断崖の洞窟に佇む「羅漢寺」には約3700体の石仏!リフトでの登山参拝も!

羅漢寺は大分県の羅漢山にあるお寺で、知る人ぞ知るパワースポットでもあります。今回の記事では、そんな羅漢寺の特徴や、御朱印、ご利益などを詳しく紹介します。紅葉の名所であり多くの石仏やしゃもじが並ぶ珍しいスポットでもあるので、知らない人はぜひ参考にして下さい。

断崖の洞窟に佇む「羅漢寺」には約3700体の石仏!リフトでの登山参拝も!のイメージ

目次

  1. 1「羅漢寺」とは
  2. 2「羅漢寺」への参拝方法を解説!
  3. 3「羅漢寺」のチェックしたい見所とは?
  4. 4「羅漢寺」の御朱印やご利益を紹介
  5. 5「羅漢寺」の参拝ルールやアクセス情報
  6. 6長い歴史のある「羅漢寺」へ行ってみよう!

「羅漢寺」とは

大分県にある羅漢寺というお寺を知っていますか?今回の記事では、九州のパワースポットでもある羅漢寺について詳しく紹介します。参拝方法や見どころについて記載しているので、まだ行ったことが無い人はぜひチェックしてみてください。

羅漢山の中腹にある知る人ぞ知るパワースポット

羅漢寺は、羅漢山にあるパワースポットの一つです。頂上には美しい自然を眺める展望台がありますが、羅漢寺は羅漢山の中腹に位置している様です。まずは、パワースポットでもある羅漢寺にどういった特徴があるのかをチェックしてみましょう。

インドの僧侶が修行したことが起源

羅漢寺は長い歴史があるお寺で、645年の大化元年にインドの法道仙人が修行したのが起源であるとされています。インドから来た法道仙人はここに来たときに強いパワーを感じ、仏様を残したのだそうです。

そんな羅漢寺は、現在もご利益が期待出来るパワースポットとして多くの方が参拝に訪れます。

3770体もの石仏を安置

長い歴史を持つ羅漢寺には、3770体もの多くの石仏が安置されています。その様子は圧巻で、2014年には国の重要文化財にも指定されました。

石仏笑っているものや泣いているものなど、とても表情豊かです。さまざまな石仏が拝めるスポットはなかなかある物では無いので、興味のある方は参拝してみてはいかがでしょうか。また、多くの石仏の中には、自分や家族などに似ている羅漢さんが居るとの事なので、探してみるのもおすすめです。

「羅漢寺」への参拝方法を解説!

ここからは、羅漢寺への参拝方法を順番に解説していきます。参拝方法には美しい紅葉などの自然を満喫できる登山で向かう方法の他に、体力にあまり自信がない方におすすめの方法もあるのでチェックしていきましょう。

「羅漢寺」への参拝方法は2種類

羅漢寺への参拝方法は、登山で向かう方法とリフトを利用する方法とがあります。どちらにもメリットがあるので、自分に向いている方法で羅漢寺に参拝しましょう。

ただ、後程紹介しますが、参拝方法によっては立ち寄りにくくなる見どころスポットもある様なので、注意しましょう。

手段①参道を徒歩で登る

羅漢寺は耶馬渓にあるお寺で、参道を登山をしながら向かう事が可能です。山道は涼しく、綺麗な空気を吸う事で気分もリフレッシュできるかもしれません。達成感もあるので、耶馬渓の登山にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


ただ、耶馬渓を登山で歩く場合には、かなり急で険しい道を進んでいく必要がある様です。体力にあまり自信がない方や、足腰があまり強くない方なら登山ではなく、後程紹介するリフトを活用した方が良いかもしれません。

登山をしながら大自然を満喫!

シーズンになれば耶馬渓は美しい紅葉を愉しめるスポットとしても人気なので、登山をしながら紅葉狩りを楽しむのも良いでしょう。リフトから眺める景色も綺麗ですが、自分の足で歩いて眺める景色もまた格別です。

もちろん、耶馬渓の自然が美しいのは秋の紅葉シーズンだけではありません。紅葉が無くても自然に囲まれた雰囲気は気分をリフレッシュさせてくれますし、パワースポットの羅漢寺に向かうに当たり澄んだ気持ちにさせてくれることでしょう。

手段②耶馬渓リフトを利用する

耶馬渓の紅葉を満喫できる登山コースもおすすめですが、体力にあまり自信がない方や、ゆっくり景色を楽しみたい方は登山ではなく耶馬渓リフトを使用しましょう。羅漢寺は羅漢山の中腹にあるので、登山にあまり慣れていない人にもリフトが向いています。

山門までの道中にも石仏があり、リフトの中からその様子を拝むこともできる様です。山の景色をゆったり楽しめますし、便利なので活用してみましょう。

耶馬渓リフトの営業時間や料金は?

