東長寺「福岡大仏」は日本最大級の木造大仏!地獄極楽めぐりも必見!
福岡の観光で大仏様といえば、南蔵院の寝てる大仏や東長寺の福岡大仏です。今回は福岡大仏の歴史を紐解くとともに東長寺のご利益やお守りや御朱印、福岡大仏の拝観料や観光ポイント地獄極楽めぐりを詳しく、そして南蔵院も合わせてご紹介していきます。
東長寺「福岡大仏」の歴史について
博多千年煌夜 東長寺
— Yokamon (@reading4646) November 21, 2015
福岡大仏ライトアップ pic.twitter.com/JhmNzrInTF
九州・福岡にある東長寺は、弘法大師が創建したお寺の中で1番古い歴史を持つお寺といわれています。そこにある福岡大仏は昭和63年(1988年)から彫り始め約4年もの歳月をかけて完成された日本最大級の木造坐像大仏です。
福岡大仏の歴史はまだ浅く、新しい大仏です。ただ、長い歴史を持つ東長寺の大仏殿に鎮座する姿は圧倒的な存在感と繊細な作業によって生まれた七仏、十三仏、そして5300の小仏からはすごくパワーを感じることができます。台座下の地獄極楽めぐりもおすすめです。
九州の真言宗九州教団の本山
福岡大仏さん見たよ!撮影はできないみたいだけどぉ〜梅も綺麗😊 pic.twitter.com/SOB5giThgr
— おくちゃん (@atomu_0123) March 3, 2018
東長寺は正式名称を南岳山東長寺といい、九州の真言宗九州教団の本山です。日本最古の霊場といわれており九州八十八ヶ所霊場の第一霊場です。由緒正しきお寺である東長寺は他にも九州三十六不動尊結願霊場・九州二十四地蔵尊第二十二番霊場の札所でもあります。
九州の真言宗九州教団の本山であり日本最古の霊場のため、東長寺のお守りや御朱印はかなり人気があります。ぜひ東長寺を参拝した際にはお守りや御朱印を手に入れることをおすすめします。
東長寺の起源とは?
弘法大師 空海が開基と伝わる東長寺。福岡大仏でも知られています。福岡藩主黒田家の墓所でもあります。 pic.twitter.com/Rbqilpsj06
— 摩虎羅(まごら)大将 (@magora_taisho) May 9, 2014
東大寺は大同元年(806年)に弘法大師(空海)が創建したお寺です。その起源は唐(現中国)からの修業を終えた弘法大師が帰国し博多に滞在していたおり、唐から持ち帰った資料(本や仏像)を納めるために買い取った船宿と言われています。
その後永禄・天正の時代に戦いの戦火によって燃えて荒廃してしまいました。しかし福岡藩2代目藩主の黒田忠之によってお寺の基盤を今の場所に移し再興させて菩提所としたといわれています。
合わせて訪れたい「南蔵院」
南蔵院。
— ゆり@メダカ生活2020 (@yuri_medaka) March 2, 2014
鐘楼門は江戸中期のもので、梅が咲き始めてました。 pic.twitter.com/fk0Ig3K2mW
高野山真言宗のお寺である南蔵院もぜひ東長寺同様福岡に来たら訪れたい場所の1つです。寝てる大仏でもおなじみで、真言宗の別格本山の南蔵院は篠栗四国八十八箇所の総本寺でもあります。年間約130万人が訪れるほど人気のお寺となっていておすすめです。
寝てる大仏でおなじみの釈迦涅槃像や南蔵院の住職さんが宝くじに連続で高額当選したときにそばに置いていたのが大黒天の御札だったことから出世大黒天が祀られているため開運のご利益があります。そのため宝くじ当選のパワースポットとしても有名です。
「青銅製」の寝てる大仏が有名
世界最大級といわれている寝てる大仏釈迦涅槃像は、全長41m、高さ11m、重さはなんと300トンもある巨大な寝てる大仏様です。寝てるのにも関わらず遠くからでもその存在感に圧倒されます。寝てるお釈迦様が左手に握る5色の紐の端を持って参拝すればより一層願いが叶うとされています。
寝てる大仏様のそばにある仏舎利には、長年仏教の普及に努めてきた南蔵院と寝てる大仏に対してミャンマー仏教会から送られたお釈迦様の遺骨が奉納されています。福岡に訪れたら寝てる大仏も欠かせない観光スポットです。
東長寺「福岡大仏」の観光ポイント!
