【網走流氷観光砕氷船おーろら】まさに冬の醍醐味!流氷の見頃の時期は?

冬の網走の海には流氷が海を覆いつくすことをご存知ですか?流氷は限られた時期にしか見ることができず、流氷を見られるのも日本では北海道の一部のみで貴重な光景です。迫力ある流氷の見頃の時期や流氷を観察するのにおすすめな船の紹介など、網走の流氷の魅力をご紹介します。

【網走流氷観光砕氷船おーろら】まさに冬の醍醐味!流氷の見頃の時期は?のイメージ

目次

  1. 1網走の冬といえば流氷!
  2. 2流氷を見るなら「網走流氷観光砕氷船おーろら」
  3. 3「流氷観光砕氷船おーろら」乗船の際の注意点!
  4. 4網走の「おーろら船」で見ておきたいポイント!
  5. 5砕氷船おーろらの乗り場「道の駅 流氷街道網走」
  6. 6網走の「観光砕氷船おーろら」で感動体験を!

網走の冬といえば流氷!

一生に一度は見てみたい流氷。北海道に位置する網走の海なら流氷を見ることができます。広大な網走の海面に浮かぶ流氷は、実際に目にしなければ迫力や美しさを体験することはできません。

網走は刑務所が有名なため、寂しい印象のある街だと思っている人もいるかもしれませんが、幻想的な世界を体験するには網走がおすすめの観光スポットとなっています。

日本で見られるのはオホーツク海のみ

オホーツク海は日本の中で流氷を見ることが可能な唯一の海域です。冬の時期になると網走の海面の約80%が流氷に覆われ、見頃のピーク時には見渡す限りが銀色の世界に変わります。

写真やニュースの映像で流氷の光景を見ることもあると思いますが、実物の迫力や美しさは想像を超え、感激するような体験ができます。大自然が生み出す冬の時期限定の現象を日本の網走で貴重な体験ができるのは最高の贅沢です。

流氷はロシアのアムール川で誕生する

網走に流れてくる流氷はオホーツク海の北に位置するロシアのアムール川河口で凍った氷が来ているそうです。ロシアから南下し、網走の海面を覆います。どのようにしてロシアの氷ができているのかと言うと、アムール川は淡水であり、海水の塩分があまり含まれていません。

塩分濃度の低い海水は凍りやすくなるため、たくさんの氷が自然に作られています。アムール川河口で作られた氷が風と海流によって流れ、網走に面したオホーツク海で流氷が見られるのです。

流氷の見頃は例年2月中旬~3月上旬

網走での流氷の見頃は例年2月~3月にかけての真冬の時期です。ロシアのアムール川で凍り始める時期は11月中旬頃で、約2000kmもの旅をしながら南下し、1月の中旬頃の時期には網走の海に現れ始めます。

流氷が多く覆うにつれ、網走の海も凍り始めるため、白銀の迫力ある世界へ変わる時期が2月~3月になります。見頃時期の流氷は感動する体験ができること間違いなしです。

砕氷船に乗って流氷体験が人気!

オホーツク海に流氷が覆う時期に運行する「砕氷船」は、名前の通り流氷を砕きながら進む船です。流氷を間近で見られるうえ、運が良ければアザラシやオオワシなど北海道の海で越冬するために訪れている野生動物に出会える可能性もあります。

流氷を見に網走へ訪れるなら砕氷船に乗ることがおすすめです。陸からでは見られない絶景を見ることができますよ。

紋別や羅臼にも流氷クルーズが

網走からほど近い海の街「紋別」からも流氷クルーズ「ガリンコ号」が出ています。船首にスクリューが装置され、スクリューが流氷をガリガリと音を立てながら割って進みます。早朝やサンセットクルーズもあり、お好みの時間帯に乗船できます。

「羅臼」の街は、世界自然遺産のある知床に位置しています。大自然の恵みに引き寄せられるように多くの野生動物が集まる海のため、流氷だけではなくオオワシなどの野鳥も見るために流氷クルーズに乗船する人が多いです。

