宮城県仙台市青葉区にある「青葉山公園」について紹介します。仙台城跡地などを含む公園であり、伊達政宗ファンを始めとして多くの人が訪れる観光スポットです。花見や紅葉の季節に賑わう場所であり、四季を通じて訪れられる名所といえるでしょう。

青葉山公園は自然と歴史漂う公園となっています。周辺には広瀬川や青葉山があり、非常に自然豊かな地域といえるでしょう。仙台城の名残を感じる風景も多く、そういった場所から眺める桜や紅葉がおすすめです。

東北には季節を感じられる観光スポットが豊富です。青葉山公園もそういった自然を感じられる観光スポットであり、桜や紅葉が楽しめます。伊達政宗も仙台城から桜や紅葉を眺めていたかもしれません。歴史と自然が楽しめる青葉山公園の魅力を確認していきましょう。

青葉山公園観光をする上では、その歴史を学ぶことをおすすめします。青葉山公園はあの伊達政宗にゆかりのある観光スポットであり、仙台城の名残がある場所です。現在は観光地となった青葉山公園も、多くの侍たちが命をかけて守っていた場所といえるでしょう。

もともと青葉山公園がある青葉山には仙台城がありました。仙台城は伊達政宗の居城であり、その麓には伊達家の重臣たちの屋敷がありました。時代が移り、戊辰戦争を経て、兵たちが訓練する場所になったのです。

残念ながら仙台城は明治時代の初め頃に取り壊されており、1902年に昭忠碑、1904年に仙台招魂社が設立されています。つまり、仙台城があった場所は戦没者を祀るための場所となったのです。

一般開放されたのは20世紀に入ってからです。戦後の都市計画で仙台市に13箇所の公園などが設置されており、その一つとして青葉山公園が誕生しました。一時期は総合公園として計画されていたものの、もともとの住人との話し合いの上で、普通公園として運営されています。

青葉山公園が開園したのは大正14年のことです。現在は様々な公共施設が建てられており、仙台市博物館や宮城県スポーツセンターが開館されています。今後の計画として、住人のほとんどが移転したことから、追廻地区を青葉山公園の一部として吸収する計画があるのだとか。

青葉山公園の施設や見所について紹介します。桜や紅葉が美しい青葉山公園ですが、どういったものがあるのでしょうか?伊達政宗像や宮城縣護國神社も要チェックです。

青葉山公園に訪れると目が行くのが「伊達政宗騎馬像」です。多くの観光客がここで記念撮影をしており、天気の良い日は青空とのコントラストが最高です。青葉山公園と伊達政宗の関係性を学べる場所であり、開けたスポットなのでのんびり過ごしている人も多いでしょう。

近年は歴女と言われる歴史好きの女性も増えており、特に伊達政宗のようなイケメン武将は人気があります。見た目だけでなく、伊達政宗に関する歴史をしっかりと学びたいという人は「仙台国際センター・博物館」に訪れましょう。

伊達政宗に関係する展示だけでなく、支倉常長に関係のある国宝「慶長遣欧使節」関係資料が展示されています。また、実は仙台にある五色沼は日本におけるフィギュアスケート発祥の地ということもあり、そういったものの展示も行われています。

仙台市博物館の入り口に「五色沼」と呼ばれる池があります。この場所には男女ペアになったスケーターの像が設置されているのです。さきほど説明したように、仙台市の五色沼は「日本フィギュアスケート発祥の地」と考えられています。

冬になると五色沼が凍結するため、当時の仙台在住だった外国人がそこでスケートを始めたそうです。そこでスケートやフィギュアスケートを教える人が現れたことが、フィギュアスケート発祥の地と呼ばれる所以になったのだとか。

仙台城は取り壊されてしまいましたが、一部の施設が残されています。青葉山公園にある「仙台城址 大手門脇櫓」もその一つといえるでしょう。大手門の南側に配置されており、花見の季節には美しくライトアップされています。

