、しっかり防寒をして楽しみましょう。

1000人松明滑走

蔵王樹氷まつりの目玉イベントといえば、「1000人松明滑走」です。事前に予約申し込みをすれば、誰でも参加出来ます。とはいえ、ストックを持たずに滑走できる人限定なので、初心者はちょっと無理なようです。LEDを手に持って滑ります。

1000人限定で、事前予約も出来ます。当日予約は、18:00受付開始で、滑走は20:00からです。参加してみるのも思い出作りに良いですね。

イベント名 1000人松明滑走
開催場所 山形県山形市蔵王温泉上の台ゲレンデ
開催日 2月1日(2020年の場合)
参加料 1000円 ライト代、リフト代込み
申し込み方法 <事前申し込みの場合>
蔵王温泉観光協会(023-694-9005)に問い合わせ
ファックスか郵送で申込書を送る
<当日申し込みの場合>
18:00~19:00まで、上の台ゲレンデ「ジュピア3F」にて受付
定員になり次第終了
問い合わせ 蔵王温泉観光協会案内所 023-694-9328
山形市観光案内センター 023-647-2266
参考サイト https://www.jalan.net/event/evt_246980/

冬のHANABI

蔵王樹氷まつりの人気イベントに「冬のHANABI」があります。冬の夜空に美しい花火が上がります。毎年FISスキージャンプワールドカップレディース2020蔵王大会の表書式の後と、1000人松明滑走の後に花の打ち上げがあります。毎回5分ほどの打ち上げです。

イベント名 冬のHANABI
開催場所 山形蔵王竜山ゲレンデ
開催日程 FISスキージャンプワールドカップレディース表書式後
(2020年の場合は1月18日)
1000人松明滑走後
(2020年の場合は2月2日)
打ち上げ時間 毎回5分程度
問い合わせ 023-647-2266
参考サイト http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/zao/winter
/2018-2019/hanabi/

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蔵王の樹氷を見に行く際の服装

蔵王の樹氷は1月下旬から3月上旬にかけて見頃の時期となります。この時期は、大変気温が低く山頂駅付近ではマイナス10度になります。夜はもっと冷え込み、風が吹くと体感気温はさらに下がります。しっかりとした防寒、暖かい服装が必要となります。

樹氷シーズンの気温・天気

蔵王の樹氷が見頃の時期を迎える1月下旬から3月上旬は、1年で最も寒い時期です。樹氷まつりでは混雑が予想され、ロープウェイに乗るにも待たなくてはならなくなります。町中にいるような服装ではとても耐えられないほど寒いので、しっかりと防寒しましょう。

蔵王の樹氷が見頃の時期の気温は、マイナス10度が当たり前となります。ライトアップや花火が行われる夜間はさらに気温が下がります。風が吹くと体感温度はもっと低くなります。山の天候は変わりやすく、晴れていたと思っても、すぐに天気が悪くなることもあります。

大人の服装

スキーウェア

蔵王の樹氷を見に行くのに最適な服装はやはりスキーウェアです。防寒にすぐれ濡れても大丈夫。スキーウェアの中に、薄手のダウンジャケットなどを着ればなお暖かくなります。首にはマフラーかネックウォーマーを巻きましょう。帽子は耳まで隠れるものがベストです。

スキーをしないのでスキーウェアは必要ない、という事であれば、厚手のダウンコートが良いでしょう。厚手の帽子、マフラー、手袋は必須です。上下、インナーも重ね着しておくと良いでしょう。靴はスノーブーツや長靴の中に、厚手の靴下をはくのをおすすめします。

子供の服装

スキーウェア

蔵王の樹氷見学に子供も連れて行きたい場合もしっかりとした防寒服装が必要です。やはりスキーウェアがベストです。おむつをしているくらいの年齢であれば、スノーコンビのような上下繋がっているウェアが良いでしょう。足元は厚手の靴下に長靴がおすすめです。

あると便利なもの!

使い捨てカイロ

蔵王の樹氷見学は防寒対策が必要です。ウェアの他に持っていると便利なものをご紹介します。使い捨てカイロやティッシュは必ず持参しましょう。撥水スプレーをズボンや靴などにかけておくと、濡れても水が浸み込まないので安心です。

晴れの日の雪原はとても眩しいので、サングラスや日焼け止めがあると良いでしょう。強風の時にはフェイスマスクがあると便利です。普通のマスクでもだいぶ暖かく感じます。また、暖かい飲み物があると、ロープウェイの待ち時間などに良いですね。

蔵王の樹氷の関連情報

蔵王の樹氷は自然が造りだす奇跡の造形美です。しっかり防寒対策をして、暖かい服装で出かけましょう。次はアクセス情報などの、関連情報をご紹介します。

アクセス

蔵王の樹氷を見に行くためのアクセス方法は、バス、電車、車などがあります。車でアクセスする場合は、雪道となるので、十分気をつけて運転しましょう。それぞれ詳しくご紹介します。

電車・バスで行く

電車でアクセス方法は、東京からJR山形新幹線利用で山形駅まで2時間29分、仙台からはJR仙山線利用で山形駅まで60分、いずれも山形駅からバスで蔵王温泉まで45分です。バスでアクセス方法は、冬季限定で仙台と仙台空港から蔵王温泉まで直通バスが運行しています。

車で行く

車でアクセス方法は、東北自動車道利用で、福島JCTへ入り、山形上山IC下車、国道13号線を20分というアクセス方法と、東北自動車道利用、村田JCTから山形蔵王ICを降り、西蔵王高原ラインもしくは国道13号線を約30分というアクセス方法があります。

駐車場情報

駐車場

蔵王には3本のロープウェイがあります。直通で行ける蔵王ロープウェイを利用するのが一般的です。蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅に200台収容の駐車場があります。平日は無料ですが、土日特定日は1000円です。すぐ満車になるので、早めに行く必要があります

スキーをしながら乗り継いで山頂を目指すなら、蔵王中央ロープウェイ、蔵王スカイケーブルも利用可能です。蔵王中央ロープウェイは温泉駅前、蔵王スカイケーブルは上の台駅前にそれぞれ100台~150台の駐車場があり、平日無料、土曜日曜特定日は1000円です。

樹氷まつりの基本情報

住所 〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉スキー場
電話番号 023-647-2266
開催期間 毎年12月末~2月末
アクセス JR山形駅からバスでアクセス 約45分
駐車場 あり
参考サイト https://www.jalan.net/event/evt_246980/

蔵王でスキーと樹氷を楽しもう!

一定の条件が揃わないと出現しない蔵王の樹氷は、奇跡ともいえる自然の造形美です。スキーをする人もしない人も、樹氷原の美しさに魅了されることは間違いないでしょう。冬の絶景を体験しに蔵王へ出かけましょう。

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ORANGE77
旅行大好きです。特に博物館や神社仏閣巡りが好きです。歴女というほどではありませんが、日本史、世界史にとても興味があ...

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