積丹「神威岬」は想像を絶する絶景!神秘の積丹ブルーを眺めるスポット!

積丹半島にある神威岬は、積丹ブルーの海や岬の先まで続く道にある草花が生い茂る自然の魅力が詰まった観光地です。神威岬の先っぽで見る夕日は絶景の一言で、長い道を歩いた疲れを癒せる場所です。北海道の自然の観光地「神威岬」で、自然の姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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目次

  1. 1積丹の神威岬とは
  2. 2積丹の神威岬への行き方
  3. 3積丹の神威岬の見どころ
  4. 4積丹の神威岬周辺のおすすめランチ3選
  5. 5積丹の神威岬の関連情報
  6. 6積丹の神威岬は自然美溢れる観光スポット

積丹の神威岬とは

積丹の神威岬は、北海道札幌市から70キロほど離れた積丹町にある岬です。ニセコ積丹小樽海岸国定公園の一部で、北海道南西部の観光地としても知られています。今回の記事では、積丹半島の神威岬の詳細や観光情報や神威岬周辺のランチや駐車場の情報を余すことなく、ご紹介します。

日本海に突き出た岬

神威岬は、北海道南西部にある積丹半島の先っぽにある岬です。神威岬は、日本海側に突き出ており、その周辺には、積丹ブルーと言われる青い海や、特徴のある岩など、美しい自然が詰まっています。また、神威岬の先の方には、灯台が設置されており、より高い位置から、青に染まった積丹ブルーの日本海を眺めることができます。

かつては女人禁制の場所

神威岬は、現在となっては、男性、女性に制限なく観光できるスポットですが、1855年までは女人禁制の場所でした。あるアイヌ人の首長の娘「チャレンカ」が、平安・鎌倉時代で有名な「源義経」の後を追っていましたが、源義経の姿が見えなくなり海に身を投じました。その場所が、現在の神威岬がある場所です。

チャレンカが海に身を投じて以降、神威岬周辺を通る、女性が乗った船が転覆や遭難する事故が多発しました。それ以降、長い期間に渡って、神威岬一帯は女人禁制とされていました。現在も、神威岬には「女人禁制の門」があり、女人禁制時代が存在していた証とされています。

神威岬の名前の語源

岬の名前となっている「神威」は、「カムイ」と読みます。神威岬は、アイヌ語で「カムイエトゥ」と読み「神の先端」という意味があります。神威岬は、歴史上、神聖な場所として崇められていました。この「カムイ」という言葉は、北海道の他の地名の名前に付けられており、アイヌ語で、摩周湖は「カムイトー」、大雪山は「カムイミンタラ」と読みます。

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積丹の神威岬への行き方

積丹半島の先っぽにある神威岬ですが、神威岬までは、自動車でのアクセスが可能です。神威岬には駐車場が用意されており、観光にも便利な場所です。ただし、駐車場から神威岬までは距離があり、その区間は徒歩でのアクセスとなるため、注意が必要となります。

駐車場から徒歩で行く

神威岬の専用駐車場から、神威岬の先端までは、徒歩のアクセスで20分ほどで、距離にして往復約2キロとなっています。駐車場から神威岬までは、積丹ブルーと呼ばれる青い海や日本海に突き出た岬、そして、岬の先にある神威岩があり、長いアクセス距離ではありますが、神威岬全体を十分に楽しむことができます。

遊歩道「チャレンカの小道」

駐車場から神威岬の先端までは、「チャレンカの小道」と呼ばれる、岬の端にある灯台まで、まっすぐに伸びた道があります。周りは積丹ブルーの海に囲まれており、神威岬の自然を感じながら、歩くことができます。チャレンカの道は、高低差もあり、歩きにくい場所であるため、注意が必要です。

神威岬に行く際の注意ポイント

神威岬に行く際の注意するポイントが4点あります。神威岬の道は高低差があるため対策が必要となります。また、神威岬周辺は、休憩できる施設がないため、事前に準備が必要となります。積丹ブルーや神威岩など見どころの多い神威岬を楽しむにあたって、注意ポイントをご紹介します。

注意①歩きやすい靴を履く

神威岬を訪れる上での注意点の1つ目は、歩きやすい靴を履くことです。神威岬の駐車場から、神威岬の灯台周辺までは、高低差のある道が続きます。さらに、距離も片道1キロ近くあり、歩き慣れている靴を履いて、アクセスすることをおすすめします。

注意②歩く前にトイレを済ます

神威岬を訪れる上での注意点の2つ目は、駐車場から神威岬に歩き始めるに当たって、事前にトイレを済ましておくことをおすすめします。神威岬一帯は、灯台を含め、トイレがありません。トイレを利用する場合は、神威岬駐車場で済ませてから、神威岬の灯台まで歩き始めましょう。

注意③飲み物を買って行く

神威岬を訪れる上での注意点の3つ目は、飲み物を買っておくことです。先述したトイレも含めて、神威岬駐車場から灯台周辺までは、飲み物を買える場所がありません。神威岬は、日差しを遮るものもないため、夏は非常に暑くなります。熱中症対策にも、駐車場で飲み物を買ってから、岬に向かいましょう。

