札幌のおすすめ美術館7選!大自然の中で芸術や文化に触れる!ジブリ展も?

日が暮れるのが段々と早くなってきました。今年の秋は、札幌の美術館で「芸術の秋」を楽しむのはいかがでしょうか。おすすめの美術館7選をまとめてみました。札幌の美術館は、雨の日の観光も可能で、緑と自然をともに楽しむことができる絶好の場所です。

札幌のおすすめ美術館7選!大自然の中で芸術や文化に触れる!ジブリ展も?のイメージ

目次

  1. 1札幌は芸術の秋も味わえる街
  2. 2札幌のおすすめ美術館7選
  3. 3札幌で観光するなら1度美術館に行ってみよう!

札幌は芸術の秋も味わえる街

鈴虫などの秋の虫の音が聞こえる季節になってきました。「秋」といえば、食欲の秋、読書の秋など様々ありますが、今年の秋は、北海道札幌で「芸術の秋」を楽しんでみてはいかがでしょうか。札幌では、芸術の秋を楽しむのにぴったりなおすすめスポットがたくさんあります。

札幌の美術館には、野外展示もたくさんあり、広大な森や池を見渡しながら作品を楽しむこともできます。街中にありながら、緑を楽しめるおすすめのリラックススポットです。

美術館に併設のカフェでブレンドコーヒーを楽しんだり、陶芸などのクラフト工房などのイベントに参加することもでき、雨の日の観光でも、札幌の街をたくさん楽しむことができるところがおすすめです。

広大な土地には多くの美術館

札幌の様々な美術館では、広大な土地を利用して、札幌出身の彫刻家や、北海道出身の画家の作品など、北海道にゆかりのある作家による多数の作品と、緑などの自然をともに楽しむことができます。

イベントも多数開催され、国内外の作品を展示する特別展や、彫刻作成を体験できるワークショップ、プロジェクションマッピングなど、作品を楽しむだけでなく、様々なイベントも同時に楽しむことができます。

札幌のおすすめ美術館7選

それでは、札幌のおすすめ美術館7選を紹介していきます。芸術の秋を楽しむ際に、ぜひ参考にしてみてください。

①北海道立近代美術館

「西18丁目駅」から徒歩5分でアクセスが可能な、札幌市中央区にある美術館です。北海道にゆかりのある作家の絵画や彫刻品だけでなく、国外の近代美術品も展示されています。

常設展「これくしょん・ぎゃらりい」の他に、年4回作品を入れ替え、約200点の所蔵作品をテーマごとに紹介する「近美コレクション」展や、ダヴィンチ展・ゴッホ展などの国内外の優れた作品を展示する「特別展」などのイベントが開催されています。

庭には野外彫刻が展示され、札幌市中央区という都会の中にありながら、自然のあふれる広大な敷地の中で、緑にも触れながら美術作品が楽しめるのが、北海道立近代美術館です。

美術館ビギナーにもおすすめ!

北海道立近代美術館には、美術館ボランティアが約30分で見どころを紹介してくれる、近美コレクションの鑑賞ガイドツアー「ギャラリー・ツアー」があります。

“美術作品は少し難しい”と考える人にも、ツアーガイドさんとともに館内を鑑賞することで、新しい発見や楽しみが見つけることができるので、おすすめです。

具体的な作品には、片岡球子、岩橋英遠など、主に明治以降の北海道にゆかりのある作家の絵画や彫刻品を数多く収蔵しているだけでなく、エミール・ガレなど、アールヌーヴォーから近代までの国内外の優れたガラス工芸のコレクションも展示されています。

海外の作品としては、1920~1930年を中心にパリで活躍したブルガリア人画家パスキンを中心とした「エコール・ド・パリ」の作品もあります。

庭の野外彫刻では、入り口付近に、伊藤隆道作・S字型の立体彫刻「回転螺旋・1月」が展示されています。太陽の光を浴びながら回っているその彫刻を、ぜひ鑑賞してみてください。

