「栗駒山」の登山を完全ガイド!初心者向けコースや紅葉の絶景を紹介!

栗駒山は、宮城、岩手、秋田にまたがる山です。初心者から上級者まで楽しめる登山コースがたくさんあり、難易度に合わせて登ることが出来ます。「神の絨毯」と呼ばれる紅葉の時期は絶景で、おすすめの季節です。日帰り温泉もあり、登山の醍醐味を味わえる栗駒山をご紹介します。

「栗駒山」の登山を完全ガイド!初心者向けコースや紅葉の絶景を紹介!のイメージ

目次

  1. 1「栗駒山」とは
  2. 2栗駒山の登山コースガイド【初心者編】
  3. 3栗駒山の登山コースガイド【中級者編】
  4. 4栗駒山の登山コースガイド【上級者編】
  5. 5栗駒山の登山情報
  6. 6栗駒山登山のあとに寄りたい温泉
  7. 7初心者にも優しい栗駒山登山に挑戦しよう!

「栗駒山」とは

栗駒山は、花の百名山にも選ばれている東北を代表する山です。栗駒山には9つの登山コースがあり、初心者から上級者まで難易度に応じて楽しめるおすすめの山です。特に紅葉の時期には錦の絨毯を敷いたような息を呑む絶景が広がります

宮城・岩手・秋田の三県にまたがる山

栗駒山は、宮城県、秋田県、岩手県の3件にまたがり、奥羽山脈のほぼ中央にあります。呼び名もそれぞれ、宮城県では栗駒山、岩手県では須川岳、秋田県では大日岳と呼ばれ親しまれています。標高1,626mの山頂からの絶景が登山者の心をつかんで離しません

登山コースが豊富

栗駒山は登山道が豊富で、宮城県側から6つ、岩手県側から2つ、秋田県側から1つと合計9つの登山道があり、初心者から上級者まで難易度に応じて楽しめる山です。ガイドブックやウェブサイトも多くあり、コースを事前にチェックすることが出来ます。

美しい自然が楽しめる

栗駒山は「花の百名山」に選ばれるほど、高山植物が豊富です。白銀の冬、まだ雪が残る春の芽吹きの時期、夏は高山植物のかわいらしい花が咲き乱れます。そして秋には「神の絨毯」と呼ばれる、息を呑む紅葉の絶景がおすすめです。

登山の難易度は?

栗駒山は標高1626mで、それほど難易度の高い山ではありません。コースが豊富なので、初心者から上級者まで難易度に応じて楽しめる山として、大変人気があります。すべてのコースで日帰りが可能です。登山ガイドをチェックして登りましょう。

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栗駒山の登山コースガイド【初心者編】

栗駒山はコースが豊富で、初心者から上級者まで難易度に応じて楽しめる人気の山です。特に初心者は不安がいっぱいです。しっかりコースガイドを事前にチェックして、できれば上級者と一緒に上りましょう。初心者におすすめのコースをご紹介します。

コース①中央

栗駒山で初心者におすすめのコース「中央コース」です。観光客も多く訪れる半日ハイキングコースです。大半が石畳できれいに整備されているので安心です。初心者や子供たちでも歩ける難易度の低いコースで、初めての山歩きにおすすめです。

登山口

登山口は「いわかがみ平バス停」です。駐車場が完備されていて、車で登山口までアクセス出来ます。駐車場には食事や休憩が出来る、栗駒レストハウスがあり便利です。

所要時間

「中央コース」は約3kmの距離です。所要時間は初級者や子供でも2時間ほどで登頂可能となっています。余裕を持って、登りに1時間半、下りに1時間ほどの計画で登りましょう。

コースの特徴・見所

山頂へ最短距離で行くことが出来るコースです。前半はあまり視界が良くありませんが、3分の2くらい登った所から展望が開け、栗駒山の雄大な風景が広がります。南斜面なので紅葉を美しい光の下で楽しむことができます。

道は幅広く良く整備され、危険箇所が少ないため、気軽に利用出来ます。初心者、子供、行楽客にもよく利用されてておすすめです。緊急時の避難経路としても利用されています。

