「藻岩山」の登山ガイド!おすすめルートや所要時間・駐車場を徹底解説!

北海道札幌にある「藻岩山」について紹介します。藻岩山は札幌市内にあり、非常にアクセスしやすい山となっています。初心者や子供でも登山しやすい登山道となっており、コースも豊富です。冬の登山や夜景も人気な藻岩山について注目しましょう。

「藻岩山」の登山ガイド!おすすめルートや所要時間・駐車場を徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1「藻岩山 」とは
  2. 2「藻岩山」 の見どころ
  3. 3「藻岩山」の登山ルート
  4. 4「藻岩山」 のロープウェイとミニケーブルカー
  5. 5「藻岩山」の登山注意点と駐車場情報
  6. 6札幌に来たら「藻岩山」に登ろう!

「藻岩山 」とは

「藻岩山」は北海道札幌市にある山です。札幌市の中心部から少し移動したところにある山であり、登山の人気スポットといえるでしょう。登山道も整備されており、初心者でも登山が楽しめる場所として藻岩山には観光客が訪れています。

そんな藻岩山の登山ガイドを紹介します。初心者でも登りやすいルートや所要時間を要チェックです。また、登山をする際の注意点や熊の問題、また駐車場情報も解説します。

標高531mの札幌市内にある山

藻岩山の特徴として標高は531mであることと、札幌市内にあるという点です。登山をするときに、登山コースがあまりにも遠いとアクセスするまで大変です。子供や初心者の場合、到着したころには軽く疲れてしまっているということもあるでしょう。

しかし、藻岩山の場合は札幌市内のため登山を開始するまでのアクセスが便利です。標高も高すぎない山であり、登山道や駐車場も整備されているのでおすすめな登山向きの山といえるでしょう。

冬でも登山ができるので人気!

登山をする際、冬になると通行止めなどが理由で立ち入り禁止となることがあります。藻岩山の場合は札幌市内から近いということもあり、冬でも登山できるというてんも人気の理由といえるでしょう。もちろん、冬は普段よりもコースに気をつけて登る必要があります。

そういった点に注意しながら、まずは温かい季節の藻岩山登山を行ってコースを把握し、それから冬に挑戦すると良いでしょう。登山道が整備されてるとはいえ、子供や初心者は冬山は危険です。

札幌でも随一の夜景の名所

登山に慣れている人は藻岩山から札幌市内の絶景を眺めましょう。日中の景色も絶景といえますが、札幌の夜景は非常に美しい景色が広がっています。昼の絶景や夜の夜景など、藻岩山には様々な登山の楽しみ方があるのです。

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「藻岩山」 の見どころ

藻岩山を登山する際の見どころについて紹介します。美しい自然の絶景を楽しめる藻岩山の登山ですが、特におすすめな点はどういった部分なのでしょうか?初心者でもコースを下調べて、それらの特徴を楽しむのがおすすめです。

見どころ①天然記念物の原始林

藻岩山は1871年にイチイやハリギリなど7種の原始林の伐採を禁じています。そのため、藻岩山では原始林が天然記念物に指定されて、現在も保護されています。過去にはこの藻岩山一帯の植物を調査に訪れた学者が、その多様性に驚いて世界的に珍しい場所として「日本森林植物誌」で紹介しています。

約450種の花や植物

原始林が天然記念物に指定されている藻岩山ですが、群生している植物は約450種類ほどとなっているそうです。登山を楽しみながら珍しい花や植物を鑑賞してみましょう。基本的に山の植物は採集してはいけないので、ありのままの姿を楽しむのがおすすめです。

見どころ②野生動物に会える

藻岩山では原生林が残っていることもあり、野生動物に出会うことがあるでしょう。自然の中で生活している動物を見るのは貴重ですし、可愛らしい姿に癒やされます。

天然記念物のクマゲラやエゾリス・キタキツネなど

出会える動物として、天然記念物のクマゲラやエゾリス、キタキツネなどが確認されています。野生動物は臆病で警戒心が強いので遠くから眺めるほうが良いでしょう。また、キツネに直接触れるとエキノコックスなどの危険な病気にかかる可能性があります。

また、めったに無いことですが熊の危険性が無いとは限りません。熊よけの鈴であったり、できる限り大きな音を立てながら登山しましょう。もし熊に会うようなことがあっても、振り返らずに、そのまま後ずさりすることが大切です。背中を見せると熊は本能的に襲ってしまうそうです。

見どころ③山頂からの絶景

藻岩山の山頂にたどり着くと、札幌市内まで見渡せる絶景が広がっています。天気が良い日は特に風景が美しいので、藻岩山に何度も登りたくなるでしょう。初心者や子供でもルートに気をつけて登山すれば、山頂までたどり着けます。

夜景はうっとりする美しさ!

