「雄国沼」で湿原トレッキング!ニッコウキスゲ大群落の絶景を鑑賞!
福島県にある「雄国沼」について紹介します。美しい自然が残された湖沼であり、ニッコウキスゲの群生地として知られているのです。雄国沼での湿原トレッキングやニッコウキスゲの見頃の時期、また紅葉や駐車場情報をチェックしましょう。
「雄国沼」とは
雄国沼→ pic.twitter.com/ftoi11LRfB
— 大切な人と見たい!世界の景色 (@ra_tokyo) July 27, 2019
福島県にある「雄国沼」について紹介します。雄国沼は猫魔ヶ岳の火口跡に出来た湖沼です。福島県の北塩村は通称「裏磐梯」と呼ばれており、雄国沼はその地域のおすすめ観光スポットといえるでしょう。珍しい植物が多く湿原トレッキングに訪れる人が多いのです。
様々な自然に関する観光スポットが多い福島の中で、雄国沼のおすすめポイントを紹介します。菜の花や紅葉など四季ごとの魅力や雄国沼探勝路についてチェックしましょう。
ニッコウキスゲ大群落の絶景が楽しめる!
今日は貴重な梅雨の晴れ間を利用して、雄国沼のニッコウキスゲを見に行ってきました。青空にニッコウキスゲの黄色が良く映えて綺麗でしたよ♪まだまだ蕾が大多数、見頃はこれからですね~
— キャノンで〜る (@GTR_zaskar) June 26, 2019
(2019.06.26)#空ネット#福島撮影隊 #雄国沼 pic.twitter.com/peRP9FLWhd
雄国沼はニッコウキスゲの群生地として知られています。可愛らしい黄色の花を咲かせる植物で「ゼンテイカ」が正式な名称です。花が黄色であること、葉がカサスゲに似ていたこと、そして日光によく群生していたことから「ニッコウキスゲ」と呼ばれるようになったのだとか。
ニッコウキスゲは高原に見られることが多く、花期は5月上旬から8月上旬となっています。トレッキングで雄国沼を探索していると、多数のニッコウキスゲを鑑賞することができるでしょう。
ニッコウキスゲってどんな花?
ニッコウキスゲは草原や湿原に多く群生する花です。雄国沼は紅葉でも知られる地域ですが、ニッコウキスゲを見に訪れる人も多い観光スポットといえるでしょう。花の形はラッパ状になっており、10cmほどの大きさです。可愛らしい6枚の黄色の花が印象的といえます。
雄国沼でニッコウキスゲを鑑賞するときは、朝早くに訪れるのがおすすめです。湿原に生える植物であるニッコウキスゲですが、朝方に花を開花させて、夕方頃にはしぼんでしまう一日花という特徴があるからです。花の特徴を覚えて、トレッキングで植物鑑賞するときの参考にしましょう。
「雄国沼」の基本情報
【名称】 | 雄国沼 |
【住所】 | 福島県耶麻郡北塩原村大字桧 |
【アクセス】 | 「猪苗代駅」からバスで30分、そこから徒歩90分 |
【参考サイト】 | https://www.urabandai-inf.com/?page_id=25191 |
【備考】 | 観光ピーク時は車両規制のためシャトルバスが運行 自然保護のためマイカー規制に注意 |
アクセス方法&駐車場情報
雄国沼にアクセスする場合、マイカー規制があるのでシャトルバスがおすすめです。まずは「猪苗代駅」まで電車でアクセスして、そこからバスで移動しましょう。シャトルバスは「雄国荻平駐車場」から「金沢峠」を運行しているのでその区間内で利用するのがおすすめです。
また、猪苗代駅から「磐梯高原駅」まで会津バスを利用するのも良いでしょう。自家用車で訪れる場合は雄子沢登山口駐車場などがおすすめです。ただし、雄国沼付近はマイカー規制が行われており、自家用車で途中までアクセスして、そこからバスや徒歩になることを事前に把握しておきましょう。
「雄国沼」の特徴
ニッコウキスゲや紅葉が美しい雄国沼の特徴を紹介します。湿原トレッキングに訪れて、自然を身体全体で感じるのがおすすめです。季節の変化を感じられる場所であり、シャトルバスでアクセスできるところなので、歩きやすいコースを選んでみましょう。
特徴①猫魔ケ岳の噴火によってできたカルデラ湖
雨はやんだけどウェットなので自転車は諦めて雄国沼を散策‼️奇跡的に青空が出た☀️ #福島県 #喜多方市 #雄国沼 pic.twitter.com/khx8W3nSCs
— おぞね (@ozone_aya) October 27, 2019
