「月山」の登山情報ガイド!難易度や初心者にもおすすめのコースは?

山形県を代表する山「月山」は、多彩な高山植物と美しい眺望で登山者の中でも非常に人気の高い山です。この記事では、初心者の方も安心して月山登山を楽しめるよう、登山ルートを難易度別に詳しくご紹介していきます。霊峰・月山に登ってみませんか?

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目次

  1. 1山形を代表する山「月山」
  2. 2日本百名山「月山」の魅力
  3. 3難易度別!月山登山コース
  4. 4月山で宿泊できる山小屋情報
  5. 5月山の登山時期や注意点
  6. 6山形「月山」の詳細情報
  7. 7霊峰「月山」の登山に挑戦!

山形を代表する山「月山」

鳥居と月山

多くの名峰があることでも有名な山形県。その中でも、長きに渡り人々の信仰を集めてきた「月山」は山形県を代表する山と言っても過言ではないでしょう。月山は山形県のほぼ中央に位置し、山形県内のほぼ全域からその姿を見ることができます。まずは霊場としての「月山」の特徴をご紹介していきます。

修験道の山「出羽三山」の一つ

出羽三山(でわさんざん)」は、月山・湯殿山・羽黒山の総称で、古くから人々の信仰を集めてきた修験道の山です。開山は6世紀頃と言われ、日本屈指の霊場としてその名が知られています。「出羽三山」という名前ですが、それぞれ独立した山ではなく、峰で繋がっています。

山岳信仰の山で知られる

出羽三山は、人間は神の宿る山から魂を授かり、命をもらい、死後にまた山へ還るという「生まれ変わりの山」として多くの人々から信仰されてきました。羽黒山が現世・月山が前世・湯殿山が来世の浄土を表すとされ、今も日本各地から白装束に身を包んだ人々が「出羽三山詣」に訪れています。

現在でも山伏修行が行われる

出羽三山では現在でも山伏修行が行われており、特に「冬の峰」と呼ばれる修行は、9月24日から大晦日まで、100日もの間山に籠もって行を行うそうです。冬の峰を行う山伏は地元の山伏から選ばれるそうですが、出羽三山の山岳信仰を広く知ってもらおうと、一般の人でも体験できる山伏修行体験塾」「修行道場」なども開催されています。

日本百名山「月山」の魅力

「月山」は山岳信仰の対象として人々を見守り続けてきた一方、山としての美しさ・素晴らしさによって日本百名山花の百名山など数々の名山にも選定されています。ここからは「山」としての月山の魅力をご紹介していきましょう。

頂上からの眺めが絶景

月山は磐梯朝日国立公園内に位置し、半月のようにたおやかで美しい姿が特徴です。その頂上からは遠くに日本海、鳥海山や朝日連峰・蔵王連山の山並みなど、360度広がる大パノラマの眺望を楽しむことができます。

豊富な高山植物も美しい山

月山の標高は1,984mですが、日本海から吹き付ける季節風の影響で、標高3,000m級の山でしか見られないような高山植物も豊富に楽しむことができます。クロユリやニッコウキスゲ・ミヤマシオガマにチングルマなど数々の高山植物が咲き乱れる様は、まるで極楽浄土か楽園のようとも言われています。

頂上に「月山神社」が!

月山の頂上には「月山神社」があり、御祭神である「月読命(ツキヨミまたはツクヨミノミコト)」が祀られています。月読命は月を象徴する神様で、夜や水・魂や死後の世界を司り、五穀豊穣や大漁満足・家内安全などのご利益があるとされています。また、ご先祖様の御霊が安らかに休む祖霊安鎮の地としても多くの人が参拝に訪れています。

月山神社の本宮を参拝するには、事前にお祓いを受けて身を清めてから参拝します。参拝料は500円で、参拝すると「登拝認定証」と「月山神社御祓守」を授けていただけます。なお、月山神社の本宮内は撮影等禁止ですのでご注意ください。

松尾芭蕉も登ったとされる

かの有名な俳人・松尾芭蕉は出羽三山すべてを訪れており、羽黒山・湯殿山・月山それぞれを詠んだ句が残されています。「奥の細道」に記されている他、月山の頂上にも句碑が設置されています。松尾芭蕉が詠んだ句を見れば、今も昔も月山は変わらず美しく、雄大な山であるということがよく分かるでしょう。

