「秋元湖」で朝焼けの絶景やバス&ワカサギ釣りを満喫！紅葉も必見！

「秋元湖」は福島県耶麻郡北塩原村および猪苗代町にまたがる湖です。その美しい光景から磐梯朝日国立公園に指定されており、福島県の観光名所として人気となっています。秋元湖の美しい朝焼けや紅葉、また展望台などの情報をチェックしましょう。

秋元湖は福島県の裏磐梯に位置しています。裏磐梯というのは磐梯高原のことであり、福島県北部にある山々に囲まれた地域を指しているのです。かつてはいくつかの集落が存在していました。

福島観光は自然が人気の観光スポットとなっており、秋元湖も美しい朝焼けスポットとなっています。近くの山を登山して朝焼けを撮影する人も多く、秋元湖と朝焼けを一枚の写真に写そうとスポットを探しているようです。

紅葉の季節の朝焼けもおすすめですし、空気が冷たい冬の季節は朝焼けが映える時期といえるでしょう。また、朝焼けだけでなく雪景色の秋元湖も撮影にぴったりといえます。

朝焼けや紅葉の撮影スポットとして人気な秋元湖の概要を紹介します。実は古くから存在していたわけではありません。比較的近年になって誕生した湖です。そういった背景を踏まえながら秋元湖の概要を確認しましょう。

秋元湖は明治時代までは誕生していませんでした。湖が形成される理由は様々ですが、秋元湖の場合は火山活動が関係しています。秋元湖の場合は磐梯山の火山活動が湖を形成するきっかけとなりました。

磐梯山が噴火したのは明治21年(1888年)のことだと考えられています。現在の秋元湖がある場所には桧原村という集落が存在したそうです。明治21年に磐梯山が突然噴火し、山体崩壊が起きたことで多くの土砂が流れ込み、集落は全滅しています。

このときの山体崩壊が影響し、周辺の長瀬川や小野川がせき止められて、周辺に多くの湖や沼が誕生しました。秋元湖は大倉川や中津川がせき止めらたことで形成したと考えられています。

また、秋元湖は長瀬川にも流れ込んでおり、そこから猪苗代湖に流出しています。こういった経緯から秋元湖は一級河川にも属しており、裏磐梯三湖として親しまれているのです。

裏磐梯三湖は秋元湖・桧原湖・小野川湖となっており、それぞれ観光スポットとして賑わっています。ワカサギ釣りや遊覧船、展望台、また朝焼けや紅葉の撮影など様々な楽しみ方があるといえるでしょう。

秋元湖は水質が非常によく、裏磐梯三湖の中でも1番の美しさを誇ると考えられています。多くの観光客が訪れて朝焼けや紅葉を楽しむ中で、その風景や水質を維持するための努力が行われているのでしょう。

そのため、釣りのスポットとして人気な秋元湖ですが、外来魚が増加傾向にあることが懸念されており、今後どのように水質や生態系を守っていくかが話し合われているそうです。

古くからの姿を守り続けていることもあって、秋元湖は環境省による磐梯朝日国立公園に指定されています。磐梯朝日国立公園は出羽三山、朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰、磐梯山、猪苗代湖を含めた国立公園となっています。

磐梯朝日国立公園は日本で2番目に大きな国立公園であり、この地域の自然が非常に美しい証拠ともいえるでしょう。のんびりと遊覧船やボートに乗りながら風景を眺めるのがおすすめです。

秋元湖は福島県の魅力が凝縮されたような自然の良さを感じる観光スポットです。日本全体がどんどん都会化していく中で、秋元湖周辺は日本古来の景色が残されているといえるでしょう。そういった朝焼けや星空など秋元湖の見どころを解説します。

観光地にありがちなのは、快適性や利便性を求めるあまり、本来の自然の姿を失ってしまうことです。秋元湖周辺は決して便利なアクセスとはいえない部分もありますが、それ故に手付かずの自然が残されています。

写真撮影や紅葉を楽しみたい、また展望台やボートからの景色を眺めるなら、そういった手付かずの自然が残されているのが重要といえます。四季折々の景色を眺めながら観光できるのが秋元湖の魅力でしょう。

TwitterなどのSNSが普及し、アマチュアカメラマンたちの素敵な写真が拡散されることが増えました。そういった中で、湖に写った山の写真が人気となっています。いわゆる水鏡と言われる現象ですが、秋元湖では完璧といえるほどの美しい水鏡が見れるでしょう。

秋元湖周辺の山々を登山し温泉に浸かって1泊する日も多いです。そういった人々が楽しみにしているのが星空、そして朝焼けのグラデーションです。美しい空気が残されているからこそ、朝焼けのグラデーションがきれいに見えるのかもしれません。

ワカサギ釣りなどが楽しまれる冬も素敵ですが、秋元湖周辺を埋め尽くす真っ赤な紅葉もおすすめです。紅葉は時間帯によって見え方も異なるので、1日を通して眺めていたくなる光景といえます。

秋元湖は幻想的な霧が発生する観光スポットです。時期としては紅葉の時期頃になると発生しやすく、夜明けの時間帯に訪れると良いでしょう。霧が発生すると朝焼けが見えないというデメリットがありますが、幻想的な光景は一度は見ておきたいといえます。

広い秋元湖では様々な楽しみ方が存在します。釣りを楽しんだり、ボートでのんびりと景色を楽しむことができるでしょう。秋元湖のおすすめの楽しみ方を紹介します。

寒い冬の季節になると秋元湖は凍り始めます。そういった時期になるとワカサギ釣りが楽しめるので体験してみましょう。ワカサギ釣りの時期は1月下旬から3月下旬となっており、日の出から午後5時頃まで行えるそうです。

