「鞍掛山」の登山を徹底ガイド!初心者おすすめルートや紅葉景色とは?

日本の代表的な詩人及び童話作家の宮澤賢治氏が愛してやまなかった美しすぎる標高897mの「鞍掛山」、山頂からは岩手山や周辺の絶景風景が望め、初心者でも登山しやすい山で有名、年間3万人もの登山者が訪れるリピーターの多い「鞍掛山」を紅葉時期含め徹底ガイドします。

「鞍掛山」の登山を徹底ガイド!初心者おすすめルートや紅葉景色とは?のイメージ

目次

  1. 1「鞍掛山」の登山を徹底ガイド!
  2. 2登山でおすすめの「鞍掛山」特徴
  3. 3「鞍掛山」のベスト登山シーズン
  4. 4「鞍掛山」の登山コース
  5. 5登山でおすすめの「鞍掛山」周辺の観光スポット
  6. 6岩手の鞍掛山で気軽に登山をしよう!

「鞍掛山」の登山を徹底ガイド!

標高897mの「鞍掛山」、温泉やキャンプ、綺麗な花や紅葉も楽しめる、子供連れのご家族など初心者でも気軽の登れる難易度の低い岩手県の山で、1年中「鞍掛山」を訪れる登山者や観光客を魅了し、「鞍掛山」山頂から見る雪が残る岩手山は特に絶景で、春夏秋冬、四季折々の岩手の壮大な風景を花々と共に堪能でき、近隣には温泉などもあります。
 
「鞍掛山」の麓にある「相の沢キャンプ場」や、「鞍掛山」の西側登山ルート、更に難易度が低い東側登山ルート(初心者向き)、冬でも楽しめるスノーシュー・ハイキングルートなど、「鞍掛山」を楽しめる時期など、周辺観光地も含め徹底ガイドします。

初心者おすすめルートや魅力を紹介

登山と言うと、どうしても腰が重たくなり、自分でも登れるか、子供は連れて行けるのか、安全面は大丈夫か等、大自然に触れたい気持ちがあっても、多くの心配事も多く付きまとうアウトドアだと思います。しかし、そんな問題を標高897mの難易度の低い「鞍掛山」登山は解消してくれます。
 
標高897mの低さから、子供連れのご家族でも気軽に登る安全なルートがあり、登山のスタート場所である「相の沢キャンプ場」もご家族で楽しめる魅力の一つです。水洗トイレや水道設備なども充実しており、そこから「鞍掛山」の大自然を楽しめ、宿泊場所に隣接する大きなお庭の感覚です。

鞍掛山の基本情報

鞍掛山へのアクセスは、車の場合、「東北縦貫自動車道 盛岡IC」で降りて、16km(30分)進むと「鞍掛山」登山のスタート地点の「相の沢キャンプ駐車場」に到着します。又、電車とタクシー利用の場合は、JR田沢湖線「小岩井駅」で降りて、タクシー12km(20分)進むと「鞍掛山」登山のスタート地点の「相の沢キャンプ駐車場」に到着します。
 
バス移動の場合は、JR「盛岡駅」で降りて、「岩手県交通バス 網張温泉行」で「相の沢キャンプ場前」まで50分で到着します。レンタカーやマイカーの場合はナビゲーションがあると思いますし、タクシーの場合は地元タクシーなので、何ら問題なく移動できる非常にアクセスの良い登山やキャンプを気軽に楽しめる「鞍掛山」です。

アクセス方法&駐車場情報

【名称】 鞍掛山(クラカケヤマ)
【住所】 岩手県滝沢市安達
【電話番号】 019-684-2111
【アクセス】 車で東北縦貫自動車道盛岡ICから30分
電車とタクシーでJR田沢湖線「小岩井駅」から20分
バスで盛岡駅から50分
【駐車場】 有り(相の沢キャンプ場の駐車場)
※鞍掛山登山のスタート地点
【公式HP】 http://www.city.takiwaza.iwate.jp/
【備考】 盲導犬の受け入れ:○
車椅子対応トイレ:○
車椅子対応スロープ:○

