「仙台市博物館」で伊達家の資料や歴史に触れる!注目の猫展や駐車場は?

伊達政宗のお膝元、杜の都仙台にある「仙台市博物館」は、国宝を含め9万7千点の収蔵品があります。常設展では1000点の展示が行われ、興味深い特別展も季節ごとに行われています。いつ訪れても見ごたえのある仙台市博物館のレストランや駐車場情報などをご紹介します。

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目次

  1. 1宮城県の「仙台市博物館」とは
  2. 2「仙台市博物館」の魅力
  3. 3特別展や企画展も開催された
  4. 4食事はレストラン「三の丸」で!
  5. 5「仙台市博物館」詳細情報
  6. 6仙台市と伊達家の歴史を学ぼう!

宮城県の「仙台市博物館」とは

その町の事を知るには、まず博物館へ行くのが一番良いのではないでしょうか。博物館にはその町の歴史が詰まっていまて、たくさんの資料がその町の成り立ちを説明してくれます。杜の都仙台を知るには、まず「仙台市博物館」へ出かけてみましょう。

「仙台市博物館」は、伊達政宗が築いた城下町仙台にあります。現在「仙台市博物館」が建っている場所は、仙台城の三の丸があった所です。現在「仙台市博物館」は補修工事のためお休みです。令和元年12月28日(土曜日~令和2年3月31日(火曜日)まで

伊達家の歴史を知る博物館

「仙台市博物館」の始まりは、1951年(昭和26年)、かつての仙台藩主伊達政宗の子孫である伊達家が、所有していた土地や、文化財約8000点を仙台市に寄贈しました。これらを保存、展示する施設として、1961年(昭和36年)に「仙台市博物館」が開館しました。

「仙台市博物館」では、常設展では伊達家の資料などが常に1000点ほど展示されています。興味深い企画展、特別展なども折々に開催されます。レストランやミュージアムショップもあり、家族みんなで楽しめる「仙台市博物館」です。

「仙台市博物館」の魅力

元の仙台城三の丸があった場所に建てられた「仙台市博物館」。隣にはアイススケート発祥の地といわれる「五色沼」があり、近くに広瀬川が流れる、緑豊かなところにあります見ごたえのある常設展や特別展も開催される「仙台市博物館」の魅力をご紹介します。

仙台市立の博物館

「仙台市博物館」は、仙台藩主伊達政宗の子孫である伊達家が、1961年に仙台市に文化資料や土地を寄付したことから始まりました。「仙台市博物館」は、仙台市が運営する仙台市民に開かれた公共の施設です。

仙台伊達家から寄贈された文化財!

仙台は伊達政宗が築いた町です。1951年、伊達政宗の子孫、伊達家が膨大な数の文化財を仙台市に寄贈しました。戦後間もなく、空襲も受けた仙台にはまだ博物館がなく、大切な伊達家の資料を保管するために「仙台市博物館」の建設が始まりました。

資料の保管・展示・研究のための博物館

伊達家から寄贈された文化財資料の数は当時8000点(現在は1万3000点)にのぼりました。これらの貴重な資料を保管、展示、研究をするために、1960年(昭和35年)仙台城三の丸跡で建設工事が始まり、翌年に「仙台市博物館」が完成し、開館しました。

国宝・ユネスコ記憶遺産もある?

「仙台市博物館」には、国宝やユネスコ記憶遺産も収蔵されています。慶長遣欧使節関係資料は国宝及び、ユネスコ記憶遺産に指定されていて、常に展示されていて見学が可能です。

ユネスコ記憶遺産は、世界遺産事業の一つです。歴史的文書などをデジタル化するなどして、世界どこからでもアクセスが可能とし、歴史的文書を後世に伝える事を目的としています。「仙台市博物館」の慶長遣欧使節関係資料は2013年に登録されました。

資料①慶長遣欧使節関係資料

「仙台市博物館」所蔵の慶長遣欧使節関係資料は国宝及びユネスコ記憶遺産指定です。これらの貴重な資料は、常設展で展示され、いつでも見学することが出来ます。慶長遣欧使節は、慶長18年(1613年)に伊達政宗が徳川家康の許可を得て派遣した使節団です。

伊達政宗は、フランシスコ会宣教師ルイス・ソテロを正使、支倉常長を副使とし使節団を結成、スペイン国王フェリペ3世とローマ教皇パウロ5世に謁見するために派遣しました。7年に及ぶ船旅で、当時としてはたいへん画期的な事でした。