流氷クルーズの名前は「バードクルーズ」。海の魚を狙うオオワシの迫力ある光景も冬の流氷クルーズならではです。場所によって違う楽しみ方ができるのも流氷クルーズの魅力と言えます。

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流氷を見るなら「網走流氷観光砕氷船おーろら」

今回おすすめする網走の流氷観光船「おーろら」についてご紹介します。おーろらは大型船の船のため、安定した運航が期待できます。そのため、船酔いしやすい人でも乗りやすく安心して乗船することができます。

船内の施設も充実しているので、小さい子からお年寄りまで幅広い年代で流氷の絶景を楽しむことができます。「流氷観光砕氷船おーろら」の料金や乗船期間、流氷をの迫力を体験できるおすすめの船内スポットも紹介します。

流氷観光砕氷船おーろらの乗船可能期間

網走の海を進む「流氷観光砕氷船おーろら」は1月20日~4月3日の運行期間中は毎日運航しています。流氷の見頃を押さえて観光する計画を立てることがおすすめです。

流氷観光砕氷船おーろらの乗船時刻

網走の海を運行する「流氷観光砕氷船おーろら」は、月によって運行時間や回数が異なるので注意が必要です。網走の流氷の見頃時期は特に混み合うため、観光の日程を決めた時点で船の予約を取るなど早めの予約がおすすめです。下記に月別で乗船時間を表記しましたので、観光計画する際の参考にご覧ください。

1月20日~31日 9:00、11:00、13:00、15:00
2月1日~2月28日 9:30、11:00、12:30、14:00、15:30
3月1日~3月31日 9:30、11:30、13:30、15:30
4月~運行終了日 11:30、13:30

流氷観光砕氷船おーろらの乗船料金

網走の海を運行する「流氷観光砕氷船おーろら」の乗船料金は運行期間中、同一料金で乗船することができます。下記の表に消費税を含んだ料金を表示しているのでご確認ください。

なお、特別席には通常料金にプラス400円が必要となります。特別席とは、船の2階前方に位置する指定席で先着順の当日受付となっています。

【大人料金(中学生以上)】 個人3,500円 団体3,150円
【小学生料金】 個人1,750円 団体1,580円

流氷ツアーの所要時間

網走沖の流氷を楽しめる「流氷観光砕氷船おーろら」の乗船時間は流氷の状況によって変わりますが、1時間前後の船旅になります。乗船の15分前には料金を支払ったりと乗船手続きを済ませる必要があるため、30分前くらいには乗り場に着くように観光計画を立てましょう。

流氷観光砕氷船おーろら乗船の予約方法

予約は公式のホームページから行うことが可能です。不具合により、予約登録ができなければ電話で受け付けもしているそうなので、連絡してみると良いでしょう。3月15日以降の期間は予約数が15名以下になると、予約を入れても運休となる場合があります。3月15日以降に旅行の計画を立てる場合は了承と注意が必要です。

網走沖合の流氷の見頃時期は早々に予約が埋まってしまうことも懸念されます。運行時期ではなくても予約を取ることは可能です。見頃を狙うなら早めの予約をしましょう。

【公式HP】 https://www.ms-aurora.com/abashiri/reserves/
【電話予約】 0152-43-6000
受付時間9:00~17:00

空きがあれば当日乗船は可能

当日であっても定員に達していない場合は予約なしでも乗船が可能です。しかし満員の場合は乗船出来ないため予約はしておいた方が効率よく観光ができます。

流氷が見られない場合も…

網走の流氷は自然が作り出す幻想的な光景です。網走沖合の風や潮の流れにより流氷のない時間帯もあり「流氷観光砕氷船おーろら」に乗船しても流氷に出会えない可能性もあります。運行時期イコール流氷が見られるというわけではないので、見られないかもしれないという心づもりも必要です。

流氷なしの場合は能取岬まで海上遊覧

網走沖合に流氷がなくても網走の海上を楽しむコースが用意されているので、ガッカリする必要はありません。流氷がある場合は、網走沖へ出て雄大な流氷を楽しみますが、流氷がなければ能取半島の能取岬を目指して遊覧します。

網走の海から出発して海上から魅力ある北海道の風景を楽しむことができます。陸とは違った顔の北海道は乗船するからこそ見られる光景です。見頃を逃してしまっても乗船すれば特別な景観が期待できます。

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「流氷観光砕氷船おーろら」乗船の際の注意点!

