まさに秘境!鹿児島「雄川の滝」は絶景の癒しの空間!アクセスも解説!

雄川の滝は鹿児島県大隅半島の南大隅町にあります。渓流に沿った緑あふれる遊歩道を歩いた先に突然現れるエメラルドグリーンの滝壺はまさに秘境と呼ぶにピッタリの神秘的な美しさ。ドラマにも使われた雄川の滝の展望を楽しむ方法やアクセスについても詳しくご紹介します。

まさに秘境!鹿児島「雄川の滝」は絶景の癒しの空間!アクセスも解説!のイメージ

目次

  1. 1鹿児島の人気絶景スポット「雄川の滝」
  2. 2「雄川の滝」の遊歩道や展望スポット
  3. 3「雄川の滝」を観光する時の注意点
  4. 4「雄川の滝」周辺には穴場カフェが!
  5. 5「雄川の滝」へのアクセスや詳細情報
  6. 6「雄川の滝」の絶景に癒されよう!

鹿児島の人気絶景スポット「雄川の滝」

雄川の滝鹿児島県大隅半島を流れる雄川の上流にあります。切り立った断崖を流れ落ちる46メートルの落差の滝と、大地のパワーを感じられる荒々しい岩盤から幾筋もの繊細な滝がエメラルドグリーンの滝壺の水面に流れ込むさまは、この上なく神秘的で、ドラマ、映画のシーンにも登場します。

きらめく水面、涼やかな滝の音、マイナスイオンたっぷりのミストで究極の癒し効果が得られる雄川の滝へ、雄川渓谷で森林浴を楽しみながら遊歩道を歩いて行きましょう。春夏の光あふれるシーズンも楽しめますが、秋の紅葉、晴れの日が続く冬もおすすめです。

雄川の滝は近年まで人もまばらな秘境でした。鹿児島銀行のカレンダーに採用されて雄川の滝の美しさが再発見され、最近はドラマや映画のロケ地となり、人気の絶景スポットになりました。2018年には霧島錦江湾国立公園に編入されています。これからもドラマやコマーシャルの撮影にふさわしい人気の場所です。

水の色が美しい滝壺

雄川の滝の絶景の一つはその透き通った水の色です。ドラマに滝が登場した時もその水の美しさに驚きました。奥地の秘境の透き通った清流に、周囲の風景、新緑や紅葉などさまざまな色が滝壺の水面を彩ります。色は季節や時間、天気や水量によっても変わります

このエメラルドグリーンの滝壺を満喫するねらい目は、晴れの日が数日続いたあとです。天候が安定して晴れる日の多い冬などもいいでしょう。雄川の滝は西向きに位置しているので、太陽が昇り、日が差し込む時間帯なども重要。

大河ドラマ「西郷どん」にも登場

雄川の滝が2018年の大河ドラマ「西郷どん」のオープニングの風景に登場してから、その絶景が全国に知れ渡るようになりました。ドラマのオープニングでは薩摩の様々な風景が登場します。西郷どんの時代の1843年に薩摩藩が領内の名所を文書で紹介し、この雄川の滝も含まれています。

映画「キングダム」のシーンにも!

2019年公開の大ヒット映画「キングダム」のシーンにも雄川の滝が登場しました。追っ手を逃れた主人公たちが滞在する、いにしえの王族の避暑地で、雄川の滝を背景に館が建っていました。山界の王に会いに行く前に滞在しているという、ドラマチックで秘境感あふれる設定です。

「雄川の滝」の遊歩道や展望スポット

雄川の滝には、駐車場から雄川渓谷の遊歩道を20分ほど歩くと、雄川の滝正面の展望スポットにつ到着。片道1.2kmで往復で合計40分、展望スポットでの滞在は10分位とすると50分~1時間位で見学できます。

小鳥のさえずり、川のせせらぎなどに耳をすませて遊歩道を歩けば、癒し効果は抜群。春の新緑、夏は川の清涼感、秋は紅葉、冬は穏やかな晴天で水面のきらめきが美しく、春夏秋冬いつ訪れても感動します。

約1200mの遊歩道

駐車場から雄川の滝までの遊歩道は約1200m。多少のアップダウンがあり、勾配のきついところには階段がありますが、全体的に緩やかで舗装されているため歩きやすい道です。雄川渓谷沿いの川の流れが気分をリフレッシュしてくれます。

途中の川も絶景!