資料②伊達政宗所用具足・陣羽織

「仙台市博物館」所有、「黒漆五枚胴具足 伊達政宗所用(くろうるしごまいどうぐそく だてまさむねしょよう)」は、仙台胴とも呼ばれる伊達政宗の美意識が現れた、実践を重視する具足です。スターウォーズのダースベイダー衣装デザインの元になったそうです

「黒羅紗地裾緋羅紗山形文陣羽織(くろらしゃじすそひらしゃやまがたじんばおり)」も、伊達政宗用の陣羽織です。陣羽織は鎧の上に着用したものです。桃山時代に流行した、南蛮色の強いデザインです。具足と合わせて重要文化財に指定されています。

資料③豊臣秀吉所用具足

「仙台市博物館」所有「銀伊予札白糸威胴丸具足(ぎんいよざねしろいとおどしどうまるぐそく)」は、桃山時代の絢爛豪華なデザインです。天正18年(1590)に奥州仕置のために秀吉は会津へ出向きました。その際に宇都宮まで出迎えた伊達政宗が拝領した具足です。

資料④三沢初子所用帯

「仙台市博物館」所有「雪輪に梅文様帯(ゆきわにうめもんようおび)」は、刺繍や模様がが豪華で美しい、江戸時代前期の女性用帯です。三沢初子は仙台藩4代藩主伊達綱村の生母です。この時代の女性の遺品は大変貴重なものです

そのほか9万点もの資料がある!

「仙台市博物館」には江戸時代を中心に、仙台藩にまつわる歴史や文化、伝統工芸品など9万7千点に及ぶ貴重な資料を収蔵しています。常設展では季節によって展示内容が変わりいつ出かけても見ごたえのある展示となっていて、来館者を楽しませてくれます。

常設展での展示は?

「仙台市博物館」では伊達家からの寄贈品をはじめ様々な貴重な資料を、江戸時代を中心に、9万7千点におよぶ収蔵品を保管、展示、研究が行われています。仙台城三の丸跡にある「仙台市博物館」は、仙台の歴史が詰まった宝物館のような存在です。

常設展は2010年にリニューアルオープンし、仙台藩主の鎧シールを集めて正宗グッズがもらえたりするなどの楽しいゲームも増えました。また、ボランティアガイドによる無料の展示ガイドもあり、家族で楽しめる常設展となっています。

約1000点の資料が見られる

「仙台市博物館」では9万7千点におよぶ収蔵品を保管、展示、研究が行われています。常設展では季節ごとに展示内容が変わり、約1000点の資料の展示が行われています。ボランティアガイドさんに気軽に声をかけてみましょう。

仙台の歴史や文化を学ぼう!

「仙台市博物館」へ行けば、仙台の歴史や文化を学ぶことが出来ます。町の事を深く知った後に観光に出かけると、訪れた場所がより一層味わい深いものとなり、心に残る旅になることでしょう。「仙台市博物館」で伊達政宗が築いた仙台の歴史や文化に触れてみましょう。

特別展や企画展も開催された

「仙台市博物館」では常設展が開催されていて、約1000点の展示物を観賞することが出来ます。常設展の他に折々に開催される企画展があり、いつも大変人気があります。最近開催された「いつだって猫展」など人気の特別展をご紹介します。

企画展や特別展の最中、特に週末は混雑しますので、時間に余裕を持って出かけましょう。博物館内の駐車場に入るために渋滞になりますので、できれば公共交通機関を利用しましょう。

特別展「いつだって猫展」

「仙台市博物館」で開催された特別展、「いつだって猫展」は大変話題で、多くの来館者で賑わいました。江戸時代から明治にかけて起こった「猫ブーム」。猫は古い時代から人の心をとらえてきました。猫展では、当時の猫ブームの様子を展示しました

展覧会の概要は?

「いつだって猫展」では江戸時代から明治時代にかけて起こった「猫ブーム」の様子を、可愛らしい仕草の猫から怪談に登場する化け猫まで、歌川国芳の浮世絵や、本などを通して紹介しました。猫好き、猫文化に興味のある人たちで猫展は大いに盛り上がりました

東日本では仙台が初開催?

「いつだって猫展」は、名古屋、京都、愛媛、静岡を巡り、最後に東北仙台博物館へやって来ました。猫展は東北では初開催となりました。

観覧料は?