注意ポイント

栗駒山中央コースは、難易度の低いコースのため、観光客なども多く訪れます。特に紅葉の時期は大渋滞となります。また、東栗駒登山道と組み合わせる場合は、東栗駒登山道下りは事故が多いため、登に東栗駒登山道、下りは中央登山道のコース選択をおすすめします。

登山口へのアクセス

栗駒山中央コース登山口の「いわかがみ平バス停」までのアクセスは、JR東北本線石越駅から、JR東北新幹線くりこま高原駅経由で、10月初旬~下旬の紅葉期の土日祝日のみ、「栗駒山」紅葉号が1日1便運行されています。

タクシーの場合はJRくりこま高原から約1時間です。車を利用する場合は、東北自動車道若柳金成ICから約42kmでいわかがみ平駐車場へ到着します。100台駐車可能となっています。

コース②東栗駒

栗駒山、初心者おすすめコース、次は「東栗駒コース」です。沢登りと、雄大な栗駒山を眺めながらの稜線歩きを楽しめる、短距離でも登山の魅力が凝縮された初心者におすすめのコースです。頂上からのパノラマは絶景で、人気ルートのひとつです。

登山口

登山口は中央コースと同じ「いわかがみ平バス停」です。駐車場が完備されていて、車で登山口までアクセス出来ます。駐車場には食事や休憩が出来る、栗駒レストハウスがあり便利です。

所要時間

栗駒山東栗駒コースは片道約4kmの距離です。難易度の低いコースで、登頂時間は平均120分ほどですので、登山初心者におすすのコースです。登りに2時間、下りに1時間半ほど必要です。

コースの特徴・見所

前半は、大きな岩や段差がある視界の良くないエリアを1時間ほど登ると、沢の流れる音が聞こえ始めます。100m程沢の中を歩きますので、防水シューズの装備が必要です。東栗駒山の稜線に出ると視界が開け稜線歩きを楽しめます。

山頂付近で中央登山道と合流します。短い距離ですが、登山の魅力が味わえるので、初心者におすすめの登山道です。

注意ポイント

山開き頃と降雨後の前半の登山道は道が悪くなります。晴天が数日続いた後の登山がおすすめです。登りは東栗駒登山道の下り利用は事故が多いため、下りは中央道を利用します。東栗駒山の稜線は風が大変強く、遮るものがないため、体温低下に注意が必要です。

登山口へのアクセス

栗駒山東栗駒コース登山口の「いわかがみ平バス停」までのアクセスは、JR東北本線石越駅から、JR東北新幹線くりこま高原駅経由で、10月初旬~下旬の紅葉期の土日祝日のみ、「栗駒山」紅葉号が1日1便運行されています。

タクシーの場合はJRくりこま高原から約1時間です。車を利用する場合は、東北自動車道若柳金成ICから約42kmでいわかがみ平駐車場へ到着します。100台駐車可能となっています。

コース③須川

栗駒山、初心者おすすめコース、次は「須川コース」です。整備された登山道で距離も短いので、初心者におすすめのルートです。現在途中の昭和湖付近で火山ガス濃度(硫化水素)が基準値より高いことから、当面は通行止めとなっています

栗駒山へは、昭和湖の手前で東側の産沼コースへ迂回します。コースタイム15分ほど長くなりますが、大きな迂回とはならず、難易度の低いコースです。

登山口

栗駒山須川コースの登山口は「須川温泉」です。栗駒山の北側で、温泉宿が2件あり、日帰り温泉と一緒に楽しめるのでおすすめです。

所要時間

栗駒山須川コースの所要時間は約1時間半ほどです。現在迂回コースとなっていますので、15分ほど余計にかかります。コースガイドを事前にチェックしましょう。

コースの特徴・見所

栗駒山須川コースは登山道がきれいに整備され、高低差の少ない、初心者おすすめコースとなっています。美しい昭和湖が見えるはずですが、現在は通行止めとなっています。

注意ポイント

栗駒山須川コースは火山ガス濃度が危険値になっているため、現在途中から通行止めです。迂回コースを通り栗駒山山頂へ登ることが出来ます。コースガイドを事前にチェックしましょう。

登山口へのアクセス

栗駒山須川コースの登山口は「須川温泉」です。アクセスは、バス利用の場合、JR東北新幹線一関駅から岩手県交通バス利用で須川温泉バス停へ。所要時間約1時間30分、1日2便運行です。

