「仙台七夕まつり」の見所は?日本古来の歴史や七夕飾り・前夜祭を解説!

仙台七夕まつりは歴史があるお祭りで、東北三大祭りの1つとして人気の伝統あるお祭りです。仙台市内の商店街には美しい七夕飾りが飾られ、多くの屋台が出て前日には花火大会が開催されます。仙台七夕まつりの見所についてご紹介しましょう。

「仙台七夕まつり」の見所は?日本古来の歴史や七夕飾り・前夜祭を解説!のイメージ

目次

  1. 1「仙台七夕まつり」とは
  2. 2「仙台七夕まつり」の由来と歴史
  3. 3「仙台七夕まつり」の見所
  4. 4「仙台七夕まつり」のイベント
  5. 5「仙台七夕まつり」の詳細情報
  6. 6「仙台七夕まつり」に豪華絢爛な七夕飾りを見に行こう!

「仙台七夕まつり」とは

仙台七夕まつりは東北を代表する歴史があるお祭りで、豪華な飾りつけなどが毎年注目されています。東北三大祭りの1つであり、多くの観光客が訪れる人気のお祭りです。仙台七夕まつりの見所や歴史、由来や日程などについてご案内しましょう。

仙台市内で開催されるお祭り

仙台七夕まつりは仙台市内で開催されるお祭りで、伊達政宗公の時代から続いている歴史があるお祭りです。全国各地から多くの観光客が訪れて、豪華な七夕飾りなどを見たり、イベントを楽しまれています。

東北三大祭の一つ

仙台七夕まつりは東北三大祭の1つで、歴史ある伝統的なお祭りです。仙台七夕まつり、青森ねぶた祭り、秋田竿灯まつりは東北三大祭と言われ、多くの観光客が訪れる人気のお祭りです。

「仙台七夕まつり」の由来と歴史

仙台七夕まつりの由来と歴史についてご紹介しましょう。仙台七夕まつりはいつ頃からはじまってどのような歴史があるお祭りなのかをご案内しましょう。

由来と歴史①七夕は奈良時代に中国から伝わった

七夕というのはいつ頃日本に伝わったのでしょうか?仙台七夕まつりの由来となっている七夕というのは奈良時代に中国から伝わりました。七夕と言えば1年に1度、織姫と彦星がめぐり逢い、人々の願い事を叶えてくれるという星祭りの日を指します。

由来と歴史②日本古来のお盆行事と中国の乞巧奠がミックス!

仙台七夕まつりの由来は日本古来のお盆行事と中国の乞巧奠がミックスされたものです。中国では七夕の日に乞巧奠という行事を催し、技芸の上達を祈っていました。織姫は機織りが上手だったのでそれにあやかって乞巧奠という行事が行われていました。

奈良時代に乞巧奠が日本に伝わり、宮中行事として取り入れられたのが由来となっています。このように旧暦の7月7日に七夕の風習が定着しました。

由来と歴史③江戸時代に入り七夕まつりが行われるようになる

七夕まつりはいつから日本で行われていたのでしょうか?江戸時代に入ると七夕まつりが行われるようになりました。

1783年の天明の大飢餓で大きな被害を受けて、その状況を立て直すために七夕まつりが盛大に行われるようになりました。旧暦の7月7日前後に行われていたと伝えられています。

由来と歴史④仙台では藩主伊達政宗公が七夕を奨励

仙台では藩主である伊達政宗公が婦女の文化向上の目的のために七夕を奨励したと伝えられています。伊達政宗は1618年に「七夕」を和歌に詠んだと言われています。仙台で七夕が盛んなのは伊達政宗公が七夕を奨励したからです。

由来と歴史⑤昭和になり現在の祭の形になった

仙台七夕まつりはいつから現在の形になったのでしょうか?昭和に入ると、現在のような七夕祭りの形になりました。豪華な飾りつけをされるなど、七夕祭りとして発展していきました。