日中の景色も絶景ですが、夜景の場合は札幌市内の明かりがロマンチックに輝いています。札幌の夜景は日本の中でもトップクラスに美しいので、様々な展望台が存在しています。そういったものとはまた違った藻岩山の山頂からの夜景を楽しみましょう。

「藻岩山」の登山ルート

藻岩山の登山ルートについて紹介します。藻岩山は子供と一緒の場合や初心者でも登れる山です。標高は531mと丁度いい難易度といえるでしょう。しっかりと藻岩山の登山ルートを確認して絶景を楽しみましょう。

藻岩山の登山ルートは5つ

登山をする場合は5つのルートの中から選びましょう。駐車場に車を停めるか、電車やバスなどを利用して登山ルートまでアクセスするのがおすすめです。どの登山ルートもそれほど厳しいわけではないので、藻岩山の山頂まで楽しく登ることができるでしょう。

所要時間はどのルートでも2時間前後

冬山は少し厳しさが異なりますが、基本的に藻岩山登山は2時間前後で行えます。2時間で楽しめることから、子供や初心者でも難しくないといえるでしょう。とはいえ、運動不足の人や冬は苦労するといえます。熊などの危険な動物に気をつけて楽しみましょう。

子供でも登れる初心者向けのコースが多い

近年はひとりキャンプなどがブームになり、登山に挑戦する人も増えています。子供や初心者でも整備された登山口からであれば、藻岩山の山頂を目指すのは難しくありません。藻岩山の美しい自然や絶景を楽しみながら山頂を目指しましょう。

ルート①慈啓会病院前コース

藻岩山の中で最も難易度が低く、子供も初心者も楽しめるのが「慈啓会病院前コース」です。こちらは藻岩山登山道入り口から馬の背を経由して山頂を目指します。約3kmのコースとなっており、家族で訪れている人が多いでしょう。

ルート②旭山記念公園コース

駐車場からすぐに登山口にアクセスできるのが「旭山記念公園コース」です。旭山記念公園の駐車場に車を停めて、そこから山頂を目指します。慈啓会病院前コースと比較するとアップダウンがあり、初心者卒業を目指す人におすすめです。

ルート③もいわ山スキー場コース

藻岩山をまっすぐに進みたい人は「もいわ山スキー場コース(市民スキーコース)」を選びましょう。こちらはスキー場脇を通る一本道の登山ルートです。距離は約2.5kmとなっており、簡単に見えて意外としんどいルートとなっています。

その理由は、他のルートとは違って登山道をまっすぐと進んでいくため、風景があまり変わらないこと、勾配がきつくなるという点が挙げられます。藻岩山登山というよりも、藻岩山トレーニングと感じるかもしれません。

ルート④北の沢コース

もう一つ初心者におすすめなのが「北の沢コース」です。こちらは藻岩山のコースの中で距離が短く2.4kmほどの長さです。ただし、駐車場がないせいか、他の登山客が少ないようです。

藻岩山を登るときは一人で静かに登りたいという人におすすめですが、熊や冬などの危険を考えると、ある程度は人とすれ違うようなコースのほうが良いでしょう。単純に札幌の絶景を楽しみたいという理由なら、このコースが最も早いです。

ルート⑤小林峠コース

藻岩山の自然を楽しみたい人は「小林峠コース」を選びましょう。登山道に多くの植物が群生しており、珍しいものを発見できます。登山道は最終的に旭山記念公園コースと合流するので、一度そちらのコースを経験してからが良いでしょう。

小林峠コースは藻岩山の5つのコースの中で最も距離が長く、約4kmほどのものとなっています。藻岩山登山に慣れた中で、トレーニングを含めて登山したい人が最適といえるでしょう。子供や初心者には厳しい長さなので別の登山道がおすすめです。

「藻岩山」 のロープウェイとミニケーブルカー

登山に最適な藻岩山ですが、札幌の絶景をただただ楽しみたいというときもあるでしょう。そういった場合は藻岩山を登るロープウェイやミニケーブルカーを利用しましょう。子供も楽に藻岩山の山頂まで行けるのでおすすめです。

山頂へはロープウエイとミニケーブルカーで行ける!

山頂へのロープウェイとミニケーブルカーは有料ですが、非常に便利です。のんびりと揺られながら山頂までアクセスしましょう。また、ロープウェイやミニケーブルカーがある場所には駐車場もあるので、気軽に利用できます。

中腹駅から山頂駅の間に自然学習歩道がある

ケーブルカーを利用するための中腹駅から山頂駅の間には「自然学習歩道」があります。約600mの自然学習歩道は登山道以上に整備されていて、非常に登りやすくなっています。また、途中に休憩所もあるので冬場でも安心して山頂を目指せます。

ロープウエイは麓から中腹駅まで5分

ロープウェイを利用すると麓から中腹駅までは約5分でアクセスできます。ロープウェイ乗り場はバリアフリーにも対応しており、乗車券売り場には受付の方もいらっしゃいます。

ミニケーブルカーは中腹駅から山頂まで1分40秒

ミニケーブルカーで山頂を目指す場合は、中腹駅から山頂駅まで1分40秒と高速になっています。ロープウェイもミニケーブルカーもそれぞれ魅力がありますが、とにかく山頂を目指したい場合はミニケーブルカーが良いでしょう。

