鹿児島「平川動物公園」は南国風アニマルスポット!まるでアフリカ?

鹿児島県鹿児島市にある「平川動物公園」を紹介します。日本で初めてコアラの飼育を始めた動物園の一つであり、九州では唯一の施設なのです。平川動物公園は南国風のアニマルスポットで、ホワイトタイガーやオオカミなど様々な生き物が楽しめるスポットなのでチェックしましょう。

鹿児島「平川動物公園」は南国風アニマルスポット!まるでアフリカ?のイメージ

目次

  1. 1「平川動物公園」とは
  2. 2「平川動物公園」の特徴
  3. 3「平川動物公園」で見れる動物
  4. 4「平川動物公園」の人気イベント
  5. 5「平川動物公園」の詳細情報
  6. 6「平川動物公園」に動物に会いに行こう!

「平川動物公園」とは

鹿児島県鹿児島市にある「平川動物公園」について紹介します。遊園地も併設された動物園であり、南国風アニマルスポットとして人気なのです。7年間かけてリニューアルを行い、ホワイトタイガーやコアラなど様々な動物を鑑賞できる場所となっています。

鹿児島市平川町にある動物園

日本には様々な動物園がありますが、それぞれリニューアルなどを経てオリジナルな特徴をアピールするようになりました。定番の上野動物園なども良いですが、鹿児島鹿児島市平川町にある平川動物公園も決して劣ってはいません。

平川動物公園のオオカミやホワイトタイガー、コアラなどの動物はもちろん、食事やお土産も見どころといえるでしょう。リニューアルされてより魅力的になった平川動物公園にアクセスしてみましょう。

九州で唯一コアラを飼育

平川動物公園の特徴として九州で唯一コアラを飼育している点が挙げられます。2020年現在、平川動物公園にはオスのコアラ3頭、メスのコアラ3頭が飼育されているのです。コアラの飼育数としても多い動物園となっており、九州でも人気の観光スポットとなっています。

「平川動物公園」の特徴

平川動物公園はオオカミやホワイトタイガーなど様々な動物が楽しめる観光スポットです。その中でも特にコアラと平川動物公園は密接な関係となっています。リニューアルされた平川動物公園の特徴を紹介すると同時に、コアラとの関係も注目しましょう。

日本で初めてコアラが来園!

日本で初めてコアラ来園したのは1984年のことでした。このとき多摩動物公園、東山動物園とともに、平川動物公園にコアラが来園しています。このとき来園したコアラはクイーンズランドコアラでした。日本を代表するコアラを扱う動物園としてのスタートが始まったといえるでしょう。

コアラの赤ちゃんも誕生

初代のクイーンズランドコアラから繁殖も行われており、1997年にはコアラ6世が誕生しています。また、当時コアラが来園したことを記念して、平川動物公園では「コアラこんにちは」というソフトクリームが販売され、「コアラ音頭」という楽曲も製作されました。

コアラの寿命は13年から18年ほどと考えられており、15歳ぐらいまで繁殖を行うそうです。長きに渡ってコアラの生態を研究しながら、コアラの繁殖活動も丁寧に行っているといえるでしょう。2018年にはホワイトタイガー2匹と交換で、新しいコアラ2匹が来園しています。

鹿児島固有の動物の繁殖にも成功

平川動物公園ではコアラだけでなく「ルリカケス」という鳥の繁殖にも成功しています。2016年から奄美の固有種であり、鹿児島固有の動物としてオス1羽とペア1組の計3羽を飼育していました。実は1982年の段階でナベヅルとルリカケスの繁殖に国内初で成功しています。

その後も繁殖に関する取り組みを続けており、2016年に改めて取り組みを活発化させたのだとか。平川動物公園としては100羽の繁殖を目指しており、奄美で感染症などが発生した際に絶滅のリスクを避ける狙いがあるそうです。

7年間かけリニューアル工事を行なう

もともと平川動物公園は1916年に鹿児島電気軌道が鴨池動物公園として、日本で4番目の動物園として開園しました。その後、1972年に平川町に移転して、平川動物公園としてリニューアルオープンしたのです。

その後、2009年から2015年まで7年かけての大型リニューアル工事を行っています。世界のクマゾーンやアフリカの草原ゾーン、インドの森ゾーンなど様々なリニューアルで集客が伸びたのだとか。

園内バスが運行!