登山でおすすめの「鞍掛山」特徴

宮沢賢治の詩「くらかけの雪」にも登場する名山の「鞍掛山」、岩手山南麓にある山で、山の形が馬の鞍をかける形状に似ている事から「鞍掛山」と命名されたそうです。又、登山の際は、「相の沢キャンプ場」の登山口から登り、特に難易度の低い「東側ルート(初心者向け)」と、「西側ルート」があります。
 
又、どのルートも危険個所がなく、難易度が低く、入山者も多いことから安心した登山を楽しめる山で、各ルート登り下り共に1時間半前後の所要時間なので、子供連れのご家族でも、小さなお子さんがいても、ゆっくりと「鞍掛山」の花や、景色、標高897mの山頂からの岩手山の雄大な姿を気軽に楽しめる登山が特徴の名山です。

特徴①四季風景が美しい標高897メートルの山

日本の代表的な詩人及び童話作家の宮澤賢治氏が愛してやまなかった標高は897mの「鞍掛山」、初心者でも登りやすい山にも関わらず、春先の新緑から、秋の紅葉、冬のスノーシュー・ハイキングまで、四季折々の目を見張る圧巻の絶景が楽しめる「鞍掛山」で近隣には温泉もあります。
 

又、宮澤賢治氏が理想の大地として「鞍掛山」は、「イーハトーブ」が構成するプレイスだと語っている「詩」や「童話」に登場させるほどの景色をうかがえます。ちなみに「イーハトーブ」とは宮澤賢治氏による造語で、理想郷を現わす言葉と言われています。毎年3万人を超える登山者が訪れる「鞍掛山」がいかに美しいかが伝わってきます。

特徴②初心者でも登りやすい難易度

岩手山の南麓に位置する「鞍掛山」、標高は897mの低山で登山の難易度は低く、標高2038mの岩手山よりも大幅に高さも低い、高齢者の方や、子供連れのご家族などに人気で、1年を通して多くの観光客や登山者、キャンプに訪れた者が季節折々の絶景を楽しんでいます。

又、初心者にも人気の理由として、「斜度が緩く歩き易い」「雪山でも足場が安定」「冬でも登山客が多い」「登り下りとも1時間半前後の所要時間」「山頂からの絶景が低山にない美しさ」「たきざわ自然情報センターや相の沢キャンプ場の施設がありトイレも綺麗」などが初心者に好評です。

特徴③山道が整備されている

「鞍掛山」は、登山道が綺麗に整備されている山で、難易度低く危険もないことから、毎週、毎日トレーニングのために登り下りしている方もいるほどの気軽の登れる山で人気、1年中観光客や地元民で賑わい、その多くは山道が整備されている事を心地よく訪れるリピーターの方で、そのことも「鞍掛山」登山の安心感につながっています。

又、「たきざわ自然情報センター」「歩くスキー場」「キャンプ場」「駐車場」への各アクセスしやすく整備されている事が、「鞍掛山」登山が老若男女、子供にまで愛される理由です。

特徴④相の沢キャンプ場が登山起点

相の沢キャンプ場が登山道起点の標高897mの「鞍掛山」相の沢キャンプ場から「鞍掛山」山頂へ向かうルートは、西側のルート、更に難易度の低い東側のルートの2つがあり、大きな駐車場にはトイレも完備されていますので、登り下り1時間半前後の合計最低3時間はかかりますので、用を足してからの登山がおすすめです。

登山起点である「相の沢キャンプ場」に宿泊し登山するのも醍醐味で、キャンプ場にいながらにして、「鞍掛山」の大自然や、「鞍掛山」山頂から眺める岩手山の絶景、近隣の温泉など、キャンプでのひと時をご家族やカップルで楽しめると素敵な思い出になると思います(エリア内に相の沢温泉「お山の湯 温泉」がありましたが現在温泉は閉館しました)。

特徴⑤紅葉が綺麗

宮沢賢治氏の「イーハトーブ(理想郷)」で、国指定名勝の一つである鞍掛山の紅葉は美しすぎて言葉を失う絶景で、近年の登山ブームも拍車をかけ、難易度が低く気軽に登れる事から「鞍掛山」の紅葉シーズンには多くの観光客や登山者が訪れます。