川を進むごとに景色が変わり、目を離せません。岩が急流を分けていたり、苔むした岩に趣を感じたり、緩やかな流れになったりと、楽しい冒険です。透明な水の流れる川の中には魚もいます。途中の川辺で休憩したり遊んだりできます。紅葉のシーズンには遊歩道も紅葉した葉で彩られます。

動きやすい服装がおすすめ

遊歩道は舗装されていますが、湧水で濡れていたり、雨の後や急な坂道など滑りやすい所もあります。勾配が急な所には階段があったり、水辺に出るには舗装のない所を歩いたりしますので、歩きやすい靴がおすすめです。

季節によって水辺や森の中は涼しく感じるかもしれませんが、紅葉シーズンや冬でも歩けば暑くなるので、脱ぎ着がしやすい服装をおすすめします。自然の中の遊歩道は帽子もあると何かと安全です。

夏は雄川渓谷の水辺で水遊びもできます。やはり鹿児島の夏はとても暑いですから、汗拭きのハンカチやタオルなどもお持ちください。ペットボトルの水など水分補給も忘れずに。虫に刺されやすい人は虫よけや虫刺されの薬などもあるとよいでしょう。

展望台①雄川の滝展望所

遊歩道の終点で視界がぱっと開けて、雄川の滝の展望所があります。切り立った崖から滝壺まで流れる雄川の滝や幾筋もの滝、周囲の風景を映す美しい水の色など、ドラマチックな絶景を楽しみ、大自然のパワーをチャージしましょう。

展望台②上流展望所

切り立った崖の上、雄川が断崖を滝となって流れ落ちる場所に、雄川の滝上流展望所があります。エメラルドグリーンの滝壺や雄川渓谷の新緑や紅葉など壮大な景色が楽しめます。駐車場から展望台までは緩やかな階段を歩いて2分。上流展望台から下る道はないので、滝壺へはアクセスできません

雨の日が続いて水量が増えたり、発電所の放水の時には、水量が豊富で豪快な滝が見られます。滝の水が滝壺を打つほどに激しくなると、水面が波立ち、なかなか美しい色が見られなくなります。

「雄川の滝」を観光する時の注意点

鹿児島の南の秘境ですので、台風や急激な天候の変化など予測できない事態も発生することでしょう。美しい自然を満喫できる場所ですが、同時に自然の威力に注意が必要な場所でもあります。

また雄川の滝の上流には雄川水力発電所があり、ダムの放水が行われることがあります。放水の日時は固定しておらず、水量の増減の予測も難しいので、注意が必要です。

天候により通行止めになることが

悪天候の時や、川の増水時には安全の為、遊歩道への立ち入りが禁止されることがあります。雨の日が続いたり、梅雨の時期や台風の後など、雄川の滝遊歩道が冠水していたり、倒木があったり、道路の陥没や補修などで通行止めになることがあります。南大隅町観光協会ではツイッターで情報を公開しているので、雨の日の後などは雄川の滝を訪れる前にチェックすると安心です。

放水が行われることも

雄川の滝の上には水力発電所があり、雄川の水を取水して発電しています。ダムに水がたまりすぎるのを防ぐため、定期的に放水が行われ、「ダムから放流します。避難してください。」と、警報が聞こえたら注意しましょう。発電所の電光掲示板にも放流中との文字が出ます。

滝壺の遊泳は禁止!

雄川の滝の滝壺は吸い込まれるような美しさで、特に夏には泳ぎたくなってしまいますが、滝壺での遊泳は残念ながら禁止されています。国立公園にもなっていますし、この絶景をこのまま後世に伝えるためにも、皆で協力して守っていきましょう。

「雄川の滝」周辺には穴場カフェが!

