日本百名山「利尻山」の登山情報を解説!絶景を拝める人気のコースは?

日本最北端に位置し利尻富士とも呼ばれ、日本百名山にも選ばれている「利尻山」。「利尻山」には、固有の高山植物があることや絶景が拝めることで沢山の登山者が訪れます。「利尻山」には、登山初心者から上級者向けのコースがあり、レベルに合わせた登山ができ、人気があります。

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目次

  1. 1利尻山とは
  2. 2利尻山登山のレベル別コース【初心者編】
  3. 3利尻山登山のレベル別コース【中級者編】
  4. 4利尻山登山のレベル別コース【上級者編】
  5. 5利尻山登山のマナー・注意点
  6. 6利尻山登山の関連情報
  7. 7魅力の利尻山登山に挑戦してみよう!

利尻山とは

利尻山

「利尻山」は日本百名山であり、日本最北端にある山でもあります。「利尻山」は、島全体が山であるため、海抜0メートル付近から山頂1,719メートルを目指して登山をする人もいます。利尻山に足を踏み入れると、沢山の高山植物が見られることも、登山者やツアー客から人気がある理由の一つです。

「利尻山」にはいくつかのコースがあり、登山初心者から上級者まで楽しめます。日本名水百選に選ばれている名水「甘露泉水」を味わうこともできますし、なんといっても山頂から眺める景色が格別です。天気に恵まれれば山頂からは礼文島までも臨むことができます。

利尻島の象徴とされる山

利尻島の象徴は、日本百名山の一つであり「利尻富士」とも呼ばれる美しい山である「利尻山(りしりざん)」です。「利尻富士」と呼ばれる由来となった見事などっしりとした山の景色は、利尻島観光の際には欠かせません。日本最北端の山である「利尻山」は、時期により全く見え方が異なることも大きな特徴です。

「利尻山」にはいくつかのコースがあり、登山初心者から上級者まで楽しめます。利尻山に生息する固有種の植物を楽しむフラワートレッキングツアーから、厳しい自然の中の登山を楽しむ上級者まで幅広い層に人気があります。

固有の高山植物もあり登山者が多い

利尻山

「利尻山」には、最北端の山であること、また島である特殊な環境から固有の高山植物が存在します。「リシリヒナゲシ」や「リシリアザミ」等、利尻山でしか見られない花、またその花々が咲く景色は絶景です。時期になると9合目上部あたりに「ボタンキンバイ」が群生します。一見の価値ありです。

高山植物の花の見頃が多くが7月~8月の夏の時期であることから、その時期はフラワートレッキングツアーの観光客が多く訪れます。登山初心者の方は、安心して観光を楽しめるフラワートレッキングツアーを利用することが多いようです。

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利尻山登山のレベル別コース【初心者編】

利尻山

「利尻山」には登山初心者から上級者まで様々なレベルに合わせたコースがありますが、まずは、登山初心者向けから紹介します。初心者でもハイキングしつつ利尻山と海の景色を楽しめるのが、ポン山です。往復で2時間もかからないため気軽に登れます。おすすめ時期5月中旬~10月上旬頃です。

ポン山・姫沼探勝路

利尻山登山のレベル別コース【初心者編】では、利尻山の山麓のポン山から姫沼への探勝路を紹介します。初心者向けレベルですが、日本百名山「利尻山」の景色を眺め、日本名水百選「甘露泉水」を味わい、森林浴の森百選の「森」を歩けるという3つの百選を楽しめるコースです。

登山ルート・所要時間

利尻山

ここでは、ポン山から姫沼へのおすすめの登山ルートを紹介します。北麓野営場をスタートし、ポン山山頂を目指します。山頂到達後、下山のときに、途中の分岐点をスタート地点とは逆の姫沼方面へ向かいます。所要時間は、約2.5時間と短時間のコースであるので登山初心者でも安心ですしツアーの用意もあります。

登山のポイント・景色

利尻山

ポン山から姫沼ルートのポイントを紹介します。スタート地点からポン山への道中は、日本名水百選「甘露泉水」を味わうことや、季節の花々を見ることができます。ポン山山頂からは日本百名山の利尻山や礼文島を眺めることができます。下山時の姫沼方面への道中では、森林浴の森百選の「森」を楽しみながら歩くことができます。