東長寺!福岡大仏初めて見た? pic.twitter.com/Vjw0jBMAxN
— お💃 (@0k6y1b4) October 8, 2019
東長寺には、福岡大仏の他にもたくさんの見どころある観光スポットがあります。福岡大仏の台座の下に入り口がある地獄極楽めぐりや東長寺の本堂、黒田忠之の墓やその前にある六角堂、本堂横の五重塔や地蔵堂もおすすめです。
特にここでしか経験できない地獄極楽めぐりは大人でも恐いほど真っ暗なんだそうです。そんな地獄極楽めぐりを経験した人しか得られないご利益もあるようです。では東長寺のおすすめ観光スポットの拝観料や見どころを詳しくご紹介していきましょう。
①福岡大仏
よかよか博多の魅力クイズ⑫
— 博多の魅力 (@hakatanomiryoku) August 11, 2020
木造(檜)坐像では,日本一の大きさと言われている東長寺の福岡大仏の仏像の高さとして正しいのはどれか,しっとう? pic.twitter.com/KVzYqdsWt6
福岡大仏は高さ10.8m、重さ30トン、光背に至っては16.1mもある坐像大仏です。高さの10.8mは人間の煩悩108を表す意味合いがあるそうです。その大きさと美しさにはまさに圧巻で、思わず見とれてしまうほ細かい細工が施された大仏様です。
拝観料はたったの50円でロウソク1本とお線香3本を購入し入ることができます。台座下から入って大仏様の胎内に入って体験する地獄極楽めぐりは人生観が変わるとまでいわれる場所ですのでおすすめです。しかし大仏殿の中での写真撮影は禁止となっていますので、ご注意くださいね。
②本堂
東長寺 本堂 BGM Negicco イミシン☆かもだけど
— ヒロヤギ (@ao1967_hiro) May 7, 2014
ってどういう取り合わせ(^_^;) pic.twitter.com/6CwpR42AFA
東大寺の本堂には本尊である十一面千手観音菩薩立像、弘法大師が作ったと伝えられている千手観音菩薩像・不動明王像・弘法大師像が祀られています。平安時代に作られたといわれており現在はこれら4体全て国の重要指定文化財に指定されています。拝観料は無料です。
しかし、東長寺の本尊はいつもご開帳されているわけではありません。節分大祭、弘法大師誕生祭、土砂加持法要のときのみ本尊のご開帳があるので、本尊を拝みたい人はぜひそのタイミングで訪れてみてくださいね。
③地獄極楽めぐり
福岡大仏みてきた 地獄極楽めぐり、途中が完全なる闇で目眩に襲われた… pic.twitter.com/B8OIAXmA8i
— 🐹 (@tobi_102) February 19, 2018
福岡大仏の台座下から入ることができる地獄極楽めぐりは、距離はそんなに長くないものの大人でも恐怖を感じるほどの漆黒の中を手すりを頼りに進んでいく場所です。地獄極楽めぐり入ってすぐにおどろおどろしい地獄八景の絵図があり、先に進むと暗闇に包まれます。
途中にある仏の輪というものを見つけて触れることができると極楽浄土へ行けるといわれています。更に進むと光が見えてきて極楽の絵を見て終了です。死の世界を体験し光を見ることで、その人の穢れた心や悩みを浄化してくれるそうです。ちなみに拝観料は無料ですので地獄極楽めぐりは行く価値ありです。
④六角堂
東長寺では、滅多に中を見れない六角堂もご開帳。 #hakata pic.twitter.com/A3VXY6oit7
— 山笠ナビ編集部 (@yamakasa_navi) February 3, 2015
東長寺山門の左側にある六角堂は天保13年(1842年)に博多商人・太田万歳楼が建てた仏殿です。九州では珍しい六角堂は福岡市の重要指定文化財に登録されています。毎月28日にしか中をみることができない貴重な観光スポットです。
扉には聖福寺の禅僧・仙厓義梵など有名人の自筆書画があり、六面の壁には弘法大師像・文殊菩薩像・地蔵菩薩像・薬師如来像・白衣観音像・北辰霊符神像の6体の仏像が祀られています。また六角堂の前にいる狛犬は長い耳が尖っていて変わった格好で座っています。
⑤黒田忠之の墓
東長寺にある福岡藩二代藩主・黒田忠之のお墓。官兵衛は倹約家だったが、忠之の墓は日本で二番目に大きい墓らしい。一番目は江だとか。 pic.twitter.com/9GA1Pn2kbs
— jun (@odakyu_de_go) November 10, 2014
永禄・天正の時代の戦いで燃えた後、東長寺を再建した福岡藩2代目藩主・黒田忠之のお墓です。大きな五輪塔のお墓で、個人のお墓としては日本で2番めに大きなお墓です。3代目光之、8代目治高の墓も同じ場所にあります。