雄国沼は猫魔ケ岳の噴火によってできたカルデラ湖だと考えられています。また、古猫魔火山が山体崩壊する際に生じた爆裂カルデラで形成された猫魔ケ岳峰の山体にできた部分に雄国沼が生まれた、という考えもあるようです。
特徴②天然記念物雄国沼湿原植物群落
雄国沼は湿原に多くの植物が群生していることから「天然記念物雄国沼湿原植物群落」として国の天然記念物に指定されています。地域の人々は雄国沼の自然を守ることに力を入れており、観光名所となってからもできる限りありのままの姿を維持しながら、アクセスしやすい場所にしています。
特徴③ニッコウキスゲが一面に咲き誇る
土湯峠の長いトンネルを抜けると青空だった
— リゲル (@fukusima88) July 10, 2019
雄国沼のニッコウキスゲはまだキレイに咲いていた
2019.7.10#空ネット#福島撮影隊#fukushima#fukusima#VisitFukushima pic.twitter.com/H48Fl5R9tn
天然記念物として美しい自然が広がる雄国沼では、特にニッコウキスゲが人気です。黄色の花が湿原全体に広がっており写真撮影にぴったりといえるでしょう。ニッコウキスゲの開花時期は5月上旬から8月上旬なのでシャトルバスで訪れる人が多いです。
特徴④紅葉の時期もおすすめ
ニッコウキスゲのシーズンが終わると、雄国沼は紅葉の時期になってきます。紅葉もニッコウキスゲのときのように湿原周辺が美しい赤色に染まるのです。雄国沼のトレッキングをすると紅葉の中を進んでいくことになり、自然を身体全体で感じることができるでしょう。
紅葉散策をするときは上着や雨具などをリュックに入れておきましょう。雄国沼は標高が高いこともあり、山の影響を受けて天候が変化しやすいです。歩いているときは大丈夫でも、身体を休めているときに寒さを感じることがあります。着脱しやすい服装で紅葉散策をしましょう。
特徴⑤マイカー規制でシャトルバスを運行
自然保護を行っている雄国沼ではマイカー規制が行われており、代わりにシャトルバスが運行されています。マイカー規制を行うことで、自然保護と同時に紅葉などの混み合う季節の渋滞緩和に繋がっています。
途中まで車で来て、マイカー規制になるところからシャトルバスを利用するという方法も選択肢といえるでしょう。マイカー規制が行われていても駅からシャトルバスが運行されているので、決してアクセスしにくいということはありません。
特徴⑥トレッキングコースも人気!
雄国沼 2017年 pic.twitter.com/25mKXDvL98
— koga (@koga_foto) July 24, 2019
近年は雄国沼のトレッキングコースを利用する人が増えています。トレッキングというのは「山歩き」のことです。登山と違って山の頂上を目指すことが目的ではなく、山の中を歩いて植物や紅葉などを楽しむのがメインとなっています。
そのためハイキングに近い感覚でコースを歩くので健康にもおすすめなのです。雄国沼のトレッキングコースはニッコウキスゲや紅葉を楽しみながら進めるので人気といえます。雄国沼に訪れてトレッキングコースを堪能してみましょう。
「雄国沼」の雄国沼湿原探勝路の魅力
週末の雄国沼ハイキング、雄国山風景編です。
— mindgazer (@mindgazer1) September 9, 2019
こんな景色が待ってると思ったら、大変だとしても登山とかハイキングとかやめられなくなりますね😅
山頂上空をトンビがずっと飛んでました。
たしかに、良い風が吹いてた😌#α7ii #ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/CG1e3hsLqu
アクセスの仕方やシャトルバスの情報を確認したら、さらなる魅力に注目しましょう。雄国沼のメインスポットと言える「雄国沼湿原探勝路」の魅力について紹介します。トレッキングコースとして人気であり、景色を眺めながら山歩きを堪能しましょう。
魅力①6月中旬にはワタスゲが見頃
雄国沼ではトレッキングコースで、ニッコウキスゲと同様に「ワタスゲ」をよく見かけるでしょう。ふわふわとした綿帽子がついた植物で、雄国沼全体が白い綿で埋め尽くされます。風に揺られるワタスゲはなんとも可愛らしい見た目です。
