平野に現れる名瀑!「原尻の滝」を吊り橋から見る絶景や道の駅を紹介!

大分観光でぜひ訪れてほしい名瀑「原尻の滝」。「原尻の滝」は、大分県豊後大野市にある観光スポットです。今回は「原尻の滝」にスポットを当てて、「原尻の滝」の絶景ポイントや、夜のライトアップ、近くの道の駅などを紹介していきます。

平野に現れる名瀑!「原尻の滝」を吊り橋から見る絶景や道の駅を紹介!のイメージ

目次

  1. 1平野に出現する名瀑「原尻の滝」
  2. 2「原尻の滝」ってどんな滝?
  3. 3「原尻の滝」の絶景ポイント3選!
  4. 4「道の駅 原尻の滝」へ立ち寄ろう!
  5. 5「原尻の滝」のチューリップやライトアップ情報
  6. 6「原尻の滝」へのアクセス方法
  7. 7「原尻の滝」にマイナスイオンを浴びに行こう!

平野に出現する名瀑「原尻の滝」

大分にある「原尻の滝」は、平野に突然出現する観光スポットです。「原尻の滝」の絶景を求めて、多くの観光客が訪れます。そこで今回は、「原尻の滝」の魅力や絶景ポイント、「原尻の滝」とセットで訪れてほしい道の駅やライトアップ情報、そしてアクセス方法などを紹介していきます。

大分県豊後大野市にある滝

「原尻の滝」は、大分県豊後大野市にある滝のことを指します。周囲は自然豊かで、長閑な田舎の原風景が広がっている場所に突如、大きな滝が現れます。その滝は圧巻で、周囲の景色と合わせて、素晴らしい眺望となっています。

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「原尻の滝」ってどんな滝?

水源が豊富な日本では、全国各地に様々な滝があります。日本にある滝は、その数2500ほど。白い糸のように流れる滝、轟音を立てながら豪快に流れる滝、そして雨量が増えたときにしか見えない幻の滝など多種多様です。

では、今回ご紹介する「原尻の滝」は、どのような滝なのでしょうか?「原尻の滝」について、6つに分けて解説していきます。

概要①9万年前の阿蘇山噴火の大火砕流によって形成

1つ目は、「原尻の滝」が出来たきっかけです。「原尻の滝」は遥か昔、約9万年前に誕生しました。今もなお火山活動を続ける阿蘇山が、きっかけです。

約9万年前に起こった阿蘇山の噴火は、それまでに起きた噴火の中でも最大規模でした。約600立方kmの噴出量だった阿蘇山の大噴火は、九州を超えて山口県にまで火砕流が届いたと言われています。そしてもちろん、今回ご紹介する「原尻の滝」がある大分県豊後大野市も、火砕流がきました。

この火砕流は、大分県豊後大野市一帯を埋め尽くし、徐々に冷えて溶結凝灰岩となります。巨大な溶結凝灰岩は、やがて縦に割れ、崩壊。そして現在の「原尻の滝」が誕生しました。

概要②高さ20m横幅120m・落差20mの巨大な滝

2つ目は、「原尻の滝」の大きさについてです。阿蘇山の噴火による火砕流で出来た「原尻の滝」の大きさは、高さ20mで横幅は120m、そして落差は20mと圧巻の大きさです。そのため、「原尻の滝」は上から眺めると雄大で、下から眺めると豪快な滝の姿が望めます。

概要③田園地帯に突如現れるする珍しい滝

3つ目は、「原尻の滝」がある場所についてです。滝と言えば、山の中や深く切り立った渓谷にあるイメージが強いですが、「原尻の滝」は違います。

「原尻の滝」は、豊後大野市の切り開かれた場所があります。周囲は山ではなく、田園風景が広がっている珍しいスポットです。長閑な田園地帯に突如出現する滝は、周囲の景色と合わさり、滝のイメージを覆す不思議な光景です。

