平野に現れる名瀑!「原尻の滝」を吊り橋から見る絶景や道の駅を紹介!
大分観光でぜひ訪れてほしい名瀑「原尻の滝」。「原尻の滝」は、大分県豊後大野市にある観光スポットです。今回は「原尻の滝」にスポットを当てて、「原尻の滝」の絶景ポイントや、夜のライトアップ、近くの道の駅などを紹介していきます。
目次
平野に出現する名瀑「原尻の滝」
原尻の滝、かなり楽しめた。 pic.twitter.com/1rz0o9QW9h
— yoccy809 (@FavoriteYoccy) June 22, 2020
大分にある「原尻の滝」は、平野に突然出現する観光スポットです。「原尻の滝」の絶景を求めて、多くの観光客が訪れます。そこで今回は、「原尻の滝」の魅力や絶景ポイント、「原尻の滝」とセットで訪れてほしい道の駅やライトアップ情報、そしてアクセス方法などを紹介していきます。
大分県豊後大野市にある滝
「原尻の滝」は、大分県豊後大野市にある滝のことを指します。周囲は自然豊かで、長閑な田舎の原風景が広がっている場所に突如、大きな滝が現れます。その滝は圧巻で、周囲の景色と合わせて、素晴らしい眺望となっています。
「原尻の滝」ってどんな滝?
原尻の滝 pic.twitter.com/55BNGRGIiR
— milith (@Milith_DQX) June 27, 2020
水源が豊富な日本では、全国各地に様々な滝があります。日本にある滝は、その数2500ほど。白い糸のように流れる滝、轟音を立てながら豪快に流れる滝、そして雨量が増えたときにしか見えない幻の滝など多種多様です。
では、今回ご紹介する「原尻の滝」は、どのような滝なのでしょうか?「原尻の滝」について、6つに分けて解説していきます。
概要①9万年前の阿蘇山噴火の大火砕流によって形成
阿蘇の火砕流でできた原尻の滝☺️ pic.twitter.com/yjwAiPi79u
— naoyuki (@naoyuki83433401) April 15, 2020
1つ目は、「原尻の滝」が出来たきっかけです。「原尻の滝」は遥か昔、約9万年前に誕生しました。今もなお火山活動を続ける阿蘇山が、きっかけです。
約9万年前に起こった阿蘇山の噴火は、それまでに起きた噴火の中でも最大規模でした。約600立方kmの噴出量だった阿蘇山の大噴火は、九州を超えて山口県にまで火砕流が届いたと言われています。そしてもちろん、今回ご紹介する「原尻の滝」がある大分県豊後大野市も、火砕流がきました。
この火砕流は、大分県豊後大野市一帯を埋め尽くし、徐々に冷えて溶結凝灰岩となります。巨大な溶結凝灰岩は、やがて縦に割れ、崩壊。そして現在の「原尻の滝」が誕生しました。
概要②高さ20m横幅120m・落差20mの巨大な滝
2つ目は、「原尻の滝」の大きさについてです。阿蘇山の噴火による火砕流で出来た「原尻の滝」の大きさは、高さ20mで横幅は120m、そして落差は20mと圧巻の大きさです。そのため、「原尻の滝」は上から眺めると雄大で、下から眺めると豪快な滝の姿が望めます。
概要③田園地帯に突如現れるする珍しい滝
3つ目は、「原尻の滝」がある場所についてです。滝と言えば、山の中や深く切り立った渓谷にあるイメージが強いですが、「原尻の滝」は違います。
「原尻の滝」は、豊後大野市の切り開かれた場所があります。周囲は山ではなく、田園風景が広がっている珍しいスポットです。長閑な田園地帯に突如出現する滝は、周囲の景色と合わさり、滝のイメージを覆す不思議な光景です。
概要④「東洋のナイアガラ」と称される
「東洋のナイアガラ」とかビッグマウス叩くやん、って思ったけど意外とやるなと思って既に何回も通っている”原尻の滝”in大分 pic.twitter.com/HVbO3o3Bj0
— たいよう (@longislandtea3) March 12, 2019
4つ目は、「原尻の滝」の呼び名についてです。高さや横幅がある巨大な滝で、かつ田園地帯に突如ある滝ということから、「原尻の滝」は「東洋のナイアガラ」と称されています。ナイアガラの滝と言えば、カナダとアメリカにある巨大な滝です。
「原尻の滝」は、横幅があり、ダイナミックな姿が似ていることから「東洋のナイアガラ」と呼ばれるようになりました。
概要⑤日本の滝百選・大分県百景に選定
