「福岡市博物館」で国宝の金印や日本号を鑑賞!アクセス&駐車場情報も!

福岡は古代からアジアへの窓口として歴史、文化、交易の一大拠点でした。誰もがご存知の国宝「金印」もその一つです。その他、「日本合」や貴重な文化遺産が今回紹介する「福岡市博物館」には所蔵されています。「福岡市博物館」の魅力とアクセスや駐車場情報をご紹介します。

「福岡市博物館」で国宝の金印や日本号を鑑賞!アクセス&駐車場情報も!のイメージ

目次

  1. 1福岡で国宝観賞なら「福岡市博物館」
  2. 2「福岡市博物館」はどんなところ?
  3. 3「福岡市博物館」の展示やイベントは?
  4. 4「福岡市博物館」のランチ情報
  5. 5「福岡市博物館」のアクセス&駐車場情報
  6. 6「福岡市博物館」で日本の歴史を知ろう!

福岡で国宝観賞なら「福岡市博物館」

福岡市博物館」といっても名前をあまりよく知らない方は多いのではないでしょうか。でも国宝の「金印」が展示されているといえば大抵の人は日本史の時間に教科書で見た「金印」を思い出すでしょう。福岡県の沖合にある志賀島で発見されたあの「金印」が、「福岡市博物館」で常設展示されています。

今回は国宝の「金印」だけでなく、貴重な文化財についてご紹介します。福岡市博物館の常設展示・イベント、食事、料金、アクセス方法や駐車場情報などもご紹介します。福岡に来たら一度訪れてみてはいかがでしょうか。

福岡の文化と歴史を学べる

博多駅からアクセスが便利な福岡市博物館は、先人が作った貴重な文化遺産を後世に伝え、適切に保存することを目的に造られました。郷土の文化と歴史を分かりやすく展示して、地域の教育にも役立っています。展示されている本物の国宝を見ることで楽しく福岡の文化・歴史を学ぶことができます。

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「福岡市博物館」はどんなところ?

「福岡市博物館」は福岡のシンボルである福岡タワーやヤフオクドームがある「シーサイドももち」にあって、福岡の文化や歴史の一大拠点で観光スポットになっています。福岡は古くから大陸とのつながりが深く、その最大の文化遺産が国宝の「金印」です。

また黒田節で有名な名槍「日本号」も所蔵していて常設展示されています。黒田家ゆかりの品々や、アジア各国の楽器やおもちゃを使って楽しく遊べる体験学習室「みたいけんラボ」レストランやイベントを多く開催して文化の交流と発信基地をになっています。

もとはアジア太平洋博覧会のために作られた

「福岡市博物館」はもとは「福岡市立歴史資料館」であり、手狭になったのを機にアジア太平洋博覧会のために造られたのが始まりでした。福岡市政を記念して、ももち浜一帯を埋立して造られましたが、博覧会終了後は一度閉館しました。その後、1990年の10月18日に正式に「福岡市博物館」として開館しました。

有名な展示品は志賀島で発見された金印!

福岡市博物館の金印は1784年10代将軍徳川家治の頃に、今の福岡県東区にある海の中道と陸続きになっている志賀島で田んぼの水はけの修理をしていたお百姓さんが偶然発見しました。その金印は福岡藩校「甘棠館」の館長の亀井南冥に鑑定依頼され、後漢の皇帝光武帝が授けたと中国の歴史書「後漢書」にある「倭伝」に詳しい記述が見つかりました。

後に福岡藩主だった黒田家に伝えられ、最終的に1978年福岡市美術館が開館した際に寄贈され、1954年に国宝に指定されました。現在、福岡市博物館に本物の金印が展示されています。

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黒田節で有名な名鎗・日本号

「日本号」とは室町時代後期に作られた槍で、天下三槍、御手杵(おてぎね)・日本号(にほんごう)・蜻蛉切(とんぼきり)の一つです。文禄5年(1596年)の正月に、福岡藩主黒田長政の名代として尾張国出身の福島正則邸に挨拶に行った際に頂戴したのが名槍日本号です。民謡「黒田節」は「日本号」を頂戴したシーンを再現したものとされています。

「日本号」は柄を含めた総長が321.5㎝、刃の長さ79.2㎝で、室町時代(14~16世紀)のものと言われています。黒田家の家臣「黒田二十四騎」のひとりであった、母里太兵衛が,祝宴で大盃を飲み干せば,日本号を与えるという約束を守らせて、武将・福島正則から手に入れたことから、日本号は別名「呑み取りの鎗」とも言われています。

日本号は福岡市博物館の中にある、福岡藩主・黒田家に伝来した資料を紹介する企画展示室2「黒田記念室」の「黒田家名宝展示」のコーナーで展示されています。

体験学習室で楽しもう!

