熊本の海に浮かぶ鳥居「永尾神社」が絶景!神秘的な不知火は必見!

海に浮かぶ鳥居がSNSで話題となった永尾神社は不知火の観測所としても有名です。今回は絶景が満載のパワースポット神社である永尾神社の情報についてご案内します。鳥居が美しく見える満潮の時間帯や期間限定で見られる夕焼け、御朱印、駐車場の情報について解説します。

熊本の海に浮かぶ鳥居「永尾神社」が絶景!神秘的な不知火は必見!のイメージ

目次

  1. 1熊本の絶景スポット「永尾神社」
  2. 2「永尾神社」はどんな神社?
  3. 3「永尾神社」の見所ポイントを解説
  4. 4「永尾神社」のアクセス方法や駐車場は?
  5. 5神秘的な「永尾神社」でパワーを貰おう!

熊本の絶景スポット「永尾神社」

熊本の絶景スポットである「永尾神社」(えいのおじんじゃ)はシンボルの海に立つ鳥居が美しくSNSで話題となりました。また、旧暦の8月1日前後の数日間しか見られない海の蜃気楼「不知火」(しらぬい)の観測所としても知られています。

海に浮かぶ神秘的な鳥居が名物!

永尾神社は海に浮かぶ鳥居が名物となっています。海の神様をご本尊としているので、海の中から参道が伸びています。潮が満ちてくるとこの鳥居と灯篭が海に浮かんでいるような幻想的な光景が見られます。

また、不知火が観測される頃に開催される「不知火海の火まつり」の日には海上花火も打ちあがり、この日にしか見られない絶景スポットとなります。

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「永尾神社」はどんな神社?

海に浮かぶ神秘的な鳥居がシンボルの永尾神社はどんな神社なのでしょうか。永尾神社のご祭神ご利益について解説します。神社巡りをされている方には気になる御朱印の情報やアクセス方法駐車場の情報についてもご案内します。

不知火海沿いに立つ神社

永尾神社は熊本県と鹿児島県にまたがる不知火海沿いに立っています。海の中に建てられている鳥居と灯篭は海から続く参道の一部です。不知火海の正式名称は八代海(やつしろかい)ですが、この地で観測される不知火の印象が強いことから不知火海と呼ばれ地元の人々にも親しまれています。

永尾剣神社とも呼ばれている

かつて海童神(わだつみ)巨大な魚のエイの背中に乗って海から宇土半島を超えようとしたが叶わず、この場に鎮座したのが始まりとされています。永尾剣神社の絵馬にはご祭神である海童神が乗っていたエイが描かれています。

エイの尾の剣の部分に神社が建立されたことから永尾神社は「永尾剣神社」(えいのおつるぎじんじゃ)とも呼ばれています。なお、エイの胴体の部分は今の鎌田山であると言われています。

お社は海に面した丘の上にある

永尾剣神社のお社は海に面した丘の上にあります。お社に行くには急こう配の階段を上る必要がありますので足元には注意して登るようにしてください。永尾剣神社は和銅6年(713年)に創建された歴史ある神社です。永尾剣神社がこの地に建てられた所以はご祭神の物語からきております。

御祭神は「海童神」

永尾剣神社は「海童神(わだつみ)」をご祭神としています。「ワタ」とは海を意味する古語であり、「ミ」は神霊の意味であるので、「わだつみ」とは海の神を意味しています。

永尾剣神社の海童神は桓武天皇の母、玉依姫(たまよりひめ)であるともされています。その他学問の神様で有名な菅原道真公もご祭神としてあがめられています。

ご利益は?

永尾剣神社には胃腸病のご利益があると言われていて、全国の中でも珍しいご利益のある神様です。その他開運招福、商売繁盛、病気平癒、縁結び、水難除けなどのご利益もあります。

蜃気楼「不知火」の観望所としても有名

永尾剣神社は「不知火(しらぬい)」の観望所としても有名です。不知火とは漁火や対岸の街明かり等の光源が、日中に温められた干潟の上の暖気と夜間の放射冷却により冷えた空気が以上屈折して起こる蜃気楼現象の一種です。

「日本書紀」に景行天皇が九州巡幸で船出した際に方角が分からなくなり、遠方に見えた火をめざすと無事に着岸することができました。そこにいた人に「誰が火をともしてくれたのか」と聞いても誰も知るものがいなかったことから「不知火」と呼ばれるようになりました。

科学技術の進歩により今日では不知火の要因が解明されていますが、江戸時代前までは妖怪によるものとされており、不知火ができる日は縁起が悪く、漁を避けるなどされていました。不知火は「八朔」である旧暦の8月1日前後に起こるとされています。

旧暦8月1日には八朔祭が開催!