5つ目は、「原尻の滝」の評価についてです。「原尻の滝」は、日本の滝百選や大分県百景に選ばれています。日本の滝百選は、1999年に環境庁と林野庁などが定めました。全国にある滝の中から応募があった527のスポットから100滝が選ばれます。100滝の中には、日光の「華厳の滝」や和歌山県の「那智の滝」など誰もが知る滝が選定されています。
また、1962年に選定された大分百景にも「原尻の滝」が選ばれています。大分合同新聞が主催した大分百景は、その名の通り大分県を代表する名所を100選定したものです。「原尻の滝」の他には、別府温泉や由布岳、久住高原などが選ばれています。
概要⑥崖には柱状節理が見られる
景勝地感出てる原尻の滝🍁
— いくみるん🚲自転車欲しい (@mirunkero) November 19, 2017
(でも巡検なので滝より柱状節理を見る) pic.twitter.com/XWGWSTTnGT
6つ目は、阿蘇山の噴火によってできた柱状節理が見られる点についてです。柱状節理とは、火山のマグマが冷えて固まった際に見られる、五角形や六角形の縦に伸びた柱状のことです。
自然に出来上がったとはいえ、その柱状のそびえたつ姿はとてもきれいと言われています。火山大国日本では、福井県にある東尋坊や宮崎県の高千穂峡など、全国に柱状節理が見られる観光スポットがあります。
約9万年前に起こった阿蘇山の大噴火で誕生した「原尻の滝」も、火砕流が冷えて固まった柱状節理が観察できるスポットです。「原尻の滝」は、滝の近くまで行くことが出来るので、柱状節理をしっかりと観察できます。
「原尻の滝」の絶景ポイント3選!
「東洋のナイアガラ」と称される「原尻の滝」は、絶景スポットが何か所かあります。どのスポットからも、圧巻の「原尻の滝」を眺められるのでおすすめです。
絶景ポイント①吊り橋の滝見橋
原尻の滝!
— \asuka/ (@askwwwww) March 12, 2017
つり橋怖すぎる!(゜ロ゜) pic.twitter.com/7o5VCH2eOI
1つ目の絶景ポイントは、「吊り橋の滝見橋」です。「原尻の滝」のすぐ目の前には、「滝見橋」と言う名前の吊り橋があります。「滝見橋」は、人だけが通れる細長いスギの木でできた吊り橋です。1992年に出来た吊り橋は、なかなか揺れるのでスリリングな体験ができます。
半円形の滝を正面から見られる
吊り橋からは、正面から「原尻の滝」を眺められます。間近に見る「原尻の滝」は圧巻で、半円形となっている滝を全体の姿で見ることが出来ます。吊り橋からは、春夏秋冬の移り変わりいく山々の景色を背景に、雄大な「原尻の滝」が眺められます。
絶景ポイント②欄干のない沈下橋
#ジェットスターで大分 原尻の滝。この滝の上も歩けるとは思ってなかったのでうれしい誤算♡ pic.twitter.com/U6kdFjwWYO
— とよぽん1986 (@toyopon1986) April 14, 2014
2つ目の絶景ポイントは、「欄干のない沈下橋」です。沈下橋は、滝の上にあります。低い橋は欄干がないため、遮るものがなく、絶景が味わえます。まるで滝の上を歩いているような気分になる沈下橋は、欄干がないので、誤って落ちることがない様に注意してくださいね。
崖の縁まで近づける
原尻の滝に来てみた。
— かすやん (@kasuyan3) August 19, 2017
こんなギリギリまで来れるなら何人か落ちてても不思議なさそうだけど、やっぱ落ちてるらしい。 pic.twitter.com/i4rCjfK1b7
そして沈下橋は、滝の縁のギリギリまで近づくことが出来ます。真下は崖となっていて、水が落下していく間近で見ることができるため、滝の迫力に圧倒すること間違いなし!高いところが苦手でない方は、ぜひ縁ギリギリまで近づくことをおすすめします。
絶景ポイント③滝つぼのある河原
河原から原尻の滝。 pic.twitter.com/WQPYdPA4
— しばーた (@mentaiko_tarako) September 3, 2012
3つ目の絶景ポイントは、「滝つぼのある河原」です。「原尻の滝」は、滝つぼ付近まで近づけるようになっています。沈下橋手前にある階段を下って行くと、河原に辿り着き、下からの滝を眺められる絶景ポイントです。
下から見上げる迫力満点の滝
下から見上げるような形で見る「原尻の滝」は、迫力満点です。ぐるりと囲まれるように滝が周囲に広がっているので、滝のミストを感じることが出来ます。夏に「原尻の滝」へ行くとマイナスイオンを浴び、爽快な気分を味わえます。
「道の駅 原尻の滝」へ立ち寄ろう!
