苫小牧の道の駅「ウトナイ湖」に展望台が誕生!動植物の宝庫を一望!

苫小牧にある「ウトナイ湖」は美しい景色はもちろんですが、渡り鳥の中継地になっているためバードウォッチングもできる湖です。ここに苫小牧から車でもバスでも行ける道の駅ができました。この「道の駅ウトナイ湖」の周辺の見どころをご紹介します。

苫小牧の道の駅「ウトナイ湖」に展望台が誕生!動植物の宝庫を一望!のイメージ

目次

  1. 1苫小牧の道の駅ウトナイ湖とは
  2. 2苫小牧の道の駅近くにあるウトナイ湖の特徴
  3. 3苫小牧の道の駅ウトナイ湖の楽しみ方
  4. 4苫小牧の道の駅ウトナイ湖と合わせていきたいスポット
  5. 5苫小牧の道の駅ウトナイ湖で絶景を!

苫小牧の道の駅ウトナイ湖とは

道の駅はドライブの途中、ぷらっと立ち寄るイメージですが、ここ数年は道の駅を目的に出かける方が増えてます。そんな中、グルメにショッピング、そして絶景も楽しめる道の駅が北海道にあるんです。

それが苫小牧にある「道の駅ウトナイ湖」です。「道の駅ウトナイ湖」は国道36号線沿いにあります。新千歳空から苫小牧までの道南バスでも行けるので、車のない方もアクセス便利な道の駅です。

道の駅ウトナイ湖までは車だと新千歳空港から15分くらい、またフェリーの発着地である苫小牧の港からも車で25分前後で行く事ができるので、飛行機や船の時間調整にこの「道の駅ウトナイ湖」を利用したいですね。

道の駅の建物のすぐ裏はウトナイ湖。あまり時間のない方も、絶景で知られるウトナイ湖を見る事が出来ます。でもこの道の駅ウトナイ湖はたっぷり時間をかけて楽しめる場所です。数時間でも足りないくらいの楽しみ方があるのです。

展望台が誕生し動植物の宝庫を一望できるスポット

2019年3月に「ウトナイ湖」を一望できる展望台が道の駅内に完成しました。無料で利用できる展望台は新しい苫小牧の観光名所となっており、シンボルタワーのような存在になりつつあるようです。

この展望台は、1Fに設けられたモニターで苫小牧の唯一の湖「ウトナイ湖」の景色を見る事が出来るほか、2Fではガラス越しにウトナイ湖を見る事ができます。屋上は展望デッキになっているので晴れた日にはここでウトナイ湖を眺めるのがいいですよ。

苫小牧の道の駅ウトナイ湖の基本情報

【名称】 道の駅ウトナイ湖
【住所】 北海道苫小牧市植苗156-30
【アクセス】 道央道苫小牧ICからすぐ
【公式HP】 http://www.michinoeki-utonaiko.com/
【駐車台数】 普通車93台 身障者用2台 大型10台
【定休日】 12月31日~1月2日

車中泊はできる?

夏は北海道をマイカーで走りたい!という方も多いはず。宿を決めずに車中泊をして自由に動きたい方には道の駅は強い味方。道の駅ウトナイ湖は駐車場はとても広いので車中泊は問題ないようですが、マナーを守らない人が増えると制限される事もあるので、そこは注意したいですね

道の駅ウトナイ湖の売店は夕方には閉まりますが、近くにコンビニがあるので、車中泊していて夜中に喉が渇いても安心です。第二駐車場の方が車中泊は静かに過ごせそうですよ。天気が良ければ夜に美しい星空が見れるかも。これも車中泊のお楽しみに1つですね。

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苫小牧の道の駅近くにあるウトナイ湖の特徴

道の駅ウトナイ湖の横にある苫小牧のウトナイ湖の特徴は、なんと言っても「野鳥の楽園」とよばれるほど多くの鳥類が確認されている湖です。国指定の鳥獣保護区、ラムサール条約の登録地でもあり、動物や植物などの自然を楽しめるのです。

この辺りは湿地帯で沼がいくつかあるのですが、その中で一番大きいのが「ウトナイ湖」です。周囲9.5㎞、一番深いところで1.5mの淡水湖。深さはさほどありません。乾燥化している影響で水位は下がってます。1960年代は2m以上あったそうです。