車を利用する場合は、東北自動車道一関ICから約43kmで須川温泉へ到着します。300台駐車できる駐車場があります

コース④自然観察路

次にご紹介するのは「自然観察路」です。栗駒山須川温泉登山口から、名残が原を少し上ると、須川コースと自然観察路コースに分岐する標柱が出てきます。現在は須川コースへは立ち入り禁止ですので、こちらのコースへ進みます。

登山口

栗駒山自然観察路コースの登山口は「須川温泉登山口」です。栗駒山の北側で、温泉宿が2件あり、日帰り温泉と一緒に楽しめるのでおすすめです。

所要時間

須川温泉からの自然観察路コースは約8.4kmの距離です。所要時間は約4時間です。初心者でも十分登れるコースですが、長時間となりますので、上級者と一緒に上ることをお勧めします。

コースの特徴・見所

須川コースとの分岐点からは変化に富んだ登山道を歩きます。「四苦八苦坂」という段差の大きい階段や「三途の川」という沢があります。産沼(うぶぬま)から山頂までは緩やかな登りが続き、周辺の景色を楽しみながら歩くことが出来ます。

注意ポイント

分岐点から上は、須川コースよりも足場の悪い難所が多いため、初心者や初めての登山者のみで利用はせず、上級者と一緒に登る事をお勧めします。

登山口へのアクセス

栗駒山自然観察路コースの登山口は「須川温泉」です。アクセスは、バス利用の場合、JR東北新幹線一関駅から岩手県交通バス利用で須川温泉バス停へ。所要時間約1時間30分、1日2便運行です。

車を利用する場合は、東北自動車道一関ICから約43kmで須川温泉へ到着します。300台駐車できる駐車場があります

コース⑤天馬尾根(秣岳)

おすすめコース次は「天馬尾根コース」です。須川温泉登山口もしくは天馬尾根登山口から登り、秣岳を目指します。栗駒山山頂からは、産沼(うぶぬま)コースを下山して須川温泉登山口へ戻ります。初級者から中級者向けのコースとなっています。

登山口

栗駒山天馬尾根コースの登山口も「須川温泉登山口」です。栗駒山の北側で、温泉宿が2件あり、日帰り温泉と一緒に楽しめるのでおすすめです。もう一つは秋田県道282号天馬尾根登山口で、須川温泉から3㎞です。

所要時間

栗駒山天馬尾根コースは登頂・下山でだいたい6時間半~7時間ほどかかる、中距離コースです。初心者から中級者向けのコースとなっています。登りに3時間半、下りに3時間ほど必要です。

コースの特徴・見所

栗駒山天馬尾根コースの見どころも、紅葉の時期です。しろがね草原の眺めは絶景で、草モミジが地面を染めます。春から夏にかけてたくさんの花が咲きお花畑を堪能できます。焼石岳と須川湖の眺めも美しく、風のない日は湖に山々が映り気持ちよく歩くことが出来ます。

注意ポイント

栗駒山天馬尾根コースは長時間コースです。初心者のみでの登山は避け、上級者と一緒に上りましょう。紅葉の時期は大変込み合う人気のコースです。登山ガイドをよく見て、余裕を持ったスケジュールをたてましょう。

登山口へのアクセス

栗駒山天馬尾根コースの登山口は「須川温泉」です。アクセスは、バス利用の場合、JR東北新幹線一関駅から岩手県交通バス利用で須川温泉バス停へ。所要時間約1時間30分、1日2便運行です。

車を利用する場合は、東北自動車道一関ICから約43kmで須川温泉へ到着します。300台駐車できる駐車場があります

栗駒山の登山コースガイド【中級者編】

栗駒山は9つのルートがある、登山者に人気の山です。四季折々に美しい景色が楽しめ、山頂では息を呑む絶景が堪能出来ます。有名な温泉もあり、お楽しみ満載です。中級者向けのルート3コースをご紹介します。

コース①裏掛(新湯)

裏掛コースは、栗駒山の最も古い登山道のひとつです。信仰登山の道と言われていて、栗駒を代表するコースと言えます。新湯沢の沢登から始まり、急な登りを超えると岩手・宮城内陸地震で巨大な土石流を発生させた地盤の不安定な地域へ出ます。