詳細情報

【名称】 北海道立近代美術館
【住所】 北海道札幌市中央区北1条西17
【アクセス】 東西線「西18丁目駅」より徒歩5分
【料金】 大人510円・高・大学生250円(特別展は別途)
【公式HP】 http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/
【備考】 定休日:月曜日 営業時間9:30~17:00

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②札幌芸術の森美術館 

美術館の目の前には大きな池が広がり、周辺の緑とともに自然を目一杯楽しめるのが、札幌芸術の森美術館です。「真駒内駅」から車で約10分ほど進むと、40ヘクタールもの広大な敷地を持つ札幌芸術の森美術館にたどり着きます。

敷地内には、北海道にゆかりのある作家の美術品や、国内外の近現代美術などを中心に収蔵された「札幌芸術の森美術館」と、芸術と自然を一緒に楽しめる「野外美術館」があります。

自然と一体化した芸術を楽しむ!

「札幌芸術の森美術館」では、テーマに沿った様々な内容の特別展を、年間5~7本ほど開催しています。「野外美術館」では、64作家74点もの彫刻が展示され、中でも福田繁雄の作品である「椅子になって休もう」は、美術館でも屈指のフォトスポットです。

敷地内には、陶芸、七宝、ガラス、染織などの体験のできる「クラフト工房」がいくつもあるので、こちらを楽しむこともできます。ろくろ回しでの陶芸体験や、木工製品を作ってみるなど、よい記念品ができそうですね。

過去には、「スタジオジブリ・レイアウト展」として、ジブリ作品に関する展示イベントも開催されました。

アニメーションの制作行程において、各場面の設計図として描かれるのが、「レイアウト」です。「スタジオジブリ・レイアウト展」では、宮崎駿監督、高畑勲監督が手掛けた「アルプスの少女ハイジ」から「借りぐらしのアリエッティ」までの、スタジオジブリの直筆のレイアウトなどが約1300点展示されました。

このような特別展イベントも、札幌芸術の森美術館では様々に開催されています。

詳細情報

【名称】 「札幌芸術の森美術館」
【住所】 北海道札幌市南区芸術の森2-75
【アクセス】 地下鉄南北線 真駒内駅→中央バス2番乗り場「芸術の森入口」下車すぐ
【料金】 展覧会の内容によって異なる
【公式HP】 http://www.artpark.or.jp/
【備考】 定休日:4月29日~11月3日は無休
11月4日~4月28日は月曜日休館 営業時間9:45~17:00

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③本郷新記念札幌彫刻美術館

本郷新記念札幌彫刻美術館は、閑静な住宅街の中にあり、札幌駅からは車で約15分、地下鉄東西線「西28丁目駅」からであれば、車で約5分でアクセスが可能です。戦後の日本を代表する彫刻家である本郷新氏の彫刻や絵画などが、約1800点収蔵してあります。

館内には彫刻作品のほか、膨大なデッサンなどの資料や野外彫刻の石膏原型などの作品が収蔵されています。細部にまでこだわった本郷新の芸術的な作品は、この美術館のみならず、他にも全国各地に設置されています。静かな空間の中、設置された数々の彫刻からは、圧倒的なエネルギーを感じますね。

力強い彫刻作品が魅了!

本郷新記念札幌彫刻美術館には、本館と記念館の2館があり、本館には、本郷新を紹介するコレクション展や、「アフリカの仮面と彫像展」や「ロダン展」など彫刻に関する企画展が開催されています。

記念館では、本郷新が特に力を入れていたとされる野外彫刻の石膏原型などを中心に展示されています。本郷新の没後に、遺族から400点を超える彫刻作品と、700点の油彩、デッサン、版画などを譲り受け、昭和56年に開館したものです。

