海に浮かぶ学問の神社!「荒平天神」の満潮時の絶景や御朱印を解説!

荒平天神は鹿児島湾南東に位置する海に浮かぶ学問の神社です。歴史もあり、時間帯によって姿を変える様は神秘的で鹿児島県のパワースポットでもあります。この記事では荒平天神の魅力について説明します。初日の出や駐車場の有無、お守りや御朱印の情報についてご案内します。

海に浮かぶ学問の神社!「荒平天神」の満潮時の絶景や御朱印を解説!のイメージ

目次

  1. 1「荒平天神」とは
  2. 2「荒平天神」の特徴
  3. 3「荒平天神」の参拝方法&注意点
  4. 4「荒平天神」を訪れたいおすすめ時間帯は?
  5. 5「荒平天神」のアクセスや駐車場情報
  6. 6「荒平天神」は神秘的なパワースポット!

「荒平天神」とは

「荒平天神」は鹿児島湾の南東側、桜島の南側に位置する学問の神様が祀られたパワースポットです。桜島からは車で220号線にを南下、途中で68号線に入り約3分のところで右手に見えてきます。その姿は海に突出した島のような岩場に立ち、参道までの白砂の上に立った真っ赤な鳥居が目を引きます。

海に浮かぶ学問のパワースポット神社!

荒平天神は海に浮かぶ学問のパワースポット神社です。海に浮かぶと言っても完全な陸の孤島ではありません。荒平天神がある岩場までは白い砂丘が続いており、満潮時にはそれこそ海に浮かんでいる状態になります。

正式名称は「菅原神社」

荒平天神の正式名称は「菅原神社」です。神社で菅原と言えば太宰府天満宮などで歴史的にも有名なあの菅原道真公ですが、荒平天神にもやはり道真公が祀られています。道真公は若くして秀才で、初めて学者として天皇に使えた歴史もあります。

菅原道真公が祀られている神社は学問のご利益があり、荒平天神には受験や進学の合格祈願で訪れる人も多いパワースポットです。

「荒平天神」の特徴

荒平天神の概要について説明してきました。それでは引き続き荒平天神の特徴について掘り下げていきます。荒平神社の歴史、訪れる時間帯によって変化する様や荒平天神から望む風景ご祭神の道真公について歴史を交えて説明していきます。

また、荒平神社は初日の出の穴場スポットとしても人気です。荒平神社で見られる初日の出の情報についてもご案内します。

特徴①満潮時は海に浮かぶ神社

荒平天神は海から突出した岩場に鎮座していますので、満潮時には参道の砂浜が海に隠れて、まさに海に浮かんでいるかのような姿を現します。早朝や夕暮れ時に満潮になる時間帯はより神秘的な姿を写真に収めることができます。

夏場には荒平天神の周りで海水浴を楽しむこともできます。夏なら満潮でも泳いでいく事ができますね。ただし、お盆過ぎ頃にはクラゲが出没するので刺されないように注意してください。

時間帯によって姿を変幻自在に変える

荒平天神は時間帯によってその姿を変幻自在に変えるので、パワースポットの所以のひとつともなっています。その美しさは鹿屋八景にも選ばれているほどです。満潮の時間帯はまるで厳島神社かのようにも見えます。満潮時の海に浮かぶ姿から別名「天神島」とも呼ばれています

荒平天神は海に浮かび周りに遮るものが何もなく、天候の影響をまともに受けてしまいます。そのため時間だけでなく、天候によっても見せる姿が変わってきます。何度訪れても違う顔を楽しむことができます。

特徴②開聞岳や桜島も一望できる

荒平天神は鹿児島湾内に位置しているため陸からは見えないパノラマを見渡すことができます。北側には桜島、反対側の向こう岸には開聞岳も一望できます。足元の錦江湾の海水も透明度が非常に高く、鹿屋八景の所以ともなっています。

荒平天神は桜島のふもとから車で30分程ですので、桜島に行かれる際は荒平天神も同時に訪れることをおすすめします。ふもとからみる桜島とはまた違った姿を見ることができます。

特徴③学問の神様が祀られる

荒平天神には学問の神様である「菅原道真公」が祀られています。菅原道真公のお名前は一度は聞いたことがあると思います。実は天満宮や天神と名の付く神社は菅原道真公をご祭神としています。

菅原道真公は京の都で生まれ、幼いころから漢学の教育を受けて育ちました。若くして秀才で、18歳の頃に文章生(もんしょうじょう)という、今でいう大学試験のようなものに合格します。当時の文章生は全国に40人しかいませんでしたが、道真公は最も成績が優秀な2人のうちの1人でした。