姫沼からバスで戻ることも可能

利尻山

姫沼に到着したらスタート地点(北麓野営場)に戻るのも良いですが、歩くのに疲れてしまった場合はバスを利用することもできます。舗装された車道を歩いて道道108号線の姫沼口バス停へ出ます。バスは島内を時計回り、反時計回りに一周するのでどちらのコースのバスに乗っても問題ありません。

利尻山登山のレベル別コース【中級者編】

利尻山

次に、登山中級者レベル向けのコースを紹介します。中級者レベル向けのコースである鴛泊(おしどまり)コースは、利尻山登山でもっともポピュラーであり最も多くの登山客が利用するコースです。所要時間は、9時間弱とわりと長いコースになるので、朝早くから登り始める必要があります。

 

鴛泊コース

鴛泊コースは、登山中級者レベル向きのコースです。5合目までは樹林帯の緩やかな道ですが、6合目から徐々に傾斜がきつくなります。7合目あたりまではところどころ海が見えますが森の中を歩きます。8合目付近に近づくと利尻山の美しい姿を見ることが出来ます。

沓掛分岐を過ぎてからの9合目付近の石は非常に滑りやすいので注意が必要です。また、危険な崩落箇所も多くなっています。頂上に到着するとそこには祠があります。天気が良ければ山頂からは大パノラマの景色が楽しめます。

登山ルート・所要時間

鴛泊コースの所要時間は9時間弱です。休憩時間を考慮すると下山を含め11時間程度かかりますので、時間に余裕をもった計画を立てた方がよいです。登山口は北麓野営場、しばらくエゾマツ・トドマツの大木の森を歩きます。6合目には第一見晴台があり礼文島や水平線を眺めることができます。

6合目から通称7曲(ななまがり)ジグザグルートが続き、その後、しばらく歩くと長官山に到着、長官山から10分で避難小屋が見えてきます。避難小屋から40分弱のところが9合目となり、さらに1時間10分ほどでようやく山頂に到着します。

登山のポイント・景色

鴛泊コースのポイントは、6合目の第一見晴台からの絶景であると思います。エゾマツ・トドマツの森を抜けると景色が開け、礼文島や水平線を眺めることができます。また山頂で見られる高山植物は見応えがあります。

5合目

5合目ぐらいまでは単調な上りが続きますが、5合目以降の登山道は狭く、また、ハイマツ等の枝が出ているので、枝が頭に激突したり、目に刺さりそうになったりします。狭い森の道を歩くことに備えた装備(サングラスや帽子)が必要であると思います。

6合目

5合目からおよ35分が通称第一見晴台です。第一見晴台では、展望が開け礼文島や水平線が望めます。沓形コースと同じく6合目あたりが森林限界地点になります。この辺りで強い風が吹いていた場合、引き返し下山することを検討した方がよいです。なお、6合目にはトイレがあります。

7合目

6合目からおよそ35分が通称7曲(ななまがり)、ここからジグザグルートが7つ続きます。標識に「7合目(胸突き八丁)」と記載があるように7合目からは、勾配が少しきつくなります。この辺りで標高は895メートルです。

8合目

7合目からおよそ1時間で長官山に到着しますが、長官山の手前のガレバ直前が心臓破り難所です。8合目からしばらく歩くと避難小屋が見えてきます。こちらにトイレがあります。利尻山は、雪が多く積もるので避難小屋には扉が2つ用意されており、上の扉が積雪期用です。雪が積もると上の扉が入口になります。
 

9合目

避難小屋から35分のところが9合目になります。標識には「ここからが正念場」と記載されています。標識の通りまさにここからが勝負となります。また、沓掛分岐を過ぎてからの9合目付近はザレ場ですので注意が必要です。

山頂

9合目から1時間10分程度で山頂に到着しますが、とても足場が悪く気を抜くことができません。沓形コースとの合流地点もあり、頂上には祠が立っています。天気が良ければ大パノラマのとても綺麗な景色を眺めることができます。また、季節によっては高山植物を見ることもできます。

