九重連山の麓!「タデ原湿原」で遊歩道散策や希少な花に癒さよう!

タデ原湿原はラムサール条約にも指定されたスポットで、珍しい花々や多少な動物などを観察する事が出来ます。今回の記事では、タデ原湿原の特徴や春に行われる野焼きなどに付いても紹介します。タデ原湿原について興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。

九重連山の麓!「タデ原湿原」で遊歩道散策や希少な花に癒さよう!のイメージ

目次

  1. 1壮大な自然が広がる「タデ原湿原」
  2. 2「タデ原湿原」の楽しみ方
  3. 3「タデ原湿原」で必見の植物や見所
  4. 4「タデ原湿原」の野焼きやアクセス情報
  5. 5「タデ原湿原」の自然に癒されよう!

壮大な自然が広がる「タデ原湿原」

大分といえば温泉といったイメージも強いですが、自然を満喫したい方にはタデ原湿原がおすすめです。今回の記事では、大分の自然の名所の一つであるタデ原湿原について、特徴や見どころについて紹介します。

ヒゴタイや野ウサギなどの見どころについても紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

国内で最大級の中間湿原

タデ原湿原は、国内最大級の中間湿原として知られています。中間湿原とは雨水によって植生が維持される高層湿原、そして地下水によって植生が維持されている低層湿原の中間である湿原の事を指すそうです。

中間湿原は開発などによる影響を受けやすいデリケートなものだそうで、保全するにはかなり注意を払う必要があるのだそうです。

2005年ラムサール条約に指定

中間湿原であるタデ原湿原は、2005年にはラムサール条約に指定されました。ラムサール条約は1972年に採択された条約で、正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」と言います。

日本がラムサール条約に加入したのは1980年の事で、タデ原湿原のほかにも釧路湿原などがラムサール湿地として登録されています。

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「タデ原湿原」の楽しみ方

ここからは、ラムサール条約にも指定されているタデ原湿原の楽しみ方を見てみましょう。タデ原湿原について良く知らない方は、こちらからチェックしてみてください。

「長者原ビジターセンター」で情報収集を!

タデ原湿原に行く前に、長者原ビジターセンターで情報収集をしておきましょう。長者原ビジターセンターはタデ原湿原に隣接しており、こちらを拠点として遊歩道も整備されている様です。

長者原ビジターセンターにはくじゅうの自然を分かりやすく紹介している展示物の他、映像で自然を知れるハイビジョンシアターなどもあります。タデ原フィールドガイドではタデ原湿原の成り立ちや、春に行われる野焼きの映像なども見学できます。

展望室やテラスもあり

長者原ビジターセンターにはタデ原湿原の資料などだけではなく、展望室やテラスもあります。テラスからはくじゅう連山を眺めることができますし、飲食も可能なのでのんびりしたい方にもピッタリです。

基本情報

GoogleMap 長者原ビジターセンター
電話番号 0973-79-2154
料金 無料
営業時間 9:00 ~ 17:00
休館日 12月29日 ~ 1月3日
駐車場 約450台
URL 公式サイト

木道の遊歩道で散策

長者原ビジターセンターを起点に遊歩道が整備されているので、のんびり歩いてタデ原湿原を散策したい方はルートを確認しておきましょう。

コースは3種類

タデ原湿原の遊歩道の散策ルートは、3つのルートがあります。バリアフリーの人でも愉しめる、利用しやすい「タデ原絶景コース」は所要時間20分、季節の野草を楽しみたい方には所要時間40分の「タデ原満喫コース」がおすすめです。

また、更にくじゅうの自然を満喫したい方には「草原・森もりコース」がおすすめです。2500mあり60分ほど掛かりますが、自然を思う損味わう事が出来ます。

自然観察会に参加!

また、こちらでは「九重の自然を守る会」の会員の方によるガイドを受けることができます。自分だけで遊歩道を歩くのも愉しいですが、詳しい知識を持つガイドの方と植物や動物を観察してみてはいかがでしょうか?