3人の藩主のお墓は建てられた当初の姿をとどめていて、平成7年(1995年)に福岡市指定の史跡に認定されています。西側に2代目忠之のお墓、中央に3代目光之のお墓、東側には8代目治高のお墓が並んでいます。
⑥五重の塔
福岡大仏さん見たよ!撮影はできないみたいだけどぉ〜梅も綺麗😊 pic.twitter.com/SOB5giThgr
— おくちゃん (@atomu_0123) March 3, 2018
東長寺本堂の左にある五重塔は、2011年春に完成したまだ新しいものです。五重塔の1番上にある相輪の一部である伏鉢には、弘法大師が持ち帰ったとされる仏舎利というお釈迦様の骨が納られているそうです。脇にある枝垂れ桜からもご利益を感じます。
五重塔の内部(1番下)には、日本画家である鳥山玲さんの描いた美しい花や鳥の絵が施されており、大日如来を取り巻く至るところにその絵が描かれています。とても幻想的な世界になっていておすすめです。拝観料は無料です。
⑦地蔵堂
博多到着❗
— 酔鯨 (@kushidatakasi) July 14, 2017
東長寺のお地蔵さんも一番山笠、中州流の前掛けが👍😁 pic.twitter.com/Q19f95ctNi
東長寺の九州三十六不動尊結願霊場・九州二十四地蔵尊第二十二番霊場の札所でもある地蔵堂には、立江智彗地蔵尊という延命地蔵尊つまり長生き出来るようにお願いするお地蔵さんが安置されています。ぜひ立ち寄った際には長生き出来るようお願いしてみましょう。
東長寺「福岡大仏」の御朱印やご利益
東長寺 福岡大仏でかい!(^ ^) pic.twitter.com/GI9A8gQttj
— opera1031 (@opera1031) March 23, 2013
東大寺をしっかり観光してあとは、ぜひ御朱印やお守りを手に入れることをおすすめします。まず御朱印は東大寺の大仏殿下にある寺務所で頂くことができます。御朱印やお守りの他にも、福岡大仏のスタンプもあり、それもご利益がありそうですね。
気になる東長寺の御朱印やお守りはどんなものなのか、東長寺オリジナルの御朱印帳もあるようなので詳しくご紹介していきましょう。御朱印はそのお寺の神様の分身ともいわれています。御朱印を受け取るのはくれぐれも参拝が終わってからにしましょうね。
梵字が入った御朱印
本日の御朱印
— 承太郎(Johtaro)💫 (@starplatinum777) September 2, 2018
福岡市 東長寺(福岡大仏) pic.twitter.com/W6ffR60tKV
東長寺の御朱印は、密教であったため仏様を想起するための梵字が書かれています。御朱印を集めるのが趣味の人たちからも黒と朱のコントラストが素晴らしいと評判の美しい御朱印です。東長寺では2種類の御朱印を受け取ることができます。
九州八十八ヶ所百八霊場の一番札所・千手尊と九州三十六不動尊結願霊場・生不動尊の墨書きです。御朱印を頂くときに納める料金、初穂料は300円です。また神社やお寺などを参拝した証となるのが御朱印ですのでぜひ御朱印帳を準備して行くことをおすすめします。
オリジナルの御朱印帳も
弘法大師が帰国して一番初めに開いたお寺、福岡大仏で有名な東長寺の御朱印帳です
— ⛩切り絵道(19)🇯🇵分霊⛩ (@hinomotoyasaka) August 29, 2019
五重の塔が良いですね pic.twitter.com/QqeidLhFk0
御朱印のみならず、東長寺にはオリジナルの御朱印帳もあります。東長寺の五重塔が描かれたなんともご利益のありそうなオリジナル御朱印帳は1,000円で頒布されていますので、まだ御朱印帳を持っていない人や御朱印帳を新しくする人にはぜひおすすめです。
またこの五重塔がかかれた御朱印帳を持っているだけでもご利益があるため、ぜひ東長寺に行った際にはこの御朱印帳を手に入れて他の神社やお寺を巡るときにも持参してみましょう。
「東長寺」には嬉しいご利益がたくさん
福岡大仏で有名な東長寺の茶水晶。ご利益ありそう#明日コン福岡 pic.twitter.com/80wJn4R8sj
— し ん 818 (@choco_changmin) October 8, 2018
東長寺は弘法大師が真言宗の教えが東に長く伝わるようにとの願いを込めて付けた名といわれています。そんな東長寺では、福岡大仏や地獄極楽めぐりで悪い気を払ってくれるようなご利益あります。ももちろん本堂での参拝では開運のご利益も期待できます。
ちょっとしたパワースポットとしては、六角堂にある石碑の下にある亀のような霊獣の頭を賽銭箱にお金を入れてお参りした後になでてみましょう。それだけでちょっと良いことが訪れるというご利益もあるようです。
拝観料や時間は?