ただし、現在の仙台城址 大手門脇櫓は昭和20年に空襲で焼失しており、昭和42年に再建されたものとなっています。完全に仙台城があったものとは同じではありませんが、歴史マニアにとってはその技術やデザイン性を楽しめるスポットといえるでしょう。

仙台城は青葉城と呼ばれていたこともあり、青葉山公園には「青葉城資料展示館・本丸跡」が開館されています。青葉城を再現したCGが見れたり、伊達家に関係する品々を見学したりできます。

青葉山公園には「宮城縣護國神社」が建立されています。明治維新や戦争に関係する戦死・殉難者を祀っています。一部の伊達政宗ファンが宮城縣護國神社に伊達政宗が祀られていると勘違いしたことから、現在は多くの伊達政宗ファンが訪れているのだとか。

伊達政宗は瑞鳳殿や青葉神社に祀られており、宮城縣護國神社は関係ないのですが、そのことをわかった上で集まっているそうです。宮城縣護國神社の絵馬を見てみると、ゲームキャラクター化された伊達政宗の絵馬などが奉納されているのを確認できます。

青葉山公園はお花見の名所として知られています。美しい桜の花びらが舞う中でお花見を楽しむのがおすすめです。人通りも多くなり駐車場も混み合いますが、歴史的に趣のある青葉山公園はお花見に最適といえるでしょう。

青葉山公園のお花見場所としておすすめなのは、仙台市博物館付近がおすすめです。スペースが広く、お花見をしながら桜をのんびりと眺めることができます。

仙台市のお花見として見頃な時期は、4月中旬から4月下旬ごろがおすすめです。近年は天候が読めない時期が多く、青葉山公園の桜の見頃も前後しています。SNSなどを参考に適切なお花見の時期を選びましょう。

青葉山公園のお花見は開園や閉園時間はなく24時間開放されています。ただし、ライトアップは日没から23時までの間となっています。あまり夜間に騒いだり、お酒で盛り上がったりするのは周辺の迷惑になります。適切なマナーを守ってお花見を楽しみましょう。

最後に青葉山公園の施設詳細情報をまとめます。青葉山公園へのアクセスの仕方や駐車場情報をチェックしましょう。伊達政宗の騎馬像やお花見、また歴史に関係する資料館など、観光スポットが様々となっています。

青葉山公園は宮城県仙台市青葉区にあります。青葉山の自然に囲まれた場所であり、仙台駅などからもアクセスしやすいでしょう。周辺も歴史に関係するスポットが多く、のんびりと散歩しながら観光するのもおすすめです。

電車でアクセスする場合は「仙台市地下鉄国際センター駅」から徒歩15分でアクセスできます。また、車の場合は東北自動車道「仙台宮城IC」から約10分でアクセス可能となっています。

車でアクセスした場合、青葉山公園にある駐車場を利用しましょう。青葉山公園には150台分の駐車場があります。また、駐車場の利用料金は普通自動車が1時間400円、大型車が1時間1200円となっています。

青葉山公園周辺でお土産やグッズを購入する場合、「青葉城本丸会館」がおすすめです。お土産屋さんと休憩所が一つになったような施設であり、観光の休憩場所といえます。伊達政宗グッズはもちろん、飲食店もあるので本丸会館で休憩を取りましょう。

観光をしてお腹が空いたら、老舗の「伊達の牛たん本舗」で牛たんを食べましょう。様々な牛たんを使ったメニューが提供されており、ジューシーなお肉を堪能できます。また、牛たん弁当もあるので、移動先のお弁当にも良いでしょう。

宮城県仙台市にある青葉山公園について紹介しました。青葉山公園の伊達政宗像や桜、また紅葉が観光客に人気です。開けたスペースなので観光もしやすく、のんびりと過ごせる観光スポットといえるでしょう。青葉山公園で癒やしや歴史担保を楽しむのがおすすめです!