「原尻の滝」とセットで訪れてほしいのが、近くにある「道の駅 原尻の滝」です。「道の駅 原尻の滝」では、美味しい郷土料理を味わえ、お土産を購入することができます。
原尻の滝から徒歩約5分の場所にある道の駅
道の駅竹田。
— ??????@TRACER-CROSSCUB (@KNIGHTTRACER) November 4, 2017
原尻の滝へ向かう。 pic.twitter.com/5iB055PmqT
「道の駅 原尻の滝」は、「原尻の滝」から歩いて5分ほどの場所にあります。「原尻の滝」の下流にあり、長閑な雰囲気を感じさせる道の駅です。「道の駅 原尻の滝」では、休憩所やトイレの他に、お土産を販売している売店やレストランなどがあります。
「道の駅 原尻の滝」では、春夏秋冬様々なイベントが行われています。春になるとチューリップ祭り、夏になると小松明火祭り。そして冬には川越し祭りです。イベントに合わせて「道の駅 原尻の滝」を訪れるのもおすすめです。
レストラン白滝
道の駅 原尻の滝にて……レストラン白滝 pic.twitter.com/mxKf4m93Z2
— ぱぴえもん (@51papy57) April 9, 2016
「道の駅 原尻の滝」にあるレストランでは、テーブル席の他に大人数用の2種類の広間、そしてテラス席があります。テラス席は屋根付きとなっていて、近くにある「原尻の滝」の雄大な眺めを見ることが出来るのでおすすめです。ただし、テラス席は天候によって使用できない場合もあるため、注意してください。
大分の郷土料理が味わえる
道の駅『原尻の滝』のレストランでとり天定食を食べました🍀
— すーなー (@nahashi001) October 6, 2018
柔らかくて美味しかった↗️ pic.twitter.com/ZrU5QE76sZ
レストランでは地域で採れた新鮮な野菜を使用した料理や、大分の郷土料理などが味わえます。おすすめは、とり天定食(880円)です。大分名物のとり天がたくさんあるとり天定食は、ボリューミーで食べ応え抜群。とり天は、ポン酢を付けて味わうとさらに美味しくおすすめです。
その他にも、大分の郷土料理であるだんご汁定食(800円)や、チキン南蛮定食(900円)などがあります。定食は、どれも御飯の他にみそ汁や小鉢がセットしています。
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おみやげ滝の館
「道の駅原尻の滝」なう。
— 「道の駅きよかわ」イチ駅員 (@yumeitiba0428) January 28, 2013
火鉢がイイなぁ〜 pic.twitter.com/gl8OPkv2
レストランでお腹が満たされたら、おみやげもぜひ立ち寄ってほしいスポットです。「道の駅 原尻の滝」にあるおみやげは、豊後大野市名産品や特産品の他に、大分のおみやげも販売しています。品揃えがとても良いので、「原尻の滝」のおみやげにはぴったりでしょう。
地元や大分の名産品や特産品が買える
「道の駅 原尻の滝」では、様々な名産品や特産品が購入できますが、その中でもイチ押しなのは「地酒」です。澄み切った水が豊富にある大分県は、米の産地としても有名です。
そして美味しいお米からは、美味しいお酒が味わえます。大分県のお酒は、のど越しが爽やかで深い味わいなのが特徴です。「道の駅 原尻の滝」では、「滝のしずく(1,500円/720ml)」や「原尻の滝20度(1,030円/720ml)」など、多種多様なブランドが揃っています。
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ジェラート屋「ミルクファームフルショウ」
原尻の滝を見てからのジェラート! pic.twitter.com/7WYpWGJDf5
— ないぴょん (@ApendKnight) March 14, 2016
「道の駅 原尻の滝」の隣にある「ミルクファームフルショウ」では、美味しいジェラートが格安で味わえます。「ミルクファームフルショウ」で販売しているジェラートは、10種類以上です。
定番のミルクやチョコレートの他に、かぼちゃや紫芋などがあります。ジェラートの値段は、シングルで300円。ダブルで380です。そしてジェラートの他には、コーヒーも販売しています。
道の駅 原尻の滝の基本情報
住所 | 大分県豊後大野市緒方町原尻936-1 |
営業時間 | 夏季・3月~11月 9:00~17:30 冬季・12月~2月 9:00~16:30 |
定休日 | 12月31日、1月1日 |
アクセス | 緒方駅から車で6分 |
HP | 公式サイト |
「原尻の滝」のチューリップやライトアップ情報
「原尻の滝」では、春や冬にイベントが催されます。その時期にしか見ることが出来ない景色が味わえるとあり、とても人気があるイベントです。春と冬に行われるイベント情報について、ご紹介していきます。
春には周辺の田畑にチューリップが咲く!