ニッコウキスゲやワタスゲ以外では、ヒメイチゲやミズバショウ、レンゲツツジにヌマトラノオなど様々な植物が鑑賞できます。ついつい持ち帰りたくなるかもしれませんが、植物の採取は禁止となっています。写真などで記録することで思い出にしましょう。
魅力②7月初旬にはニッコウキスゲの大群落
ニッコウキスゲは特に7月初旬になるとトレッキングコースを黄色く染めます。雄国沼湿原探勝路のひらけたスポットで、360度一面ニッコウキスゲを鑑賞することができるでしょう。雄国沼湿原探勝路で見どころの景色となっています。
魅力③秋には草紅葉が楽しめる
昨日(10/22)の雄国沼、天気も紅葉も最高でした(^_^)ゞ#裏磐梯 #雄国沼 #福島撮影隊 pic.twitter.com/0UpMAVD3J1
— キャノンで〜る (@GTR_zaskar) October 23, 2016
一般的にイメージする紅葉は、大きな木の葉が紅く染まるイメージといえます。しかし、雄国沼のような山の中では完全な紅葉を楽しめるのは1ヶ月ほどと短くなっています。そういった中で、もう一つの紅葉といえるのが「草紅葉」です。
地面に群生している高山植物の色が紅く染まり、山肌をきれいに彩ります。このことを草紅葉と呼んでおり、雄国沼の湿原も楽しいトレッキングコースとなります。順番としては草紅葉が先に始まり、その後に木の紅葉の季節へと変わっていきます。
魅力④日本一の「雄国沼湿原」
雄国沼湿原は標高1,000mに位置します。冬の厳しい気候を乗り越えて春になると草花が芽を開くようになります。自然の力強さと美しさを感じられるのが雄国沼湿原探勝路であり、何度訪れても楽しめるといえるでしょう。
植物の採取が禁止ですが、それだけでなくペットの同伴も不可となっています。トレッキングが楽しめる場所なのでペットも広々としたところで遊ばせてあげたい、という気持ちもあるでしょう。しかし、自然保護のため連れては入れないというルールを守ることが大切です。
「雄国沼」での釣りが禁止されている理由
天空の楽園、雄国沼♪
— こづゆ (@kako__A) July 6, 2019
ニッコウキスゲ素敵でした!青空だったら水面も青くもっときれいだったのにな〜。この一面黄色を見られただけで贅沢ですけど。 pic.twitter.com/iSZ6R5g3KQ
雄国沼の雄国沼湿原探勝路一帯はトレッキングコースとして人気ですが、近隣で釣りを楽しみたいという人もいるでしょう。しかし雄国沼湿原探勝路をトレッキングするのとは違って、雄国沼では釣りが禁止されています。なぜ雄国沼で釣りが禁止されているのか理由を解説します。
理由①多くの植物が住んでいる
(2019.6.27)
— よした (@ta22_yos) June 27, 2019
雄子沢登山道の花はちょっとだけ。
ギンリョウソウ
フタリシズカ
ウラジロヨウラク
おまけ コバイケイソウ#雄国沼 pic.twitter.com/p2OA00X64B
釣りが禁止されている理由として雄国沼湿原探勝路は、多くの植物が住んでいることが関係しています。国の特別天然記念物に指定されており、植物を取ることも禁止なのです。釣りを規制しないと、釣り人が水辺に集まって植物を痛めるということなのでしょう。
理由②国の特別天然記念物に指定されている
雄国沼湿原探勝路一帯には、アブラハヤやナマズ、コイなどの魚が生活しています。釣りに向いている魚も生息していますが、国の特別天然記念物になっている地域なので釣りや植物を取るのは禁止となっているわけです。
理由③生態環境に悪影響を及ぼす為
釣りが必ずしも悪いこと、というわけではありませんが生体環境に少なからず影響を及ぼすといえるでしょう。また、雄国沼湿原探勝路が釣り場として開放されてしまうと、外来魚を持ち込む業者が現れかねないといえます。
バス釣りに人気の魚は他の魚を淘汰することがあり、生体環境がまったく変わってしまうのです。マイカー規制などと同じく、雄国沼湿原探勝路一帯で釣りを規制しているのはありのままの自然を残そうという取り組みといえるでしょう。
「雄国沼」の周辺の観光スポット
2019年のドライブ目標。
— ししまる。 (@C0gvc41kPSZjigf) March 2, 2019
裏磐梯と雄国沼。喜多方ラーメン食べて温泉も。
久しぶりに釣りもしたい。ネット画像より。