美しい「弥陀ヶ原湿原」は必見

月山8合目駐車場から少し登ると、「弥陀ヶ原(みだがはら)湿原」が現れます。弥陀ヶ原湿原は標高1,400m付近に広がる湿原で、大小様々な池塘が点在しています。夏には130種類を超える高山植物が咲き乱れ、秋には黄金色に輝く草紅葉。時期によって変わるその美しさは「天空の楽園」とも称されるほどです。

整備された木道で周遊可能

弥陀ヶ原湿原の周りには木道が整備されており、一周約60分(2.2km)ほどで巡ることができます。気軽に訪れることができますが、木道は滑ることもありますのでヒールやサンダルはやめたほうが無難でしょう。最低でもスニーカーで行かれることをおすすめします。

弥陀ヶ原湿原を巡っていると、月山中の宮・御田原神社と御田原参籠所が見えてきます。そこで出迎えてくれるのは大きな「撫でうさぎ」です。うさぎは月山神の使いとも言われ、悪運を払うご利益があるそうです。

難易度別!月山登山コース

月山登山コース

ここからは、いよいよ月山の登山コース難易度別にご紹介していきます。月山はかつて「八方八口」と言われるほど他方角から登山が可能な山でした。初心者~上級者まで様々なコースが整備されています。ご自身の体力や経験と合わせて、登山ルートを計画する際の参考にしてください。

登山コース①【初心者】リフト口ルート

最初にご紹介するのは「志津(リフト)口ルート」です。月山リフトで標高1,500mまで登ることができ、木道部分も多いため、初心者の方もチャレンジしやすいコースとなっています。姥ヶ岳を過ぎるとパノラマが広がる稜線歩きとなり、季節ごとの絶景を楽しめます。

リフト乗り場である「リフト下駅」は駐車場から歩いて10分ほどの場所にあります。リフト下駅ではアイゼンの貸し出しも行っていますので、アイゼンがない・忘れた場合も安心です。なお、夏スキーのシーズンは、リフトも大変込み合いますのでご注意ください。リフト料金は大人片道590円(往復1,050円)です。

ルート名 志津(リフト)口ルート
難易度(最高難度5) ★★
体力度(最高消耗度5) ★★
距離 往復約5.4km
標高差 約440m
所要時間の目安 片道約3時間10分
ルート詳細 姥沢駐車場→リフト下駅→リフト上駅→姥ヶ岳→
湯殿山分岐→紫灯森→牛首→鍛冶小屋跡→月山山頂
(下りは山頂→牛首→牛首下分岐→リフト上駅)

登山コース②【初心者】羽黒山口ルート

もう1つ初心者におすすめのルートは「羽黒山口ルート」です。月山8合目から登り始め、弥陀ヶ原湿原・仏生池(9合目)を経て月山山頂を目指します。多彩な高山植物や、美しい山並みを堪能できるコースです。

羽黒山口ルートは傾斜のある岩場もあり、志津(リフト)口ルートよりも体力消耗度は上がります。コース途中には、食事や休憩ができる山小屋もありますので、初心者や体力に不安がある方は休憩時間を多めに取りながら登るのがおすすめです。

ルート名 羽黒山口ルート
難易度(最高難度5) ★★
体力度(最高消耗度5) ★★★
距離 片道約4.5km
標高差 約600m
所要時間の目安 片道約3時間
ルート詳細 月山8合目駐車場→弥陀ヶ原・御田原参籠所→無料坂
→仏生池(9合目)→オモワシ山→行者返し→大峰→月山山頂

登山コース③【中級】湯殿山口ルート

湯殿山口ルート」は、中級者向けのコースです。湯殿山神社への参拝入口である祓い場から登り始め、高度差250mを一気に登る月光坂、装束場を経て金姥で志津(リフト)口ルートと合流します。沢沿いや鉄はしごでの登りなど、経験が必要な場所もありますが、変化に富んだ登山コースとなっています。

ルート名 湯殿山口ルート
難易度(最高難度5) ★★★
体力度(最高消耗度5) ★★★★
距離 約5.6km
標高差 約1,000m
所要時間の目安 片道約3時間30分
ルート詳細 祓い場→月光坂→装束場→浄心川→金姥
→紫灯森→牛首→鍛冶小屋跡→月山山頂