本郷氏がアトリエとして建てた邸宅を使い、小さな美術館ながらも、彼の生命力ある彫刻を鑑賞することができます。代表作には、「わだつみのこえ」などの彫刻があります。

詳細情報

【名称】 本郷新記念札幌彫刻美術館
【住所】 北海道札幌市中央区宮の森4条12丁目
【アクセス】 地下鉄東西線「西28丁目駅」よりタクシーで約5分
【料金】 【通常企画展・コレクション展】
一般/300円 65歳以上/250円 高・大生/200円 中学生以下/無料
【特別展】
一般/500円 65歳以上/400円 高・大生/300円 中学生以下/無料
【公式HP】 http://www.hongoshin-smos.jp/
【備考】 定休日:月曜日 営業時間:10:00~17:00

④北海道立三岸好太郎美術館

北海道立三好好太郎美術館は、先ほど紹介した北海道立近代美術館に隣接しており、地下鉄東西線の「西18丁目駅」から徒歩5分でアクセスが可能です。

北海道出身の三好好太郎氏は、31歳の若さで亡くなりましたが、その後遺族が約220点もの作品を寄贈したことで、三好好太郎美術館が開館されました。

北海道知事公館の敷地内にあり、街中でありながら多くの緑とアートを楽しむことができるのが、この美術館です。館内には、大正から昭和初期に活躍した西洋風のモダニズム洋画家であった三好氏の作品の他に、その画業も紹介されています。

三好好太郎美術館には、三好氏が画壇デビューしてから亡くなるまでの約10年間に描かれた作品が収蔵されています。短い間にも作風が変わっていった彼の作品には、札幌の街並みや人物像、蝶と貝殻をモチーフにした抽象画などの代表作があります。

様々なイベントやカフェも楽しめる!

様々なテーマでの特別展の他に、館内でのコンサートや、子ども向けのワークショップのイベントなど、様々な年代の人が楽しめるイベントが多く開催されているのが、三好好太郎美術館です。

音楽会や講演会などのイベントも開催され、カフェやグッズショップなどでの買い物や休憩を楽しむこともできます。

ネルドリップで丁寧淹れられた深い味わいのブレンドコーヒーが楽しめる「Caféきねずみ」では、コーヒーとともに、三好好太郎の作品にちなんだ「ちょうちょクッキー」を楽しむことができます。

大きな窓のあるカフェでは、コーヒーとクッキーとともに、外を眺めて秋を感じたり、館内の作品の話をしながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。道産鮭や、焼きチーズなどの具が入った寝かせ玄米おにぎりなど、小腹が空いたときにもおすすめです。

詳細情報

【名称】 北海道立三岸好太郎美術館
【住所】     北海道札幌市中央区北2条西15
【アクセス】 札幌駅よりタクシー10分
【料金】 一般/510円 高校・大学生/250円
【公式HP】 http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/
【備考】 定休日:月曜日 営業時間:9:30~17:00

⑤モエレ沼公園

モエレ沼公園は、札幌市東区にあり、「環状通東駅」から車やバスで約25分の場所にあります。世界的に有名な彫刻家であるイサム・ノグチが設計した公園で、埋め立て地を利用した人工の山や、ガラスのピラミッドや噴水などのオブジェが点在し、イサム・ノグチ好きにはたまらない場所となっています。

実際に触れたり感じたりできるアート作品が並ぶ公園内は、公園そのものがアート作品となっており、自然とアートの融合を楽しみたい人におすすめです。

公園そのものがアート作品!

モエレ沼公園には、「ガラスのピラミッド HIDAMARI」や、ノグチの原点にもなった“大地に彫刻を彫り込む”という構想が形になった「プレイマウンテン」など、イサム・ノグチならではのアートスポットがあります。

「ガラスのピラミッド HIDAMARI」の中には、開放的なアトリウムで休憩したり、「イサム・ノグチギャラリー」でノグチ関連の資料を閲覧することができます。館内には、グルメスポットや、不定期で所蔵品店が開催されるなどのイベントもあります。

「プレイマウンテン」は、ある角度から見ると古代遺跡を彷彿とさせる石段が並び、その反対側には緩やかな斜面の白い一本道が続くなど、見る角度によって表情が変わるため、様々な角度から楽しむことができるところが、おすすめです。