流氷観光砕氷船おーろらに乗船する際に気を付けたいポイントをご紹介します。注意点を押さえた準備をして乗船することでより快適な流氷観察ができます。

注意点①防寒対策は万全に!

設備が整っている大型船なので、室内は暖かいですが、展望デッキやサイドデッキはとても寒いです。せっかくなら外へ出て迫力のある光景を楽しみたいですよね。風を切って進む船は陸にいるより寒く感じます。厚手のコートなどの準備は欠かさないようにしましょう。

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注意点②船酔いしやすい人は対策を

大型船のため安定した運航が期待できますが、船酔いしてしまったらせっかくの絶景も楽しめません。船酔いしやすい人は酔い止めを飲んだり、前日の深酒を控えたりと対策をして乗船しましょう。

注意点③流氷の有無は事前に確認可能

「流氷観光砕氷船おーろら」は乗船前に運行状況について確認することが可能です。公式ホームページや乗船手続きの際に流氷の有無を確認することができるので、事前に確認しておくこともおすすめです。

注意点④寒冷地では電池の残量をマメにチェック

電子機器は冬に弱い特徴を持っています。バッテリーの持ちが悪くなり、電源がすぐに落ちてしまう場合があります。スマホで写真を撮ろうとしていたのに電源がなくて撮れなかったというような残念な結果にならないよう電池残量をこまめにチェックし、対策をとることがおすすめです。

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網走の「おーろら船」で見ておきたいポイント!

「流氷観光砕氷船おーろら」に乗船し、流氷がある場合に体験できるポイントを押さえていきましょう。船のおすすめな位置も紹介するので最後までお見逃しなくご覧ください。

ポイント①氷を砕く音・振動

流氷は思ったよりも大きく分厚いものです。船で氷を砕いたときに船内に響く音や振動は自然のすごさを感じずにはいられません。音や振動に気持ち良さを感じる人もいて、冬の醍醐味であると何度も乗船する人もいます。

ポイント②野生の動物たち

流氷の上にアザラシなどが乗っている光景を「観光砕氷船おーろら」からも見ることができるかもしれません。絶滅危惧種と言われるオオワシも流氷の上で休んでいる姿など貴重な光景を見られ、改めて網走の海の自然に感動するはずです。

船からは見られないですが、流氷の下ではクリオネが泳いでいるんだとか。それだけオホーツク海には栄養分の高い豊かな海になっているんです。

ポイント③真っ白な水平線

水平線と言えば海の色や、太陽の光が反射した色を思い浮かべますよね。しかし流氷が覆う網走の海は真っ白な水平線です。見渡す限りの真っ白な水平線はオホーツク海に面した網走の冬限定の光景です。貴重な光景は見る価値が充分にあります。

ポイント④展望デッキから見る一面の氷の世界

船の展望デッキはインパクトのある流氷を楽しめるので、船内でも大人気のスポットとなっています。流氷を砕く音や流氷を間近で聞いたり見たりと貴重な体験ができます。写真を撮るにも展望デッキが一番よく撮れるので、乗船したら展望デッキで網走の海を満喫しましょう。

1階のサイドデッキもおすすめ

1階の客室からはサイドデッキに出られます。展望デッキよりも海面に近い位置から流氷を間近で見られるので一番迫力を感じることのできる場所のため、おすすめです。見頃時期に予約が取れたら特におすすめしたい場所です。