新緑の季節に黄色いクルマで♪ pic.twitter.com/xcErtjei8k
雄国沼周辺の観光スポットを紹介します。雄国沼周辺は自然を楽しめる観光スポットが豊富にあり、トレッキングコースや登山におすすめです。また、冬はスキー場が賑わっています。雄国沼周辺の観光スポットをチェックしましょう。
観光スポット①桧原湖
日中13時に晴れても−8℃。
— 高梨洋平 (@takanashi_0401) February 6, 2020
これぞ桧原湖の冬。良い。
今シーズン最初で最後かもだけど・・。 pic.twitter.com/sqToxD0XUi
桧原湖は磐梯高原の中心にある湖です。磐梯高原の中でも最大級の大きさを誇り、雄国沼同様に紅葉のおすすめスポットといえるでしょう。また、キャンプをする人も多く訪れており、近年ブームとなっているひとりキャンプにもおすすめとなっています。
【名称】 | 桧原湖 |
【住所】 | 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字黄連沢山 |
【アクセス】 | 「猪苗代駅」からバスで30分 |
【参考サイト】 | https://www.urabandai-inf.com/?page_id=24968 |
【備考】 | 遊覧船やワカサギ釣りも人気 |
観光スポット②五色沼湖沼群
昨日の写真。
— だいすけ (@FIsfmNHlfomPSf2) November 3, 2019
福島県 五色沼湖沼群。
紅葉と様々な色の沼の組み合わせが
とても綺麗でした。 pic.twitter.com/GqJqSEbh4p
雄国沼と並んで名物といえるのが「五色沼湖沼群」です。五色沼湖沼群は複数の沼の総称であり、沼の色はエメラルドグリーンやコバルトブルーなど幻想的な色合いとなっています。神秘的な光景が広がっており、美しい風景を収めようとアマチュアカメラマンが集まっているのです。
また、五色沼湖沼群は「裏磐梯ビジターセンター」を経由するのがおすすめです。地域のインフォメーションセンターとなっており、トレッキング情報や水辺に関する情報が紹介されています。長靴や傘などのレンタルも行っているのです。トイレも借りられるのでここで準備を整えましょう。
【名称】 | 五色沼湖沼群 |
【住所】 | 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字湯平山 |
【アクセス】 | 「猪苗代駅」からバスで25分 |
【参考サイト】 | https://www.urabandai-inf.com/?page_id=141 |
【備考】 | トレッキングコースとしておすすめ |
観光スポット③裏磐梯スキー場
裏磐梯スキー場の昨日と今日😅👍
— つやぴー (@xtlHBLhxfCdmbSl) January 28, 2020
雪☃️の少ない猪苗代からスキー場を変えて、某中学校のスキー学校⛷に添乗してきました✨ pic.twitter.com/nAQ1JVZW2x
雄国沼周辺に「裏磐梯スキー場」があります。こちらのスキー場は初心者から上級者まで楽しめる広いゲレンデです。遠くに見える山々の壮大さを感じながら、上質なパウダースノーの中で滑ることができます。
【名称】 | 裏磐梯スキー場 |
【住所】 | 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字大府平山1170-5 |
【アクセス】 | 車:東北自動車道「郡山JC」より磐梯自動車道新潟方面 「猪苗代磐梯高原IC」下車 裏磐梯高原ホテルなどから無料シャトルバスあり |
【参考サイト】 | http://www.urabandai-ski.jp/ |
【備考】 | 例年12月中旬からオープンし、4月上旬にシーズン終了 |
「雄国沼」でニッコウキスゲ大群落の絶景を!
雄国沼 pic.twitter.com/tgmBnH4td4
— koga (@koga_foto) June 8, 2019
福島県の雄国沼について紹介しました。雄国沼ではニッコウキスゲや紅葉、トレッキングコースが楽しめる場所となっています。シャトルバスで豊かな自然あふれる観光スポットを堪能できます。ニッコウキスゲ大群落の迫力は他にはない特徴なのでぜひ訪れましょう。