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函館の観光名所「松前城」!道内唯一の日本式城郭で歴史の重みを感じる! | 旅行・お出かけの情報メディア
















函館の観光名所「松前城」!道内唯一の日本式城郭で歴史の重みを感じる!

函館の観光名所である松前城は北海道内唯一の日本式城郭で桜の名所としても人気があります。焼失した天守閣が復元され今は資料館として開放されていて松山城の歴史に触れることができます。松前城までのアクセスや駐車場、周辺の観光スポット松前神社の御朱印について紹介します。

函館の観光名所「松前城」!道内唯一の日本式城郭で歴史の重みを感じる!のイメージ

目次

  1. 1松前城とは
  2. 2松前城へのアクセス
  3. 3松前城の歴史と特徴
  4. 4松前城の見所
  5. 5松前城資料館について
  6. 6松前城周辺の観光スポット
  7. 7松前城で歴史の重みを感じよう
    1. 目次
  1. 松前城とは
    1. 北海道で唯一の日本式城郭
  2. 松前城へのアクセス
    1. アクセスは車が便利
      1. 津軽半島を望む松前街道をドライブ
    2. 無料の駐車場完備
    3. 公共交通機関は電車とバスを利用
  3. 松前城の歴史と特徴
    1. 津軽海峡の警備強化を図るために築城
    2. 日本で最後に作られた城
    3. 海からの攻撃に備えて大砲を配備
    4. 戊辰戦争の際にわずか数時間で落城
    5. 火事で天守閣が焼失
    6. 復元されて国の重要文化財に指定
  4. 松前城の見所
    1. 見所①移築された本丸玄関
    2. 見所②唯一の遺構である本丸御門
    3. 見所③独立式層塔型三重三階の天守
    4. 見所④砲弾跡が残る天守台石垣
    5. 見所⑤春は桜の名所
      1. ライトアップされた夜桜は絶景
      2. 松前さくらまつり
  5. 松前城資料館について
    1. 天守が資料館に
    2. 営業期間&時間
    3. 利用料金
    4. スタンプはチケット売り場に
  6. 松前城周辺の観光スポット
    1. スポット①松前藩屋敷
    2. スポット②白神岬
    3. スポット③松前神社
      1. 御朱印について
  7. 松前城で歴史の重みを感じよう
    1. 松前城の基本情報
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松前城とは

松前城は北海道松前町にありました日本のお城です。江戸時代、福山城と記されましたが当時から備後福山城との混同を避けるために松前城と呼ばれていました。江戸時代末期に海防強化のため江戸幕府に命じられた松前藩が築城しました。

安政元年、1855年に完成した松前城は長崎県五島市池田町にあった石田城に並んで日本における最後期の日本のお城でもあります。また、松前城は北海道で唯一の日本式城郭です。現在は松前城と松前藩屋敷を含むその周辺が松前公園として整備されていて、地元の方や観光客がよく訪れます。

北海道で唯一の日本式城郭

松前城の北側には北海道内唯一の近代的な寺町があります。龍雲院、法源寺などを含んだ5つのお寺と松前藩松前家墓所が現存しています。松前城は日本で最後に築城されたと伝えられている北海道で唯一の和式城郭で、現在は国指定史跡となっています。

現在見られる日本式城郭の形が完成したのは近世の頃です。南北朝時代や戦国時代、近世、江戸時代と日本の城はその時代で特徴が変化していました。室町末期以降、重層な天主や櫓、枡形虎口を伴う城門に代表される現在の日本の城が完成しました。

幕末の頃には外国船への対策として日本各地に台場や砲台などが建築されました。この頃に大砲戦に対応した五稜郭や四稜郭など稜保式城郭や石田城や松前城などの日本式城郭も新しく築城されました。

函館には五稜郭だけじゃない!四稜郭や三稜郭・七稜郭も城巡りにおすすめ!