「仙台市博物館」特別展、「いつだって猫展」の観覧料は、一般・大学生1,300円(前売1,100円)、高校生700円、小・中学生500円、10名以上の団体は各100円引でした。

開催期間は?

「仙台市博物館」特別展、「いつだって猫展」の開催期間は、平成31年4月19日(金曜日)から6月9日(日曜日)まででした。

企画展「戦国の伊達氏―稙宗から政宗へ」

「仙台市博物館」で行われた企画展「戦国の伊達氏―稙宗から政宗へ」では、戦国武将として有名な伊達政宗のルーツに迫る展示が行われました。伊達氏の初まり、鎌倉時代までさかのぼるという興味深いテーマで、多くの歴史ファンが訪れました

展覧会の概要は?

企画展「戦国の伊達氏―稙宗から政宗へ」では、鎌倉時代の伊達氏初祖、14世稙宗から17世政宗と、戦国時代の戦いや、政治、上杉謙信、織田信長などとの外交、信仰、文学、芸能など様々な角度から伊達氏が東北で勢力を伸ばしていったのかを探る展示でした

戦国時代の伊達氏を知ろう!

企画展「戦国の伊達氏―稙宗から政宗へ」は、戦国時代の伊達氏を深く知る資料や絵図などが展示され、大変興味深い見ごたえのある特別展示となり、多くの歴史愛好家で賑わいを見せました。

観覧料は?

企画展「戦国の伊達氏―稙宗から政宗へ」の観覧料は、特別料金はなく、常設展の料金で見学が出来ました。一般・大学生460円、高校生230円、小・中学生110円でした。

開催期間は?

企画展「戦国の伊達氏―稙宗から政宗へ」の開催期間は、平成31年7月12日(金曜日)から9月1日(日曜日)まででした。

企画展「やっぱり絵図がすき!」

「仙台市博物館」がある仙台市は、人口108万人が暮らす街です。仙台の中心市街地は、初代伊達藩主の伊達政宗が築きました。城下町仙台には、色々な絵図が残っています。企画展「やっぱり絵図がすき!」では、興味深い絵図がたくさん紹介されました

仙台市市制施行130周年記念

企画展「やっぱり絵図がすき!」は、仙台市市政施行130周年記念企画として行われました。当時色々な目的で作成された絵図が展示され、土地の歴史や作図の技術、地域の移り変わりなどを知ることが出来、興味深い展示となりました。

展覧会の概要は?

企画展「やっぱり絵図がすき!」では、様々な時代の仙台城下の絵図、仙台城下近郊の村絵図、仙台藩領全体を描いた国絵図などを通して、地域の移り変わり、歴史に思いを馳せる展示会でした。他にも多種多様な絵図も紹介され、絵図が好き必見の展示会でした。

多種多様な絵図を紹介

やっぱり絵図が好き!」では、仙台城下絵図、村絵図など江戸時代の「仙台」を描いた絵図、国絵図などの仙台藩領を描いた絵図、世界を描いた坤輿(こんよ)万国全図、城郭絵図、仙台城二の丸や江戸藩邸の絵図など様々な絵図が展示されました。

観覧料は?

企画展「やっぱり絵図が好き!」は、特別観覧料はなく、常設展の料金で見学が出来ました。一般・大学生460円、高校生230円、小・中学生110円でした。

開催期間は?

企画展「やっぱり絵図が好き!」の開催期間は、平成31年10月11日(金曜日)から12月1日(日曜日)まででした。

食事はレストラン「三の丸」で!

「仙台市博物館」には「レストラン三の丸」があります。大きな開放的な窓から四季の移り変わりを眺めながらの食事は大変人気があります。夏はテラス席も用意されています企画展に合わせた特別メニューも楽しみの一つです。

現在「レストラン三の丸」は仙台市博物館休館に合わせて営業していません。令和元年12月28日から令和2年3月31日までお休みです。

メニュー①もち豚のボローニャ風

「仙台市博物館」のレストラン三の丸、おすすめメニュー「もち豚のボローニャ風」は、ボリューム満点です。パン、サラダ、スープがついて1150円です。

メニュー②ミックスサンドウィッチ

「仙台市博物館」のレストラン三の丸、おすすめメニュー「ミックスサンドウィッチ」は、小腹が空いたときにちょうど良い一皿です。野菜もたっぷり。700円です。

メニュー⓷三の丸週替りランチ

「仙台市博物館」のレストラン三の丸、おすすめメニュー「三の丸週替りランチ」は、色々味わいたい欲張りさんにおすすめです。スープ・ミニサラダ・ライスまたはパン付で850円です。

営業時間は?