登山コース④【中級】志津口ルート

登山コース4つ目は「志津(姥沢小屋裏)口ルート」です。1つ目でご紹介したリフト口ルートを、リフトを使わずに歩いて登る登山コースで、こちらも中級者向けです。初心者の方も、経験者と共にチャレンジしてみるのも良いでしょう。登り始めはブナ林の森林を進み、森林限界を超えると高山植物や大パノラマの眺望などが楽しめます。

ルート名 志津(姥沢小屋裏)口ルート
難易度(最高難度5) ★★★
体力度(最高消耗度5) ★★★
距離 片道約4km
標高差 約700m
所要時間の目安 片道約2時間50分
ルート詳細 姥沢登山口(姥沢小屋裏)→水場→牛首下分岐
→牛首(湯殿山口ルートと合流)→鍛冶小屋跡→月山山頂

登山コース⑤【中級】装束場(石跳沢)口ルート

5つ目にご紹介するのは「装束場(石跳沢)口ルート」です。ネイチャーセンターを出発し、沢沿いの登山道を進み、装束場で湯殿山口ルートと合流します。沢沿いの登山道は足を滑らせないよう十分にご注意ください。次々に変化する眺望を楽しめるコースで、こちらも中級者向けのコースとなっています。

ルート名 装束場(石跳沢)口ルート
難易度(最高難度5) ★★★
体力度(最高消耗度5) ★★★★
距離 約7.2km
標高差 約1,000m
所要時間の目安 片道約4時間30分
ルート詳細 ネイチャーセンター→春木戸(吊橋)→一の木戸
→二の木戸→装束場→浄心川→金姥→牛首
→鍛冶小屋跡→月山山頂

登山コース⑥【中級】岩根沢口ルート

6つ目にご紹介する「岩根沢口ルート」は、岩根沢登山口から出発し、月山の南側から山頂を目指します。真夏でも雪が残る大雪城や、多彩な高山植物が咲き乱れる胎内岩など、バリエーションに富んだ景観が楽しめます。登山距離があり時間もかかるため、1泊2日での宿泊登山がおすすめ中級者向けコースです。

ルート名 岩根沢口ルート
難易度(最高難度5) ★★★
体力度(最高消耗度5) ★★★★
距離 片道約9.2km
標高差 約1,000m
所要時間の目安 片道約5時間10分
ルート詳細 岩根沢登山口→地蔵森山(トラバース道)→岩根沢分岐
→清川行人小屋分岐→大雪城→胎内岩→月山山頂

登山コース⑦【上級】本道寺口ルート

7つ目にご紹介するのは上級者コース本道寺口ルート」です。月山湖の東側にある本道寺口之宮神社を出発、比較的なだらかなブナ林などの森林地帯を進み、岩根沢分岐で岩根沢口ルートと合流します。ロングコースではありますが、徐々に変化していく月山の姿を楽しむことができます。こちらも1泊2日での登山計画がおすすめです。

ルート名 本道寺口ルート
難易度(最高難度5) ★★★
体力度(最高消耗度5) ★★★★★
距離 片道約11.5km
標高差 約1,500m
所要時間の目安 片道約7時間10分
ルート詳細 本道寺口之宮神社→本道寺登山口→姥像→丁石
→岩根沢分岐→清川行人小屋分岐→大雪城→胎内岩→月山山頂

登山コース⑧【上級】肘折口ルート

最後にご紹介する「肘折口ルート」は、月山登山コースの中で最も長い上級者向けのコースです。山形の名湯・肘折温泉近くにある肘折登山口を出発し、ブナ林の森林地帯・沢沿いの登山道・三日月池や念仏ヶ原の湿地帯に賽の河原の岩場など、変化に富んだロングコースで月山山頂を目指します。

肘折口ルートは昔から使われてきた登山コースで、月山の雄大さ・美しさ・厳しさを間近に感じることができます。長い道のりを歩んだ先にたどり着く月山山頂では、また格別の思いがこみ上げてくることでしょう。