松前城へのアクセス

北海道唯一の日本式城郭、松前城までのアクセス方法を紹介します。函館から松前城まではマイカー又はレンタカーでの移動をおすすめします。北海道の美しい景色を眺めながら是非、松前城にお越し下さい。

アクセスは車が便利

函館から松前城までは公共交通機関を利用したアクセスも可能ですが、車でアクセスする場合と所要時間がかなり変わってきます。北斗市あたりまで行くと残りの道はほぼ一本道で直進できますので地図が苦手な方も安心して下さい。迷うようなことはあまりないと思います。

函館駅から松前城天守閣まで94,3㎞程の距離があります。数字にしてみると結構遠い気がしますが道中、悪天候でなければ美しい景色を見ながら車を走らせる事が出来ます。マイカーやレンタカーでアクセスした場合の所要時間ですが函館駅から松前城までは約1時間50分かかります。

その他、木古内駅から松前城までは約1時間、新函館北斗駅から松前城までは約2時間、函館空港から松前城までは約2時間30分かかります。松前城までの所要時間ですが車でアクセスする際の参考にしてください。

津軽半島を望む松前街道をドライブ

松前城へ車でアクセスする際に通る道は海沿いになっています。その中でも松前街道と呼ばれている場所ですが、そこから見える景色がとても美しいです。とても天気の良い日であれば綺麗な海と津軽半島を眺めながらのドライブが出来ます。

津軽半島は本州の北端の半島のことです。津軽半島の北岸は津軽海峡を隔てて北海道の松前半島に対峙しています。松前城に向かう道中、この美しい海も堪能して下さい。

無料の駐車場完備

松前城を含む松前公園には170台駐車可能な無料駐車場が完備されています。レンタカーやマイカーで安心してお越し下さい。普段は無料の駐車場ですがお祭りの期間のみ有料となり¥500円の駐車料金が必要です。

松前公園の駐車場の他に近隣にも駐車可能な駐車場があります。道の駅、北前舟松前の駐車場には77台の車の駐車が可能です。夜中の移動の際にも駐車場の利用が可能です。こちらの道の駅は津軽海峡の絶景を楽しみながら海の幸を堪能できます。松前城にお越しの際は一緒に楽しむ事もおすすめします。

公共交通機関は電車とバスを利用

公共交通機関を利用しての松前城までのアクセスはバスでの直通便があります。電車をご利用の場合は木古内駅からバスに乗り換える必要があります。北海道まで新幹線又は空港を利用してお越しの場合一度函館駅まで移動してください。そこから松前城に向かいます。

新函館北斗駅で下車して松前城へ向かう場合は直通便が無いため、バス又は電車で函館駅まで移動してください。移動方法はJR北海道の新函館北斗駅から函館駅へ向かう電車にお乗り下さい。バスでの移動の場合は函館バスで函館駅に行く事が出来ます。

函館駅から松前城までのアクセス方法です。電車では函館駅(函館本線、新函館北斗・札幌・木古内方面)木古内行きの電車にお乗り下さい。木古内駅からはバスに乗り換えて下さい。木古内~松前行きのバスで乗り換えなしで松前城に行く事ができます。

函館駅からバスで松前城へのアクセスですが、函館駅からバスをご利用の場合直通で松前城近くのバス停まで行くことが出来ます。函館駅前から松前出張所、松前行き・510系統の6番乗り場からバスにお乗り下さい。松前城に一番近いバス停は松城(まつしろ)といいます。

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松前城の歴史と特徴

北海道で唯一、そして日本で最後の日本式城郭である松前城。その松前城が築城された理由や戊辰戦争での落城、天守閣の焼失など、松前城の歴史と特徴について詳しく紹介していきます。

津軽海峡の警備強化を図るために築城

1606年に松前家の初代藩主の松前慶広が築城したのが松前城です。松前慶広は天正18年に豊臣秀吉が小田原攻めを行い奥州仕置をはじめた際に蝦夷地代官として主家、安東実李の上洛に同行しています。この時に前田利家らの仲介を受けて豊臣秀吉に謁見し、蝦夷の所領を安堵され従五位下、民部大輔に任官されています。

江戸時代の後期である幕末になると蝦夷地にも外国船が出没するようになりました。そこで江戸幕府は津軽海峡の警備を強化するために松前城の築城を17代松前藩主の松前岸広に命じました。

日本で最後に作られた城

松前城は日本で最後の日本式城郭です。松前城の築城を幕府から命じられた幕末の頃、日本全国では新しい城を造ることが禁止されていました。この時代に松前城の築城は極めて異例で、そして松前藩にとっては名誉な事だったのです。

海からの攻撃に備えて大砲を配備

完成した松前城には、本丸と二の丸、三の丸、楼櫓6、城門16、砲台7基を備えていました。松前城は北海道では初めての日本式城郭です。海からの攻撃に備えて築城された松前城の砲台7基は三の丸から海の方向へ向けて設置してありました。