遊歩道を歩いて雄川の滝を見に行くと、往復約1時間。エネルギー補給が必要です。カフェは駐車場の前という絶好のロケーション。雄川の滝をイメージしたり、地元のフルーツを使った飲み物スイーツ、地場野菜やポークの入ったランチや軽食、紅葉の秋や冬には体が温まるスープなど、ぜひ立ち寄りたいカフェです。

おしゃれなコンテナカフェ

aqua base cafeコンテナハウスを活用した自然に溶け込む色合いのカフェ。1階にはオーダーカウンターと土産物売り場、2階のテラスには、ゆったり座れる椅子とテーブルがあり、森の緑や紅葉など周囲の風景が展望できて自然との一体感があります。

SNS映えスポットも

1階のカウンターの横、雄川の滝をデザインしたOgawa Waterfallと書かれたエメラルドグリーンのボード前がSNSスポット。飲み物カップのOgawa Waterfallの文字もおしゃれですね。お店の名前の入った外壁や、テラス席や屋外の風景にもカラフルなドリンクやスイーツがとっても映えます。

「aqua base cafe」の人気メニュー

雄川の滝のような色をしたオリジナルドリンク、マンゴー、パッションフルーツやたんかんなど、地元のフルーツのジュース、地元マンゴーと黒豚のサンドイッチなど、旬の地場野菜やポークを使った軽食もあり、どれにしようか迷ってしまいます。

夏にはカラフルなアイスクリーム、フルーツの入ったかき氷、パフェなどでクールダウンして、紅葉の秋や冬には温かい飲み物やスープで体を温めましょう。

メニュー①雄川の滝アイスミントティー

雄川の滝のエメラルドグリーンをイメージし、美しい滝の色や滝で感じる爽快感が味わえる、雄川の滝アイスミントティーミントが入ったハーブティーです。色は着色料ではなく、青い花のハーブが使われています。

メニュー②地元産辺塚だいだいスカッシュ

辺塚だいだいは地元に古くから自生していたかんきつ類で、おだやかな酸味と爽やかな香りが特徴。辺塚だいだいスカッシュは清涼感あふれ、ビタミン補給もばっちり。歩いた後に爽快感あふれる飲み物でリラックスしてはいかがでしょう。辺塚だいだいを使ったドレッシングやスイーツメニューもあります。

メニュー③シュークリーム

辺塚だいだいとサツマイモのシュークリームはとてもキュートなスイーツ。顔はだいだいの入ったクリームで、胴体のシュー生地の中にはサツマイモのクリーム。耳のようなサツマイモの輪切りがかわいさを強調。食べるのが惜しくなってしまいます。このシュークリームのデザインで作ったピアスもお土産で売っています。

冬限定のホットメニューも注目

秋の紅葉シーズンや冬にかけて、冬季限定メニューがおすすめ。地元のかぼちゃを使ったパンプキンポタージュや、地場野菜がたっぷりのクラムチャウダースープが、パンでできた器に入っています。もちろんパンもおいしくて満腹感あり、冬の冷えた体を温めてくれます。

雄川の滝関連のお土産も販売!

雄川の滝の色、エメラルドグリーンをイメージした砂糖菓子や、雄川の滝サイダー(ビン入り)、オリジナルストラップ、オリジナルクリアマグカップ、マイボトルなど、このお土産があれば、雄川の滝がいつでも思い出せます。

aqua base cafeの基本情報

【名称】 aqua base cafe (アクアベースカフェ)
【住所】 鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北12070(雄川の滝駐車場手前)
【電話番号】 0994-24-3120 (南大隅町観光協会)
【営業時間】 平日11:00~17:00 土日祝10:00~17:00
※繁忙期は土日祝と同様です。
 (ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク)
【定休日】 水・木曜日(祝日や繁忙期はオープン)
【HP】 http://satamisaki.com/aquabase

「雄川の滝」へのアクセスや詳細情報

雄川の滝は大隅半島の南大隅町にあり、滝の駐車場までは車や観光周遊バスでアクセスできます。薩摩半島側JR鹿児島中央駅からのアクセスは、指宿枕崎線にのり、砂蒸し風呂で有名な指宿の一駅南の山川下車、山川港から雄川の滝の最寄りの根占港を結ぶフェリーで所要50分、根占港に到着します。