この地では旧暦8月1日に八朔祭が開催されます。八朔祭はこの時期は五穀豊穣を祈願するお祭りで、宝暦8年(1758年)に始まったとされています。

八朔祭りでは山野に自生する木々で作られた「大造り物」の引き廻しが見所で毎年約10体の大造り物が街を行脚します。八朔祭りは不知火の出現の時期とも重なるので、眺めのいい永尾神社にはたくさんの参拝客が訪れます。

毎年9月には「不知火海の火まつり」も開催

毎年9月には「不知火海の火まつり」も開催されます。不知火海の火まつりでは毎年約1800発の花火が打ち上げられます。中でも永尾神社の海の鳥居の周りに打ち上げられる海上花火が圧巻で、満潮に近い海の水面に映る花火がまた幻想的な光景を見せてくれます。

不知火海の火まつりは旧暦の8月1日に合わせて開催されるため、毎年開催日が変わります。曜日も関係なく平日に行われることもあるため、地元の人以外が知る人ぞ知るお祭りで、穴場のお祭りとも言えるでしょう。

御朱印は貰える?

神社に行くとなれば気になるのが御朱印の情報です。御朱印を集めるために神社を訪れる方も多いのではないでしょうか。永尾神社で御朱印は貰えます。ただし、あらかじめ紙に書かれたものが置いてある書置き方式となっています。銀色の版が押してあるシンプルで味のある御朱印となっています。

「永尾神社」の見所ポイントを解説

永尾神社のご祭神や御朱印について解説してきました。次に永尾神社の見所ポイントについて説明します。鳥居を美しく見るための満潮・干潮の情報や鳥居の中に見える夕焼けの情報についてご案内します。

海をのぞむ「本殿」

永尾神社の参道と鳥居は海の中にありますが、本殿はちゃんと陸に建っています。永尾神社の本殿は海を臨む小高い丘に位置しており見晴らしがとてもよく、不知火が見られる時期にはたくさんの参拝者が訪れます。

不思議な存在感を放つ「土俵」

永尾神社の境内に入ると本堂の前には不思議な存在感を放つ土俵が現れます。熊本市内の古い神社では奉納相撲を行われるところがあり、このような土俵が設置されている神社がいくつかあります。

海に浮かぶ「鳥居」と「二本の灯篭」

永尾神社の特徴は何と言っても海に浮かぶ「鳥居」と「二本の灯篭」です。この鳥居と灯篭が海にたたずむ姿が美しく、インスタ映えするとSNSで話題になりました。

干潮の時間帯になると鳥居に近づくことでができますが、満潮の時間に近い方が幻想的でより美しい姿を見ることができます。インスタ映えを狙うなら満潮の時間帯をチェックしてから訪れましょう。

満潮と干潮の時間帯は?

潮の満ち引きは一年によって違いますが、不知火が見られる八朔の時期の満潮は朝の6時半~8時頃、19時~ら21時頃。干潮の時間帯は深夜1時半~2時半、13時~14時半頃となっています。HPなどでも確認できます。

期間限定の「鳥居の中に沈む夕焼け」

不知火で有名な永尾神社ですが、期間限定で鳥居の中に沈む夕焼けを見ることができます。鳥居の中に沈む夕焼けが見られるのは冬の12月下旬~1月上旬の頃です。夕焼けを背景にした鳥居も霊験あらたかで、冬にはこの夕焼けの光景を写真に収めようと訪れる人がたくさんいます。

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「永尾神社」のアクセス方法や駐車場は?

永尾神社の見所について解説してきました。最後にアクセス方法駐車場の情報についてご案内します。永尾神社は国道沿いに位置していますが、参拝するには海沿いの脇道に入らないといけませんので注意してください。

アクセス方法

永尾神社は国道266号線沿いにあります。車で向かう場合は海に向かう小道を入ります。266号沿いに鳥居が立っていてそこから歩いていく事もできますが、そちら側から本殿に向かい、海の鳥居まで行くには急こう配の坂を登らなくてはいけません。

車で本殿や海の鳥居の付近まで行く場合はすれ違いの厳しい小道をいかなくてはいけませんので、運転には十分注意してください。バスで向かう場合は最寄りのバス停は「永尾」です。最寄りの駅はJR「松橋駅」です。そこからバスでおよそ15分程です。

駐車場はある?

永尾神社には専用の駐車場がありません。したがって車で行く場合は神社の周りか海沿いの空きスペースに駐車する形になります。公式な駐車場ではありませんのでお気を付けください。お祭りの日には最寄りの駅から会場までシャトルバスが運行しています。

永尾神社の基本情報

名称 永尾神社(えいのおじんじゃ)
住所 熊本県宇城市不知火町永尾
問い合わせ先 0964‐32‐1111(宇城市まちづくり観光課)
アクセス 九州道松橋ICより25分
駐車場
URL 宇城市観光情報サイト

神秘的な「永尾神社」でパワーを貰おう!

いかがでしたでしょうか。海の神様が祀られている永尾神社は見所のあるパワースポット神社なのです。夏の不知火、満潮時の鳥居のいで立ち、冬の夕焼けなど見所のたくさんある神秘的な永尾神社へ是非パワー貰いに出かけてみてはいかがでしょうか。

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