「盛美園」は青森の伝統庭園!借り暮らしのアリエッティの舞台モデルに!

「盛美園」とは、青森県平川市にある日本庭園であり、四季折々の魅力が詰まっている観光名所です。映画「借りぐらしのアリエッティ」のモデルにもなった「盛美園」は毎年多くの観光客が訪れています。「盛美園」の魅力を徹底してお伝えしていきます。

「盛美園」は青森の伝統庭園!借り暮らしのアリエッティの舞台モデルに!のイメージ

目次

  1. 1青森にある「盛美園(せいびえん)」とは
  2. 2盛美園の特徴と魅力
  3. 3盛美園の見どころ
  4. 4ジブリ「借りぐらしのアリエッティ」のモデル
  5. 5盛美園で開催されているイベント
  6. 6盛美園の施設詳細情報
  7. 7盛美園を訪れて明治時代へタイムスリップしよう!

青森にある「盛美園(せいびえん)」とは

「盛美園」とは、青森県平川市にある日本庭園です。季節に合わせて桜をみることができたり、様々なイベントを開催しており、映画「借りぐらしのアリエッティ」のモデルにもなった庭園で多くの観光客が毎年盛美園を訪れます。

盛美園は明治時代の3大庭園の一つであり、現在では1階に庭園、2階には和洋折衷を感じることが出来る展示館「盛美館」になっています。駐車場も常設しており、青森県を代表する「国指定名勝」に選ばれています。

盛美園の歴史

「盛美園」は、清藤盛美が1902年から9年をかけて完成した歴史ある庭園です。また盛美園の完成後、清藤家25代目の辨吉によって2階の「盛美館」が完成しました。

清藤盛美は、当時鎌倉幕府5代目時の執権であった「北条時頼」の家臣を務めていました。時頼の鎌倉立去によって時頼の寵姫であった唐糸御前を託された盛美でしたが、唐糸御前の自殺を受け責任を感じ、鎌倉猿賀へ永住の為移動しました

盛美はこの盛美園を作成するにあたって東京や京都、そして四国へと赴き、日本の伝統的な庭園の造形や建築について研究を始めました。そして、そこから9年の月日を費やして庭園の完成を盛美は成し遂げました。

その後清藤家25代の辨吉は、盛美園は坪数は3600坪にもおよび、その庭園の隅には清藤家25代の辨吉によって、明治時代に作成された西洋館・鹿鳴館を造形を感じさせる和洋折衷様式の盛美館を作り上げました。

アリエッティの舞台モデルにもなった庭園と和洋折衷を感じる2階を合わせて観光することで明治時代より受け継がれてきた意匠を肌で感じることができます。

盛美園近くの猿賀公園は桜の名所

盛美園近くには「猿賀公園」と呼ばれる桜の名所があり、毎年春になると満開の桜で公園が桃色に色づきます。多くの観光客がこの桜を見に、青森に来るほど盛美園周辺に絶景が広がっています。

また猿賀公園の桜は見る時期によって「しだれ桜」になり、公園の道を覆っています。下からみる桜や、遠くからもみる桜もインスタ映え間違いなしです。駐車場もあって車でも気軽に来ることが出来るのでお勧めです。

盛美園の特徴と魅力

盛美園の特徴と魅力は、なんといっても国指定名勝の庭園であり、明治時代三名園の一つにも選ばれているほどの歴史があります。また盛美園はほかの庭園とくらべて広大な坪数を誇っていることも魅力の一つです。

国指定名勝の庭園

盛美園は、日本中には全国に408件ある国指定名勝庭園の一つに選ばれており、国指定名勝とは文化財保護法で認定されているかつ国からの認定が下りているものを指します。

2014年に「盛美園」は、景観を守るために庭園の外側北部分の敷地が、「国指定名勝」に選ばれました。庭園に選ばれた年から「盛美園」は観光名所として多くの人々が訪れ、観光名所として知名度も高くなっています。

明治時代三名園の一つ

また盛美園は明治時代三名園の一つにも選ばれており、青森だけでなく日本を代表する庭園なのです。盛美園の他には京都の「無隣庵」と「青風荘」が明治時代を代表する庭園として選ばれています。

京都の「無隣庵」は東山を見ながら楽しむことができ、「青風荘」は庭園内にある池や築山を田茂氏見ながら観光が出来ます。こちらの庭園と並ぶ青森県の「盛美園」は和洋折衷な作りで来る人に時代の色を強く感じさせる作りになっています。