又、岩手山をはじめ周辺の山々や、農場、キャンプ場の木々も赤く染まり、宮沢賢治氏の童話の中にいるような錯覚をおこすほどの美しさに魅了されます。

「鞍掛山」のベスト登山シーズン

「鞍掛山」の新緑のさわやかな5月紅葉を楽しむ事が出来る10月スノーシュー・ハイキングができる冬など、宮沢賢治氏が愛し「イーハトーブ」の一つとした「鞍掛山」のベスト登山シーズンを以下にご紹介します。

おすすめシーズン①新緑のさわやかな5月

「鞍掛山」の登山シーズンは5月から10月で、雪解けの春を終えた5月は新緑が瑞々しく光る時期で、マイナスイオンたっぷりの空気を体感でき、登山道沿いには「カタクリ(ユリ科)群生地」が広がっており、新緑の緑と、カタクリの紫色のコラボレーションが心を癒してくれる絶景でおすすめのシーズンです。

おすすめシーズン②紅葉を楽しむ事が出来る10月

「鞍掛山」の登山シーズンは5月から10月の中でも一番人気なのが風情ある紅葉の季節10月に観光客や、登山者、キャンプ場訪れる方が多くなります。「鞍掛山」は紅葉の名所としても有名で、山頂からの岩手山の紅葉や、山頂から見下ろす周辺真っ赤に染まる景色が最高のスポットで、他のシーズンもおすすめですが、10月の紅葉は一見の価値があります。

おすすめシーズン③スノーシュー・ハイキングできる冬

「鞍掛山」の登山シーズンは5月から10月とご説明しましたが、実は冬の「鞍掛山」が超穴場の絶景がご堪能できます。一面銀世界の「鞍掛山」、雪化粧した「岩手山」などの白銀の世界が圧巻で、凍えた身体に岩手の温泉が最高です。

その白銀の世界を体験ができる「スノーシュー・ハイキング」が大人気で、スノーシューを足に取り付け「鞍掛山」を散策します。通常の登山同様危険性もなく、雪の地盤も歩きやすいことから気軽に参加できます。

「鞍掛山」の登山コース

冒頭で相の沢キャンプ場を起点にした「鞍掛山」登山道が、2つあるとご紹介しましたが、その標高897mの「鞍掛山」登山、「西側のコース」と、特に難易度の低い「東側のコース」、冬限定のスノーシューコースを含めて以下にご紹介します。
 
又、「鞍掛山」が低山で初心者に登りやすい山と言っても、最低限の情報や注意事項を頭に入れ、登山ルールを守り楽しい登山を満喫できるようにしてください。

登山コース①西側コース

相の沢キャンプ場駐車場よりすぐの「西側ルート」、頂上までの距離3km、所要時間1時間半前後、合計3時間くらいで行き来できるルートで、道程には「キクザキイチゲ」「野苺」「シロバナエンレイソウ」「キクザキイチゲ」「カタクリ」など、美しく可愛い花々と出会え、途中「熊に注意」の看板があり、高台展望台があります。
 
又、山頂まで1.2kmの標識が出てくるところ辺りから、沢なども出現し、少々急な斜面が所々にあり、東側ルートとの合流地点が現れ、山頂に到着後は圧巻の「岩手山」が望めます。こちらのルートは一部急な斜面を考えると、年配の方や子供連れの方は「東側ルート」が良いかもしれません。

登山コース②東側コース【初心者向け】

相の沢キャンプ場から登山口に続く、時代劇に出てくるような風情ある林道が長い特に難易度の低い「東側ルート」、頂上までの距離2.8km、所要時間は1時間半前後、合計3時間くらいで行き来できるルートで、西側ルートとは違い単調な道程で、年配の方や子供連れの方に適しているコースです。

又、道程には「すみれ群」や「ヒトリシズカ」など西側ルートと違う美しく可愛い花々と出会うことができ、鳥たちの声を聴きながら曲がりくねった道を進むと西側ルートとの合流点があり、山頂に向かいます。どちらのルートも体験したい場合は、登り下りを別々にすることで可能です。