パワースポットである羅漢寺に向かう耶馬渓リフトの、営業時間や料金についてもあらかじめチェックしておきましょう。料金は大人なら往復800円、子供なら往復350円です。片道料金はそれぞれ500円、250円なので帰りも利用する予定なら往復料金で利用しましょう。

リフトに乗れば山頂まで6分程で到着しますし、足腰に自信がない方の他に早く羅漢寺に向かいたい方にもおすすめです。

また、耶馬渓リフトの営業時間は12~9月までは9:00~17:00まで、10~11月までは8:30~17:00までとなっています。開始時間が時期によって異なるので、事前に確認しておきましょう。

秋は紅葉の名所としても有名

上記で少し紹介しましたが、耶馬渓は紅葉の名所として知られています。リフトからも参道を歩いても美しい紅葉を眺めることができるので、羅漢寺の参拝のみが目的の方も一度紅葉のシーズンに訪れてみてはいかがでしょうか?

山頂駅には展望台からの絶景も!

羅漢山の頂上まで行くと、美しい景色を眺めることができる展望台もあります。羅漢寺から頂上までもリフトがあるので、気軽に頂上に向かう事も出来るでしょう。美しい景色なので、ぜひ頂上で自分の目で愉しんでください。

「羅漢寺」のチェックしたい見所とは?

ここからは、羅漢寺でチェックしておきたい見どころを紹介します。有名な石仏の五百羅漢のほか、しゃもじなどのユニークな見どころもあるのでぜひチェックしてみてください。

①無漏窟にある日本最古の五百羅漢

まず最初に紹介する羅漢寺の見どころは、無漏窟にある五百羅漢です。無漏窟というのは岩の中に出来ている大きな岩窟の事で、その中に五百羅漢と呼ばれる多くの石仏が安置されています。羅漢とは釈迦の位の高い弟子の事で、それぞれに名前が付いているそうです。

安置されている石仏は3700体以上とも言われており、始めてみる人はその姿に圧倒されるかもしれません。ちなみに、「無漏」とは悟りを開き、迷いなどが無くなった様子を指す言葉だそうです。

悩みや煩悩などは尽きないですが、こちらで落ち着いて、自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。

②山門

山門とは、仏教寺院の正門の事を指します。羅漢寺の山門は室町時代に足利尊氏によって建立されたものだそうで、こちらもかなりの歴史を持つ建造物と言えるでしょう。

こちらの山門は岩肌がすぐそこまで迫っており、かなりの迫力とパワースポットらしい荘厳な雰囲気を感じることができます。後程紹介しますが、羅漢寺の山門手前には千体地蔵も安置されているので、こちらもぜひ訪れてみてください。

③願いを掬う(すくう)「しゃもじ」

羅漢寺の無漏窟の入り口には、大量のしゃもじが奉納されています。こちらのしゃもじには「願いを掬う」といった意味合いがある様で、ただのしゃもじではなく絵馬の様な役割を果たしているそうです。

こちらのしゃもじは堂内で販売されており、参拝した人はしゃもじを購入して願い事を記入するのだそうです。

願い事を書いたしゃもじは釘やとんかちを使用して打ち付けることができるので、参拝した際は願い事を書いたしゃもじを奉納してみてはいかがでしょうか。しゃもじをとんかちで釘を打つ音が無漏窟内に響き渡るので、その澄んだ音に心も落ち着くかもしれません。

④千体地蔵

羅漢寺の山門の見出し内でも少し紹介しましたが、千体地蔵も見どころの一つなのでぜひ訪れてみてください。千体地蔵は室町時代に普覚禅師によって刻まれたそうで、石仏の数は1100体を超えているそうです。

石仏は閻魔大王や初江王、秦廣王などさまざまなお地蔵様がいます。大量に並ぶしゃもじも圧巻ですが、千体以上石仏が並んだ千体地蔵も圧巻なので羅漢寺を訪れた際は足を運んでみてはいかがでしょうか。

⑤仁王門

羅漢寺に行った際は、仁王門にも立ち寄ってみましょう。仁王門の扁額には室町幕府3代将軍である、足利義満が寄進したものと表記されている様です。仁王門から先は撮影禁止となっているので、参拝の際は注意しましょう。

実は、羅漢寺は1943年に大火事に見舞われているのですが、山門やこちらの仁王門は火事を免れてそのままの形を残しているのだそうです。

また、仁王門には1751年に安置された仁王像もあります。少し細身の特徴的な像なので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。リフトで登ってしまうと仁王門や仁王像を見ることは出来ないようなので、こちらに足を運ぶ予定の方は歩いて羅漢寺を参拝しましょう。