ルート名 肘折口ルート
難易度(最高難度5) ★★★★
体力度(最高消耗度5) ★★★★★
距離 片道約14.5km
標高差 約1,500m
所要時間の目安 片道約9時間10分
ルート詳細 肘折口登山口→大森山ブナ林→猫又沢→赤沢川
→国立公園入口→小岳→三日月池→念仏ヶ原
→念仏ヶ原避難小屋→清川橋→千本桜→賽の河原→月山山頂

月山で宿泊できる山小屋情報

ロングコースも多い月山には、宿泊できる山小屋が複数あります。代表的な山小屋3か所のご紹介をしていきますので、登山計画を立てる際や緊急時の避難場所としても参考にしてください。

山小屋①月山頂上小屋

月山頂上小屋」は名前の通り月山山頂すぐにある山小屋です。山頂にある山小屋ならではの絶景と、山小屋とは思えないハイクオリティの部屋や食事が好評です。宿泊以外にも食事・休憩・飲料の購入ができます。山頂で神事などがある日は満員となってしまうこともあるので、登山計画が決まったら早めの連絡がおすすめです。

名称 月山頂上小屋
所在地 月山山頂
電話番号 ○シーズン中(6月下旬~9月中旬)
090-8781-7731
○シーズン外
0235-62-2757
収容人数 50名
営業期間 6月下旬~9月中旬
料金 ○1泊2食付き宿泊:¥8400+消費税
○素泊まり: ¥5600+消費税
※宿泊は要予約
公式HP http://www5c.biglobe.ne.jp/~gassan/index.html/#link1

山小屋②月山仏生池小屋

月山仏(佛)生池小屋」は、月山8合目から約1時間30分ほど、ちょうど月山山頂との中間地点にある山小屋です。山小屋からの美しい景色を眺めながら、山小屋では珍しいソフトクリーム(期間限定商品もあり)や甘酒、コーヒーなどもいただくことができます。宿泊の際には地元の山菜を使った精進料理が並び、こちらも大変美味しいと評判です。

名称 月山仏(佛)生池小屋
所在地 羽黒山口コース9合目仏生池すぐ
電話番号 090-8783-9555
収容人数 30~最大40名
営業期間 6月下旬~9月下旬
料金 ○1泊2食付き宿泊: 8,400円(税込)
○素泊まり寝具付: 4,300円(税込)
○素泊まり寝具無 :2,800円(税込)
※宿泊は要予約
公式HP http://bussyouike.travel.coocan.jp/

山小屋③御田原参篭所

御田原参籠所」は月山8合目から10分ほどの場所にあります。もともとは山頂の本宮までお参りに行けない方がここから拝んだり、行を行う籠もり所としての役割を担う場所ですが、現在は一般の方でも利用することができます。

名称 御田原参籠所
所在地 山形県鶴岡市羽黒町川代
電話番号 090-2367-9037
収容人数 最大35名
営業期間 7/1~10月上旬(状況により変更あり)
※宿泊は9月中旬まで
料金 ○1泊2食付き宿泊:8,640円より
○素泊まり: 5,400円より
※宿泊は要予約
公式HP http://www.dewasanzan.jp/publics/index/79/

月山の登山時期や注意点

続いて月山の登山時期や登山する際の注意点をお伝えしていきます。月山は初心者でも比較的チャレンジしやすい山ではありますが、山の厳しさもあるということを忘れてはいけません。登山は無事に帰ってきて初めて「良かった」「楽しかった」と思えるもの。身の安全を第一に、月山登山を楽しみましょう。

山開きは7月1日

月山の山開きは毎年7月1日、山頂にある月山神社本宮で開山祭が行われ、全国から500名を超える人々が訪れるそうです。山開きを終えると本格的な月山登山シーズンの到来。高山植物が咲く時期や紅葉が始まる時期は特に人気です。その後9月15日には閉山祭が行われ、月山の冬支度が始まります。

 

冬季から春先まで登山不可

月山は積雪量が非常に多く、冬~春の時期に登山することはほぼ不可能です。4月になり月山スキー場がオープンすると、リフトを使って雪山登山を楽しむ方もいますが、遭難や滑落・雪崩などのリスクを十分踏まえた上でチャレンジするようにしましょう。初心者の方は、山慣れしている方と同行されることを強くおすすめします。