ワカサギ釣りはタイミングが合うと面白いように釣れるフィッシングです。テレビで撮影されているような持久戦になることもあります。どちらのパターンになるかは運といえますが、ワカサギ釣りをして揚げたてをいただきましょう。

冬はワカサギ釣りができますが、それ以外の季節ではバス釣りの人気スポットとなっています。秋元湖では様々な魚が釣れるため、バス釣り好きにおすすめです。ただし、環境保全が問題となっており、今後もバス釣りが自由に行えるか、という問題点もあるので注意しましょう。

秋元湖では周辺施設でレンタルボートの貸し出しが行われています。バス釣りをするためにレンタルボートを借りるのも良いですし、湖の景色を眺めるのにボートを利用するのも良いでしょう。ボートは3,000円ほどから貸し出しているところが多いようです。

自然の中をサイクリングするのも素敵です。秋元湖周辺では自転車をレンタルすることができるので、サイクリングロードに行ってみましょう。1日1000円ほどで貸し出しが行われており、紅葉の中を自転車で進むことができます。

ついついサイクリングロードを行き過ぎてしまうこともあるので、自分の体力や他の観光との兼ね合いに気をつけましょう。歩いて観光するのとは違った魅力があり、秋元湖の大きさにも驚かされます。

自然と言えばキャンプがおすすめです。近年はソロキャンパーも増えており、キャンプ道具も便利で簡単になっています。秋元湖には「秋元湖キャンプ場」があり、多くのキャンパーが訪れています。基本的には自前の装備で楽しむスポットとなっているので注意しましょう。

キャンプしながら近くの山を撮影したり、星空を撮影したりという楽しみ方があります。展望台方面に歩いて向かっても良いですし、ボートを借りて大自然を鑑賞するのも人気です。

秋元湖でキャンプした際には、夜空の星を眺めてみましょう。空気が澄んでいる秋元湖では満天の星空が見られるのです。星空を眺めながら温かいコーヒーを飲むのも良いでしょう。キャンプグッズで一人前のコーヒーを作れるものを購入するのがポイントです。

同じように星空を眺めているキャンパーと知り合いになることも多いそうです。一期一会の仲間たちと星を眺めながらキャンプ話に花を咲かせるのもおすすめといえます。明るいレンズで撮影すれば美しい星を撮影することもできるでしょう。

秋元湖周辺の観光スポットについて紹介します。秋元湖はもちろんですが、周辺も自然が豊富な観光スポットとなっています。展望台からの景色や他の自然スポットに訪れてみましょう。

秋元湖の西側入口には展望台が設置されています。朝日を撮影するならこの展望台からがおすすめです。展望台周辺は手付かずの自然となっており、現代社会ではなかなか見ることのできないありのままの自然を眺められます。

桧原湖は秋元湖と同じく裏磐梯三湖の一つです。秋元湖と同じくバスやワカサギ釣り、星空を楽しめる観光スポットとなっており、遊覧船やボートからの風景が絶景です。

五色沼は複数の湖沼の総称です。それぞれの沼によって色合いが異なっており、エメラルドグリーンやコバルトブルーなど神秘的な景色が広がっています。自然と不思議を感じる場所であり、環境保全に対する意識に変化も生まれるでしょう。

バスやワカサギ釣りも良いですが、お土産や農産物の直売所は「道の駅 裏磐梯」がおすすめです。こちらでは、レストランやお土産屋、また農産物直売所が用意されています。休憩やランチにおすすめなのでアクセスしてみましょう。

秋元湖にはあのサルバドール・ダリをメインに扱う「諸橋近代美術館」があります。サルバドール・ダリ作品の所蔵数は世界代4位で、アジアの中でも有数のダリ美術館といえるでしょう。ダリの幻想的な世界観と秋元湖の景色はどこか似ている雰囲気を感じるかもしれません。

遊覧船やボートで美しい自然を体感できる秋元湖ですが、そこまで車でアクセスした際の駐車場はあるのでしょうか?秋元湖周辺の駐車場について紹介します。

秋元湖自体は環境保全のためか専用の駐車場は用意されていません。各施設などの駐車場を利用するのが良いでしょう。秋元湖周辺にある施設の中で利用しやすい駐車場を要チエックです。

秋元湖周辺の観光スポットで紹介した五色沼ですが、五色沼近くに約100台停められる無料駐車場があります。五色沼入り口バス停や裏磐梯ロイヤルホテルからすぐの場所にあります。

また、「裏磐梯ビジターセンター駐車場」も利用しやすいでしょう。こちらは裏磐梯に関する展示を行っている施設で、建物の入館も駐車場も無料となっているのでおすすめです。五色沼入り口バス停すぐなので、五色沼や秋元湖にアクセスしやすい駐車場といえます。

観光スポットとして紹介した諸橋近代美術館の駐車場も選択肢といえるでしょう。200台が停められる駐車場で無料となっています。諸橋近代美術館と合わせて秋元湖観光をするときにおすすめです。

遊覧船やボート、またワカサギ釣りやバス釣りもできる秋元湖はアウトドアにぴったりな観光スポットです。キャンプ場で1泊して星空を眺めるのも良いでしょう。何度来ても楽しめる場所であり四季折々の風景を撮影するのもおすすめです。

秋元湖のように手付かずの自然を残しながら観光スポットになっているところは珍しいでしょう。季節毎にしっかりと服装の準備が必要ですが、アウトドアを楽しみたい人は宿泊してのんびりするのもおすすめです。秋元湖の大自然で思いっきりリフレッシュしましょう!