他にも、イサム・ノグチがデザインした12遊具が並ぶ「サクラの森」などがあります。

詳細情報

【名称】 モエレ沼公園
【住所】 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
【アクセス】 環状通東駅から車やバスで約25分
【料金】 無料
【公式HP】 http://moerenumapark.jp/
【備考】 定休日:無休(園内各施設は定休日あり) 営業時間7:00-22:00

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札幌大通地下ギャラリー 500m美術館

札幌大通地下ギャラリーは、地下鉄「大通駅」から地下鉄東西線「バスセンター駅」へ向かう地下コンコースの通路にある、日本最長のギャラリーです。無料で、気軽に、誰でも、芸術作品を鑑賞することができます。「大通駅」から徒歩約10分の場所にあります。

作品には、地元のアーティストによる絵画や写真、映像作品などがあり、芸術の秋は楽しみたいけれど、美術館に行くには少し敷居が高いと感じている人に、おすすめの場所です。

誰でも気軽に無料で楽しめる!

札幌大通地下ギャラリー500mの美術館は、地下コンコース内にあるため、雨や雪などの天候に左右されることなく、芸術の秋を楽しむことができます。また、照明も22時まで点灯しているため、日が暮れてからでも楽しむことができます。

作品は、定期的に様々なテーマによって展示されるものが変わります。お弁当の写真など、日常を切り取ったような写真の他に、ファンシーな絵画や立体のオブジェなど、作品の種類や形なども様々です。

「第5回500m美術館賞 風間天心/わにぶちみき」に展示された作品は、美術家であり、僧侶でもあるという肩書をもったアーティストが作成した、水引きを使ったカラフルでアーティスティックな作品でした。

思いもよらない作品と出会うことができるところがおすすめなのが、札幌大通地下ギャラリー500mの美術館です。

詳細情報

【名称】 札幌大通地下ギャラリー500mの美術館
【住所】 札幌市中央区大通西1丁目~大通東2丁目
【アクセス】 地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅を結ぶ地下コンコース(地下2階相当)内
【料金】 無料
【公式HP】 http://500m.jp/
【備考】 定休日:なし 照明点灯時間:7:30~22:00

札幌宮の森美術館 

札幌宮の森美術館は、現代アートが終結した、真っ白な壁の外観が圧巻の美術館です。もう一方の外壁には、カラフルなウォールペイントが施されています。

札幌の市街地から車で約20分のところにある札幌宮の森美術館は、美術館の中でも珍しく、結婚式場にもなる美術館となっています。

そのため、アート×グルメとして、グルメにも力を入れており、芸術デザインの本を読みながらコーヒーを楽しんだり、札幌五輪の舞台となった大倉山ジャンプ場のまるで絵画のような風景を眺めながら、ランチを楽しんだりすることができます。

美術作品ももちろん素敵で、絵画はもちろんのこと、写真や版画、立体芸術などの様々な作品を楽しめます。

現在改装中の現代アート美術館

札幌宮の森美術館は、現在改装中で休業しており、再開の目処がまだたっていません。公式サイトも閉鎖中で、2019年5月9日の時点で、まだ改修工事が終わっておらず、再開までにはまだ時間がかかる様子です。

詳細情報

【名称】 札幌宮の森美術館
【住所】 北海道札幌市中央区宮の森2条11-2-1
【アクセス】 JR札幌駅よりタクシー10分
【料金】 展覧会の内容によって異なる
【公式HP】 http://miyanomori-art.jp/
【備考】 定休日:火曜日 営業時間:10:30~19:00

札幌で観光するなら1度美術館に行ってみよう!

札幌の美術館のおすすめ7選を紹介してきましたが、いかがでしたか。特別展などのイベントも随時開催されているので、ぜひ札幌の美術館へ訪れて、今年の芸術の秋を存分に楽しんでください。

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