豊後大野市緒方にドライブを兼ねて、 原尻の滝やチューリップ畑を見物 …(^_^)v ♪ pic.twitter.com/eA5Fg5hWHK
— コスモス (@chkoderuda) April 16, 2013
「原尻の滝」の周辺にある田畑は、春になると一斉にチューリップが咲き誇ります。チューリップは桜の花が咲き終え、花びらとなる4月の初め頃から見ごろを迎えます。チューリップは、赤や白など色とりどりで「原尻の滝」と合わせて見ると、得も言われぬ美しさです。
冬の間にボランティアが球根を植える
春になると咲き誇るチューリップは、冬の間にボランティアたちが一つ一つ球根を植えていきます。チューリップの数は、100種類ほどあり、約30万本です。手間暇をかけたチューリップは、色別に植えられているので、とても美しい光景が広がっています。
チューリップフェスタも開催
原尻の滝 チューリップフェスティバル pic.twitter.com/eWVCFrxPji
— おかん (@yukichan0905) April 8, 2013
チューリップが咲き誇る4月上旬から中旬にかけて、毎年「チューリップフェスタ」が開催されています。チューリップフェスタは、誰もが知る定番のチューリップから知る人ぞ知る珍しいチューリップを見ることが出来ます。チューリップは購入することが出来るので、お土産としてもぴったりでしょう。
夏の夜にはライトアップされる
夜の顔も魅力的 原尻の滝ライトアップ #oita #大分 http://t.co/Wt70p97PPH pic.twitter.com/DFxj1jZWma
— 大分合同新聞 (@oitagodo) July 11, 2015
夏の夜になると、「原尻の滝」はライトアップも行われます。ライトアップは、滝に焦点を当てて照らされているので、まるで映画や絵画のような別世界が広がっています。
昼間と併せて、夜のライトアップも一緒に見るのがおすすめです。夜のライトアップは、夏のお盆の時期限定となっています。夜の「原尻の滝」はなかなか見ることが出来ないので、ぜひ訪れてほしい光景です。なおライトアップするものの、夜なので周辺はとても暗いです。夜の「原尻の滝」を見学する際は、必ず足元に注意するようにしてください。
「原尻の滝」へのアクセス方法
最後に、「原尻の滝」へのアクセス方法及び基本情報についてです。駐車場も紹介しますので、「原尻の滝」を訪れたい方は必見です!
アクセス情報
「原尻の滝」へアクセスする場合は、公共交通機関を利用する場合と車の2パターンがあります。どちらもアクセスしやすいですが、車の方が比較的容易に行けます。
公共機関でのアクセス方法
公共交通機関を利用して「原尻の滝」をアクセスする場合、最寄り駅はJR緒方駅となります。JR緒方駅を下車後、上緒方線もしくは小富士線のコミュニティバスへ乗車。乗車後、約10分強で「原尻の滝」に到着です。なおコミュニティバスは、バスの本数が限られているためアクセスする場合は、時間を事前にチェックすることがおすすめです。
車でのアクセス方法
車でアクセスする場合、中九州横断道路の竹田ICが最寄りとなります。竹田ICを降りたあと、17分ほどで「原尻の滝」へ到着します。また大分駅からだと、約1時間ほどで「原尻の滝」へ着き、比較的容易にアクセスできるのが特徴です。
「原尻の滝」の基本情報
住所 | 大分県豊後大野市緒方町原尻410 |
駐車場 | 有 |
アクセス | JR緒方駅からバスで11分 竹田ICから車で17分 |
HP | 大分県観光協会 |
「原尻の滝」にマイナスイオンを浴びに行こう!
🌃 原尻の滝と天ノ川🌌
— 🍒 花屋敷 怜 🍒 (@rey_25253713) May 31, 2019
皆さん、お疲れさまでした? pic.twitter.com/R6uhZxHvK2
「原尻の滝」について紹介してきました。「原尻の滝」は、「東洋のナイアガラ」と称される大分県の観光スポットです。
田園風景が広がるなか、突如出現する大きな滝は素晴らしく、吊り橋や沈下橋など絶景ポイントもあります。迫力ある「原尻の滝」は、春夏秋冬いつ訪れても雄大なパノラマが望めるので、ぜひ大分観光で訪れてみてください!