2019年09月30日公開
2020年03月03日更新
檜山のおすすめ観光スポット10選!地元民が教える穴場スポットまで紹介!
古くからの歴史と多くの文献や歴史的建造物が残っている観光地「檜山」。夏場は30℃以上の気温になることも少なく、冬は平均最低気温がマイナス3℃前後と年間を通して過ごしやすい気候が特徴です。今回は昔ながらの雰囲気も味わえる檜山の観光スポットをご紹介します。

北海道の檜山は観光スポットの宝庫!
北海道南西部、渡島半島の西側に位置する檜山。日本海の荒波が造形した奇岩や岬が連続し、沈む夕日も美しい海岸線が目を楽しませてくれます。各町では個性豊かな温泉も湧出し、宿では温泉とともに海や山の恵みを存分に味わうことができます。
北海道遺産や穴場スポットも!
檜山には北海道遺産に選定された「上ノ国の中世の館」「姥神大神宮渡御祭」「江差追分」など、多くの歴史・文化遺産が残り、アウトドアの遊びのメニューも豊富です。檜山はバスまたは、JRとバスを乗り継いでアクセスできます。
檜山のおすすめ観光スポット10選!
北海道が始まった最初の土地・檜山には歴史に触れながら自然の魅力を存分に味わえる観光スポットがたくさんあります。檜山ではまるで昔にタイムスリップしたような写真も撮れますよ。これから檜山に行く予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
檜山観光スポット①かもめ島
江差かもめ島灯台と夕陽。 pic.twitter.com/wDEcxr7A01
— 藤原滋己|宅建士×不動産広告スペシャリスト×賃貸大家さん (@fine_estate) August 15, 2015
江差町の市街地沖に、かもめ島と呼ばれる島が浮かんでいます。南北に細長く伸びるその姿は、まるで天然の防波堤となって江差の港を守っているかのようにも見えます。訪れたらぜひ写真に残したくなる美しい景色です。
現在は檜山道立自然公園の特別区域に指定されていて、散策路も整備されています。
【名称】 | かもめ島 |
【住所】 | 〒043-0045 北海道檜山郡江差町鴎島 |
【アクセス】 | 函館から車で90分。JR函館駅前からバスで100分 (函館バス 鴎島入口バス停下車) かもめ島入口バス停から徒歩で1分 |
【公式HP】 | https://esashi.town/tourism/page.php?id=8 |

檜山観光スポット②開陽丸
開陽丸! pic.twitter.com/WUluLeSobK
— 侑 (@yuu_suzushiro) September 28, 2019
幕末にオランダで建造された当時最新鋭の装備を誇った軍艦「開陽丸」。戊辰戦争で投入されるも、江差沖に沈没してしまいます。海底遺跡となっていた軍艦でしたが、1990年にオランダの設計図を基に完全復元。約73メートルの船体は写真に残しても、迫力を感じます。
現在は内部に引き揚げられた遺跡の一部や当時の生活用品などが写真を交えて展示されています。
【名称】 | 開陽丸記念館 |
【住所】 | 〒043-0041北海道江差町姥神町1-10 |
【料金】 | 大人 500円 小中高生250円 |
【公式HP】 | http://www.kaiyou-maru.com/ |
【備考】 | 営業時間:4月~3月 9:00~17:00 4~10月は無休 定休日:11月~3月 祝日の翌日 休館日:12月31日~1月5日 年末年始 |
檜山観光スポット③上ノ国の中世の館
上ノ国勝山館(北海道上ノ国町)
— 埋木 (@umoregi01) July 29, 2019
コシャマインの戦いを制圧した武田(蠣崎)信広が道南十二館のひとつである花沢館から移した拠点。整備が進んでおり、最北端の中世の館の姿を知ることができます。 pic.twitter.com/ivgBOFsZfx
史跡上之国館跡の一つである上ノ国町の夷王山中腹に広がる山城「勝山館」跡。松前藩の祖とされる武田信廣が1470年頃に天の川左岸の中心部で標高100メートルの丘陵に築いた館跡で、16世紀にかけて機能し軍事・政治・北方貿易の拠点とされていた。
【名称】 | 上ノ国の中世の館(かみのくにちゅうせいのたて) |
【住所】 | 上ノ国町字勝山 |
【アクセス】 | 国道228号線を松前方面へ、「道の駅上ノ国もんじゅ」 手前を左折して車で約5分 |
【料金】 | 無料 |
檜山観光スポット④旧中村家住宅
旧中村家住宅
— YANGE (@shepherd_city) September 17, 2019
明治期に近江商人が建てた商家。
現在は埋め立てられていてわかりにくいが、海岸段丘をうまく利用し、海側はハネダシという海にせりだした形になっていた pic.twitter.com/gJqndaZaqp
