「慈恩の滝」は大蛇伝説の残る名瀑!滝の裏側や道の駅も紹介!

大分県にある「慈恩の滝」をご存知でしょうか?慈恩の滝は大蛇伝説の残る名瀑で、夜の幻想的なライトアップや滝の裏側でマイナスイオンがたっぷり浴びられることで有名です。慈恩の滝の裏側や道の駅、駐車場についても詳しくご紹介します。

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目次

  1. 1大蛇伝説の名瀑「慈恩の滝」
  2. 2「慈恩の滝」ってどんな滝?
  3. 3「慈恩の滝」の観光ポイントを解説!
  4. 4道の駅「慈恩の滝 くす」とは?
  5. 5慈恩の滝の側にある「水月食堂」でランチ!
  6. 6「慈恩の滝」のアクセスや駐車場情報
  7. 7「慈恩の滝」の絶景やマイナスイオンを堪能しよう!

大蛇伝説の名瀑「慈恩の滝」

「慈恩の滝」は、大分県日田市と玖珠郡玖珠町の境にある滝です。万年山を源流としている山浦川と玖珠川が合流した場所にあります。駅から徒歩5分と近くて国道の側にあることからアクセスが便利な観光スポットとして知られています。「慈恩の滝」は大蛇伝説の名瀑として有名です。

また、慈恩の滝の周辺には数多くの滝があるため、「山浦川七滝めぐり」と呼ばれる散策ルートもあるといわれています。慈恩の滝と併せて周辺の滝もめぐる人も多いです。

高さ30mの変化に富んだ2段落としの名滝

大分県にある「慈恩の滝」は高さ30メートルの変化にとんだ2段落としの名滝としても有名です。慈恩の滝はとにかく水量が多いことから、水しぶきや水の流れ落ちる音がダイナミックです。近くで見るとさらに迫力が増します。

慈恩の滝は上段が20m、下段が10mの滝になっていて、滝の内側には遊歩道が整備されています。また、上段の滝壺の近くへ行くことができる階段も整備されているので、上段の滝を近くで見たい人は利用することができます。

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「慈恩の滝」ってどんな滝?

大分県日田郡天瀬町にある「慈恩の滝」は、ダイナミックな水流と水音が魅力の人気観光スポットです。公共交通機関で訪れることができることから、多くの人が滝を見に訪れます。「慈恩の滝」とはどんな滝なのか詳しくご紹介します。

桜滝・観音の滝とともに「天瀬の三瀑」

国内の観光客だけでなく海外観光客からの人気も高い慈恩の滝は、桜滝・観音の滝とともに「天瀬の三瀑」と呼ばれています。水が豊かな大分県ならではの水の恵みを感じることができるスポットです。

また、「慈恩の滝」がある日田市天瀬町には慈恩の滝を含めて6つの滝があります。天瀬の三瀑と楓派の滝(かえでのたき)と夕日の滝、山伏の滝の3つの滝と併せて天瀬六瀑と呼ばれています。

マイナスイオンが溢れる人気スポット!

慈恩の滝は、水量が多いので流れ落ちる水の勢いが強くてたくさんの水しぶきがあがります。そのため、滝の裏側はマイナスイオンが溢れる人気スポットとしても知られています。前日に雨が降った際には水量がさらに増えるので、滝の裏側に行くとずぶぬれになってしまうこともあります。

また、慈恩の滝の下流には浅い流れの場所もあり、せせらぎの水路が整備されています。滝の周辺は泳ぐことを禁止されていますが、下流の部分では水遊びを楽しむこともできます。

電車からも見る事ができる?

慈恩の滝は、杉河内駅から徒歩5分の場所にあることから、久大本線の電車からも見ることができます。駅の近くであることから、電車の速度が落ちていてはっきりと見ることが可能です。

博多方面行きの場合は左側、由布院方面行の電車の場合は右側に慈恩の滝を見ることが可能です。特急ゆふいんの森も慈恩の滝の付近になると速度を落として運転します。実際に慈恩の滝を訪れたことがない人もゆふいんの森の車窓から見たという人も多いです。

大蛇伝説が名前の由来

慈恩の滝には、大蛇伝説があることで有名です。伝説によると、慈恩の滝に住み着いていた大蛇が寄生虫で苦しんで田畑を荒らしていました。そんな大蛇に旅をしていた僧侶がお経を唱えると苦しみがなくなったといわれています。大蛇は恩返しに天に昇って雨を降らせました。

大蛇の「恩返し」から「慈恩の滝」という名前がついたといわれています。また、現在は大蛇伝説が広く知られていますが、僧侶が助けたのは大蛇ではなく龍だったという説もあります。

大蛇伝説で大蛇を助けたという僧侶を祀った慈恩神社が以前は慈恩の滝の側にありましたが、戦国時代に大友宗麟から攻撃を受けた際に焼失したといわれています。その後慈恩神社は再建されないまま現在に至ります。

ガンダムファンの聖地?