道真公は遣唐使の廃止も進言したことでも有名です。当時宇多天皇の信仰も厚かったのですが、当時勢力が強かった藤原氏との政争に敗れ道真公は太宰府に左遷されてしまいます。そして失意のうちに亡くなりました。その後都では天変地異が続き、人々は道真公の祟りだとして京都北野天満宮に「天神様」として祀ったのが始まりです。

道真公は全国で40人しか受からない試験の特待生になれるくらいですから、学問の神様と呼ばれるのも無理はないですね。その優秀さで、学者として歴史上初めて天皇のもとに政治家として使えました。荒平天神は学問で出世した道真公が祀られている学問のパワースポットなのです。

特徴④400年以上の歴史を持つ

荒平天神の創建は天文年間(1532年~1554年)の間とされ、約400年以上の歴史を持っています。荒平天神は今でこそ海の上に立っていますが、もともとはもっと内陸の東側にあった高山町(こうやま)川上荒平集落(現・肝付町 高山)に祀らていた歴史があります。

ある日「海の見えるところに行きたい」とのあるお告げがあり、現在の位置に鎮座することとなったという言い伝えがあります。なんでも菅原道真公が愛した梅の花びらの形に似ていたことからこの地に落ち着いたそうです。

実は荒平天神は大正12年に一度火事を起こして社殿が全焼してしまっています。しかし、奇跡的にも木像のご神体のみ無事でした。そんな歴史的な出来事もパワースポットとしての魅力を感じさせますね。

特徴⑤初日の出スポットで人気

荒平天神はパワースポットとして人気ですが、初日の出の穴場スポットとしても人気です。荒平天神の初日の出は鳥居の横から昇る様を拝むことができます。また、初日の出の時間は打ち寄せる波で海が一層神秘的になります。

桜島や開聞岳などのパワースポットを両手に見ながら初日の出を拝めるなんて、かなりのご利益がありそうですね。神社自体が大きくないので他の神社に比べて初詣客も少なく、初日の出も静かな中で厳かに迎えることができます。

海沿いで明かりも少ないので、雲が少なければきれいな星空を見ることができます。初日の出まで余裕鵜があれば、初日の出を待つまで星空を堪能するのもいいかもしれません。

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「荒平天神」の参拝方法&注意点

荒平神社が歴史ある神社であることが分かりましたね。次に荒平天神の参拝方法や注意点、お守りや御朱印の情報にていて説明します。

パワースポット神社巡りの醍醐味と言えばお守りや御朱印ですが、海に浮かぶ神社でお守りや御朱印を手に入れることはできるのでしょうか。また、海の上の岩場にあるだけに、普通の神社に参拝するのとは違った注意が必要です。

参拝までには険しい階段がある

荒平天神に参拝される際には歩きやすい格好がおすすめです。荒平天神までは砂地を歩いていくのと、参道からお社までは急こう配の険しい階段があります。女性の方はスカートで行くと丸見えになる可能性があるのでお気を付けください。

しかも険しい階段には崩れかかっているところがあり、途中ロープを掴んで登らなければならない箇所もあります。両手がふさがってしまうので、手荷物などにも注意です。ただ、険しいだけに上りきると一層ご利益がありそうですね。

お守りや御朱印は貰えない

お守りや御朱印の情報について解説します。神社に参拝する際に気になるのがお守りや御朱印ですよね。お守りや御朱印を集めるのもパワースポット神社巡りの醍醐味のひとつでもあります。しかし、残念ながら荒平天神ではお守りや御朱印を手に入れることはできません。

荒平天神でお守りや御朱印をもらうことはできませんが、お守りのみ近隣のユクサおおすみ海の学校にて購入ることができます。また、絵馬も別途購入して奉納することはできます。絵馬は鹿児島市観光物産センターにて購入することができます。

名称 ユクサおおすみ海の学校
住所 鹿児島県鹿屋市天神町3629-1
アクセス 荒平天神より車で南へ1分
駐車場
TEL 0994-31-8193
公式HP https://yukusa-ohsumi.jp/
備考 荒平天神のお守りを販売

名称 鹿屋市 観光物産総合センター
住所 鹿児島県鹿屋市西原3丁目11-11-1
アクセス 荒平天神から東へ車にて約16分
TEL 0994-41-6111
営業時間 9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
定休日 12月29日~1月3日
入館料 無料
公式HP http://www.kanoya.in/facilities/kankobussansogocenter/
備考 荒平天神の絵馬を販売

参拝する際は満潮に注意!