ミニケーブルカーの愛称は「もーりすカー」

藻岩山にあるミニケーブルカーには「もーりすカー」という愛称がついています。もーりすカーは世界初のミニケーブルカーとなっており、2両のキャビンで山頂まで向かうことになります。ちなみに、もーりすというのは藻岩山のキャラクター名から呼ばれるようになったのだとか。

マスコットキャラクターであるモーリスくんの大きな人形が飾られており、おしゃれできれいなミニケーブルカーが山頂まで運んでくれます。短時間なので高いところが苦手な人でも、ミニケーブルカーは乗りやすいといえるでしょう。

中腹駅にはお土産コーナー「もいもいのお店」

ロープウェイがある中腹駅には「もいもいのお店」というお土産ショップがあります。地域のお土産をこのお店で購入していきましょう。また、山頂展望台で使用する「愛の南京錠」も販売されています。

山頂展望台は中腹駅の3階にあり、「幸せの鐘」の手すりに南京錠を取り付けることで、お互いの絆を深めるというスポットとなっています。藻岩山にアクセスするときに記念に訪れるのも良いでしょう。

「藻岩山」の登山注意点と駐車場情報

藻岩山の登山情報と駐車場情報をまとめて紹介します。藻岩山登山の中で注意したいのは服装と熊についてです。それぞれしっかりと準備や知識を蓄えておくことで、藻岩山登山を安全に行えるようになります。

登山情報

登山を行う上では、基礎体力が重要です。藻岩山は初心者や子供が登れる山ですが、運動不足の人には厳しい山といえるでしょう。また、季節も真夏や冬よりも、春や秋のほうが気温も丁度いいといえます。

登山道に熊が出ることも!熊よけアイテムを用意

藻岩山の注意点として熊の存在が挙げられます。どの山でも熊が生息している可能性は否定できません。藻岩山でも熊の目撃情報があり、熊よけアイテムをを用意しておくのが良いでしょう。

熊よけアイテムとしてスプレーなどがありますが、鈴などを鳴らしながら進むのがおすすめです。また、周囲を確認しながら整備された登山道以外に入らないことが大切といえます。

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服装は登山服と登山靴がおすすめ

登山をするときはしっかりとした装備で挑みましょう。標高がそれほど高くない山でも、山の天気は変わりやすく冬以外の季節でも気温が下がりやすいです。また靴は履き慣らした登山靴がおすすめといえます。上着を用意し、雨雲忘れないようにしましょう。

約2時間ほどで山頂を目指せる藻岩山ですが、服装が不十分な場合は危険を伴います。軽い登山ウェアや撥水性のあるリュックサックなど便利なグッズが販売されています。おしゃれでカラフルな服装にすることで、より藻岩山登山が楽しめるのです。

駐車場情報

藻岩山登山では3つの代表的な駐車場があります。それぞれ目的に合わせた駐車場を選びましょう。時期によっては混み合うこともあるので、ゆとりを持った時間にアクセスするのがおすすめです。

慈啓会病院登山口

最も利用率がある駐車場は慈啓会病院登山口」にある駐車場です。子供や初心者が利用しやすい登山道があるため、こちらの駐車場は混み合うことが多いです。紅葉の季節や土日などは満車に近い状態かもしれません。

旭山記念公園

旭山記念公園」方面の駐車場もおすすめです。自販機やトイレなどが設置されており、落ち着いて準備を行える駐車場となっています。こちらの駐車場も登りやすいということがあって混み合うことがあるようです。

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もいわ山スキー場

ロープウェイ近くの駐車場として、もいわ山スキー場方面を利用しましょう。藻岩山のロープウェイ乗り場「もいわ山麓駅」近くに駐車場があります。藻岩山登山ではなくロープウェイを利用する場合はこちらの駐車場を選びましょう。

「藻岩山」の基本情報

【名称】 藻岩山
【住所】 北海道札幌市中央区伏見5丁目3-7
【アクセス】 電車:「さっぽろ駅」から「大通駅」下車、「円山公園駅」下車
バス:「円山バスターミナル」から「もいわ山麓駅」下車
【参考サイト】 http://moiwa.sapporo-dc.co.jp/
【備考】 複数の登山道あり
防寒具や登山靴を用意して登りましょう

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札幌に来たら「藻岩山」に登ろう!

北海道札幌にある藻岩山について紹介しました。藻岩山は札幌市内からアクセスしやすい山であり、登山に人気の観光スポットです。山頂からの絶景や珍しい植物が楽しめる山であり、子供や初心者でも気軽に挑戦できるでしょう。藻岩山は札幌のおすすめの山なので、是非登山に挑戦しましょう!

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この記事のライター
浅倉恭介
動物や料理、カメラやギターが好きです。カメラを持ち歩いて各地を旅行しています。コンビニの新商品を定期的にチェックし...

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