「銚子大滝」は癒しの絶景スポット!紅葉の見頃や名前の由来は?
銚子大滝は奥入瀬渓流にかかる最大の滝で、紅葉の時期にはたくさんの観光客が集まります。銚子大滝の名前の由来や周辺の絶景ポイント、駐車場情報なども合わせてご紹介します。銚子大滝の美しい景観と子ノ口の水門との関係性も見逃さずにチェックしましょう。
銚子大滝とは
青森県十和田市に位置する「銚子大滝」は、十和田湖と奥入瀬渓谷がつながる部分にできた滝です。銚子大滝は、約90度になる急激に落ちる滝の水が見どころの1つで、その急激な滝は、十和田湖に魚を入れないことから「魚止めの滝」とも呼ばれています。
奥入瀬渓流最大の滝
銚子大滝は、奥入瀬渓流の本流にかかる唯一の滝です。銚子大滝の高さは、約7mにも及び、勢いよく流れ落ちる銚子大滝の幅は約20mもあるので、奥入瀬渓流の中では最大の滝とも称されています。
とっくりの注ぎ口が名前の由来
銚子大滝の名前の由来について、現地では看板が設置されています。銚子大滝の「銚子」の由来は「とっくりの注ぎ口」から「銚子大滝」と呼ばれるようになりました。では、なぜ「とっくりの注ぎ口」と言う由来かと言うのでしょう。
十和田湖のかたちを「とっくり」だと見て、銚子大滝が「とっくりの注ぎ口」に見えることから「銚子大滝」と名付けられました。これが銚子大滝の名前の由来です。

銚子大滝の魅力
銚子大滝は、奥入瀬渓流のシンボルとも言える滝であり、日本一美しい渓流と言われる奥入瀬渓流の観光を見に来た人からしても、最大の目玉観光ポイントでしょう。その銚子大滝の魅力を存分にお伝えしていきます。
魅力①新緑の春
新緑の春の時期の銚子大滝は辺り一帯の雪が解けた影響もあり、1年のうちで最も銚子大滝の水の量が増加します。特に6月頃はピークで銚子大滝の水が増加しているので、より一層ダイナミックな銚子大滝を見ることができます。
魅力②美しい緑の夏
夏の時期の銚子大滝は、緑に覆われた木々が美しく癒されます。銚子大滝の付近は、天然のクーラーのごとく涼しいので夏の暑さを忘れるくらいでしょう。地元の人も夏の緑の美しさと、避暑地として利用することもあるほど人気がある時期でもあります。

魅力③紅葉の秋
銚子大滝観光で1番人気がある時期は秋です。秋には、銚子大滝を囲む森林が美しい紅葉に染まり、銚子大滝とのコントラストがとても美しいでしょう。銚子大滝の紅葉の見頃は、10月中旬から11月中旬ですので、お見逃しないようにチェックしておきましょう。
魅力④氷瀑ブルーの冬
青森県十和田市、奥入瀬川渓流の銚子大滝。
— とうほくいいどご (@pst_tw) January 8, 2019
幅20m、高さ7mの美しい滝です。
(昨年11月初旬頃の写真) pic.twitter.com/SAjJC0zEnw
冬の時期の銚子大滝は、まさに「これぞ氷瀑ブルー」とも言える絶景を見ることができます。真冬の時期には十和田湖の水の量が減るため、銚子大滝に流れる水の量も減ります。
そして、銚子大滝に流れる水は真冬の冷たさにより凍りつき、凍った滝のつづらに太陽の光が射し込むことで鮮やかなブルーに色づきます。この氷瀑ブルーは、まるで神秘の世界のようで美しくため息が出るほどでしょう。
時期によって変わる景色
[OC] Golden Light on Choshi Otaki Falls - Japan 銚子大滝 - [3500x2333] from rattechnology via Paisajes Increibles. pic.twitter.com/EWuNraqlfR
— PaisajesIncreibles (@PaisajesIn) December 2, 2016
時期によりさまざまな顔を魅せてくれる銚子大滝は、どの時期に行っても心が洗われるように清々しい気持ちになれることでしょう。季節により違う場所にでも訪れたのかと錯覚するほどの光景を目にすることができますので、是非時期をずらして何度も足を運んでみることをおすすめします。