登山コース③冬限定の体験コース

「鞍掛山」冬限定の「鞍掛山麓スノートレッキング」が毎年2月ごろに開催され、相の沢キャンプ場から巌鷲乃滝まで、スノーシューを履き目指す、2時間ほどの冬山散策を体験するコースです。周辺の地形や気候を熟知しているコーディネーターも同行することから安全面にも配慮されています。
 
又、コーディネーターが、周辺地域の地理や歴史なども解説しながら、まだあまり広く知られていない穴場スポットの巌鷲乃滝の「氷柱」を目指します。気候やその日の気温にもよりますが、天候が良すぎると氷柱がとけてやせ細りますので、太くて逞しい氷柱がインスタ映えします。

登山でおすすめの「鞍掛山」周辺の観光スポット

岩手県で有名な国の無形重要民俗文化財「チャグチャグ馬コ」に衣装まで来て騎乗できるスポットや、好きな物を自由に作れ2カ月以内に配送してくれる陶芸工房スポット、東北最大の花の直売店で、アニメに出てくるような超メルヘンスポットなど、「鞍掛山」周辺の駐車場も完備のおすすめ観光スポットを以下にご紹介します。

観光スポット①馬っこパーク・いわて

岩手県で有名な国の無形重要民俗文化財「チャグチャグ馬コ」に衣装まで来て騎乗できる「馬っこパーク・いわて」普通馬での乗馬レッスンや、馬のお世話体験など、ポニーや他の可愛い馬達と触れ合えるスポットで入園は無料、厩舎見学自由で駐車場も完備されています。

又、広大な環境から乗馬の他にピクニックや森林浴も楽しむことができ、子供ずれのご家族や、カップルに大人気です。驚くことに「馬っこパーク・いわて」で育てている馬に触れ、もし気に入った馬がいた場合は購入もできるそうです。

観光スポット②長内工房

岩手山麓にある森の中の静かな工房「長内工房」、小岩井農場と八幡平の中間に位置し、型にはまらない様々な陶芸作品を制作している工房で、毎年干支の可愛い作品や、土瓶、マグカップ、アンパンマンのお皿、食器は、花器、プランター、時計、アクセサリー、ボタン、アルファベットやひらがなのパーツまであり、人気の工房で駐車場も完備されています。

又、森に住んでいる動物たちの小さな人形「森のメッセンジャー」は、口にメッセージカードを挟めることから大人気の商品となっています。好きな物を自由に作れる陶芸教室も人気で、その日に造ったものを後日陶芸処理し2カ月以内に配送してくれます。

観光スポット③花工房らら倶楽部

アニメに出てくるような超メルヘンスポットで東北最大の花の直売所「花工房らら倶楽部」、施設は直売所だけではなく、「クリスマスローズ・ガーデン」「芝桜の丘」「イングリッシュガーデン」など、地産メニューを中心とした絶品料理が頂け、ランチバイキングもある「農家レストラン」があり駐車場も完備されています。

又、自家農場で栽培されている苗の種類豊富で困難入手な苗でも「花工房らら倶楽部」では入手可能で、市場を通さないことでお値段もリーズナブル、美しすぎる花々と、美しくお洒落なレストランで、メルヘンの世界をご堪能下さい。

岩手の鞍掛山で気軽に登山をしよう!

岩手県の気軽に登山できる標高897mの「鞍掛山」はいかがでしたでしょうか。カップルはじめ、子供ずれのご家族や、ご両親と同居のご夫婦、登山は興味があっても無理があるのではないかと敬遠しがちという皆さんが、ご家族全員で登山できる最適な「鞍掛山」です。
 
「鞍掛山」麓のキャンプ場や、周辺観光も併せて旅程を立てると、きっと素晴らしい思い出ができると思います。是非記事を呼んだこの機会に岩手県の「鞍掛山」「有名観光地」「温泉」などに気軽に訪れてみてください。

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この記事のライター
Jpark
旅行好きで、国内外問わず1年中飛び回っているフリーマンです。

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