⑥禅海堂

最後に紹介する、パワースポットの羅漢寺の見どころは禅海堂です。羅漢寺から車で5分程のところに青の洞門と呼ばれるスポットがあるのですが、禅海堂はこのトンネルを掘った時に使用されたノミなどの道具、青の洞門を掘った禅海和尚の遺品などがあるそうです。

青の洞門は、危険な道を通って命を落とす人を助けようと、禅海和尚が石工と共にノミとツチのみで完成させたというトンネルだそうです。現在でも青の洞門では明り取り用の窓などが残っているそうなので、こちらも併せて見学してみてはいかがでしょうか。

「羅漢寺」の御朱印やご利益を紹介

ここからは、羅漢寺の御朱印や、ご利益を紹介します。御朱印帳や初穂料などについても紹介しているので、順番にチェックしてみて下さい。

力強い文字が魅力の御朱印

羅漢寺で頂ける御朱印は、力強い筆致で書かれた文字が魅力です。いただく時によってどういった御朱印の文字であるかは変わりますが、どの時期にもらう御朱印も力強い文字で書かれていてありがたいご利益が期待出来そうです。

御朱印の初穂料は?

羅漢寺で頂ける御朱印の初穂料は、300円となっています。御朱印の初穂料は300~500円が相場とされている様なので、比較的価格は安いと言えるでしょう。その神社でしか頂けない御朱印は旅の記念にもなるので、羅漢寺に立ち寄った際は是非御朱印を頂きましょう。

オリジナルの御朱印帳はある?

神社ではオリジナルの御朱印帳が使用されている事も多いですが、こちらの羅漢寺ではオリジナルの御朱印帳は無い様です。羅漢寺で御朱印を頂く場合は、お気に入りの御朱印帳を持参していくようにしましょう。

悩みを取り除いてくれるご利益あり

3700体もの石仏が安置される羅漢寺では、悩みを取り除いてくれるご利益が期待出来る様です。多くの石仏の中には自分に似た羅漢さんがいるとされているので、似ている石仏を探してご利益を期待するのも良いかもしれません。

「羅漢寺」の参拝ルールやアクセス情報

羅漢寺のご利益や御朱印の紹介に続き、ここからは参拝ルールやアクセス情報を紹介します。初めてのお寺に参拝する時は不安な場合もあるかもしれませんが、こちらをチェックして羅漢寺を訪れてみましょう。

「羅漢寺」の参拝ルールは?

羅漢寺を参拝する時は、3つのルールを守る必要があるので注意しましょう。一つは静粛にする事、二つ目は撮影をしない事、三つ目はタバコを吸わない事です。

一つ目や二つ目は守りやすいのですが、スマートフォンでうっかり撮影を行わないように十分注意しましょう。ただ、本堂前と山門前での人物が写った写真なら許可されている様です。旅の思い出を残したい方は、ルールを守って決まった場所で撮影しましょう。

アクセス方法は?

ここからは、羅漢寺へのアクセス方法を紹介します。車・電車・バスの場合に分けてアクセス方法を順番に紹介するので、羅漢寺への参拝を考えられている方は参考にして下さい。

車の場合

羅漢寺へ車での参拝を考えられている方は、東九州自動車道を利用しましょう。中津インターチェンジから、車で20分程で到着します。

電車の場合

電車で羅漢寺を訪れる方は、日豊本線の中津駅を利用しましょう。中津駅から羅漢寺までは車で25分程掛かるので、中津駅南口からはタクシーを利用するのがおすすめです。

バスの場合

羅漢寺へは、バスを利用する事も出来ます。電車などを利用して中津駅まで来たら、柿坂・守実温泉・日田行きのバスに乗って中島バス停で下車しましょう。

その後、コミュニティバスに乗り換えて羅漢寺バス停で下車すれば到着です。コミュニティバスは、水・土・日曜日は運休なので注意して下さい。

駐車場情報は?

羅漢寺には約100台ほど駐車可能な大型駐車場も完備されているので、駐車場が一杯でに限りは駐車場所に困る事は無いでしょう。車で参拝予定の方は、あらかじめ駐車場の場所をチェックしておくのがおすすめです。

「羅漢寺」の基本情報

住所 大分県中津市本耶馬渓町跡田1501
営業時間 9:00~17:00
拝観料 本堂・庭園のみ300円
HP 羅漢寺(中津市HP)

長い歴史のある「羅漢寺」へ行ってみよう!

起源が大化元年という長い歴史を持つ羅漢寺は、悩みを取り除いてくれるといったご利益が期待出来るパワースポットでもあります。

力強い文字で書かれた御朱印を頂いたり、美しい紅葉も愉めるなどの魅力もあるので、大分県を訪れた際は一度訪れてご利益にあずかってみてはいかがでしょうか?

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この記事のライター
あまみや
グルメ関連の記事を中心に執筆しています。 お店選びの参考になる様な記事であれば幸いです。

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