初心者にもおすすめの八剣山登山!ルートの注意点やアクセスまとめ!事故は?

程よい疲れを感じながら達成感を味わえる登山。札幌市内中心部からのアクセスが良く、登山デビューにも最適な高さとルートを持つのが八剣山です。リフレッシュ出来る趣味として、登山に挑戦するのはいかがでしょうか。八剣山の山頂から見る景色はやみつきになりますよ。

初心者にもおすすめの八剣山登山!ルートの注意点やアクセスまとめ!事故は?のイメージ

目次

  1. 1初心者にもおすすめの八剣山登山
  2. 2八剣山登山ルートの特徴
  3. 3八剣山登山の魅力
  4. 4八剣山登山をする際の注意点
  5. 5八剣山登山でスリル&絶景を味わおう!

初心者にもおすすめの八剣山登山

標高498m、札幌市南区にある山頂の尖った岩場が目を引く山が八剣山です。登りで40分と標高はそれほど高くはありませんので、これから登山を始めてみたい!というにも、挑戦しやすい山だといえるでしょう。初心者はからベテランまで多くの人に愛され、市内からアクセスも良いため訪れる人は絶えません。

八剣山の登山ルートは3つあり、アップダウンのある山道や、岩場、山頂付近にいたっては切り立った崖もあります。1つのルートの中でも変化があるのが楽しいところですが、気を抜くと事故につながる危険な一面も。注意さえすれば大丈夫なので、安全に楽しみましょう。

八剣山の歴史について

正式名称「観音岩山」と言われ、実は八剣山は正式名称ではありません。地図にも観音岩山とのっていますが、古くからその尖った山頂が元で「五剣山」と呼ばれていました。現在は八剣山と呼ばれることがほとんどのようです。

現在も、山頂へ行くには危険で険しい登山ルートがあることで知られる八剣山。昭和48年頃までは地区と地区をつなぐルートとして中腹を通る道も存在していて、その険しさから「嫁泣かせ峠」と呼ばれていたそうです。

八剣山の基本情報

山頂への登りは40分、下りは30分ということで、初心者にはちょうど良い八剣山。札幌市内からのアクセスの良く、半日程度の日帰りで予定を立てられるのも嬉しいところです。八剣山へのアクセスについて詳しくご紹介していきましょう。

八剣山へのアクセス

八剣山があるのは札幌南区、国道230号線を定山渓温泉の方向へ向かうと、右手に見えてきます。車でのアクセスは、札幌中心部から40分ほど。地下鉄真駒内駅からは約20分、定山渓温泉からもアクセスが良く約15分ほどで到着します。

交通機関でのアクセスは、札幌駅前ターミナルからじょうてつバス「定山渓温泉ゆき」に乗り約1時間15分、「八剣山登山口」で下車すれば徒歩15分 ほどで八剣山中央口へ到着します。

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八剣山登山ルートの特徴

八剣山は3通りの特徴あるルートが選べるのも嬉しいところです。体力や見たい景色に合わせてルートを選ぶのも楽しいでしょう。また、登りとは別のルートで下りてくることを縦走と言いますが、色々なルートあるからこそ縦走も可能です。

リピーターが多く、何度でも来たくなるのは色んなルートの楽しみ方があるからかもしれません。季節によって、八剣山の四季を感じながら登山するのも楽しいものです。
 

ルートの時間

八剣山の登山口から山頂への所要時間は登りが45程度。危険箇所に注意しながらゆっくりと登っても、1時間くらいで山頂へたどり着きます。特に後半は岩場が続き事故が多い箇所なので、初心者は自分のペースで確実に登っていきましょう。

ルート①南口ルート

八剣山トンネル手前の脇道を入り、砂利道を進むと八剣山の南口に到着します。入林者名簿のある丸太小屋があり、10台ですが駐車場もあります。

最初からアップダウンがある森の中を進むルートで、ロープが張ってあるところもあります。両手を使って登るような急こう配が続きますので、初心者は無理をせずゆっくりと行きましょう。10分程で中央口のコースと合流します。

ルート②中央口ルート

一番ベーシックな登山口が八剣山中央口の登山ルートです。車で来た場合は、山の麓にある八剣山果樹園の駐車場を借りることができます。トイレもこちらで借りられるので、心配であれば、登山前に八剣山果樹園ですませましょう。

果樹園の奥に中央口登山口が出てきます。森の中を軽いアップダウンをしながら進みますが、体力的にはそこまできつくはありません。ただし岩場まで進むと、事故の多い危険な箇所もありますのでご注意を。尾根にたどり着けば、視界が一気に開けてきます。麓の景色も眺めながら、山頂まで楽しんで進みましょう。

ルート③西口ルート

八剣山西口のルートの場合、駐車場は中央口の果樹園を借りて、ぐるりと西口登山口まで回り込みましょう。八剣山を裏手から登っていくことになります。前半は森の中や原っぱを進みますが、後半は一気に山頂付近へ出るためかなりの急勾配です。事故のないよう着実に登っていきましょう。

3つのルートの中では一番道を外れる危険があるルートです。登ることに夢中になると、周囲を見渡す余裕がない場合もあります。特に初心者は、しっかりと注意を払って進んだ方が良いようです。