慈恩の滝は、ガンダムファンの隠れた聖地としても知られています。これはガンダムに登場する「ジーク・ジオン」と同じ名前であることに由来しています。

東京お台場もガンダムファンの聖地として有名ですが、中には慈恩の滝の方が近いからと、慈恩の滝を訪れるガンダムファンも多いです。しかし、慈恩の滝の名前はガンダムに由来しているものではありません

「慈恩の滝」の観光ポイントを解説!

慈恩の滝はアクセスが便利で近くに無料の駐車場があることから、1年を通して多くの人が訪れる大分の人気観光スポットのひとつです。豪快に流れ落ちる滝はまさに圧巻で、裏側からも見てみることをおすすめします。慈恩の滝の観光ポイントを詳しく解説します。

正面からしか見えない上段の滝

上段20メートル、下段10メートルと全体が30メートルもある慈恩の滝ですが、上段は岸壁が両脇にあることから正面からしか見ることができません。奥まったところで勢いよく流れ落ちている風景は下段と一緒に見ることでさらに迫力があります。

2020年5月には、上段の滝に通じる階段が設置されたためこれまで間近では見られなかった上段の滝が正面以外の場所から見ることができるようになりました。もともと傾斜が急な獣道のみでしたが、自治会が市の補助金を活用して128段の階段を設置したといいます。

落下する滝の裏側

慈恩の滝は「裏見の滝」という異名もあり、裏側から見るのもおすすめです。遊歩道を通っていくと滝の裏側に通じていて、落下する滝の裏側を見ることができます。夏の夕方には虹がかかっていることもあるようなので、タイミングが良ければ滝と共に美しい虹が見えるかもしれません。

慈恩の滝の裏側の体感温度はマイナス5度のときもあります。そのため、夏場には多くの人が慈恩の滝を訪れて暑さをしのぎ癒されています。

滝を一周するには時計回りで

慈恩の滝を一周する場合は、時計回りで行くと縁起が良いといわれています。時計回りで滝を一周すると幸せになるというジンクスがあります。滝の左手から滝の裏側に続く遊歩道に入るようにしましょう。

慈恩の滝ではときどき虹を見ることができます。慈恩の滝に虹がでるのは夕方の一瞬だけなので、見られた人はラッキーだといわれています。

夜のライトアップが絶景

慈恩の滝では夜ライトアップが行われていて、絶景だといわれています。ライトアップが行われるのは夏場で、ライトアップの時間は日没時間から約2時間行われます。ライトアップの光は滝の両側から照らされていて、ライトアップの光がグリーンなのが特徴です。

ライトアップされた慈恩の滝は昼間とは違った表情を見ることができると人気です。日中訪れる人も多いですが、夏限定のライトアップを目当てに慈恩の滝を訪れる人もいます。

縁起の良いパワースポットとしても人気!

慈恩の滝は、縁起の良いパワースポットとしても人気です。これは、慈恩の滝に昔住み着いていたという龍の伝説に由来しています。村人と仲良くしていた龍が病気になった際に、村人が僧侶に相談しました。

僧侶は龍を天に昇らせることで病気を治し、そのお礼に龍が村に雨を降らせたといいます。豊かな雨が降ったことで村は農作物をたくさん収穫できたと伝説でいい伝わっていることから、縁起の良いパワースポットとしても知られることとなりました。

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道の駅「慈恩の滝 くす」とは?

道の駅「慈恩の滝 くす」は、大蛇伝説や夏のライトアップで有名な慈恩の滝の近くにある道の駅です。平成28年7月23日にオープンした無料駐車場完備の道の駅で、地元の野菜や特産品を購入したり休憩したりすることができます。道の駅「慈恩の滝 くす」ができたことによって観光スポットになっています。

「慈恩の滝」および上流域の地域・町内の観光拠点

道の駅「慈恩の滝 くす」は、日本棚田百選に選ばれている山浦早水の棚田や平成の名水百選の下園妙見様湧水などの自然豊かな環境に囲まれています。慈恩の滝や上流エリアの地域や町内の観光拠点としての役割を果たしています。

情報発信コーナーは24時間利用可能で、店頭では地鶏の炭火焼きの販売が行われていることもあり、多くの人で賑わいます。農産物の直売所の営業時間は9時から17時までで、7月中旬から8月末日までは9時から18時まで営業しています。

新鮮な水を利用したお米や野菜を中心とした品ぞろえ

道の駅「慈恩の滝 くす」には新鮮な水を利用したお米や新鮮な地元で採れた野菜を中心に豊富な商品が取り扱われています。新鮮お野菜コーナーには大分名産の干しシイタケや地元出荷者が作った新鮮な野菜が並べられています。

お米コーナーには全国食味ランキングで3年連続「特A」に選ばれた玖珠産ひとめぼれが多数並んでおり、このお米を目当てに道の駅「慈恩の滝 くす」を訪れる人もいるほどです。

地元加工品・お土産品も

新鮮な野菜やお米の他にも、道の駅「慈恩の滝 くす」には地元の加工品やお土産品が取り扱われています。地元の人が手作りしたドレッシングやジャム、かりんとうなどの加工品のほか、大分の定番のお土産品が並んでいます。その他にも店頭で玖珠産の花の展示販売も行っています。

ここでしか食べることの出来ない商品も!