注意④遊歩道は天気により閉鎖もある

神威岬を訪れる上での注意点の4つ目は、神威岬駐車場から岬までの遊歩道が閉鎖される場合があることです。海に面しているため、天気も変わりやすく、天気の荒れた日は、遊歩道が閉鎖になり岬まで行けなくなる場合があります。

また、神威岬は周辺が自然に囲まれており、熊野出没や害虫により、遊歩道が閉鎖になることもあります。積丹地方の観光案内のホームページに、遊歩道の閉鎖情報が掲載されているため、向かい際に情報を入手することをおすすめします。

積丹の神威岬の見どころ

ニセコ積丹小樽海岸国定公園にある神威岬は、北海道の有数の観光地でもあり、多くの見どころがあります。積丹ブルーと呼ばれる一面の青い海や神威岬の先っぽにある灯台、岬の先にある海に浮かぶ神威岩など訪れる価値のある観光地です。さらに、少しスリルのある心霊スポットや夕日の紹介をします。

①積丹ブルーの海

神威岬と言えば、北海道南西部の積丹半島周辺の積丹ブルーと呼ばれるコバルトブルーの海です。積丹半島には、神威岬だけでなく、積丹半島、黄金岬といった岬が連続してあり、その全てから積丹ブルーの海を眺めることができます。

神威岬からの積丹ブルーは、駐車場から神威岬までの遊歩道でも眺めることができますが、灯台の展望台から見る積丹ブルーの景色が一番です。さらに、灯台から先の海には、積丹ブルーの海に浮かぶ神威岩も眺めることができます。

②神威岬灯台

神威岬の先端にある神威岬灯台からは、積丹ブルーの海を一望することができます。神威岬灯台までは、駐車場から1キロ以上続く、チャレンカの小道をひたすら進む必要があります。チャレンカの小道は高低差もあり、歩きにくい道が続きますが、灯台に到着したあとに見る積丹ブルーの景色は、疲れをすべて吹き飛ばしてくれるものとなります。

③神威岩

神威岩は、神威岬の先にある、積丹ブルーに浮かんでいる岩礁です。この神威岩は、岬の先に浮かんでおり、源義経の後を追い、最終的に海に身を投じた「チャレンカ」の化身という言い伝えがあります。神威岩は全高40センチにもなる岩礁で、チャレンカの小道を歩いた者だけが見ることができます。

④念仏トンネル

念仏トンネルとは、神威岬で海難事故が続いたため、岬の先端の直下にトンネルを掘り始めたところ、犠牲者が多発しました。その犠牲者たちが眠るのが念仏トンネルで、神威岬の心霊スポットとして知られています。

トンネルが完成しなかった理由は、両方向から掘り始めたところ、技術不足で中央の位置が合わなかったことです。その後、犠牲者たちの心霊の供養も含めて、両側から鐘を鳴らして歩いたところ、中央の位置が分かり、無事に完成しました。これが心霊スポット「念仏トンネル」の由来です。

念仏トンネルは神威岬の心霊スポットとして広がりましたが、今はトンネルに入ることもできず、心霊スポットに直接行くことはできません。心霊スポットとして知られていた念仏トンネルも、完成後は周辺で大きな事故もなく、心霊スポットとしても薄くなりつつあります。

心霊スポットとして薄れつつある神威岬の念仏トンネルですが、ちょっとしたスリルが好きな人は、念仏トンネルの真上から心霊の雰囲気を感じ取ってみてはいかがでしょうか。もしかしたら、心霊を見れるかもしれません。

⑤遊歩道の草花

神威岬に通じるチャレンカの小道の周辺は、自然が詰まっており、積丹ブルーの海だけでなく、草花の観賞にもおすすめです。北海道の長い冬が明ける4月頃になると、チャレンカの小道は草花が咲き始め、夏までに様々な花が咲きます。長い距離のあるチャレンカの小道ですが、積丹ブルーと草花に癒されながら、ハイキングをしてみてはいかがでしょうか。

⑥幻想的な夕日

神威岬は夕日のスポットとしても魅力があります。神威岬の先端は、夕日が見られる絶好の場所で、地平線に夕日が沈んでいく光景をじっくりと眺めることができます。夕日は、積丹ブルーの海にも反射し、まるで、夕日が海に吸い込まれていくかのように消えていきます。

神威岬の夕日は、岬の入り口からも眺めることができますが、先端まで行って夕日を見るのがおすすめです。長いチャレンカの小道を歩いた先にある夕日は、疲れを吹き飛ばし、神秘的な光景となるはずです。神威岬を観光される方は、夕日の時間の合わせて行かれてはいかがでしょうか。

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積丹の神威岬周辺のおすすめランチ3選

積丹半島の神威岬の周辺には、北海道の新鮮なグルメを味わうことができる、ランチにおすすめのレストランがあります。神威岬に行く前の腹ごしらえとしてのランチでも良し、行った後の休憩でのランチでも美味しく頂けるレストラン3店をご紹介します。