概要④「東洋のナイアガラ」と称される

4つ目は、「原尻の滝」の呼び名についてです。高さや横幅がある巨大な滝で、かつ田園地帯に突如ある滝ということから、「原尻の滝」は「東洋のナイアガラ」と称されています。ナイアガラの滝と言えば、カナダとアメリカにある巨大な滝です。

「原尻の滝」は、横幅があり、ダイナミックな姿が似ていることから「東洋のナイアガラ」と呼ばれるようになりました。

概要⑤日本の滝百選・大分県百景に選定

5つ目は、「原尻の滝」の評価についてです。「原尻の滝」は、日本の滝百選や大分県百景に選ばれています。日本の滝百選は、1999年に環境庁と林野庁などが定めました。全国にある滝の中から応募があった527のスポットから100滝が選ばれます。100滝の中には、日光の「華厳の滝」や和歌山県の「那智の滝」など誰もが知る滝が選定されています。

また、1962年に選定された大分百景にも「原尻の滝」が選ばれています。大分合同新聞が主催した大分百景は、その名の通り大分県を代表する名所を100選定したものです。「原尻の滝」の他には、別府温泉や由布岳、久住高原などが選ばれています。

概要⑥崖には柱状節理が見られる

6つ目は、阿蘇山の噴火によってできた柱状節理が見られる点についてです。柱状節理とは、火山のマグマが冷えて固まった際に見られる、五角形や六角形の縦に伸びた柱状のことです。

自然に出来上がったとはいえ、その柱状のそびえたつ姿はとてもきれいと言われています。火山大国日本では、福井県にある東尋坊や宮崎県の高千穂峡など、全国に柱状節理が見られる観光スポットがあります。

約9万年前に起こった阿蘇山の大噴火で誕生した「原尻の滝」も、火砕流が冷えて固まった柱状節理が観察できるスポットです。「原尻の滝」は、滝の近くまで行くことが出来るので、柱状節理をしっかりと観察できます。

「原尻の滝」の絶景ポイント3選!

「東洋のナイアガラ」と称される「原尻の滝」は、絶景スポットが何か所かあります。どのスポットからも、圧巻の「原尻の滝」を眺められるのでおすすめです。

絶景ポイント①吊り橋の滝見橋

1つ目の絶景ポイントは、「吊り橋の滝見橋」です。「原尻の滝」のすぐ目の前には、「滝見橋」と言う名前の吊り橋があります。「滝見橋」は、人だけが通れる細長いスギの木でできた吊り橋です。1992年に出来た吊り橋は、なかなか揺れるのでスリリングな体験ができます。

半円形の滝を正面から見られる

吊り橋からは、正面から「原尻の滝」を眺められます。間近に見る「原尻の滝」は圧巻で、半円形となっている滝を全体の姿で見ることが出来ます。吊り橋からは、春夏秋冬の移り変わりいく山々の景色を背景に、雄大な「原尻の滝」が眺められます。

絶景ポイント②欄干のない沈下橋

2つ目の絶景ポイントは、「欄干のない沈下橋」です。沈下橋は、滝の上にあります。低い橋は欄干がないため、遮るものがなく、絶景が味わえます。まるで滝の上を歩いているような気分になる沈下橋は、欄干がないので、誤って落ちることがない様に注意してくださいね。

崖の縁まで近づける

そして沈下橋は、滝の縁のギリギリまで近づくことが出来ます。真下は崖となっていて、水が落下していく間近で見ることができるため、滝の迫力に圧倒すること間違いなし!高いところが苦手でない方は、ぜひ縁ギリギリまで近づくことをおすすめします。

絶景ポイント③滝つぼのある河原

3つ目の絶景ポイントは、「滝つぼのある河原」です。「原尻の滝」は、滝つぼ付近まで近づけるようになっています。沈下橋手前にある階段を下って行くと、河原に辿り着き、下からの滝を眺められる絶景ポイントです。

下から見上げる迫力満点の滝

下から見上げるような形で見る「原尻の滝」は、迫力満点です。ぐるりと囲まれるように滝が周囲に広がっているので、滝のミストを感じることが出来ます。夏に「原尻の滝」へ行くとマイナスイオンを浴び、爽快な気分を味わえます。

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「道の駅 原尻の滝」へ立ち寄ろう!