戊辰戦争の際にわずか数時間で落城

明治元年から明治2年に薩摩藩、長州藩、土佐藩を中心とした新政府軍と旧幕府勢力および奥羽越列藩同盟が戦った日本の内戦を戊辰戦争といいます。松前城は榎本武揚を中心とする蝦夷共和国を信じた旧幕府軍から攻撃を受けます。

明治元年、1868年11月5日元新撰組副長である土方歳三をはじめとした約700名からの攻撃で松前城はたったの数時間で落城してしまいました。

火事で天守閣が焼失

松山の初代藩主が築城した1606年以後、松山城の天守閣は火災で焼失しています。火災があったのは1949年の6月です。松前役場の当直室から出火した火が松前城まで届いてしまい国宝の天守閣の他、本丸御門東塀も焼失しています。

開拓史による取壊しや太平洋戦争などから逃れてきた松前城の天守閣でしたが火災で焼失してしまいました。その後、全国から寄せられた義捐金で1961年に松前城の天守閣は復元されています。復元された松前城天守閣の外観は消失前の姿を忠実に再現しています。

復元されて国の重要文化財に指定

松前城は1941年5月8日に国の重要文化財に指定されました。重要文化財とは日本にある建造物や美術工芸品、考古学資料等の形ある文化財の中でも歴史上、芸術的又は学術的に価値の高いものが指定されます。重要文化財への指定は重要文化財保護法に基づいて日本政府が指定します。

松前城では現在2035年の完成を目指した木造天守の復元をめざしています。木造天守復元は2010年から本格的に検討されていました。しかし2011年の耐震診断の結果、鉄筋コンクリート造りの復元天守閣が国の耐震基準を下回っている事が判明しました。

国の耐震基準を下回っていたため、木造天守の復元か現在の天守の補強かの判断が必要になりました。そして木造天守の復元を選び計画を立ち上げたのが2018年です。2035年の完成を目指した木造天守の復元も待ち遠しいです。

松前城の見所

松前城は桜の季節には花見の客でたいへん賑わいます。移築された本丸玄関や唯一の遺構である本丸御門、復元された天守や天守台石垣について松前城の見所を詳しく紹介します。

見所①移築された本丸玄関

松前城内では本丸玄関を見学することができます。本丸玄関の現在の位置は移築された場所の為、少し不自然に感じるかもしれません。本丸御門、天守とともに残存していました旧表御殿は1875年に開口した松城小学校の校舎として使用されていました。

しかし、松城小学校の新校舎建設にあたり取り壊されましたが玄関のみは新校舎に取り付けられて使用されることになりました。1982年に校舎を新しくする際にこの玄関部分は松前城内に保存されることとなったのです。そして、1983年の7月に北海道の有形文化財に指定されました。

見所②唯一の遺構である本丸御門

松前城唯一の遺構である本丸御門です。松前城の本丸御門は1941年には国宝保存法の国宝に指定され、1950年の文化財保護法施工後には国の重要文化財に指定されています。遺構とは過去の建築物が現在まで残在していることをいいます。

歴史ある松前城の中でも唯一の遺構である本丸御門、重厚な存在感と歴史の味わいが感じられます。松前城にお越しの際には、じっくりと見学してください。松前城の本丸御門には説明版もありますのでそちらもお読みください。

見所③独立式層塔型三重三階の天守

現在の天守は独立式層塔型三重三階の造りになっていて1961年に再建されています。天守の外観は焼失前の姿を忠実に復元しました。三重三階の層塔型の天守は築城当時、三重御櫓と呼ばれていました。1941年に国宝保存法の国宝に指定されるも1949年の火災によって焼失した後、国宝の指定を解除されています。

見所④砲弾跡が残る天守台石垣

松前城の天守台石垣は地元松前付近で産出する緑色凝灰岩が使われているため少し緑がかった色をしています。その石垣には函館戦争時、旧幕府軍から受けた攻撃の跡がはっきりと残っています。旧幕府軍、新政府軍の内戦は日本の重要な歴史です。

見所⑤春は桜の名所

松前城や松前藩屋敷も含まれている松前公園の桜は、五稜郭公園とともに北海道南部を代表する桜の名所です。松前公園の桜は松前城天守閣周辺に集中しているため、桜と天守の美しい景色を見ることが出来ます。松前公園には桜資料館や桜見本園という桜関係の施設も充実しています。