根占港からは佐多岬と雄川の滝を周って根占港に戻る周遊バスも1日1便出ています。根占港からはレンタサイクル利用してもアクセスできますが、自転車では滝の駐車場まで約40分、駐車場近くでは上り坂もあるので、体力のある方向けです。

車でのアクセスの詳細

雄川の滝への入り口となる雄川の滝駐車場までの車でのアクセスは、鹿児島空港からのアクセスでは1時間45分ほど南下すれば到着。JR鹿児島中央駅など、薩摩半島側からは高速道路と一般道路利用でアクセスするか、フェリーを利用して大隅半島側に渡れます

フェリーは鹿児島港と桜島港を結ぶ桜島フェリー(所要15分・1時間に3~4本)で下船後約1時間30分、鴨池港と垂水港を結ぶ垂水フェリー(所要40分・1時間に1~2本)で下船後約1時間、指宿の最寄りの山川港から根占港を結ぶフェリーなんきゅう所要50分・1日4本・夏季の土日祝日は5本)で下船後約15分です。

フェリーは便利ですが繁忙期には乗船まで待ち時間もあるので、高速と一般道路の方が早い時もあります。いずれにしても雄川の滝に近づくほど道幅が狭くなり、対向車とすれ違う時は幅がある場所を探したりと時間がかかることもあるでしょう。

駐車場情報

遊歩道やカフェのある駐車場へアクセスする時、カーナビでは、雄川の滝遊歩道入り口駐車場、雄川渓谷駐車場です。70台ほどの収容台数で、料金は無料です。お手洗いは駐車場にしかないので済ませておきましょう。

もう1か所、滝を上から見下ろす場所にある上流展望所には6台の駐車スペースがあります。カーナビに雄川の滝で検索するとこちらの駐車場に誘導されてしまうこともあり、注意が必要です。遊歩道入り口と上流展望所は10km離れています。上流展望所駐車場からは2分ほど階段を下ると滝が上から展望できるので、時間があまり取れない方にはおすすめです。

連休時は駐車場渋滞が発生

雄川の滝周辺は道幅も狭くなり、ゴールデンウィーク、お盆、秋のシルバーウィークや紅葉シーズンの連休に晴れると特に混雑し、2時間以上並んだ日もあるようです。時間に余裕をもって予定に組み込みましょう。大河ドラマの放映された2018年には大混雑でした。またドラマのロケなどに出ると混雑が増すでしょう。

ゴールデンウィークなど大混雑が見込まれる時期は、南大隅町役場等に駐車しシャトルバスでの移動が計画されることもあります。南大隅町観光協会のツイッターでは観光地の混雑が予想される場合の情報が発信されるので確認してみましょう。冬は天気は良い日でも比較的空いているようです。

観光周遊バスが運行

根占港から雄川の滝と佐多岬をを周遊するバスが毎日1便運航しています。根占港8:55集合、9:00出発です。料金は大人1名2,500円、小学生半額、幼児無料。

根占港出発後、佐多岬で1時間、伊座敷商店街で自由昼食後、雄川の滝には1時間5分ほどの滞在時間で、根占港に14:50頃到着予定です。土日祝日には佐多岬コンシェルジュがバスに同乗してくれます。車窓からの景色を楽しみながら観光できます。

雄川の滝の基本情報

【名称】 雄川の滝
【住所】 鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北12222
【TEL】 0994-24-3115 (南大隅町観光課)
【営業時間】 午前8時~日没
【駐車場】 あり(70台)無料
【HP】 http://satamisaki.com/p_category/ogawanotaki
【備考】 降雨による遊歩道冠水の際は立ち入り規制があります。

「雄川の滝」の絶景に癒されよう!

雄川の滝の神秘的な水の色、自然のエネルギーにあふれた絶景を見るとパワーが湧いてきます。マイナスイオンをたっぷり浴びて、忙しい旅の途中に癒しの時間を取り入れましょう。南九州に行ったら他の観光箇所も周りながらぜひ立ち寄ってみてください。

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izuta

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