登山適した時期は7月~10月上旬

月山登山に適した時期は7月~10月上旬まで、さらにベストシーズンは9月下旬までです。登山に適した時期は短いですが、新緑や冬の眠りから覚めて咲き誇る高山植物、黄色や赤に染まる秋の紅葉など、月山は様々な姿を見せてくれます。見てみたい月山の風景に合わせて、訪れる時期を計画すると良いでしょう。

なお、9月に入ると山小屋も徐々に営業終了となっていきます。各HPなどで営業日を確認することや、十分な装備・登山計画の検討を忘れないようにしましょう。

10月下旬頃より県道が閉鎖される

月山の登山口に至る県道は10月下旬頃から冬期通行止めとなります。2019年、県道211号線(月山公園線)は10月23日、県道114号線(月山志津線)は11月5日から閉鎖となりました。10月以降に月山へ向かわれる方は、道路情報などにご注意ください。詳しい道路情報は月山ビジターセンターの公式HPでも確認できます。

月山ビジターセンター公式HP https://gassan.jp/gassan-info/

時間に余裕を持った計画を!

登山計画を立てる時には、時間に余裕を持った計画を立てることが大切です。月山登山も同様またはそれ以上に時間に余裕を持たせることをおすすめします。天候の変化や思わぬアクシデントに対応するため、という理由もありますが、月山の美しい花々や眺望を楽しんでいると、思った以上に時間が過ぎていることが多くあります。

ロングコースの登山道では特に注意が必要です。計画通りにいかなくても対応できるよう十分な装備を心がけてください。

軽アイゼンの着用を推奨

春スキーのメッカとしても有名な月山は夏でも雪が残り、登山ルートの途中に雪渓があることも。そのような場所を歩く時には、軽アイゼンを着けましょう。ご自身の身の安全だけでなく、最悪の場合他人を巻き込むリスクもあります。「大丈夫」と過信しないことが大切です。

山形「月山」の詳細情報

最後に、月山を訪れるにあたって重要となる周辺情報を詳しくお伝えします。登山口別のアクセス情報温泉情報などもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

月山の詳細情報

名称 月山
所在地 山形県鶴岡市羽黒町川代
北緯38度32分56秒東経140度01分37秒
座標: 北緯38度32分56秒 東経140度01分37秒
標高 1,984m
参考HP https://gassan.jp/

アクセスの詳細

月山登山口へのアクセス情報です。どの登山口から登るかによってアクセスが変わってきますので、状況に合わせて参考にしてください。

羽黒口ルート ○JR鶴岡駅よりバス(約1時間30分)ー月山8合目
○山形自動車道「鶴岡I.C.」より月山8合目まで車で約1時間
○駐車場:あり(月山8合目駐車場・150台)
○冬期通行止め
湯殿山口ルート ○JR鶴岡駅よりバス(約1時間20分)ー湯殿山口
○山形自動車道鶴岡I.C.より車で約40分
○駐車場:あり(湯殿山口・150台)
○冬期通行止め
姥沢(志津)ルート ○JR山形駅より高速バス(約1時間)
ー月山口でバス乗り換え(約30分)ー月山姥沢口
○山形自動車道「月山I.C.」より車で約20分
○駐車場:あり(月山姥沢口・500台)
○冬期通行止め
参考HP https://gassan.jp/gassan-info/

8合目駐車場の詳細

初心者の方もチャレンジしやすい羽黒口ルート・月山8合目駐車場の詳細情報をお伝えします。弥陀ヶ原湿原のトレッキングを楽しむのにも利用できる駐車場です。登山時期は非常に混雑していますので、早めに出かけられること・公共交通機関の利用をおすすめします。

有料トイレ有り

月山8合目駐車場にはトイレがありますので、登山前に立ち寄っておきましょう。普段の生活では、トイレがあるのは当たり前のことでしょう。しかし山の上では、水を確保することも汚物を処理することも大変なことです。8合目駐車場も含め、月山登山で利用できるトイレはすべて有料となっていますので、100円玉を多めに持っていくようにしましょう。

月山レストハウス休憩所で食事可能

月山8合目駐車場にある「月山レストハウス」では、休憩だけでなく食事もいただくことができます。おすすめは「月山カレー」。登山の前でも後でも、なんだか嬉しくなってしまうような盛り付けで食が進みます。

名称 月山レストハウス
住所 山形県鶴岡市羽黒町川代東増川山地内(月山八合目)
電話番号 090-2607-5111
営業時間 8:00~16:00
※変更になる場合もあります
営業期間 7月~10月上旬予定
公式HP https://www.shoko-corpo.jp/bussan/s_gassan.html
備考 支払いは現金のみ

「御田原神社」で参拝を!