第二次世界大戦の影響で中断されましたが、昭和21年に焼け跡に52本の竹飾りを立て、翌年に天皇の行幸を5000本の竹飾りで迎え、全国的に有名になり、現在に至ります。

由来と歴史⑥いつから8月6日~8日の日程になったのか

仙台七夕まつりはいつから8月6日から8日までの日程になったのでしょうか?もともと七夕まつりは旧暦の7月7日となっていたのですが、いつからこの日程になったのかをご紹介しましょう。

仙台七夕まつりの日程が8月6日から8日の日程になったのは1928年からです。新暦の日付の月遅れにあたる日程で開催されるようになりました。開催日程が平日でも日程が変更されることはありません。

「仙台七夕まつり」の見所

仙台七夕まつりの見所についてご紹介しましょう。仙台七夕まつりには様々な見所があり、多くの観光客が訪れる人気のお祭りです。

1番の見所は色鮮やかな七夕飾り!

仙台七夕まつりの1番の見所と言えば色鮮やかな七夕飾りです。毎年手作りで作られる七夕飾りを楽しみに訪れる方が多いです。笹飾りは仙台の企業や各商店の方が何ヶ月もかけて手作りされたもので、オリジナリティにあふれています。

高さ5メートルもの吹き流しがとても見事な七夕飾りは華やかで見とれてしまうほどです。8月6日の早朝から飾り付けが行われて商店街毎に審査が行われます。仙台七夕まつりの豪華な飾りは全て和紙でできていて、5本1セットで飾るのが習わしとなっています。

七夕飾りは手作りで7つの飾りが飾られる

七夕飾りは手作りで7つの飾りが飾られています。7つ飾りと呼ばれ、それぞれに意味がある7種類の飾りで構成されています。どこに飾られているのかを探してみるのも楽しみの1つです。毎年新しく作られ、こつこつと手作りで作られた飾りはとても美しく訪れた人を魅了しています。

仙台七夕まつりの飾りの中でも一番の主役は何といっても吹き流しです。5メートルから10メートルにまで及ぶふき流しはとても美しいので見所となっています。飾りの内容については当日まで秘密にされているので訪れるのが楽しみです。古くから仙台市民の願いが込められていて、現在もその風習が受け継がれています。

七つ飾り①短冊

手作りの七つ飾りの1つ目は短冊です。短冊には学問や書の上達の願い事が込められています。短冊は七夕の装飾には欠かせない飾りで、現在では願い事を書いてぶら下げています。

もともと早朝に葉に集まった露で墨をすって、詩歌を書くという風習があったことから学問や書の上達を願っていると伝えられています。

七つ飾り②紙衣

手作りの七つ飾りの2つ目は紙衣です。紙衣には病気や災難の厄除けや裁縫の上達といったような願いがこめられています。紙衣は紙でできた着物のような飾りで、裁縫の腕が上がるようにと願いながら塗って作られていました。災難や病の身代わりとして飾られています。

七つ飾り③折鶴

手作りの七つ飾りの3つ目は折鶴です。折鶴には家内安全と健康長寿の願い事がこめられています。折り紙で作られる折鶴はもともと家の長老の年の数だけ鶴を折り、延命長寿を願ったと伝えられています。「鶴は千年、亀は万年」と言われているように、長寿を願って折鶴が飾られています。

七つ飾り④巾着

手作りの七つ飾りの4つ目は巾着です。巾着には商売繁盛の願い事が込められています。巾着は丸い形をしていて、口が紐で縛られていることから無駄遣いを忌ましめ、節約や貯蓄を願っています。

七つ飾り⑤投網

手作りの七つ飾りの5つ目は投網です。投網には豊漁や豊作といった願い事が込められています。投網は折り紙を折りたたみ切り込みを入れて作られています。漁業の網を真似て作られたもので、豊漁を祈願し、幸運を寄せ集めるという意味があります。

七つ飾り⑥屑籠

手作りの七つ飾りの6つ目は屑籠です。屑籠には清潔と倹約といった願い事が込められています。四隅の端をつまんで作られる屑籠はものを粗末にしないという清潔と倹約の心につながっています。