松前の桜は南殿(なでん)と呼ばれる独自の品種が主体です。松前の南殿は全国的には「松前早咲」と呼ばれ同じ字を書く京都などにある桜と区別されています。松前城の桜の見頃は5月頃です。GW期間に満開の桜を見ることができます。

地面の緑と桜の桃色、晴れた青空と松前城天守の景色はまるで1枚の絵画の様でもあります。ライトアップやさくらまつりもありますので是非、桜の季節にお越し下さい。



ライトアップされた夜桜は絶景

松前公園の桜は昼間は勿論、夜桜もおすすめです。日没から21時頃まで桜がライトアップされる姿は正に絶景。ライトアップ開始直後からの鑑賞をおすすめします。松前公園の夜桜は通路側の桜を中心にライトアップしているため昼間とは絶景ポイントが変わってきます。

泊まりでお出かけの際は、昼間の桜も夜の桜もどちらもおすすめなので時間の許す限り松前公園の桜を堪能してください。ライトで照らされた桜と天守が本当に美しい姿を見せてくれます。

松前さくらまつり

松前さくらまつりですが2019年には4月27日から5月15日の期間で行われました。毎年の開催の目安は4月の下旬から5月中旬です。開催場所は松前公園、松前藩屋敷。松前公園への入園は無料ですが松前藩屋敷へ入園又は松前さくらウォークへ参加する方は参加料が必要です。

松前公園の桜は早咲きの桜、中咲きの桜、遅咲きの桜とあり約1ヶ月に渡って桜を愛でる事が出来ます。公園内の桜の種類は250種類もあります。1万本の桜が早咲きの桜から順番に咲いていく姿はとても美しいものがあります。

桜の種類によっては、桃色が白に近いほど薄かったり赤みが強かったりして桜の花の色でグラデーションが楽しめます。さくらまつりの時期には予約が必要ですが函館発着の日帰りバスツアーもあります。



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松前城資料館について

松前城資料館は約1時間程度で見学できます。北海道で唯一の日本式城郭松前城の天守内部が現在は資料館として開放されています。見学には入館料が必要です。

天守が資料館に

松前城天守内部の資料館では近世大名であった松前氏ゆかりの品々を見学することが出来ます。松前藩の歴史や北前舟に関する資料についても学べる貴重な資料館です。松前藩や松前城の歴史、戊辰戦争についてなど歴史好きや城が好きな方におすすめの資料館です。学生の自由研究の課題にもおすすめです。

営業期間&時間

松前城資料館の営業時間と営業期間について紹介します。北海道の各施設は冬季休館の所も多いのでお出かけの際にはご注意ください。営業期間ですが、4月上旬から12月上旬まで営業しております。松前城資料館は冬季、12月11日~4月10日まで休業しています。

営業時間は午前9時から午後17時までです。入館は午後16時30分までとなっています。ゆっくりと松前城の歴史に触れていただくには早い時間にお越し下さい。

利用料金

松前城資料館の入館料金ですが、団体10名以上でお越しの場合は団体割引が適用されます。障がい者の方は団体料金が適用されますので係員に障がい福祉手帳をお見せ下さい。松前城資料館への入館料は以下の通りです。

 

大人 360円
小・中学生 240円
幼児 無料
団体10名以上 大人 290円
団体10名以上 小・中学生 190円

スタンプはチケット売り場に

松前城は日本の城100選に選ばれている城です。松前城のスタンプの設置場所はチケット売り場です。他のお城や施設では、施設内や受付の近くに鎖や紐で繋がれたスタンプが置いてあることも多いですが、松前城のスタンプは見える所に置かれてはいません。

道の駅やお城、各施設での記念スタンプやスタンプラリー用のスタンプは度々盗難の問題が浮上しますのでその対策も兼ねているのかもしれません。松前城のスタンプ押印希望の方は受付の方へ申し出て下さい。松前城のスタンプを出してもらえます。

日本の城100選スタンプだけでなく、松前藩屋敷にも記念スタンプがあります。近くにある道の駅にも道の駅スタンプがあります。各場所でスタンプを集めるのも、遊びに来た記念としておすすめです。