旧中村家住宅は「いにしえ街道」に面した緩やかな斜面に、主屋・文庫倉・下ノ倉・ハネ出しという4棟が一列に連なっています。旧中村家は江戸時代から日本海沿岸の漁家を相手に、海産物の仲買商を営んでいた近江商人の大橋宇兵衛が建てたものです。
昭和46年12月28日、国の重要文化財に指定されました。
【名称】 | 旧中村家住宅 |
【住所】 | 〒043-0034 北海道檜山郡江差町字中歌町22 2 |
【アクセス】 | 中歌町バス停から徒歩で3分 |
【備考】 | 公開:4月~3月 9:00~17:00 4月~10月は無休 定休日:11月~3月 祝日の翌日 休館:12月31日~1月5日 年末年始 |
檜山観光スポット⑤いにしえ街道
「江差町ってどんなとこ!?」
— パーラーヤマト江差店【official】 (@yamatoesashi) January 11, 2019
~観光編~「いにしえ街道」
北海道で最も早く開港した港町のひとつ、江差町
北前船の往来を基盤に、ニシン漁と共に繁栄したこの町には
数多くの歴史的・文化的遺産が残されております
日本遺産に認定されているここでは花嫁行列も行われています#江差町#いにしえ街道 pic.twitter.com/uK9z4kWyX2
成元年度にスタートした『歴史を生かすまちづくり事業』。平成16年11月に街路事業が完成し、歴まち地区『いにしえ街道』として街並みが大きく変化しました。『景観に配慮した街なみづくり』を推進し、どこを切り取っても画になる観光地です。
お気に入りの場所で記念写真も忘れずに。
【名称】 | いにしえ街道 |
【住所】 | 北海道檜山郡江差町字中歌町・姥神町一帯 |
【アクセス】 | 中歌町バス停から徒歩で5分 |
【公式HP】 | https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/09/post-30.html |
檜山観光スポット⑥江差追分会館・江差山車会館
江差追分会館・江差山車会館
— YANGE (@shepherd_city) September 17, 2019
ちょうど江差追分の実演を観られたのでよかった pic.twitter.com/4tPgYBn56r
江差追分会館の百畳敷ホールは、地元の全国大会優勝者や師匠等が唄う江差追分を4月29日~10月31日まで毎日3回聴くことができ、さらにGW期間などは、郷土芸能(無形民俗文化財)の特別実演もあります。
江差山車会館は、北海道最古の歴史と伝統を有する「姥神大神宮渡御祭」の13台の山車(やま)から2台を1年交代で常設展示し、大型スクリーンと写真パネルで祭りの歴史や賑わいを紹介しています。
【名称】 | 江差追分会館・江差山車会館 (えさしおいわけかいかん・えさしやまかいかん) |
【所在地】 | 〒043-0034 北海道檜山郡江差町字中歌町193-3 |
【アクセス】 | JR新函館北斗駅から車で70分、JR木古内駅から車で60分。 |
【料金】 | 大人500円、小中高生250円 |
【公式HP】 | http://esashi-oiwake.com/esashioiwake-kaikan |
檜山観光スポット⑦横山家
江差の鰊御殿の商家横山家。
— なおち(表) (@na0_uraw) August 17, 2019
内部見学は休止中。 pic.twitter.com/wUDtFzRo0f
横山家は初代から数えること200年が経過しています。初代は天明6年(1786年)現在地において漁業、商業、回船問屋を営んでいました。現在の建物は今から約160年前に建てられた家屋で、昭和38年に北海道道の文化財指定を受けました。
【名称】 | 横山家 |
【住所】 | 〒043-0041 北海道檜山郡江差町字姥神町45 |
【アクセス】 | 姥神町フェリー前バス停から徒歩で1分 |
【公式HP】 | https://esashi.town/tourism/page.php?id=78 |
【備考】 | 公開:4月中旬~11月下旬 9:00~17:00 11月~3月は予約が必要 休館:不定休 |
檜山観光スポット⑧姥神大神宮
函館今日はお天気
— Ri-ngo (@mizukusakingyo) May 3, 2019
江差まで足をのばして
姥神大神宮へ
30年振りの江差
御朱印帳も参拝記念に購入 pic.twitter.com/WJgAHx0GDk
創立年代は不詳ですが、言い伝えでは約570年前の文安4年(1447年)に折居姥の草創とされています。文化14年(1817年)には正一位姥神大神社宮号を勅許された北海道最古の神社として有名な観光スポット。