福岡市博物館には体験学習室で楽しもうということで、「みたいけんラボ」と呼ばれる楽しく遊んで学べる実験室があります。こちらのコーナーでは、福岡市博物館がアジア各地から集めてきたものを、「見て」「触れて」「鳴らして」「嗅いで」「驚き」「感じ」「考える」をテーマに自分で何かを感じとることを目的にしています。

体験学習室の参加料金は無料ですのでどんどんご参加下さい。展示品に触れることで福岡の歴史と文化を楽しめる絶好の機会です。

みたいけんラボで未知のものに触れよう

みたいけんラボは親子で楽しめるコーナーで、アジア諸国で楽しまれているボードゲームが展示されていて、自由に触って遊べます。見たこともないゲームが登場して、子供たちのに大好評です。

現代社会ではスマホゲームなどが主流で子供自身で考えて遊ぶ機会が減って来ています。ゲームだけではなく、アジアの楽器や民族衣装など数々のものに触れて、鳴らしたりして自分で感じ、考えることでアジアの文化を身近に感じることができます。

民族衣装は試着もできるので様々な国の民族衣装のコスプレを楽しめます。国宝の「金印」を展示するコーナーの手前にみたいけんラボがあるのは、アジアの文化に触れた上で常設展示物を見ることでより理解が深まることを意図したものなのです。

ミュージアムショップでオリジナルグッズを!

福岡市博物館内1Fにあるミュージアムショップには、福岡市博物館のコレクションを使ったオリジナルグッズ、福岡市の歴史や黒田家間連の出版物古くからアジアとの窓口だった福岡をイメージするアジア各国のグッズや魅力的な商品が多数販売されています。

その他、福岡ゆかりのクリエーターによるグッズ、伝統工芸品である博多人形や高取焼など福岡を訪れた記念やお土産品を取りそろえています。

金印レプリカのようなユニークグッズも!

福岡市博物館では、福岡市が世界に誇る国宝「金印」のレプリカが販売されています。職人の手による一つ一つ手作りの金印レプリカは、本物と同じ約2.3センチ四方で24金メッキがほどこされていて重厚な雰囲気があります。

実は「金印」は、他の美術館や博物館に数年に一度貸出しされて、その間福岡市博物館には複製品が展示されています。金印のレプリカはこの複製品を元に制作されたものです。オリジナルから形どった金印のレプリカは貴重な商品です。金印のレプリカは税込料金4070円です。

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「福岡市博物館」の展示やイベントは?

福岡市博物館では、通常の展示に加えて講演会やワークショップなどの特別なイベントも随時開催されています。いずれも無料で、例えば「金印を使ってみよう」のイベントでは、実物大のレプリカを使い、当時のように使ってみたりします。

その他にはクイズ形式で全問正解者にはポストカードが進呈されるイベントなど様々催し物もあって好評です。

常設展示ならいつでも見られる!

福岡市博物館の常設展示では、福岡とアジア諸国との文化・人の交流が歴史にどのような影響を与えたのか、人々の暮らしを通じて紹介をしています。

金印の世界では、国宝金印「漢委奴国王」を展示して、金印の変わらない輝きと、国のあけぼのや先人たちの短求心にスポットと当てます。その他、福岡の時代の変遷をあけぼのからいくつもの時代に焦点を当てて紹介して行きます。

博多と言えば「博多祇園山笠」ですが、毎年7月1日から15日までは繰り広げられる九州最大の雄大な夏祭りイベントの歴史を紐解く、山笠の世界も展示されています。博多を訪れたらやはり山笠の歴史について触れてみるのもいいのではないでしょうか。

企画展示やイベントも見に行こう

福岡市博物館では企画展示やイベントも幅広く行われています。企画展示室は1~4まであり、福岡の文化や歴史を深く掘り下げて館外の文化財を展示しています。およそ2ヶ月で展示入れ替えをします。また、年に5~6回程度特別展示として日本や世界各地の歴史や文化に関するテーマのイベントも開催しています。

黒田家名宝が企画展示される

福岡市博物館の重要なコレクションには、福岡藩主黒田家に伝来した黒田家資料があります。その中には国宝「金印」や黒田節でおなじみの「日本号」も黒田家から寄贈されたものです。福岡市博物館ではこうした黒田家の名宝、国宝・刀「圧切長谷部」、国宝・太刀「日光一文字」を含め企画展示をしています。

歴史を知れる企画が盛りだくさん!

貴重な歴史に触れられる企画イベントが盛りだくさんの福岡市博物館には、福岡からだけでなく歴史に興味のある人が訪れます。地方にいながらこれだけの企画に参加できるチャンスは滅多にありません。ホームページを見て気になるイベントがあれば参加をおすすめします

開館30周年記念コンサートも開催

福岡市博物館開館30周年イベントと銘打って記念コンサートが1Fグランドホールで令和2年10月11日に開催されます。曲目はモーツアルトやベートーヴェン、チャイコフスキーなどの作品で定員100人です(申込終了)。

「福岡市博物館」のランチ情報

博物館前には、目の前の池の揺らめきを総ガラス張り南側窓から一望できるゆったりとランチができるカフェレストラン「福岡市博物館 喫茶室」をご紹介しましょう。こちらでは日替わりランチほかお食事メニュー、デザート、コーヒーほかドリンク類など取り揃えています。

特に数量限定ランチは人気があって、アクセスも良いことからドライブのついでにランチだけを食べに来る人もいるほどです。駐車場も敷地内にあるので、ゆっくりランチができます。福岡市博物館のランチは見逃せません。

喫茶室ではモーニングからデザートまで食べられる!