利尻山登山のレベル別コース【上級者編】

利尻山

次に登山上級者レベル向けのコースを紹介します。上級者レベル向けのコースである沓形(くつがた)コースの登山は、足場の悪い箇所もあるので7月以降をおすすめします。沓形コース上部の三眺山から鴛泊コースとの合流点までは岩場やガレ場であり通過が難しい箇所が連続します。

沓形コース

利尻山のガイドブック等では、沓形コースは鴛泊コースと比べて参考コースタイムが短く案内されていますが、難所が多いため経験によっては所要時間に大きく差が生じます。登山経験に応じてチャレンジできるコースであるので無理をしないことをおすすめします。

登山ルート・所要時間

所要時間は、10時間程度(登り6時間下り4時間)が標準タイムとされています。登山口は公園駐車場の道路沿いとなります。沓形登山口までは車道があり歩きやすいです。登山口から1時間ほどで6合目(五葉の坂)です。

五葉の坂から25分ほどで7合目(礼文岩)となり、7合目から景色の良い稜線ルートを抜けると8合目に到着。9合目あたりからは、鴛泊ルートが望めます。9合目から鴛泊ルートまでの合流点手前が親不知子不知という瓦礫が散乱するルートです。そこを越えると山頂です。

登山のポイント・景色

沓形コースが登山上級者レベル向けコースである所以は、山頂に到達するまでに越えなくてはいけない2つの難所があるためです。各々「背負子投げの難所」「親不知子不知」と言われており登山者を苦しめます。厳しいコースではありますが、沓形コースでしか味わえない景観の良い稜線ルート等はとても人気があります。

5合目

登山口は公園駐車場の道路沿いとなります。その辺りが5合目(見返台園地)となります。しばらくは鬱蒼とした樹林帯となります。道は少しぬかるんでいますが勾配はきつくありません。1時間ほど登ると6合目(五葉の坂)に到着します。

6合目

6合目(五葉の坂)あたりもまだ緩やかな傾斜です。この辺りでは高山植物を見ることができます。6合目を越えさらに登ると見晴台と書かれた標識が見えてきます。その付近が7合目(礼文岩)であり、トイレのある避難小屋もあります。

7合目

7合目(礼文岩)は、6合目(五葉の坂)から約25分程度で到着します。7合目を過ぎると視界も開け始めてきます。尾根に乗るとしっかりと遠くまで見渡すことができるので、天気が良いときはとても気持ちが良いです。

8合目

7合目(礼文岩)から、狛犬の坂、夜明しの坂を通過すると8合目に到着します。この辺りから三眺山に向けて勾配がとてもきつくなってくるので勝負となります。馬の背と呼ばれる箇所を過ぎると三眺山に到着します。

9合目

8合目からは勾配がかなりきつくなってきますが、約50分程度で9合目に到着します。三眺山からは鴛泊コースを望むことができます。また、利尻山の絶壁な稜線が見られ、一見の価値ありです。

合流地点

合流地点で最初に現れてくるのが「背負子投げの難所」です。背負っていた我が子を投げてしまいたくなるほどの難所という意味らしいです。鴛泊コースまであと少しというところで、2つ目の難所「親不知子不知」が現れます。沓形コースの最大の難所は、この様に山頂目前に現れます。

山頂

沓形コースの最大の難所「背負子投げの難所」「親不知子不知」を通過すると、いよいよ標高1,719メートルの利尻山山頂に到着します。山頂には、利尻高山神社という小さな神社があります。天気が良ければ大パノラマの景色を眺めることができます。難所を乗り越えてきた景色は格別でしょう。

鬼脇コースは通行止め

利尻山には北の「鴛泊コース」、西の「沓形コース」、南の「鬼脇コース」の3つの登山コースがありますが、「鬼脇コース」は9合目より上の崩壊が激しいため7合目以降は通行止めとなっています。現在登山が可能なのは「鴛泊コース」「沓形コース」のみとなりますので注意が必要です。

利尻山登山のマナー・注意点

利尻山

利尻島では島民が一丸となって利尻山の環境保全と登山道の崩壊防止のため、様々な活動をしています。いつまでも利尻山の壮大な景色を見られるように登山客はマナーを守る必要があります。ここでは、利尻山登山のマナー・注意点をお伝えします。