七つ飾り⑦吹き流し

手作りの七つ飾りの7つ目は吹き流しです。吹き流しには機織りや技芸の上達といった願い事が込められています。吹き流しは七夕飾りの一番目立つ存在で、長い紙が特徴的です。吹き流しは織姫の織り糸を象徴していて、織り糸がたらされた形にちなんでいます。

吹き流しは友禅和紙が風になびき、さらさらと涼やかな音を奏でます。吹き流しの音も是非お楽しみください。

「仙台七夕まつり」のイベント

仙台七夕まつりのイベントについてご紹介しましょう。仙台七夕まつりでは様々なイベントが開催されています。いつどのようなイベントが開催されるか、時間や日程などをご案内しましょう。

イベント①前夜祭は8月5日の「仙台七夕花火祭」

仙台七夕まつりのイベントの1つとして、前夜祭があります。前夜祭は8月5日に行われ、仙台七夕花火祭という花火大会が開催されています。いつ前夜祭が開催されるか気になる方も多いと思いますが、例年、8月5日が前夜祭の仙台七夕花火祭となっています。

仙台七夕花火祭の開催日程は8月5日で、時間は19時から20時30分までとなっています。当日が荒天の場合には翌日以降に延期されます。

豪華絢爛な1万6千発の打ち上げ花火!

仙台七夕花火祭では豪華絢爛な1万6千発の打ち上げ花火が見所となっています。多くの観光客が打ち上げ花火を一目見ようとやってきます。迫力満点の打ち上げ花火は1時間30分くらい続き、感動的な美しさは一見の価値ありです。

都市中心部での打ち上げ花火は全国的にも珍しい

仙台七夕花火祭は仙台西公園周辺の一帯で開催され、都市中心部で打ち上げ花火が打ち上げられるのは全国的にも珍しいです。街の中であれだけの打ち上げ花火を鑑賞できるのはうれしいポイントで約45万人もの人々で賑わっています。

仙台七夕花火祭がはじまる前の日中の時間帯には仙台西公園の周辺でイベントが開催されています。

有料観覧席もあり

仙台七夕花火祭は人気の花火大会なので、かなり混雑します。広瀬通や広瀬川河川敷にある西公園などにはかなりの人々が集まりますので、席を確保するのは難しいです。

そのため、有料の観覧席もありますので、ゆっくりと座って花火を鑑賞したい方は是非有料の観覧席をご利用ください。長時間、立って観覧するのが難しい方も是非ご利用ください。有料観覧席は椅子席、テーブル席、マス席とあり、ゆっくりと花火を鑑賞することができます。お値段は椅子席が1人2000円、マス席は3000円となっています。

イベント②瑞鳳殿七夕ナイト

仙台七夕まつりのイベントの1つに瑞鳳殿七夕ナイトがあります。瑞鳳殿というのは伊達政宗公が祀られている霊廟で、仙台七夕まつりの期間中はこの周辺に竹の灯篭が灯されてとても幻想的な空間が広がります。

ライトアップされる時間帯は8月6日から8月8日までの18時頃から21時頃までとなっていて、この時間帯に訪れるととても素敵な風景を見ることができます。瑞鳳殿の拝観料は550円で、デートにもおすすめなので是非この時間帯に足を運んでみて下さい。

イベント③仙台城跡ナイトイベント

仙台七夕まつりのイベントの1つに仙台城跡ナイトイベントがあります。仙台城跡は伊達家が代々暮らしていたお城の跡で、こちらからは仙台市街を一望することができます。仙台七夕まつりでは仙台城跡ナイトイベントが開催されて見所の1つとなっています。

仙台城跡ナイトイベントの開催時間は8月6日から8月8日までの17時から20時頃までで、こちらの時間帯に訪れると伊達政宗公の有名な騎馬像がライトアップされています。また、伊達武将隊による演武も見ることができるので是非足を運んでみて下さい。演武の開催時間は19時頃となっているので、この時間を狙って行かれることをおすすめします。

イベント④親子クイズラリーやスタンプラリーも!