動物園を鑑賞するときに歩くのが疲れるという人も多いでしょう。広いスペースは良いのですが、意外と体力が必要なのが動物園のデメリットといえます。そういった人におすすめなのが園内バスです。

平日は周遊ルートとして約15分間隔、土日は外周ルートとして約15分間隔で運行されています。周遊ルートはサイ舎やオーストラリアの自然ゾーン、ふれあいランドで乗車、外周ルートは時計台とふれあいランドで乗車できるのです。移動手段がメインとなっていますが、手軽に鑑賞する手段となっています。

バリアフリーや乳児向けの設備も充実

平川動物公園の公式サイトではバリアフリーや乳児向けの施設情報が細かく紹介されています。身体障害者手帳所持などに関わる場合、本人と付添の方が1名無料になるのです。また、車椅子の無料貸出も行われています。

多目的トイレも複数設置されており、ベビーカー、キャリーカーの有料貸出などもあるので必要に応じてレンタルしましょう。オムツ換えや授乳スペースもあるので、小さな子供を連れている両親は安心して平川動物公園を利用できるといえます。

「平川動物公園」で見れる動物

平川動物公園ではどういった動物を見ることができるのでしょうか?冒頭で紹介したコアラやルリカケスはもちろん、古今東西様々な動物が飼育されています。それぞれのゾーンと合わせてチェックしましょう。

園内は14のゾーンに分かれる

非常に多くの動物を飼育している平川動物公園では、園内を14のゾーン分けています。リニューアルを経て整備された平川動物公園は、より鑑賞しやすくなり、多種多様な動物が楽しめるのです。

飼育動物数は140種1000頭

平川動物公園で飼育されている動物の数は140種1000頭以上となっています。かつては世界最高齢のヒマラヤグマや日本最高齢のオランウータンがいたことから、動物たちの生活環境も整備されていることがわかるのです。コアラを中心としてホワイトタイガーやオオカミなどに注目しましょう。

動物①アフリカの草原ゾーン

まるで贅沢な遊園地のように平川動物公園には様々なゾーンが用意されています。例えば「アフリカの草原ゾーン」では定番の動物が楽しめるようになっています。平川動物公園のメインゲートから入ってすぐのゾーンだけに、知名度の高い動物が飼育されているようです。

キリンやサイ・シマウマなど

アフリカの草原ゾーンではキリンやサイ、シマウマなどの子供に大人気の動物たちが揃っています。また、ダチョウやフラミンゴのような鳥類系の動物も見どころといえるでしょう。温厚で落ち着いた雰囲気の動物が多いので小さな子供も安心して鑑賞できます。

動物②野生のイヌ・ネコゾーン

アフリカゾーンから少し進むと「野生のイヌ・ネコゾーン」となります。イヌやネコといっても、なかなか家庭では買えないような種類の動物が揃っており、カッコいい見た目の生き物が多くなっています。

ホワイトタイガー・ベンガルトラ・オオカミなど

イヌ・ネコゾーンの目玉はホワイトタイガーやベンガルトラ、オオカミなどが挙げられます。非常に野生的で迫力のある動物たちといえるでしょう。また、ホワイトタイガーやオオカミなど、見た目は怖い動物ものんびりと過ごしている姿を見せているので癒やしも与えてくれます。

また、平川動物公園のオオカミはシンリンオオカミという種類になっており、種の保存を図るために繁殖計画を行っているのです。シンリンオオカミは札幌市からオス1頭を借り入れ、メスと一緒に飼育展示がおこなわれています。

動物➂オーストラリア園・コアラ舎

平川動物公園の名物でもあるコアラが見られるのが「オーストラリア園・コアラ舎」です。オーストラリアは非常に珍しい動物が多いことで知られており、乾燥した地域ならではの特徴を持っています。その生態を鑑賞できるのは貴重なので、じっくりと観察してみましょう。

コアラ・カンガルー・エミューなど

こちらのゾーンでは平川動物公園のコアラが見どころと言えるでしょう。また、オーストラリアの動物として有名なカンガルーを始め、エミューなども飼育されています。のびのびと生活しているコアラやカンガルーの姿はとても可愛らしいのでおすすめです。

動物④ふれあいランド

動物園において実際に動物に触れ合うのも貴重な体験です。平川動物公園の「ふれあいランド」では可愛らしい動物に実際に触れることができます。動物に食事を挙げられるイベントもあり、リニューアル後は触れ合える動物が増えています。

アライグマ・ミーアキャット・コツメカワウソなど

ふれあいランドではアライグマやミーアキャット、コツメカワウソが飼育されています。また、ヤギやヒツジなどに食事を与えることができるのです。ふれあいイベントは午前が9時30分から11時30、午後が13時30分から15時30分の間に開放されています。

「平川動物公園」の人気イベント

平川動物公園では動物に関するイベントが様々行われています。料金などが別にかからないものが多いので気軽に参加してみましょう。後ほど紹介する併設された遊園地と合わせて、いろいろなイベントに参加するのをおすすめします。

イベント①バックヤードツアー

動物園の裏側を知れるのが「バックヤードツアー」です。毎日行われているわけではなく、秋の動物公園まつりなどに合わせて「動物公園ふしぎ探検バックヤードツアー」が開催されます。なかなか普段見ることができない、動物たちの生活の裏側をチェックしましょう。

イベント②エサ作り・エサやり体験

動物園といえばエサやりイベントが人気です。動物にあげるエサ作りをしたり、エサやりを体験できます。エサ作りでは近隣の休耕地を活用してイベントが行われています。料金も入園料金のみでOKなのでおすすめです。

イベント③動物飼育体験教室

動物を見るだけでなく、実際に飼育することに興味を持つ人も多いでしょう。平川動物公園では動物園飼育員の仕事を体験できる「動物飼育体験教室」が行われています。こちらも参加料金は入園料金だけでOKとなっており、公式サイトのお知らせに合わせてはがきで応募しましょう。