3600坪の広大な庭園

そして盛美園の大きな特徴は、3600坪にも及ぶ広大な庭園敷地を誇っている点です。面積でいうと約12,000平方メートルもあり、実際の庭園を訪れた観光客の多くはその広さと美しさに固唾をのみます。

盛美園の見どころ

青森県観光には欠かせない「盛美園」。この日本を代表する庭園には大きく1階の庭園と、2階の盛美館に分けられそれぞれ見どころがあります。1・2階合わせて観光すると、和洋折衷の世界観を感じることが出来ます。

1階は純和風・2階は洋風の作り

盛美園は2階建てになっており、1階は庭園を中心とした純和風の作り2階は盛美館を中心とした洋風の作りになっています。盛美園ひとつで和洋折衷を感じることができ、それぞれ季節に合わせてイベントも豊富です。

金色に輝く御宝殿

盛美園は2階には金色に輝く部屋「御宝殿」があります。中には金の本尊金剛界大日如来像が拝観でき、なんとこの御宝殿は風化を防ぐために30分ごとに3分間だけしか門が開きません

盛美園の御宝殿は、大正6年に清藤家25代の辨吉によって建てられ、堂内一面が金箔でおおわれている贅沢な一室になっております。本尊には鎌倉時代に作成されたの彫刻金剛界大日如来を大切に保管しています。

日本最大の蒔絵も展示

盛美園の御宝殿には、日本最大の蒔絵が飾られています。大きな孔雀と桜が描かれており、日本最大級である上にひび割れが少ないことが非常に希少価値を高めています。

蒔絵は高さ6尺、幅7尺(約180cm×210cm)の大きさがあり、これほどの大きさの蒔絵にひび、全体は三部五枚から出来上がっています。ほぼ当時の状態のままで残されているのは、非常に珍しいとして基調に保管されています。

紅葉の名所でもある

盛美園は春の桜だけではなく、秋の紅葉も有名で毎年多くの観光客が訪れます。青森を代表する紅葉名所であり、紅葉と庭園を味わえる秋の青森県は見どころがいっぱいです。

盛美園の紅葉は、11月いっぱいまで観光することが出来ます。2階から見渡す紅葉は絶景であり、大きな駐車場も盛美園に備えられているため、友達や恋人、家族で是非行くこともおすすめします。

ジブリ「借りぐらしのアリエッティ」のモデル

近年スポットが当てられるようになったのは、盛美園がジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」のモデルに選ばれたことがあげられます。ジブリファンや「借りぐらしのアリエッティ」のファンは舞台モデルの盛美園を連日訪れています。

「借りぐらしのアリエッティ」とは2010年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画です。米林宏昌監督が指揮を執り、実は米林監督にとって「借りぐらしのアリエッティ」は初監督作品となります。

映画の舞台の参考になった場所

「借りぐらしのアリエッティ」は主人公の小人・アリエッティから見た世界観や、人間の男の子との交流を描いたファンタジー映画であり、作中にも盛美園を感じさせるシーンがたくさん出てきます。

映画の中では、アリエッティと人間の男の子が交流する場所として庭園を思わせるアニメーションが使用されていたり、洋館を彷彿させるアニメーションが出てくるなど、訪れた際後に見ても楽しめること間違いなしです。

9年の歳月を経て完成した洋館

「借りぐらしのアリエッティ」のモデルとなった洋館は、盛美園の本館が舞台になっています。映画に出てくる世界観と、実際の洋館の雰囲気はまさに今にもアリエッティが出てきそうなくらい雰囲気があります。

床下を覗く観光客も

観光客の中には、「借りぐらしのアリエッティ」のモデルとなった盛美園の床下を覗く方もいます。作中でアリエッティが洋館の床下から出てくるシーンがあり、時にモデルとなった洋館の下を覗いていくファンの人々がちらほらいます。

盛美園で開催されているイベント

盛美園では春は桜を見ることができ、秋は紅葉を見ることができるように自然が有名な場所でありますが、その他にも季節に合わせてイベントを開催しています

現在はアリエッティのモデルとなった世界観を楽しめるイベント「小さな園の大きな秘密」を開催中であり、盛美園の観光を楽しみながら、謎解きアドベンチャーに挑戦することが出来ます。