毎年7月の第一土日に開催される「かもめ島まつり」では、町内の若者たちによって全長30mにおよぶ〆縄がかけられます。
【名称】 | 姥神大神宮(うばがみだいじんぐう) |
【住所】 | 〒043-0041 北海道檜山郡江差町字姥神町99-1 |
【アクセス】 | 姥神町フェリー前バス停から徒歩で5分 |
【公式HP】 | https://hokkaidojinjacho.jp/姥神大神宮/ |
【備考】 | 参拝時間<午前9:00~午後5:00> |

檜山観光スポット⑨勝山館跡ガイダンス施設
ちなみに勝山館跡ガイダンス施設の模型&CG復元図 pic.twitter.com/bpQsmw95MK
— まんじゅ (@manju1635) November 4, 2017
勝山館跡ガイダンス施設では模型や映像で勝山館を案内しています。中央に置いた勝山館の200分の1の復元模型は、正面のガラス越しに現地と見比べることで、より高い臨場感を感じます。
映像コーナーでは、北海道の中世史を解説するビデオが放映されていますが、勝山館の発掘結果をもとにしたコンピューターグラフィックスによる勝山館の復元が話題を呼び、注目されている観光スポットです。
【名称】 | 勝山館跡ガイダンス施設 |
【住所】 | 〒049-0601 北海道檜山郡上ノ国町字勝山427番地 |
【アクセス】 | 「上ノ国駅前」から車で8分 |
【料金】 | 大人200円(団体160円)、小中高100円(団体80円) |
【公式HP】 | http://www.town.kaminokuni.lg.jp/hot news/detail/00000391.html |
【備考】 | 開館時間10:00~16:00 |
檜山観光スポット⑩上之国館跡
上之国町の勝山館跡
— TM (@non_mushkila) September 9, 2019
本日はとても良い天気でした
遠くに江差で沈んだはずの
開陽丸がよく見えました pic.twitter.com/77rXCF47Sa
上之国館は、松前氏の祖である武田信広が築いた勝山館、花沢館、洲崎館の総称。北方交易や中世の生活様式を知ることが出来る史跡として、国指定の史跡にもなっており、見所がたくさんあります。
【名称】 | 上之国館跡(かみのくにたてあと) |
【住所】 | 〒049-0601 北海道檜山郡上ノ国町字勝山427番地 |
【公式HP】 | http://www.town.kaminokuni.lg.jp/hotnews/detail/00000285.html |
檜山の江差町では体験観光がおすすめ!
檜山郡江差町は函館、松前、上ノ国、大沼などとともに、みなみ北海道観光の拠点となる町です。江差町では観光しながら、その土地の文化やグルメを楽しむ体験観光がおすすめ。道南を訪れたら、檜山郡江差まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
体験観光①自然体験
アクティブに檜山を満喫したい方には自然体験がおすすめ。檜山のシンボルでもあるかもめ島に、ゴロンベェ浜という地元ではカニ釣りの人気スポットがあります。また海ではパドルサーフィンやシーカヤックを使って遊ぶこともできます。
体験観光②文化体験
江差では着物を着て、お気に入りの観光スポットで記念写真を撮ることができちゃいます。毎年ゴールデンウィークから歴まち商店街の企画「着物で歴まち散策」を開催しています。歴史ある檜山の街並みを背景に、写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
また、江差追分会館では、「江差追分を唄ってみたい」というお客様のために、追分道場を開設しています。過去の全国大会で優勝経験のある本場の師匠がわかりやすく教えてくれます。他にもそば打ち教室やハンコ作りなど、檜山ならではの様々な文化体験ができます。
体験観光③グルメ体験
江差では快適な芝生の広場でお手軽にバーベキューを味わうことができます。お肉は江差町内の精肉店から都度仕入れているの新鮮さが特徴。手ぶらで来れるのも嬉しいポイントですね。
また、古い建物が立ち並ぶ、いにしえ街道沿いのお店「茶房せき川」で抹茶を注文すると、希望により自分で抹茶をたてることができます。
檜山で観光スポットを巡ろう!
檜山の観光スポットはいかがでしたか?家族や友人と楽しむのもいいですし、一人でゆっくりした時間を過ごのもいいですね。檜山ならではの自然や文化に触れてみてはいかがでしょうか。
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