注意①携帯トイレを持参する

利尻山には、環境保全の一環として携帯トイレを持って入山する必要があります。コース上には携帯トイレ専用ブースが5箇所に設置されています。専用ブースで携帯トイレを使用して用をたすことができます。

購入できる場所

利尻島では島民が一丸となって利尻山の環境保全に取り組んでいるため、携帯トイレは様々なところで購入することが可能です。フェリーターミナル・各旅館・役場・コンビニなどで販売しています。利尻山登山前には必ず購入してください。

携帯トイレの使用方法

利尻山の各所に設置してあるトイレブースには、携帯トイレ専用の便座が置かれています。携帯トイレの使用方法は非常に簡単です。袋を開けると、おむつのようなパッドが入っています。そこに用をたすだけです。用が済んだら、袋の口を閉じ専用のジップロックにしまえば完了です。

使用済みの携帯トイレ

使用済みの携帯トイレは、登山口に用意されている回収ボックスに捨てる必要があります。一部のマナーの悪い登山客が、利尻山の各所のトイレブースにそのまま置いて帰ってしまい他の登山客や島民が迷惑を被っています。

注意②ストック先端にキャップをする

利尻山

利尻山の登山道崩壊防止のため、ストックを利用する場合は先端部分にキャップをする必要があります。本来、雪のない登山道ではキャップは装着しないのですが、登山道や木の根、植物などを保護する目的で、利尻山ではストックにキャップをつけるよう登山客に協力依頼をしています。

注意③石を下方向へ落とさない

利尻山

落石は、森林限界より上で見られるガラ場で起こりやすくあります。落石が起こると、斜度によっては小さな石でも直撃すると命を落とす恐れすらあります。登山者のマナーとして例え小さな石でも下方向に落とさないようにしましょう。

注意④植物の上に座ったり踏んだりしない

利尻山

マナーの悪い登山客やツアー客の中には、休憩時に植物の上に座り込んだり荷物を置いてしまう方、ぬかるみを避けて歩くため路肩の植物を踏んでしまう方がいます。こういった行為は景観破壊のみならず、登山道侵食を加速させてしまうことになります。絶対に避けましょう。

注意⑤緊急時以外の避難小屋の利用は禁止

避難小屋の使用についてです。鴛泊・沓形の両コースにある避難小屋には管理人は常駐していません。避難小屋はあくまで緊急時に限った用途で利用できるものになるので、緊急時以外は、避難小屋へ宿泊することはできません。ご注意ください。

注意⑥冬山登山の注意

利尻山

利尻山は、季節によって全く景色が変わるので、特に上級者には冬期の登山も人気があります。しかし当然ながら利尻山への冬季の登山はリスクが高いです。安易な気持ちで登山をすると命の危険すらあるため慎重な行動が必要です。しっかりと装備をし、できる限り複数人で登山しましょう。

ゆとりを持った登山計画を立てる

利尻山の天候は、非常に変わりやすくあります。時間に余裕がない登山計画であると悪天候になった場合に対処ができなくなります。冬の利尻山登山では、できる限り時間にゆとりを持った登山計画を立てることが非常に重要になります。

天候の急変に備えた装備

前述のとおり、利尻山の天候は非常に変わりやすくあるので、特に冬季の登山の場合は、天候の急変に備えた装備をする必要があります。食糧や水は充分に携行すること、低体温症を防ぐ装備は最低限必要となります。

単独の登山を避ける

上級者であっても単独での登山は絶対に避けましょう。天候の急変時や滑落や怪我等で行動できなくなった場合、単独の登山であると助けを呼ぶことができません。冬山登山では、何が起きるか分かりませんので、できる限り複数人で登山しましょう。

地形図の読める登山者と登山する

利尻山は上級者にとっても決して難易度の低い山とは言えません。また冬山は、積雪の影響で夏山にくらべ特徴が掴みづらく現在地が分からなくなることがあります。道に迷うことを防ぐため、地形図を所持すること、地形図の読める登山者と登山することが必要です。

利尻山登山の関連情報

利尻山

ここまで読んで頂き、利尻山の魅力や注意点等は伝わったでしょうか。ここからは、各コースからの利尻山登山口までのアクセスや、基本的な情報等、利尻山登山の関連情報をお伝えしていきたいと思います。