福岡市博物館2Fにある喫茶室では、モーニングからデザートまで美味しくいただけると人気があります。おすすめは昔ながらのカレー850円、昭和レトロハヤシライス850円、豚肉の生姜焼き850円などで料金も比較的リーズナブルです。

作品の鑑賞やイベントの合間の一息や見終わってからのお食事にもおすすめです。外の景色をみながらのんびり食事をしてレフレッシュできます。また、作品を見なくても食事だけでも入店できるのでふらっと立ち寄って休憩にもどうぞご利用下さい。

おすすめは数量限定日替わりランチ

ランチタイムはおすすめの数量限定の日替わりランチ750円になっています。ただし数量限定なので早い者勝ちですからご注意下さい。限定ランチが品切れても美味しい食事は他にもあるのでそちらもどうぞ食べてみて下さい。車で来られる方は、無料駐車場があるので時間を気にすることなくゆっくりひと時を楽しんで下さい。

朝ならモーニングメニューもお得!

ミュージアムカフェでは9:30~11:30はモーニングタイムでお得なモーニングが食べられます。また自慢のデザートもおすすめです。静寂の中モーニングで朝のひと時を穏やかに過ごしてみませんか。

お弁当持参なら芝生もおすすめ

喫茶室でランチもいいですが、晴れた気持ちの良い日は気持ちの良いそよ風に吹かれてお弁当を持って博物館に広がる芝生に座ってランチタイムを過ごすのもおすすめです。お子さん連れならきっと楽しいひとときが過ごせます。

ピクニック気分を味わえる

福岡市博物館では池のまわりや芝生で自由にくつろぐことができるので、家族でお越しの方はちょっとしたピクニック気分が味わえます。福岡市の中心地で緑に囲まれてくつろげる福岡市博物館は穴場です。

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「福岡市博物館」のアクセス&駐車場情報

福岡市博物館までのアクセス・駐車場情報についてご案内します。福岡市博物館は中心街にあるのでどの交通機関を使ってもアクセスには便利です。ご都合に合わせて選択すればいいでしょう。

アクセス情報

福岡市博物館にアクセスする方法は、バスと市営地下鉄になります。西鉄バスを利用する場合、博多駅の乗車バス停は博多バスターミナル1階5番(行先番号312)か6番(行先番号326)になります。降車地は博物館北口所要時間はおよそ22分、片道料金450円です。

天神からアクセスする場合は天神高速バスターミナル前1A(行先番号W1,W2,300~303)から乗車して、博物館北口もしくは南口で下車します。所要時間はおよそ13分、片道料金240円です。

福岡市営地下鉄でアクセスする方は、博多駅から西新駅まで、所要時間およそ14分で片道料金260円で、駅から福岡市博物館までは徒歩で10分です。なお、車で来る方は福岡都市高速道路「百道(ももち)ランプ」から約3分になります。

駐車場は?

福岡市博物館の敷地には博物館利用者が利用できる無料駐車場が1ヶ所あります。平面駐車場で収容台数は250台ですが、イベントや特別展示会など繁忙期には駐車場も満車になることもありますので、その際は周辺にある有料駐車場をご利用下さい。なお駐車場の営業時間は9:30~17:30までとなっています。

営業時間や入場料金は?

福岡市博物館の営業時間は9時30分~17時30分(入館は17時まで)までです。ただし、7月22日~8月26日の金・土・日・祝日、8月13日~8月15日は20時まで開館(入館は19時30分まで)となります。休館日は毎週月曜日で、祝日に当たる場合は翌平日が休館日になります。

入場料金は、一般の方200円で、高校生・大学生150円、中学生以下の方は入場料金は無料となります。また開館記念日の常設展・企画展・特別展は入場料金が無料です。なお特別展観覧料金は別途ホームページ等でお知らせします。

「福岡市博物館」の基本情報

名称 福岡市博物館
住所 福岡県福岡市早良区百道浜3-1-1
電話番号 092-845-5011
URL 公式サイト

「福岡市博物館」で日本の歴史を知ろう!

福岡市博物館は地域の歴史と民俗を研究・展示する目的で造られました。特に常設展示場は館内でも最大規模を誇り、展示のはじまりは国宝「金印」で、展示のフィナーレはユネスコの無形文化遺産・ 博多祇園山笠です。一連の展示を通して、日本の歴史や文化がどう作られて来たかが分かるようになっています。

ミュージアムショップにはオリジナル商品や書籍が販売されていて、レストランでは美しい庭園を見ながら美味しい食事ができますす。福岡市博物館で1日を有意義に過ごしてみませんか。

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この記事のライター
MASA
わんこと旅行が大好きな会社員です。皆さんにとって魅力ある旅情報を発信してして行きますのでよろしくお願いします。

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