9月頃まで残る雪渓を超え、磐井川源流の沢に至ります。沢沿いに登り、東栗駒・裏掛分岐点、中央・東栗駒分岐点を経由して山頂へ至ります。

登山口

栗駒山裏掛コース登山口は「旧いこいの村跡地駐車場」です。登山届ポストは「旧いこいの村」跡地手前にある表掛登山口駐車場にあります。

所要時間

栗駒山裏掛コースは片道約5.4kmです。登りに4時間、下りに2時間半ほどかかる中級者向けルートです。

コースの特徴・見所

栗駒山裏掛けコースは、豊富な高山植物が魅力です。雪が解けると素晴らしいお花畑を見ることが出来ます。また、岩手・宮城内陸地震の爪痕が手つかずで残されています。

注意ポイント

このコースは登山客が少なく、ゆっくりと景色を楽しめます。しかし、踏み跡が少ないため道を見失う可能性があります。9月まで雪渓が残ることがあり、足場が悪く、登山初心者は十分経験のある上級者と一緒に方と行くことをお勧めします。

登山口へのアクセス

栗駒山裏掛コース登山口「旧いこいの村跡地駐車場」へのアクセスは、JR東北新幹線くりこま高原駅から車で約1時間です。

コース②大地森(世界谷地)

中級者向けコースおすすめ「大地森(世界谷地)」コースです。世界谷地とは広い湿原という意味です。このコースは栗駒山の登山道の中で最も距離が長いコースで、中上級者以上のコースとなっています。6月頃の唐草が咲く時期は観光客で世界谷地付近が混雑します。

登山口

栗駒山大地森(世界谷地)コースの登山口は世界谷地駐車場です。第一湿原とブナ林が美しい世界谷地は、6月頃の唐草が咲く時期は観光客で大変混雑しますが、それ以外の時期は空いています。

所要時間

栗駒山大地森(世界谷地)コースは片道約9㎞です。登りに4時間半、下りに3時間半を要します。長時間コースなので、中上級者向けコースとなります。

コースの特徴・見所

世界谷地の萱草(日光黄菅)は6月頃に栗駒山を背景に湿地帯全体が山吹色に染まり絶景となります。欅の巨木が生い茂る大地森は森林浴を楽しめ、御室ではかわいらしい高山植物がたくさん咲いています。稜線からの展望も美しく、登山の醍醐味を味わえるコースです。

初心者や観光客は来ないコースなので、静かに登山を楽しむ事ができます。登山道後半の御室は、9月まで雪渓が残り、溶けだした雪の間から高山植物の花が咲き、とざんならではの美しい光景が広がります。

注意ポイント

このコースは中上級者向けコースのため、静かに登山を楽しめますが、熊の出没地域として有名です。鈴やラジオなど、音の出るものを持参したりして熊除け対策を万全にして登りましょう。また、食べ残しなどのごみは必ず持ち帰りましょう。

このコースは距離が長いのですが、途中、水場や避難小屋も避難路もありません。体力や知識が必要な、中級者以上向けの登山道です。下山で利用する場合は御室からの降り口が分かりにくく迷い安いので、事前に登山ガイドをしっかりチェックして下さい。

登山口へのアクセス

栗駒山大地森(世界谷地)コースの登山口は「世界谷地駐車場」です。アクセスは、JRくりこま高原駅から車で55分、東北自動車道若柳金成ICから車で50分です。

コース③湯浜

次にご紹介する栗駒山おすすめコースは「湯浜コース」です。8.8kmと距離が長いため、初心者や観光客が訪れることはなく、中級者から上級者までのコースとなっていて、空いています。栗駒山の自然を満喫できる、上級者好みの登山道となっています。

登山口

栗駒山湯浜コースの登山口は「道398号湯浜温泉入口」です。この駐車場から歩いて7分ほどの所に、ランプの宿として有名な湯浜温泉三浦旅館があります。

所要時間

栗駒山湯浜コースは片道約8.8kmです。登り4時間、下り3時間半を要します。中級者から上級者向けコースとなっています。

コースの特徴・見所

歩き始めてすぐ、母沢(一迫川支流)の渓流があります。美しいせせらぎの音に癒されます。前半は山毛欅のが生い茂る原生林で森林浴を楽しめます。後半は美しい草原が広がり、夏にはお花畑となります。蔵王連峰や鳥海山などの展望を楽しむことが出来ます