月山を訪れるなら、「月山中ノ宮・御田原神社」へぜひ参拝しましょう。奇稲田姫神(くしいなだひめのかみ)が御祭神として祀られ、五穀豊穣縁結び夫婦円満のご利益があるとされています。山頂まで行けない方も、ここで参拝することで同様のご神徳を受けることができるそうです。

御朱印も頂ける

御田原神社では御朱印をいただくことができます。近年御朱印人気が高まっており、御朱印を集めているという方も多いのではないでしょうか。月山のご縁年(より神様の力が強まるとされている)である兎年には、それを記した御朱印も追加されるそうです。月山を訪れた記念にぜひ御朱印をいただいてみましょう。

下山後に行ける温泉情報

登山後のお楽しみ・温泉情報をお伝えします。名湯が多い山形県ですが、月山登山後に立ち寄りやすい3つの温泉をピックアップしました。登山後の温泉は格別です。ゆっくり足を伸ばして温泉に浸かれば、登山の疲れも吹き飛びますよ。

温泉①月山志津温泉 旅館仙台屋

月山志津温泉 旅館仙台屋」は、出羽三山詣の行者宿として400年以上の歴史を誇る温泉宿です。和モダンでくつろげるお宿では、地元の食材を活かした料理や、冬はポカポカ夏はさっぱりとする温泉が堪能できます。

名称 月山志津温泉 旅館仙台屋
住所 〒990-0734 山形県西村山郡西川町志津22
電話番号 0237-75-2218
アクセス ○車:月山I.C.より約10分
○バス:西川BSより約40分
駐車場 あり
公式HP https://www.sendaiya.jp/index.html
備考 日帰り入浴:500円

温泉②やまぶし温泉 ゆぽか

やまぶし温泉 ゆぽか」は月山の西側・羽黒町にある温泉施設で、観光客はもちろん地域の方の憩いの場としても親しまれています。ジャグジーにサウナ・露天風呂のほか、大広間や有料の個室もあり、のんびりくつろぐことができます。

名称 やまぶし温泉 ゆぽか
住所 〒997-0157 山形県鶴岡市羽黒町後田谷地田188番地
電話番号 0235-62-4855
アクセス ○車:鶴岡駅から約15分
○バス:鶴岡駅前から路線バスで20分
駐車場 あり
営業時間 午前6時~午後10時(入浴:最終受付 9時20分)
定休日 毎月第3木曜日
公式HP http://yupoka01.ec-net.jp/index.html
備考 日帰り入浴:450円

温泉③水沢温泉館

水沢温泉館」は「道の駅にしかわ」に隣接する温泉施設です。水沢温泉館のほかに月山自然水と地ビール工房もあり、お風呂上がりの一杯も楽しめます。4月~11月の月山ハイシーズンの時期には、朝6時から営業しているのも嬉しいですね。

名称 水沢温泉館
住所 〒990-0742 山形県西村山郡西川町大字水沢2304
電話番号 0237-74-4433
アクセス ○車:月山I.C.または西川I.C.より約15分
駐車場 あり
営業時間 ○4月〜11月:6:00〜21:00
○12月〜3月:8:00〜20:00
定休日 第2火曜日
公式HP http://www.gassan.co.jp/mizusawa/
備考 日帰り入浴:300円

霊峰「月山」の登山に挑戦!

月山の登山情報をご紹介してきました。月山は霊峰として、そして豊かな自然が溢れる美しい山として、今も昔も人々を魅了し続けているということが分かりましたね。美しい眺望が楽しめる月山は、初心者の方にこそおすすめしたい山でもあります。きっと登山の楽しさにどっぷりはまってしまうことでしょう。ぜひ挑戦してみてくださいね。

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てんきんまる
転勤で日本各地を転々としながらも、その土地ならではの観光スポットや美味しいもの巡りを楽しんでいます。温泉と美味しい...

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