利尻山登山口までのアクセス

利尻山

ここでは、利尻山登山口までのアクセス情報をお伝えします。「ポン山・姫沼コース」「鴛泊コース」「沓形コース」では、一部、利尻山への登山口が異なります。事前に登山口までのアクセス情報をチェックしておきましょう。

ポン山・姫沼探勝路

ポン山・姫沼探勝路の登山口へのアクセス方法をお伝えします。まずは、稚内駅からのアクセスです。稚内駅からは徒歩で稚内港フェリーターミナルに向かいます。フェリーに乗り鴛泊港フェリーターミナル、姫沼口から想い出橋まで徒歩で行くことができます。

次に、利尻空港からのアクセスです。タクシーに乗って想い出橋まで向かうか、もしくはバスで鴛泊フェリーターミナル━へ向かい、姫沼口から想い出橋まで徒歩で行くという手段があります。

鴛泊コース

鴛泊コース登山口(北麓野営場)までのアクセス情報をお伝えします。まずは、稚内駅からのアクセスです。稚内駅からは徒歩で稚内港フェリーターミナルに向かいます。フェリーに乗り鴛泊港フェリーターミナルへ、その後バスで「温泉バス停」で下車、利尻北麓野営場までは徒歩になります。

次に、利尻空港からのアクセスです。タクシーに乗って利尻空港から利尻北麓野営場に向かうか、利尻空港からバスに乗り、「温泉バス停」で下車し、利尻北麓野営場までは徒歩で行くという手段があります。

沓形コース

沓形登山口までのアクセス情報をお伝えします。まずは、稚内駅からのアクセスです。稚内駅からは徒歩で稚内港フェリーターミナルに向かいます。フェリーに乗り鴛泊港フェリーターミナルへ、その後タクシーで沓形登山口へ向かいます。

次に、利尻空港からのアクセスです。タクシーに乗って利尻空港から沓形登山口へ向かうか、利尻空港からバスに乗り、「沓形バス停」で下車し、沓形登山口まで徒歩で向かう手段があります。

利尻山の基本情報

利尻山

【名称】 利尻山(りしりざん)
【所在地】 〒097-0401 北海道利尻郡利尻町
【登山情報】 標高 :1,721m
※鬼脇コースは通行止め
【駐車場】 あり(利尻町森林公園内)
【公式㏋】 http://www.town.rishiri.hokkaido.jp/rishiri/
【備考】 トイレは、利尻町森林公園内のキャンプ場
または近隣の公衆トイレをご利用

利尻山登山に良い時期

利尻山登山に良い時期は、雪解けする6月半ば頃から9月初めぐらいまでとなります。高山植物を目的に行くなら6月がおすすめですが、一方でとても混雑しています。登頂を目的とするのであれば少し時期とずらした9月初旬以降がおすすめです。

高山植物が見られる時期からは少しずれますが、ピーク時に比べるとツアー客等が少なく空いていて、宿の料金も下がります。あえて時期をずらしての利尻山登山も、選択肢の一つに入れてみてはどうでしょうか。

ツアーに参加するのもおすすめ

参考までに鴛泊コースのツアーの一例をご紹介します。ツアー当日早朝、車で北麓野営場へ送迎してくれます。登山口に到着後、約10分で甘露泉で水を補給、4合目で朝食を食べます。登り始めて4時間で長官山に到着します。この辺りが花々を楽しめるポイントです。

その後、山頂で昼食を食べます。頂上からは360度の大パノラマの景色を楽しみ、しばらくしたら下山します。ツアーは利尻山のプロが紹介してくれますので、秘密の花のポイントや絶景ポイントを楽しむことができます。

魅力の利尻山登山に挑戦してみよう!

利尻山

ご紹介したように、利尻山は、登山初心者から上級者、また春夏秋冬、時期により見どころが沢山あるので、様々な方が四季を通して楽しめる山です。また、利尻山、最大の魅力は北国固有の高山植物と360度海に囲まれたそのロケーションです。

日本最北端の山であり、多少行きづらいかもしれませんが、利尻山の大自然は、生涯に一度は見ておきたいものです。まずは夏の時期のツアーに参加するくらいであれば、ハードル低く利尻山にチャレンジできるのではないでしょうか。

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