道の駅「慈恩の滝 くす」には、ここでしか食べることのできない商品もあります。道の駅オリジナル商品が数多く開発されており、訪れた記念に購入して食べることをおすすめします。

豆乳ソフトクリーム

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道の駅「慈恩の滝 くす」のオリジナル商品のひとつめは豆乳ソフトクリームです。道の駅「慈恩の滝 くす」の人気ナンバーワン商品で、大分県産大豆の投入を使用しています。ワッフルコーンで提供されているのでワンランク上のおいしさを楽しめます。

豆乳野菜スープ

オリジナル商品のふたつめは、豆乳野菜スープです。平成の名水百選に選ばれた下園妙見様湧水と九州産大豆で作ったスープで、じゃがいもと玉ねぎの甘みと旨味がたっぷり含まれています。

道の駅「慈恩の滝 くす」の基本情報

住所 大分県玖珠郡玖珠町大字山浦618−24
営業時間 9:00~17:00
TEL 0973-77-2260
駐車場 39台
URL 公式サイト

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慈恩の滝の側にある「水月食堂」でランチ!

慈恩の滝の側には十割そばが味わえる「水月食堂」でそばランチを楽しむことができます。そばが終わり次第閉店になるので、ランチでそばを味わいたい人は早めの来店がおすすめです。おすすめはシンプルなざるそばで、こだわりのそば粉と慈恩の滝の地下水で作られています。

慈恩の滝の地下水を使用したそばが食べられるのは、水月食堂ならではの楽しみです。その他にもぶっかけ辛味おろしそばや、ぶっかけ山菜とろろそば、季節限定のそばメニューもあるのでおいしいそばが食べたい人におすすめです。駐車場があるので車でアクセスすることも可能です。

水月食堂の基本情報

住所 大分県玖珠郡玖珠町大字山浦618
営業時間 11時~17時
定休日 第1・3・5木曜
アクセス JR杉河内駅から徒歩3分
料金 ざるそば 900円
駐車場 あり
URL 公式サイト

「慈恩の滝」のアクセスや駐車場情報

慈恩の滝は、日中はもちろんのこと夏場のライトアップも人気があります。また、公共交通機関や車でのアクセスが便利なことで知られている観光スポットです。慈恩の滝のアクセスや駐車場情報についてご紹介します。

アクセスの詳細

「慈恩の滝」は車や電車でアクセスすることができます。車でアクセスする場合は筑後街道と呼ばれている国道210号線にある慈恩の滝入り口の交差点で県道704号線に入ればすぐにたどりつきます。大分自動車道天瀬高塚インターチェンジから車で約30分です。

電車で「慈恩の滝」にアクセスする場合は、JR杉河内駅が最寄り駅です。普通列車しか止まらない駅のため、電車の本数が少ないので事前にダイヤを調べて訪れることをおすすめします。

駐車場は?

「慈恩の滝」に車で訪れる際は、道の駅「慈恩の滝くす」の駐車場を利用することをおすすめします。大型車7台と普通車30台分の駐車場があり、駐車場から「慈恩の滝」までは徒歩数分でたどり着きます。

慈恩の滝のすぐ側にも駐車場があるといわれていますので、事前に確認してみると良いでしょう。また、慈恩の滝の上段にアクセスできる階段が整備されたことで観光客の増加が見込まれていることから、慈恩の滝近くに駐車場や遊歩道の整備が検討されているようなので最新情報をチェックしましょう。

「慈恩の滝」の基本情報

住所 大分県日田郡天瀬町赤岩
営業時間 24時間
定休日 なし
アクセス JR杉河内駅から徒歩5分
料金 無料
駐車場 あり
URL たびらい

「慈恩の滝」の絶景やマイナスイオンを堪能しよう!

https://www.photo-ac.com/main/detail/2007439?title=%E6%85%88%E6%81%A9%E3%81%AE%E6%BB%9D

慈恩の滝は昼間訪れても夜のライトアップで訪れても美しい滝として有名です。滝の裏側でマイナスイオンを堪能したり、近くの道の駅やそば屋でおいしいものに舌鼓をうつのもおすすめです。大蛇伝説が残る慈恩の滝で絶景やマイナスイオンを堪能しましょう。

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この記事のライター
nanairohatch
地元奈良が大好きな東京都民です。趣味は神社仏閣巡り、今年は車で北海道キャンプ旅行を企画中!

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