イベント④ナイトズー夜の平川動物園

動物は夜はどのような生活をしているのでしょうか?そんな謎を解明できるのが「ナイトズー夜の平川動物公園」です。通常料金と同じで営業時間が延長される形で、夜21時まで楽しむことができます。2019年は8月3日から9月1日まで開催されていました。

「平川動物公園」の詳細情報

平川動物公園の詳細情報をまとめて紹介します。平川動物公園にある遊園地や食事、お土産などについてチェックしましょう。動物園の中で楽しめる遊園地や、たくさん遊んだあとの食事やお土産も魅力的といえます。

園内には遊園地も併設

園内には遊園地が併設されています。大型のアトラクションも用意されており、動物園と合わせて遊園地も楽しめるのは非常に魅力的です。定番のアトラクションはしっかりと用意されており、料金も格安なので利用しましよう。

観覧車やメリーゴーランド・ゴーカートなど

平川動物公園の遊園地ではメリーゴーランドやゴーカート、観覧車やチェーンタワーなどが用意されています。乗り物は1枚100円ののりもの券を購入した遊ぶことができます。また、お得料金な回数券が11枚1000円となっているので、1回分おまけになっているのです。

花しょうぶ園では80種1万5000本が咲く

動物園内には花しょうぶ園もあるのです。ここでは80種1万5000本の花しょうぶが咲いており、見頃となる5月下旬頃は動物園と合わせて鑑賞に訪れる人が多いのです。

花しょうぶまつりも開催

平川動物公園では5月下旬から6月上旬にかけて「花しょうぶまつり」も開催されています。園芸教室や野点、花狩りや株分け体験に参加しましょう。花しょうぶの育て方やガーデニングのやり方を学べるので、初心者も楽しめるイベントとなっています。

売店ではお土産が買える

リニューアルされて楽しみやすくなった平川動物公園では、様々なお土産が販売されています。かわいい動物をモチーフにしたお土産が豊富となっており、自分用お土産やプレゼントにも最適です。お土産屋の営業時間は9時から17時となっています。

ぬいぐるみやオリジナルグッズも!

平川動物公園のお土産屋ではぬいぐるみやオリジナルグッズが販売されています。食事代わりになるお土産やユニークなオリジナルグッズも販売されているのです。ぬいぐるみは大小様々なサイズで販売されているのでお土産として人気となっています。

ぬいぐるみの中ではコアラはもちろんですが、人気のホワイトタイガーやオオカミなども販売されています。可愛らしいホワイトタイガーやオオカミのぬいぐるみはもちろん、キリンや小動物系も用意されているのでチェックしましょう。

食事ができる食堂がある

動物園や遊園地でたくさん遊んだら食堂で食事を取りましょう。平川動物公園ではドリンクやソフトクリーム、軽食を販売する売店だけでなく、のんびりと食事を取れる食堂も用意されています。非常に豊富な食事メニューが選べるのです。

食堂では「さつまグルメ」として、「さいごウドン」や「鹿児島ラーメン」、「鹿児島鶏からあげ定食」や「鹿児島知覧紅茶」に「しろくま」や「鹿児島茶ざるうどん」が販売されています。動物園や遊園地を堪能したら、食堂で食事を取りながら鹿児島グルメを堪能しましょう。

営業時間と入園料金

長期間のリニューアルを経て、さらに楽しみやすくなった平川動物公園の営業時間や入園料金をチェックしましょう。コアラやホワイトタイガー、オオカミなど様々な動物が楽しめる観光スポットです。

平川動物公園の営業時間は午前9時から午後5時となっています。休園日は年末年始の12月29日から1月1日の期間です。入園料金は一般高校生以上が500円、年間パスポートが1,000円となっています。小中学生は100円、年間パスポートが200円と格安な入園料金です。

「平川動物公園」の基本情報

【名称】 平川動物公園
【住所】 鹿児島県鹿児島市平川町5669-1
【アクセス】 電車:「鹿児島中央駅」より」平川動物公園駅」下車
車:「鹿児島IC」から平川動物公園まで約25分
【公式サイト】 https://hirakawazoo.jp/
【備考】 ・遊園地や食事を取れる食堂あり
・駐車場あり

「平川動物公園」に動物に会いに行こう!

鹿児島県鹿児島市にある平川動物公園について紹介しました。リニューアル工事を続けて、利用しやすい施設になっています。また、国内の中でコアラを古くから飼育しており、様々な動物の繁殖計画に参加しています。

施設内には遊園地や食堂、お土産ショップもあり充実した時間を過ごすことができます。様々な動物たちを見るだけでなく、ふれあいや飼育に関するイベントも開催されています。魅力的な平川動物公園の動物たちに会いに行きましょう!

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この記事のライター
浅倉恭介
動物や料理、カメラやギターが好きです。カメラを持ち歩いて各地を旅行しています。コンビニの新商品を定期的にチェックし...

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