銚子大滝の楽しみ方
銚子大滝は奥入瀬渓流にかかる滝なので、銚子大滝までに辿り着くまでにも見どころがたくさんあります。森林に囲まれた自然豊かな奥入瀬渓流と合わせて、銚子大滝の楽しみ方をご案内しますので、銚子大滝へ訪れた時には是非参考にしてください。
①奥入瀬渓流の遊歩道を歩こう
奥入瀬渓流には森林がトンネルのように生えるようにして遊歩道が設置されています。奥入瀬渓流の遊歩道からは、銚子大滝を一望することができます。遊歩道を散策するだけでも、自然と触れ合うことができ楽しい観光になるでしょう。
冬の遊歩道は注意しよう
奥入瀬渓流の遊歩道は、約14㎞の長さにも及びますが冬の時期には雪で覆われます。雪の除雪作業は行われていないため、通行禁止にはなりませんが雪で滑りやすくなっていますので、利用する場合には十分に注意しましょう。
②綺麗な三乱と阿修羅の流れ
奥入瀬渓流には「三乱の流れ」と「阿修羅の流れ」と呼ばれる地帯があります。「三乱の流れ」は、銚子大滝から流れる水の勢いとは違い緩やかな流れとなっており、5月中旬には「ムラサキヤシオ」が咲き美しいでしょう。
「阿修羅の流れ」では、三乱の流れとは打って変わり激流です。その風景は、思わず筆をとりたくなる程インパクトがあり、インスタ映えすること間違いなしのおすすめスポットです。
③高さ20メートルの雲井の滝
「雲井の滝」は、高低差20mもある滝で、水の量も申し分ないほど豊富であるため銚子大滝とは、また別の迫力が楽しめます。水の勢いが強いため浸食され、いずれは消失してしまうと言われているので、絶景が見られるうちに観光しておくと良いでしょう。
④水門のある子ノ口
奥入瀬渓流の入口、子ノ口から雲井の滝までのんびり歩く。紅葉は終わりかけだけれど、それでも綺麗・・ pic.twitter.com/bE0V6pQUtJ
— もんてび (@momontevi) November 3, 2019
奥入瀬渓流は「観光放流」として「子ノ口の水門」で水の量をコントロールしています。流水を調整することで、奥入瀬渓流の美しい景観を保っているといっても過言ではありません。子ノ口の水門も観光スポットとしておすすめポイントですので是非押さえておきたいスポットです。

銚子大滝へのアクセス
銚子大滝へアクセスするには、公共機関を利用する方法とレンタカーや車でアクセスする方法があります。銚子大滝付近の駐車場情報も含めて、銚子大滝へのアクセス方法をご案内します。
公共交通機関を利用する場合
公共機関を利用して銚子大滝へアクセスする場合、奥入瀬渓流の玄関口でもある「焼山」へ向かいます。青森空港から向かう場合は、路線バス「青森駅行き」を利用し青森駅へ。青森駅からはJRバス「十和田湖休屋行き」に乗車し「焼山」で下車します。
「焼山」からJRバス「十和田湖休屋行き」に乗車し「銚子大滝」バス停で下車すれば、銚子大滝へアクセスすることが可能です。
車・レンタカーを利用する場合
銚子大滝までレンタカーや車でアクセスする場合も、まずは「焼山」バス停まで向かいましょう。青森空港から焼山までは車で約90分程度かかります。焼山バス停から銚子大滝までは、車で約30分でアクセスすることができます。
駐車場情報
銚子大滝には、無料で利用できる駐車場がありますが整備されている駐車場ではなく駐車できるスペースのようになっており、数台収容できる程度の小さな駐車場です。国道102号線から2㎞ほどの付近に駐車スペースがあるので、利用する場合は見逃さないようにご注意ください。
銚子大滝からは少し離れますが「休屋駐車場」と「焼山駐車場」も利用することができます。休屋駐車場は、640台収容できますが有料の駐車場です。焼山駐車場は250台収容可能で無料で駐車することができます。
銚子大滝の基本情報
【名称】 | 銚子大滝 |
【住所】 | 青森県十和田市大字奥瀬 |
【アクセス】 | 青森駅からバスで170分 八戸駅からバスで120分 |
【関連HP】 | http://towadako.or.jp/sansaku-map/oirase-nenokuchi/ |
【料金】 | 無料 |
【駐車場】 | 無料 |

「銚子大滝」で絶景を楽しもう
銚子大滝をはじめとした奥入瀬渓流は、絶景ポイントがたくさんある観光スポットです。紅葉の時期には観光客が後を絶たないほど人気があります。写真に残しておきたくなるくらい美しい銚子大滝は、どの季節に訪れても素敵な景観を楽しめるのでおすすめです。
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