注意ポイント

登山道は整備が行き届いていて歩きやすく、危険な箇所はほとんどありません。ただ距離が長いので体力が必要で中級者向けです。沢水以外に水はありません。十分な飲料と食料、天候の急変に対応できる装備を持ちましょう。

登山口へのアクセス

栗駒山湯浜コースの登山口「道398号湯浜温泉入口」へのアクセスは、路線バスがないため車かタクシーを利用します。JR東北新幹線くりこま高原駅から、車かタクシーで1時間30分です。

栗駒山の登山コースガイド【上級者編】

魅力がいっぱいの栗駒山登山。初級者から上級者向けコースまで難易度の違うコースが充実しています。どのコースでも栗駒山の美しい自然を四季折々に楽しむ事ができ、人気の山です。最後に上級者向けコースをご紹介します。

コース①表掛(御沢)

栗駒山上級者向けコース「表掛(御沢)コース」をご紹介します。このコースは信仰の山とされてきた栗駒山の最も古い登山道のひとつです。森林歩きをスタートし、前半は渓流を登ります。石を飛び跳ねながら登ため、石飛八里(いしとびはちり)と呼ばれています

その先は険しい岩登りとなります。栗駒山で最も危険な「はしご滝」があり、滑りやすい急斜面なを両手で綱を利用しながら登ります。また小さな沢を登り、御室に至ります。虚空蔵十字路を経由して安全な登山道を進み、山頂まで景色の良い稜線歩きができます。

登山口

栗駒山表掛コース登山口は「旧いこいの村跡地駐車場」です。登山届ポストは「旧いこいの村」跡地手前にある表掛登山口駐車場にあります。

所要時間

栗駒山表掛コースは片道約7.3kmです。登り5時間半、下り5時間を要します。上級者向け長時間コースとなっています。

コースの特徴・見所

このコースは岩を飛び跳ねながら進む、本格的な沢登りが醍醐味となっています。御室では大雪渓と高山植物が美しい絶景となっています。上級者向けのコースです。

注意ポイント

沢登りがあるため、防水シューズが必要です。滑りやすいので気をつけてください。また、御室では9月頃まで雪渓が残り、日によっては大変寒くなる日もありますので、防寒用具を忘れずに。途中に避難小屋、避難路もありません。

御沢から御室までは危険な箇所も多く、初心者は控えたほうが良いでしょう。足場が悪く下山道として利用しない方が良く、登山口を遅くても7時までに出発しましょう。視界不良時や降雨後は沢が増水するため危険です。

登山口へのアクセス

栗駒山表掛コース登山口「旧いこいの村跡地駐車場」へのアクセスは、JR東北新幹線くりこま高原駅から車で約1時間です

栗駒山の登山情報

四季折々に楽しめる栗駒山は、初級者から上級者まで楽しめる山です。温泉もあり、登山の後に日帰り温泉を楽しむ事も出来人気です。栗駒山の詳細情報をご紹介します。

栗駒山で登山できる期間

栗駒山は、毎年5月第3日曜日に山開きが開催されます。山開き前後から、登山が出来るようになります。11月上旬、登山道が雪で覆われる直前まで登山が出来ます。登山に適している時期は6月頃の高山植物が咲き始める頃から、紅葉最盛期の10月上旬までです。

栗駒山登山におすすめの時期

栗駒山は四季折々に美しく風景を楽しむ事が出来ます。初級者でも十分楽しめる登山コースが揃っていて、何度でも出かけてみたくなる山です。栗駒山のおすすめの季節をご紹介します。

新緑が見頃の時期

栗駒山の新緑は眩いばかりの美しさです。芽吹いたばかりの木々の葉はマイナスイオンで満たされ、森林浴に最適の時期です。まだ残雪が残るこの季節は、雪渓が運んでくる冷たい風が心地よく、鳥のさえずりに生命の尊さと自然の美しさを感じます。