東長寺では、お寺に入っての拝観料は無料となっていますので、自由に見て回ることが可能です。しかし、福岡大仏を参拝する場合は、拝観料が50円かかります。拝観料には福岡大仏へのロウソクとお線香の代金が含まれているそうです。
参拝できる時間は9:00〜16:45となっています。17:00まで参拝可能ですが福岡大仏への参拝は16:45までに拝観料を払って大仏殿に入らないと参拝できませんのでご注意ください。毎月1日には14時から大仏祭りも行われています。
お守りは授与所の大仏殿で買える
博多ライトアップウォーク、最終日スタート。人気の東長寺、承天寺は、行列が出来てます。大仏殿は、ただいま20分待ち。 pic.twitter.com/RyfX0fHCUr
— 九州ウォーカー (@kyushuwalker) November 23, 2015
お守りは大仏殿で購入することができます。東長寺では開運や身代わりお守り、厄除けお守りや必勝お守りなどたくさんの種類のお守りが販売されています。どれも長い歴史を持つ東長寺のお守りですので、身につけるときっとご利益がありますよ。
また節分の豆撒き行事・東長寺節分大祭でも有名な東長寺では、その歳の年男年女が参加料7,000円を払えば豆まきをする側になることもできます。その時にしか販売されない縁起物にもかなりご利益があるそうです。
珍しい「龍神水琴鈴」が人気
東長寺に参拝してきました。 pic.twitter.com/nKxoSFnitN
— なぐも (@nagumon04) January 19, 2017
いくつも種類がある東長寺のお守りの中で、珍しいお守りの龍神水琴鈴が人気です。厄除け、健康、身代わりなどのご利益があります。水琴鈴の鈴の音色が鳴ると龍神様がそのお守りの持ち主を守ってくれるといわれています。
東長寺「福岡大仏」のアクセス&駐車場情報
その人のオススメで九州最後は博多の東長寺へ。大仏とその裏にある地獄極楽巡りがオススメです(^^)怖いよ。笑 pic.twitter.com/4gWakUIKxh
— ミヤケン (@0918miyaken) September 18, 2013
今までは東長寺の魅力や観光スポット、御朱印や御朱印帳、お守りについてご紹介していきました。そんな東長寺、実は立地がよく気軽に立ち寄ることができる場所にあります。そこで東長寺の福岡大仏を参拝するためのアクセスや駐車場情報を詳しくご紹介します。
アクセス情報
東長寺で福岡大仏を見学するためのアクセス方法は、JR博多駅の博多口からなんと徒歩約10分、福岡市営地下鉄の祇園駅で下車すれば1番出口より徒歩1分で行くことができます。かなり都心にあり立地が良いので気軽に行けてご利益もあるのでかなりおすすめです。
駐車場は?
東長寺には乗用車50台、バス10台駐めることができる無料駐車場があります。アクセスもしやすく大博通り沿いに面しているので、わかりやすく駐車しやすい場所にあります。観光シーズンには都心なのに無料のため駐車場がいっぱいの時もあるのでご注意くださいね。
東長寺「福岡大仏」の基本情報
【名称】 | 東長寺・福岡大仏 |
【住所】 | 〒812-0037 福岡県福岡市博多区御供所町2-4 |
【アクセス】 | ①JR博多駅博多口より徒歩約10分 ②福岡市営地下鉄祇園駅から徒歩約1分 ③高速道路福岡ICから車で約15分 |
【電話番号】 | 092-291-4459 |
【参拝時間】 | 9:00〜16:45 |
【拝観料】 | 福岡大仏のみ50円(ロウソク・お線香代) |
【駐車場】 | あり(50台・バス10台) |
日本最大級!東長寺「福岡大仏」を見に行こう
今回は東長寺にある福岡大仏についてご紹介しました。福岡大仏の地獄極楽めぐりは入る価値の高い場所ですので訪れたらぜひ入ってみてください。他にも東長寺の御朱印やお守り、アクセス方法や駐車場の詳細もご紹介しました。
同時に訪れてほしい南蔵院の寝てる大仏もおすすめです。ブロンズ製の寝てる大仏としては世界最大級ですので一見の価値ありですよ。福岡を訪れた際にはぜひ博多駅から徒歩約10分の東長寺で福岡大仏に参拝してくださいね。