「仙台市博物館」のレストラン三の丸の営業時間は、10:00~16:00です。10:00~11:00は、ドリンク・デザートのみとなっていますのでご注意ください。

定休日は?

「仙台市博物館」のレストラン三の丸の定休日は、毎週月曜日、祝日・振替休日の翌日です。令和元年12月28日から令和2年3月31日までは仙台市博物館補修工事のため、レストラン三の丸もお休みです。

「仙台市博物館」詳細情報

美しい杜の都にある、周辺を緑に囲まれた「仙台市博物館」は、見ごたえのある常設展の他、猫展など面白い企画展なども開催されました。いつ訪れても興味深い展示を期待出来る「仙台市博物館」の営業時間や駐車場など、詳細情報をご紹介します。

アクセス詳細は?

「仙台市博物館」へのアクセス方法は、地下鉄東西線仙台駅から乗車して、国際センター駅下車徒歩で約8分です。または仙台駅西口バスプールから周遊バス「るーぷる仙台」で約20分、博物館・国際センター前バス停で下車徒歩で3分です。

車でアクセスする場合は、東北自動車道仙台宮城ICから車で10分です。ゆっくり仙台の街を楽しみながら歩くのもおすすめです。仙台駅から青葉通り経由で徒歩約30分です。

駐車場はある?

「仙台市博物館」の駐車場は普通車50台、バス5台駐車可能な駐車場です。駐車場は週末などは混雑します。特に特別展などがある期間は駐車場へ入るのに渋滞する場合がありますので、公共交通機関を利用することをおすすめします。

開館時間は?

「仙台市博物館」の開館時間は、9:00から16:45です。入館は16:15までです。定休日は月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)、祝日・振替休日の翌日(土曜日・日曜日、祝日の場合は開館)です。

令和元年12月28日(土曜日)から令和2年3月31日(火曜日)まで、仙台市博物館は設備改修工事のためお休みです。

お土産はミュージアムショップで買おう!

「仙台市博物館」にはミュージアムショップがあります。人気の風呂敷や展覧会図録や仙台市史、オリジナルグッズが並びます。ショップ内には仙台箪笥、松川だるま、玉虫塗など伝統工芸品の展示販売コーナーも登場し、仙台の素晴らしい工芸品も見ることが出来ます

令和元年12月28日(土曜日)から令和2年3月31日(火曜日)まで、仙台市博物館は設備改修工事のため、ミュージアムショップもお休みです。

「仙台市博物館」オリジナルグッズがおすすめ

「仙台市博物館」のミュージアムショップでは、博物館オリジナルグッズが続々登場しています。国宝ローマ市公民権証書プリントのクリアファイルや、ポップで人気の伊達家水玉模様陣羽織柄の絵葉書や風呂敷、ハンカチなど、オリジナル商品がが並んでいます

「仙台市博物館」の基本情報

住所 〒980-0862 宮城県仙台市青葉区川内26
電話番号 022-225-3074
開館時間 9:00~16:45(入館は16:15まで)
休館日 月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)
祝日・振替休日の翌日(土曜日・日曜日、祝日の場合は開館)
令和元年12月28日(土曜日)から令和2年3月31日(火曜日)まで、
仙台市博物館は設備改修工事のためお休みです。
観覧料 一般・大学生 460円(団体 360円)
高校生 230円(団体 180円)
小・中学生 110円(団体 90円)
※特別展は別途
アクセス 東北自動車仙台宮城ICから車で10分
地下鉄東西線「国際センター駅」から徒歩8分
ループル仙台「博物館・国際センター前バス停」から徒歩3分
駐車場 あり 駐車場は普通車50台可能 無料駐車場
公式サイト https://www.city.sendai.jp/museum/index.html

仙台市と伊達家の歴史を学ぼう!

杜の都仙台にある「仙台市博物館」は、江戸時代を中心にした仙台の歴史資料がたっぷり展示されています。戦国武将伊達政宗の築いた仙台の歴史に「仙台市博物館」で触れてみましょう。仙台と伊達政宗をもっと好きになって、仙台の旅を楽しみましょう

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この記事のライター
ORANGE77
旅行大好きです。特に博物館や神社仏閣巡りが好きです。歴女というほどではありませんが、日本史、世界史にとても興味があ...

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