「原尻の滝」とセットで訪れてほしいのが、近くにある「道の駅 原尻の滝」です。「道の駅 原尻の滝」では、美味しい郷土料理を味わえ、お土産を購入することができます。

原尻の滝から徒歩約5分の場所にある道の駅

「道の駅 原尻の滝」は、「原尻の滝」から歩いて5分ほどの場所にあります。「原尻の滝」の下流にあり、長閑な雰囲気を感じさせる道の駅です。「道の駅 原尻の滝」では、休憩所やトイレの他に、お土産を販売している売店やレストランなどがあります。

「道の駅 原尻の滝」では、春夏秋冬様々なイベントが行われています。春になるとチューリップ祭り、夏になると小松明火祭り。そして冬には川越し祭りです。イベントに合わせて「道の駅 原尻の滝」を訪れるのもおすすめです。

レストラン白滝

「道の駅 原尻の滝」にあるレストランでは、テーブル席の他に大人数用の2種類の広間、そしてテラス席があります。テラス席は屋根付きとなっていて、近くにある「原尻の滝」の雄大な眺めを見ることが出来るのでおすすめです。ただし、テラス席は天候によって使用できない場合もあるため、注意してください。

大分の郷土料理が味わえる

レストランでは地域で採れた新鮮な野菜を使用した料理や、大分の郷土料理などが味わえます。おすすめは、とり天定食(880円)です。大分名物のとり天がたくさんあるとり天定食は、ボリューミーで食べ応え抜群。とり天は、ポン酢を付けて味わうとさらに美味しくおすすめです。

その他にも、大分の郷土料理であるだんご汁定食(800円)や、チキン南蛮定食(900円)などがあります。定食は、どれも御飯の他にみそ汁や小鉢がセットしています。

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おみやげ滝の館

レストランでお腹が満たされたら、おみやげもぜひ立ち寄ってほしいスポットです。「道の駅 原尻の滝」にあるおみやげは、豊後大野市名産品や特産品の他に、大分のおみやげも販売しています。品揃えがとても良いので、「原尻の滝」のおみやげにはぴったりでしょう。

地元や大分の名産品や特産品が買える

「道の駅 原尻の滝」では、様々な名産品や特産品が購入できますが、その中でもイチ押しなのは「地酒」です。澄み切った水が豊富にある大分県は、米の産地としても有名です。

そして美味しいお米からは、美味しいお酒が味わえます。大分県のお酒は、のど越しが爽やかで深い味わいなのが特徴です。「道の駅 原尻の滝」では、「滝のしずく(1,500円/720ml)」や「原尻の滝20度(1,030円/720ml)」など、多種多様なブランドが揃っています。

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ジェラート屋「ミルクファームフルショウ」

「道の駅 原尻の滝」の隣にある「ミルクファームフルショウ」では、美味しいジェラートが格安で味わえます。「ミルクファームフルショウ」で販売しているジェラートは、10種類以上です。

定番のミルクやチョコレートの他に、かぼちゃや紫芋などがあります。ジェラートの値段は、シングルで300円。ダブルで380です。そしてジェラートの他には、コーヒーも販売しています。

道の駅 原尻の滝の基本情報

住所 大分県豊後大野市緒方町原尻936-1
営業時間 夏季・3月~11月
9:00~17:30

冬季・12月~2月
9:00~16:30
定休日 12月31日、1月1日
アクセス 緒方駅から車で6分
HP 公式サイト

「原尻の滝」のチューリップやライトアップ情報

「原尻の滝」では、春や冬にイベントが催されます。その時期にしか見ることが出来ない景色が味わえるとあり、とても人気があるイベントです。春と冬に行われるイベント情報について、ご紹介していきます。

春には周辺の田畑にチューリップが咲く!