ポイント⑤条件が揃うと現れる「蓮の葉氷」

蓮の葉氷とは、氷が溶け始めた頃に氷同士が衝突し合い、氷の縁がまくれて盛り上がった状態を指します。蓮の葉のように丸みを帯びていることから「蓮の葉氷」と呼ばれています。網走でこの現象が見られるのは、冷え込みが強い風のない朝のみ。しかも流氷の見頃時期に限られるのでとても貴重な光景です。

ポイント⑥サンセット+流氷のコラボレーション

サンセットはマジックアワーとも呼ばれ、さまざまな色に変化する綺麗な瞬間です。遮るものがなく、太陽の光に反射した流氷を見られるのは「観光砕氷船おーろら」ならではの光景。流氷の見頃と、1日の見頃を狙ってサンセットの予約を取ることもおすすめです。

貴重な体験ができる時間帯に乗船しても料金は一律。サンセットの時間帯で乗船する場合は、昼間よりもさらに防寒対策をして乗船しましょう。

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砕氷船おーろらの乗り場「道の駅 流氷街道網走」

「観光砕氷船おーろら」の乗り場は、道の駅氷街道網走です。道の駅からはオホーツク海と知床半島を望む場所としても人気のある道の駅になっています。流氷の見頃の時期も、見頃以外の時期もこの道の駅では楽しむことができます。道の駅にある網走の名物にも注目です。

施設の詳細情報

道の駅というだけあっておーろらの乗船手続きをするだけではなく、飲食コーナーや、特産品をお土産コーナーなども充実しています。館内は広いので、ドライブで疲れた人の憩いの場でもあります。

展望デッキから知床半島を見渡したり、網走の海を眺めるには絶好のスポットとなっています。休憩室には足岩盤浴があり、リラックスするにはおすすめの道の駅です。入館料金は無料なので気軽に立ち寄ることができます。

アクセスの詳細

道の駅 流氷街道網走は網走川に面した場所にあります。道の駅の周辺には博物館網走監獄や天都が山展望台・オホーツク流氷館があり、網走をより深く知ることのできる施設が点在しているのも道の駅の魅力です。流氷の見頃時期以外でも網走では楽しむことができます。

2階レストランの青いカレーが人気

道の駅の2階にはレストランが入っており、「オホーツク流氷カレー」が名物となっています。青い海に流氷が浮いている光景をカレーで再現しています。見た目にも面白いカレーは味も美味しいので、道の駅に訪れたら食べる価値のある名物です。

レトルトカレーも展開しているので、お土産でも持ち帰りが可能です。流氷を見た旅のお土産にぴったりで話題性もあるため、おすすめのお土産です。

網走の流氷土産も要チェック!

道の駅に行ったらお土産コーナーもチェックしましょう。網走ならではのオホーツクブルーを再現した色をした爽やかな発泡酒も流氷のお土産として販売されています。網走の冬の風物詩でもある流氷を仕込み水として利用している貴重な発泡酒です。色だけでなく水も流氷を使っている点にもこだわりを感じます。

網走の流氷のお土産として人気が高いのが、永田製飴の「流氷飴」です。レトロなパッケージも魅力的ですが、1番の魅力は流氷の再現力です。何度も失敗を繰り返して作られた飴は本物の流氷のように綺麗な色をしています。

一粒一粒形や大きさが異なっている点も見頃時期を迎えた実際の流氷のよう。光に当てるとキラキラとして綺麗です。お手頃料金なので、職場などのお土産にぴったりです。

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網走の「観光砕氷船おーろら」で感動体験を!

網走の流氷を満喫できる観光砕氷船おーろらを中心にご紹介いたしました。近年では地球規模で温暖化が進んでいるので、流氷の多さや大きさも年々薄く小さくなってしまっているんだとか。もしかしたら永遠に見られるものではないかもしれません。

迫力ある流氷を見たり体験したい場合にはなるべく早く行動することがおすすめです。幻想的な流氷を見頃を狙って実際に見て体験してみることをおすすめします。

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この記事のライター
小早瀬樹里
国内・国外問わず、旅行が好きです。その土地の歴史やご当地のグルメ・お酒・食器などに注目して旅をしています。

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