謎解きプログラム「小さな園の大きな秘密」

イベント「小さな園の大きな秘密」は、盛美園全体を使った謎解きプログラムです。盛美園の庭園や2階の洋館全体を観光しながら、謎解きしていくイベントです。

おとぎ話の世界を体験

盛美園は小人を主人公とする「仮ぐらしのアリエッティ」のモデルとなった場所でもあり、今回のイベントもこの映画の世界観を楽しみながら観光が出来る内容になっています。

アリエッティとは違うのですが、今回のイベントも新しい小人のキャラクターが謎解きにかかわってきます。おとぎ話がモデルになっている今回のイベントキャラクターに思わず心が和みます。

イベント概要

【イベント名】 小さな園の大きな秘密
【開催期間】 2019年4月11日(木)再開
【販売価格】 1,000円(※入園料は別途必要です。)
【休園日】 開催期間中無休
【所要時間】 1時間~1時間半
【持ち物】 解答やヒントの閲覧に、
Web接続が可能なスマートフォン又はタブレット
【参加可能時間】 4月中旬~9月末 9:00~17:00
10月~11月中旬 9:00~16:30

盛美園の施設詳細情報

盛美園は桜や紅葉、そして様々なイベントなど四季折々で楽しむことが出来る庭園であり、他にも売店・休憩所・駐車場などが常設されています。広い駐車場があるので、青森観光と合わせてご家族・お友達と車で来ることも出来ます。

売店・休憩所あり

盛美園には庭園や2階の洋館以外にも売店・休憩所があります。青森観光の一つとして、盛美園のお土産を買っていくのもよし、広い庭園を歩いた後に休憩所でゆっくりするのもよしです。

また盛美園の休憩所には、宮崎駿監督の直筆サインが飾ってあります。盛美園限定でしか見ることが出来ないこのサインは、ジブリファンはもちろん、青森に来た際は見逃せません。

入館料は?

盛美園の入館料は期間と年齢によって変わってきます。期間は「通常期間」と「冬季」で異なり、年齢は「大人」「中・高校生」「小学生」「小学生未満無料」によって変わります。

通常期間は「大 人430円」「中・高校生270円」「小学生160円」「小学生未満無料」冬季(11月中旬~4月上旬)は、「大 人210円」「中・高校生130円」「小学生80円」「小学生未満は無料」になります。

アクセス詳細

盛美園へは車・電車・バスで行くことが出来ます。車でお越しの時は大きな駐車場を利用でき、電車でお越しの際は津軽尾上駅から徒歩10分ほどで盛美園に行くことが出来ます。

「JR弘前駅 弘南電鉄」からは弘前駅~津軽尾上駅間約20分、そこから徒歩10分でほど歩いたら盛美園に到着します。また弘前駅から車で約15分で盛美園にいくことができるので、駐車場に車を停めて観光をお勧めします。

またJR弘前駅から盛美園前まで走る「弘南バス」があります。弘前駅~盛美園前間は約30分で到着するので、歩く手間を省きたい人はぜひ使用してみてください。

またJR弘前駅だけじゃなく、その他の場所からも車で行くことが出来ます。「弘前城」より車で約20分、「青森空港」より車で約40分、「十和田西線 十和田湖畔休屋」より車で約90分です。

駐車場は?

盛美園へは、乗用車20台収容・バス10台収容の駐車場があるため車で気軽に行くことが出来ます。またこの駐車場は、利用料金が無料なのももうれしい点です。

盛美園の基本情報

【名称】 国指定名勝 盛美園
【住所】 〒036-0242 青森県平川市猿賀石林1
【営業時間】 4月中旬~9月末9:00~17:00(17:00閉園)
10月~11月中旬9:00~16:30(16:30閉園)
11月中旬~4月中旬10:00~15:00(冬季営業)
【料金】 大 人430円(冬季210円)
中・高校生270円(冬季130円)
小学生160円(冬季80円)
小学生未満無料
【アクセス】 「JR弘前駅 弘南電鉄」
弘前駅~津軽尾上駅下車(20分)~徒歩10分
弘前駅~車で約15分
「JR弘前駅 弘南バス」
弘前駅~ 盛美園前下車(30分)
「弘前城」より 車で約20分
「青森空港」より 車で約40分
「東北自動車道」 黒石I.Cより
「十和田西線」
十和田湖畔休屋より車で約90分
【駐車場】 無料駐車場併設
周辺にも駐車場有
【HP】 http://www.seibien.jp/

盛美園を訪れて明治時代へタイムスリップしよう!

明治時代より日木津賀れてきた和洋折衷の庭園「盛美園」。春の桜に、秋の紅葉、その他にも1年を通して様々なイベントを開催している盛美園はどの季節に行っても見どころが満載です。是非青森を訪れた際は「盛美園」行ってみてください!

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Ogawa Naoto

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