八剣山登山の魅力

地元北海道の人はもちろん、関東から日帰りで八剣山に登りに来る人もいるよです。それほどまでに親しみ愛される山ということでしょう。その魅力は山だけに限らず、周囲にある施設も充実しています。八剣山登山の後は麓の施設を楽しんでいけるのも人気の秘密でしょうか。

魅力①ふもとにある八剣山果樹園

八剣山の麓、中央口には果樹園があり、果物の収穫体験や釣り堀などを楽しむことができます。キャンプ場なのでバーベキューもできますし、乗馬やカヌーなどシーズンによって様々なアクティビティを楽しむことができます。今回は特に人気の収穫体験と釣り堀についてピックアップしてみました。

八剣山登山の後に果樹園で遊んで帰るのは、グループで来た人には定番コースのようです。是非足を運んでみてください。

果物の収穫体験

シーズンによって収穫できる果物は違いますが、繁忙期には駐車場がいっぱいになる程混み合うことも。6月~7月はイチゴやサクランボ、8月以降はジャガイモやトウモロコシなどの野菜の収穫が楽しめます。

畑によって、マナーを守ればペットと一緒に行くこともできるのが嬉しい点です。ハウスではなく全て露地栽培なので、必ず汚れても良い服装と靴を着用していきましょう。八剣山登山と合わせて行くのであれば服、装はそのままで大丈夫です。

釣り堀

果樹園で楽しめるアクティビティの中でも人気なのが、釣り堀です。果樹園内にある2つの池で魚釣りを楽しむことができ、もちろん釣り竿がなくても手ぶらで体験できます。コイとフナを釣ることができ餌がなくなるまで時間制限はありません。

餌付きで1竿500円とお値段も嬉しいところ。餌の追加も200円で可能です。キャッチ&リリースで、釣った魚は最後に必ず戻しましょう。4月末~10月のみの受付となります。

魅力②頂上からの絶景

下から見ても分かる通り、八剣山の山頂付近は断崖絶壁。周囲に遮るものはなく、360度の大パノラマが広がります。札幌方面を見ると高いビル群などの市街地が一望できます。反対側の定山渓方向を見渡せば、時期によっては標高の高い山々に雪が積もっている風景も見ることが出来ます。

頂上からは、横に広がった八剣山の切り立った稜線を見ることができ、面白い写真をたくさん撮ることができるでしょう。

魅力③日帰り登山が可能

登山というと、未経験の初心者には少しハードルが高いところもあるでしょう。八剣山は決して楽なだけの山ではありませんが、表情が豊かで登山の面白みがギュッと凝縮したような場所。頂上への登りと下りを合わせても1時間15分と短時間で楽しめるので、八剣山なら十分日帰りが可能です。

魅力④登山後には小金湯温泉

八剣山で程よい汗をかいた後は、八剣山麓の小金湯温泉で汗を流してゆっくりするのがおすすめです。小金湯温泉は100年以上の歴史を持つ温泉で、弱アルカリ性の単純硫黄泉。自慢の露天風呂で四季折々の自然を感じながら、疲れた筋肉をほぐすのも良いでしょう。

温泉の効能は筋肉痛、関節痛、うちみ、くじき、疲労回復など様々です。登山の後に癒されるには、最適です。

八剣山登山をする際の注意点

日常とは違った360度の大パノラマを楽しみ、程よい体の疲れが爽快感へ変わります。登山は生涯の趣味とする人も多いのですが、それは安全をともなってこそ。登山は常に、事故などの危険と隣り合わせでもあります。八剣山登山では、どのような点に特に注意が必要かみていきましょう。

注意点①山頂付近は危険&事故多発

標高498メートルと高くはないのですが、実は毎年滑落などの事故が起こっており、八剣山で亡くなる人は絶えません。山頂付近は見ての通り切り立った岩場で、かなり危険な箇所もあります。事故の多くは岩場から山頂までの危険地帯で起きています。

ようやくたどり着いた頂上では、どうしても気がゆるみやすいもの。写真を撮る際の事故などが多いようです。身を乗り出したり、夢中になって後ずさりしないよう、危険な場所だと忘れないことが大切です。

注意点②登山時期

事故の多い頂上付近の岩場だけではなく、気を付けたいのが登山時期。いくら標高の低い八剣山でも、雪山となれば一気に危険度は増します。登山道にももちろん積雪がありますので、雪が残りやすい北斜面の西口ルートは4月下旬の雪解けの時期まで待ちましょう。

中央口、南口のルートは八剣山の南斜面となります。雪解けも早いため、4月上旬から登ることができそうです。

注意点③登山の装備

初心者向けと言われる八剣山ですが、登山の際はあまりの軽装はおすすめしません。八剣山の半分は岩場となり、身を守ることを考えて準備をしましょう。

靴はしっかりと紐の結べるスニーカーであれば、登山用でなくても問題ありません。服装は動きやすい吸水速乾のものが良いでしょう。また登山途中に天候が変わることもあるので、カッパがあると安心です。飲み物や軽食も忘れずに。

八剣山登山でスリル&絶景を味わおう!

とても身近な山として知られる八剣山。アップダウンや岩場などルートの面白さ、山頂からの雄大な景色が、登山初心者からベテランまで様々な登山者の心を惹きつけるのでしょうでしょう。八剣山には岩場や山頂など普段は味わえないスリルもありますが、安全面には気を付けて、八剣山登山を楽しんでください。

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かわぐちえつこ

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