紅葉が見頃の時期

栗駒山といえば秋の紅葉ではないでしょうか。「神の絨毯」とも呼ばれる、栗駒山全面紅葉は言葉を失う美しさです。色づいた山の斜面に佇むと、時間も場所も忘れてしまうような不思議な感覚にさえ陥ります。晴れた日の青空とのコントラストも絶景です。

栗駒山登山の服装

ハイキング

栗駒山登山に必要な服装は、季節によっても変わりますが、初夏の登山としてご紹介します。登り出すと汗をかくので、衣類は速乾性のある登山用の衣類を選びましょう。平地より山は10度以上気温が低いです。天候も変わりやすいので、防寒着が必要です。

登山用の衣類は軽くて折りたたんで小さくなるため、ザックに収納しやすくて便利です。動きやすい服装で登りましょう。帽子、手袋も必須です。

 

栗駒山登山の持ち物

登山

初心者でもしっかり用具を準備しましょう。靴は登山靴が一番安全です。岩場や沢も安心して歩くことが出来ます。下り用にトレッキングステッキがあると膝に負担がかからず便利です。飲み物、お弁当、おやつ、タオル、ビニール袋、レジャーシートなどが必要です。

タオルは2~3枚持っていくと良いでしょう。汗を拭いたり、寒い時には首に巻いたりお腹に巻いたりすると防寒にもなります。靴下があると、濡れた場合など履き替えられるので便利です。車で行く場合は、車に着替えを置いておくと良いでしょう。

栗駒山登山のあとに寄りたい温泉

登山の後にはゆっくり温泉に浸かって、疲れを癒したいですよね。栗駒山には登山後に最適なおすすめの日帰り温泉がありますので、ご紹介します。

温泉①須川温泉栗駒山荘

秋田県にある「栗駒山荘」は、標高約1100mの露天風呂が人気です。大きな湯舟から須川高原の大パノラマが見渡せ、気分爽快です。夜になると満天の星空が間近で楽しめ、癒されます。宿泊施設もあります。

日帰り入浴料金

栗駒山荘の日帰り温泉入浴料は、大人一人750円、子供400円です。紅葉の時期の日帰り温泉は特に混雑しますので、平日がおすすめです。

基本情報

住所 〒019-0803 秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林内
営業時間 4月下旬~11月初旬 9:00~16:00
料金 大人750円、子供400円
アクセス 東北自動車道、一関I.Cを降り、国道342号 46km80分
岩手県交通路線バス、JR一関から須川温泉行 約1時間34分
駐車場 有り
公式サイト http://www.kurikomasanso.com/index.html

温泉②須川高原温泉

栗駒山荘から近くに「須川高原温泉」があります。歩いて5分ほどですがこちらは岩手県になります。豊富な湯量で大きな湯舟の露天風呂が気持ちよく、登山の疲れを癒してくれます。外には無料で入れる足湯があり人気です。時間がない時は足湯だけでも良いですね。

日帰り入浴料金

須川高原温泉の日帰り入浴料は、入るお風呂によってそれぞれかかります。大浴場(内風呂)は大人600円、子供300円。大露天風呂(大日湯)大人600円、300円。休息に大広間などを利用する場合は、別途料金が必要となります。

基本情報

住所 〒021-0101 岩手県一関市厳美町祭畤山国有林46 林班ト
営業時間 5月上旬~10月下旬 大浴場(内風呂)9:00~16:00
露天風呂 6:00~21:00
アクセス 北自動車道、一関I.Cを降り、国道342号 46km80分
岩手県交通路線バス、JR一関から須川温泉行 約1時間34分
駐車場 有り
公式サイト http://www.sukawaonsen.jp/

初心者にも優しい栗駒山登山に挑戦しよう!

栗駒山は、初心者でも十分登山の醍醐味を味わえる山です。初めての登山で不安があるかもしれませんが、上級者と一緒に登ったり、ガイドブックを良く読んだりしてしっかり備え、無理をしなければ大丈夫です。きちんと予定をたて、美しい栗駒山登山を楽しみましょう

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この記事のライター
ORANGE77
旅行大好きです。特に博物館や神社仏閣巡りが好きです。歴女というほどではありませんが、日本史、世界史にとても興味があ...

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