「原尻の滝」の周辺にある田畑は、春になると一斉にチューリップが咲き誇ります。チューリップは桜の花が咲き終え、花びらとなる4月の初め頃から見ごろを迎えます。チューリップは、赤や白など色とりどりで「原尻の滝」と合わせて見ると、得も言われぬ美しさです。

冬の間にボランティアが球根を植える

春になると咲き誇るチューリップは、冬の間にボランティアたちが一つ一つ球根を植えていきます。チューリップの数は、100種類ほどあり、約30万本です。手間暇をかけたチューリップは、色別に植えられているので、とても美しい光景が広がっています。

チューリップフェスタも開催

チューリップが咲き誇る4月上旬から中旬にかけて、毎年「チューリップフェスタ」が開催されています。チューリップフェスタは、誰もが知る定番のチューリップから知る人ぞ知る珍しいチューリップを見ることが出来ます。チューリップは購入することが出来るので、お土産としてもぴったりでしょう。

夏の夜にはライトアップされる

夏の夜になると、「原尻の滝」はライトアップも行われます。ライトアップは、滝に焦点を当てて照らされているので、まるで映画や絵画のような別世界が広がっています。

昼間と併せて、夜のライトアップも一緒に見るのがおすすめです。夜のライトアップは、夏のお盆の時期限定となっています。夜の「原尻の滝」はなかなか見ることが出来ないので、ぜひ訪れてほしい光景です。なおライトアップするものの、夜なので周辺はとても暗いです。夜の「原尻の滝」を見学する際は、必ず足元に注意するようにしてください。

「原尻の滝」へのアクセス方法

最後に、「原尻の滝」へのアクセス方法及び基本情報についてです。駐車場も紹介しますので、「原尻の滝」を訪れたい方は必見です!

アクセス情報

「原尻の滝」へアクセスする場合は、公共交通機関を利用する場合と車の2パターンがあります。どちらもアクセスしやすいですが、車の方が比較的容易に行けます。

公共機関でのアクセス方法

公共交通機関を利用して「原尻の滝」をアクセスする場合、最寄り駅はJR緒方駅となります。JR緒方駅を下車後、上緒方線もしくは小富士線のコミュニティバスへ乗車。乗車後、約10分強で「原尻の滝」に到着です。なおコミュニティバスは、バスの本数が限られているためアクセスする場合は、時間を事前にチェックすることがおすすめです。

車でのアクセス方法

車でアクセスする場合、中九州横断道路の竹田ICが最寄りとなります。竹田ICを降りたあと、17分ほどで「原尻の滝」へ到着します。また大分駅からだと、約1時間ほどで「原尻の滝」へ着き、比較的容易にアクセスできるのが特徴です。

「原尻の滝」の基本情報

住所 大分県豊後大野市緒方町原尻410
駐車場
アクセス JR緒方駅からバスで11分
竹田ICから車で17分
HP 大分県観光協会

「原尻の滝」にマイナスイオンを浴びに行こう!

「原尻の滝」について紹介してきました。「原尻の滝」は、「東洋のナイアガラ」と称される大分県の観光スポットです。

田園風景が広がるなか、突如出現する大きな滝は素晴らしく、吊り橋や沈下橋など絶景ポイントもあります。迫力ある「原尻の滝」は、春夏秋冬いつ訪れても雄大なパノラマが望めるので、ぜひ大分観光で訪れてみてください!

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この記事のライター
まなしま
東京在住。大阪が大好きで月に一度は関西旅行をしています。他にも東北道の駅スタンプラリーや沖縄離島巡りが好き!

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