仙台七夕まつりのイベントの1つに親子クイズラリースタンプラリーがあります。親子クイズラリーは8月1日から8日までの期間中に、仙台市内にある商店街の9箇所にポイントが設置されていて、クイズラリーに参加することができます。小学生向けの企画で、豪華商品をもらえたりするので是非参加してみてください。

スタンプラリーは仙台七夕まつりと同じ日程で実施していて、4箇所のラリーポイントを巡り、スタンプを2個集めましょう。スタンプが2個集まれば抽選会に参加し、豪華商品がもらえるかもしれません。

「仙台七夕まつり」の詳細情報

仙台七夕まつりの詳細情報をご紹介しましょう。仙台七夕まつりはいつどこで開催されるのかといった基本情報や交通規制などの情報などをご案内しましょう。これから仙台七夕まつりを訪れる予定の方は是非ご参考にしてみてください。

仙台グルメを堪能きる屋台

お祭りといえば屋台での食べ歩きが楽しみの1つですが、仙台七夕まつりでは多くの屋台が出ますので、食べ歩きなどを楽しむことができます。屋台では仙台グルメを堪能することができるので、色々な屋台で仙台名物を味わってみてください。

定番の屋台グルメと言えばりんご飴やかき氷、ベビーカステラですが、仙台七夕まつりの屋台ではイカ焼きなども楽しむことができます。屋台がある場所は七夕飾りエリアやその周辺、市民広場周辺や仙台駅、勾当台公園、あおば通駅の周辺です。美味しい屋台グルメを楽しみながら仙台七夕まつりを鑑賞しましょう!

特におまつり広場には多くの屋台が登場します。仙台グルメの屋台もありますので是非おまつり広場に立ち寄ってみてください。

期間中は観光案内所を4カ所設置

仙台七夕まつりの期間中は観光案内所が4ヵ所設置されています。観光案内所には多言語が対応できるスタッフも常駐していますので、外国人の方も安心です。

仙台七夕飾付審査表彰式も!

仙台七夕まつりの飾りつけはコンクールが開催されていて、仙台七夕飾付審査表彰式も行われています。各商店街毎に審査が行われ、金・銀・銅賞が発表されています。美しい吹き流しを競い合うコンクールは毎年恒例の行事となっています。

期間中は仙台市内は交通規制あり

仙台七夕まつりの開催期間中は仙台市内は大幅な交通規制が実施されています。交通規制はいつからかと心配されている方のためにご案内しましょう。8月6日の朝8時から交通規制がかかるところもあり、交通規制がかかる場所は事前にチェックされておくのがおすすめです。

七夕飾りメイン通りは交通規制が実施され、東一番町通り、中央通りなどは歩行者見学コースとなっていますのでこちらでも交通規制が実施されています。イベント会場であるおまつり広場も交通規制がかかります。

公共交通機関の利用がおすすめ

仙台七夕まつりでは交通規制が実施され、専用の駐車場もありませんので、公共の交通機関を利用して行かれるのがおすすめです。仙台市内の有料駐車場は大変混雑しますので、なるべく公共の交通機関を利用してアクセスしましょう。

「仙台七夕まつり」の基本情報

名称 仙台七夕まつり
開催日 8月6日~8月8日
開催場所 仙台市中心部および周辺の地域商店街
公式HP https://www.sendaitanabata.com/

「仙台七夕まつり」に豪華絢爛な七夕飾りを見に行こう!

いかがでしたでしょうか?仙台七夕まつりはいつ開催されるか、見所やイベント情報をご紹介しました。仙台七夕まつりでは美しい吹き流しなどの七夕飾りが素晴らしいので、色々な場所の吹き流しなどを鑑賞して七夕まつりを満喫してみてください。

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この記事のライター
maki
スキューバダイビングのインストラクターであり、海外旅行好きの海好き女子です

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