遊歩道の自然観察会の開催日は1,2月は第2・4日曜、祝日、3から11月(8月は除く)は毎週日曜、祝日、8月は毎週土・日・祝日、12月は第1・3日曜、祝日となっています。

参加費は無料で参加できますし、時間は午前10~12時までの2時間となっています。参加する際には朝10時までに受付をする必要がありますし、団体参加の場合には予約が必要なので注意しましょう。

「タデ原湿原」で必見の植物や見所

続いて、タデ原湿原で必見の植物や見どころについて紹介します。珍しいヒゴタイや、冬にのみ楽しめる魅力についても紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

幻の花「ヒゴタイ」は必見

タデ原湿原では、幻の花と呼ばれているヒゴタイを見ることができます。8月中旬~9月中旬ごろが旬なので通年ヒゴタイを見ることは出来ませんが、シーズンに訪れた際はぜひ観賞してみましょう。

ヒゴタイは大分県の希少種に指定されている貴重な植物で、無断で採ってしまうと懲役・罰金が科せられる可能性もあるので注意しましょう。ヒゴタイは真っすぐに立った茎の先端に青紫色の花が集まって球体になっているという変わった花で、カワイらしい姿が魅力です。

生息する植物は500種以上

タデ原湿原には、ヒゴタイ以外にも500種類以上もの多様な植物が育っています。季節ごとに変わる植物を、国内最大の中間湿原であるタデ原湿原で観察してみてはいかがでしょうか。

ノウサギなど様々な動物も生息

500種類以上もの植物が育つタデ原湿原ですが、多様な動物が生息していることも特徴です。野鳥だけでも100種類以上、ほ乳類は10種以上、昆虫は80種類以上生息している様です。観察できる動物はイノシシやタヌキ、キツネなどを始めとして、ノウサギも観察できる様です。

森に広がる広葉樹林

タデ原湿原の草原の散歩道から森の散策路の方に向かうと、それまでとはまた違った植物や動物などを観察する事が出来ます。

森に入れば花などはあまり見れなくなりますが、代わりに森中に広がる立派な広葉樹林を見ることができます。森では至る所で水が流れており、夏に入ると爽やかな涼しさを感じることができます。

冬は一面枯れススキが広がる

夏にには綺麗なヒゴタイを観賞できるタデ原湿原ですが、あえて冬に訪れるのも良いでしょう。冬は春や夏に観賞できた植物は一面枯れてしまい、一面にススキが広がっています。

春・夏の青々とした湿原はもちろん魅力的ですが、ススキが広がる少し物悲しい景色もまた魅力的と言えるでしょう。春に訪れた事がある人は、同じ角度から写真を撮って冬の写真と見比べてみるのも良いかもしれませんね。

また、冬の時期は花も枯れてしまっていることから観光客の人も少ないので、ゆっくりタデ原湿原を観光したいという方にも向いています。のんびり自然を感じたい人や冬枯れの景色に趣を感じる人は、冬のタデ原湿原にも注目してみて下さい。

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「タデ原湿原」の野焼きやアクセス情報

続いて、タデ原湿原で行われる野焼きや、アクセス情報について紹介します。野焼きがいつ行われているのか、また何の目的で行うのかについても記載しているので、早速見ていきましょう。

毎年春に行う「野焼き」

「野焼き」を行うと聞くとあまり馴染みが無い方は驚くかもしれませんが、野焼きは湿原を守るために行われる重要なイベントです。枯れた草を野焼きで焼く事で害虫を駆除して、新芽の成長を助ける働きがあるそうです。野焼きを粉う事で、タデ原湿原の森林化を防いでいます。

野焼きは、毎年3月から4月頃に行われる様です。湿原を焼く大掛かりな作業になるので、実行委員会やボランティアの人は飛び火を消す道具を持ってスタンバイをしています。美しい湿原や多様な動植物は、毎年春に行われる野焼きによっても保たれています。

アクセスの詳細

続いて、タデ原湿原へのアクセスについても見ていきましょう。車でアクセスする場合には、九重ICから車で県道40号、そして621号を経由して約30分程で到着します。

また、マイカーが無い場合には電車やバスを利用する方法もあります。まず電車を利用して豊後中村駅に着いたら、牧ノ戸・筋湯温泉行のバスに乗りましょう。約45分程乗車した後、長者原下車したらタデ原湿原に到着します。

タデ原湿原の基本情報

住所 タデ原湿原
電話番号 0545-62-4422
駐車場 約70台
URL 九州旅ネット

「タデ原湿原」の自然に癒されよう!

今回の記事では、タデ原湿原の特徴や愉しみ方、必見の見どころや植物などについて紹介しました。ラムサール条約にも指定されたタデ原湿原は、夏などには様々な動植物を観察する事が出来ます。

冬枯れの景色や春の野焼きなどもまた魅力的なので、タデ原湿原の遊歩道を歩いて自然に癒されてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
あまみや
グルメ関連の記事を中心に執筆しています。 お店選びの参考になる様な記事であれば幸いです。

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