おすすめ①食堂うしお

食堂うすおでは、北海道の漁師さんから直送の海鮮物を使ったランチを頂くことができます。新鮮なウニは無添加で調理され、本来のウニの旨さを味わうことができます。その他にも豊富な海鮮丼や定食を召し上がることができ、ランチにはおすすめです。食堂うしおは、午前の早い時間から営業しており、神威岬周辺のランチにはぴったりです。

食堂うしおの基本情報

【名称】 食堂うしお
【住所】 〒046-0321 北海道積丹郡積丹町神岬9-1
【営業時間】 4月上旬より11月上旬まで無休
8:30~17:00
【アクセス】 札幌駅より車で2時間30分
小樽駅より車で1時間30分
ニセコ駅より車で1時間30分
小樽駅より中央バス高速しゃこたん号出ています。
【公式HP】 https://www.ushioshakotan.com/

おすすめ②さわ

「お食事処さわ 」は、漁師を行う家族が営むお店で、漁師の目線から選んだ魚が使われており、最適な方法で調理されています。メニューは海鮮丼がメインで、ボリュームいっぱいの料理はランチにおすすめです。営業は、ランチタイムに合わせて、11時(冬期は11時30分)から営業しており、神威岬の観光のついでに訪れることができます。

さわの基本情報

【名称】 お食事処 さわ 
【住所】 〒046-0322  北海道積丹郡積丹町大字余別町32-13
【営業時間】 11:00~19:30
※夏期(5月~9月)
11:30~14:00
※冬期(10月~4月)
※予約不可
【アクセス】 JR函館本線「余市駅」から車で60分
【参考HP】 https://r.gnavi.co.jp/b5pp5jpa0000/

おすすめ③カムイ番屋

カムイ番屋は、神威岬駐車場のすぐ横にあり、座席数170席を誇る大きなレストランで、混雑するランチタイムにも対応しています。カムイ番屋でおすすめのメニューは、岬丼です。岬丼は、細く切ったイカ、エビ、ウニ、イクラが乗っており、贅沢な仕上がりとなっています。さらに、ランチと一緒にアイスクリームも頂けるレストランです。

カムイ番屋の基本情報

【名称】 カムイ番屋
【住所】 〒046-0321 北海道積丹郡積丹町大字大字神岬町シマツナイ92
【営業時間】 [レストラン]
11:00~16:00
[売店]
10:00~17:00
【アクセス】 11:00~17:00
【参考HP】 https://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010602/1002092/

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積丹の神威岬の関連情報

積丹半島の神威岬まで観光で訪れる場合、電車でのアクセス方法がないため、バスか自動車でのアクセスとなります。札幌からは、自動車で2時間ほどかかるため、時間に気を付ける必要があります。神威岬までのアクセス方法や駐車場情報から神威岬の営業時間などをご紹介します。

積丹の神威岬へのアクセス

積丹半島の先端にある神威岬までは、バスか自動車のアクセスが便利です。札幌からは距離があり、時間がかかってしまいますが、自然あふれる神威岬は観光する価値のある場所です。バスと自動車のアクセス方法をご紹介します。

バスの場合

バスでアクセスする場合、JR小樽駅から神威岬までバスが出ております。北海道バスの神威岬行きのバスに乗車すれば、2時間ほどで神威岬まで行くことができます。本数が少ないため、事前に神威岬行きのバスの時間と、帰りのバスの時間をチェックすることをおすすめします。

車の場合

自動車で神威岬までアクセスする場合、小樽からは1時間30分ほどの所要時間が必要となります。また、札幌からは、札幌西ICから札樽自動車道を通り、小樽ICで降ります。小樽ICで降りた後は、国道5号、国道229号線を利用して積丹半島に向かいます。札幌からの場合、所要時間は2時間30分ほどになります。

積丹の神威岬の基本情報

【名称】 神威岬
【住所】 〒046-0321 北海道積丹郡積丹町
【営業時間】 8:00~日没まで開放(季節により変動)
冬期は短縮営業
【アクセス】 [車]
札幌から2時間30分、小樽から1時間30分
[バス]
小樽から2時間
【公式HP】 https://www.kanko-shakotan.jp/spot/

積丹の神威岬の駐車場

自動車で神威岬を訪れる場合、無料の駐車場を利用することができます。無料駐車場は、300台の駐車が可能で、利用時間は朝の8時から日没までとなっています。

積丹の神威岬は自然美溢れる観光スポット

神威岬は、美しい積丹ブルーや小道の草花、岬の先に浮かぶ岩礁など自然の美しさが詰まった観光地です。小道を歩いたあとの夕日は絶景で、日々の悩みや疲れが吹き飛ぶ瞬間でもあります。ちょっとした心霊スポットでもある神威岬を訪れて、北海道の観光をより充実させてみてはいかがでしょうか。

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