松前城周辺の観光スポット

松山城周辺には松山城にお越しの際には是非、一緒に訪れてほしいおすすめの観光スポットがあります。松前城と同じく松前公園内にある松前藩屋敷他、白神岬や松前神社について紹介します。

スポット①松前藩屋敷

松前藩屋敷は、松前時代の栄華を誇った江戸時代の町並みを再現しています。武家屋敷や奉行所、商家や旅籠など全部で14棟の建物があり、松前藩屋敷に足を踏み入れると現代の事を一時忘れて楽しめる江戸の町が広がっています。

松前藩屋敷は松前公園北側に隣接しています。松前城資料館と松前藩屋敷の両方を楽しみたい方は、お得な共通券があります。両方にお越しの際は是非、共通券をお求め下さい。

名称 松前藩屋敷
住所 〒049-1507 北海道松前郡松前町宇西館68
アクセス バス停「松城」下車 徒歩約15分
参考サイト asobube.com/database.cgi?dbnum=30&dbkonum=0
備考 休業期間 11月1日から4月9日
営業期間 4月10日から10月31日
営業時間 午前9時から午後17時

スポット②白神岬

渡り鳥の休息地として、とても有名な白神岬を紹介します。北海道最南端の岬で晴れた日には対岸に竜飛岬が確認できる絶景が楽しめるおすすめの観光スポットです。白神岬は松前矢越道立自然公園の一部となっている場所です。

白神岬の正面には青森県の竜飛岬、後ろには灯台を望めます。多彩な岩も絶景を際立たせています。白神岬は国道228号線沿いにあります。小さいですが駐車場もありますので、安心して車でお越し下さい。

名称 白神岬
住所 〒049-1524 北海道松前郡松前町宇白神
アクセス 白神灯台下からバスで5分で白神岬に到着します。
参考サイト jalan.net/kankou/spt_01331ab2050007304/

スポット③松前神社

松前城周辺のおすすめ観光スポット3つ目は松前神社です。松前神社の御祭神は武田信廣公(たけだのぶひろこう)です。例祭日は8月5日。松前神社は松前城の北の丸跡に建っている神社です。御祭神である武田信廣公は室町時代後期の武将です。

松前神社では御朱印の授与もできます。御朱印については、別に詳しく記しましたので次の項目「御朱印について」にお目通し下さい。

御朱印について

松前神社では御朱印を授与することが出来ます。松前神社での御朱印の授与受付時間、御朱印の初穂料について詳しく紹介します。御朱印の授与を希望の方は社務所に向かう必要があります。松前神社の社務所付近まで車で行く事が出来ます。松前神社の駐車場もありますので車で向かっても問題ないかと思います。

御朱印の授与所には午前9時から午後16時までと書いてあります。御朱印の受付時間を過ぎてから無理を言ったり受付終了間際になったりしないように時間に余裕をもって松前神社にお越し下さい。御朱印の初穂料は300円です。松前神社の御朱印には神社を訪れた年月日と神社名が筆書きで記されています。

名称 松前神社
住所 〒049-1511 北海道松前郡松前町松城145番地
アクセス JR江差線木古内駅から函館バスターミナル行きへお乗り下さい
バス停「松城」下車 徒歩約10分
参考サイト http://hokkaidojinjacho.jp/

松前城で歴史の重みを感じよう

日本で最後に築城された城であり、北海道内唯一の日本式城郭の松前城は戊辰戦争や新撰組など誰もが聞いた事があるであろう出来事と関わりの深い城です。松前城深い歴史を是非間近に感じてください。

松前城の基本情報

名称 松前城
住所 〒049-1511 北海道松前郡松前町字松城144番地
アクセス ・車でのアクセス
函館空港から車で約2時間10分
JR函館駅から車で約2時間

・電車でのアクセス
JR函館駅から木古内駅下車
電車では木古内駅が終点のため木古内駅からはバスで松前にお越し下さい。
バス停「松城」下車

・バスでのアクセス
JR函館駅から函館バスをご利用ください。
松前行きの510系統6番乗場からバスにお乗りください。
バス停「松城」下車

バス停「松城」から松前城までは徒歩で約10分かかります。

参考サイト http://www.asobube.com/database.cgi?dbkonum=0&dbnum=8
備考 無料駐車場完備
但し、まつりの期間中は有料駐車場となっています。駐車料金500円

松前城、松前藩屋敷共通入館券あります。
両方へお越しの方はぜひ共通入館券をお求め下さい。

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