荒平天神へ参拝する際には満潮に注意してください。満潮になると参道が海水で覆われてしまうので、参拝することができません。季節にもよりますが、満潮になるタイミングはだいたい朝と夕方~夜です。事前に気象庁のHPなどで確認すると良いでしょう。

海に浮かぶ神秘的な荒平天神を写真に収めたい場合は満潮時に行かれることがおすすめです。満潮で参道が埋もれるのは1時間くらいの間です。そのあと参拝しようとしている場合は足場が悪くなっていますので、履物には注意してくださいね。

「荒平天神」を訪れたいおすすめ時間帯は?

海に浮かぶパワースポットの荒平天神ですが、訪れる時間帯によってその姿は様々に変化します。一度訪れたことがある人もその姿を拝みに時間を変えて訪れる人もいるそうです。そんな荒平天神のおすすめの時間帯についてまとめました。

おすすめ時間帯①参拝目的ならお昼

荒平天神へ参拝目的で訪れる場合はお昼の時間が最適です。お昼であれば比較的満潮の時間を避けられるからです。満潮になる時間帯は気象庁のHPなどで調べることができます。また、足元も悪いのでご年配連れの方は明るい時間帯に参拝されることをおすすめします。

おすすめ時間帯②写真を撮るなら午前中

写真を撮るなら午前中がおすすめです。荒平天神は陸地から見て西側に位置しているため、午前中なら逆光にならず綺麗な状態で写真に収めることができます。晴れた日であれば真っ青な海に浮かぶ神秘的な岩肌に真っ赤な鳥居が映える写真を撮ることができます。

タイミングが良ければ満潮の時に海に浮かぶ姿を写真に収めることができます。海の上に鎮座する荒平天神の姿はパワースポットとしての魅力が高まります。また、打ち寄せる波の姿をスローモードで撮影すると、まるで黄泉の国にいるような神秘的な写真を撮ることができます。

おすすめ時間帯③神秘的な夕暮れ時

荒平天神が最も神秘的な姿を現すのは夕暮れ時です。陸地側から見て荒平天神側に夕日が沈むので、荒平天神の背景に夕日が沈むさまを拝むことができます。この一瞬の美しさを狙いに訪れる人も多いのだそうです。周りは明かりが少ないので、星空を撮影することもできます。

「荒平天神」のアクセスや駐車場情報

荒平天神の魅力が分かってきましたね。最後に荒平天神に向かうための詳細情報について説明します。アクセス方法や駐車場の案内です。海岸に立つ神社ですが、駐車場はあるのでしょうか。

アクセス方法は?

荒平天神に行くなら車が便利です。荒平天神は桜島頼南の鹿児島湾沿いにあります。国道224号もしくは220号を通って県道68号まで出ます。荒平天神のすぐ向かいに駐車場があります。公共交通機関でお越しの場合は鹿屋バスセンターからバスにて30分程です。

駐車場はある?

荒平天神に駐車場はあります。荒平天神の駐車場は神社から見て道路を渡った向かい側にあります。道路沿いにあるので周りに囲いのない、横に長い形の駐車場となっています。駐車場内に荒平天神について書かれた大きな看板がありますのですぐわかります。
 

駐車場には荒平天神の歴史の他、映画「チェスト」のロケ地になったことなどが書かれています。チェストは錦江湾横断をテーマとした2008年に作成された映画で、松下菜緒さんが主演を務めていました。

駐車場横には整備されたお手洗いもありますので便利です。駐車場から荒平天神までは道を渡りますが、信号がないのでご注意ください。その後スロープを下ると参道の砂浜にたどり着きます。

「荒平天神」の基本情報

名称 荒平天神(あらひらてんじん)
住所 鹿児島県鹿屋市天神町
アクセス 垂水港から車で約20分
駐車場 有 (約10台)
参考HP 鹿児島県HP

「荒平天神」は神秘的なパワースポット!

いかがでしたでしょうか。荒平天神は歴史もあり、訪れる時間帯によって姿を変える神秘的なパワースポットです。お守りや御朱印がないのは残念ですが、険しい階段を上ってたどり着いた先ではきっとご利益があります。

静かに初日の出が見られるおすすめのスポットでもあります。学問のご利益を得たい人もそうでない人もこの魅力あふれる荒平天神にぜひお越しください!

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