特徴①国道36号と鉄道に挟まれた淡水湖

国道36号線とJR室蘭本線の間に位置する「ウトナイ湖」ですが、じつは新千歳空港へ南から入る時は「ウトナイ湖」の上を通るのです。飛行機で新千歳空港に降りる時、到着前は下を気を付けて「ウトナイ湖」を見つけてみてください。

特徴②日本初のバードサンクチュアリに指定

「ウトナイ湖」は渡り鳥の中継地になっており、250種を超える鳥類を確認されています。そのため日本野鳥の会がバードサンクチュアリに1981年、日本で一番最初にここを指定しました。バードサンクチュアリとは、地質や水、生態系などを保全するために指定される自然保護区のことです。

また1991年には日本で4番目のラムサール条約登録湿地にもなりました。ラムサール条約とは水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約のことです。そんな中に道の駅ウトナイ湖ができているのです。

春にはマガンにカモにハクチョウも、夏にはノゴマにノビタキなど、秋にはコハクチョウやオオハクチョウ、冬にはオジロワシやタカの仲間が姿を見せる「ウトナイ湖」は当然、バードウォッチングの聖地にもなっています。

ウトナイ湖でのバードウォッチングは苫小牧で出来る体験の1つ。子供が喜ぶのはもちろんですが、鳥の事や自然の事などを勉強するにピッタリのウトナイ湖。道の駅ウトナイ湖はそんなバードウォッチングを楽しみに来た人も多く利用されます。

特徴③圧倒的な情景が人気

「ウトナイ湖」の魅力は野鳥だけではありません。季節や時間帯によって変わる美しい景色を撮ろうとカメラを持った人が多く押し寄せるのです。朝の景色も夕焼けも美しい「ウトナイ湖」は苫小牧市の自慢の1つでありましょう。

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苫小牧の道の駅ウトナイ湖の楽しみ方

道の駅はお土産や食事で立ち寄る方が多いのですが、道の駅ウトナイ湖はそれ以外にも多くのコンテンツが用意されており、観光客はもちろんですが苫小牧の人も利用する道の駅です。どんな事が道の駅ウトナイ湖で出来るのかをご紹介していきます。

楽しみ方①展望台でウトナイ湖を一望

苫小牧の道の駅ウトナイ湖の楽しみ方と言えば、やはりなんと言っても展望台から見えるウトナイ湖の景色と野鳥の姿でしょう。道の駅で大空を飛ぶ野鳥の姿を見れるのはありがたいですよね。また寒い時には屋内からも眺められるのでお子様がいても安心です。

周りに高い建物がないためウトナイ湖を見下ろす事ができるのは、道の駅の展望台と飛行機だけではないでしょうか。ウトナイ湖は湖岸そば近くで見れますが、目線も低くなりますので、道の駅ウトナイ湖の展望台から眺めてみましょう。

楽しみ方②野鳥を眺める

道の駅から少し歩くとすぐにウトナイ湖の湖畔です。時にはすごく近くで野鳥を見る事ができるスポットです。普段は遠くでしか見る事が出来ない野鳥ですが、より細かく観察できるのもウトナイ湖の魅力ですね。

ハクチョウやカモなどが足元までやってくることも。野生の鳥の可愛らしい姿を身近で見れる絶好のチャンスです。運が良ければツーショットで写真を撮る事もできるかもしれません。あまり近寄りすぎて鳥を驚かせないようにだけ気を付けましょう。

ウトナイ湖野生鳥獣保護センター

ウトナイ湖で野鳥を見て鳥の名前が知りたくなったら、道の駅から歩いて行ける「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」に行ってみましょう。ウトナイ湖が鳥や動物達にとって住みやすい場所であるよう環境保全と維持を目的に作られており、また人間と野生動物が共生できるようにと作られました。

野鳥の説明会やウトナイ湖とその周辺の自然案内などのイベントも行われており、初めてウトナイ湖に来た方にも分かりやすく説明をしてくれます。野鳥の名前やその生態なども知る事が出来るほか、オオワシやクマのはく製が置かれています。

ウトナイ湖サンクチュアリ

「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」から少し歩くと「ウトナイ湖サンクチュアリ」があります。こちらも自然保護活動の拠点になっており、自然の研究保護とともに自然とふれあう目的もあります。

バードウォッチングツアーをはじめ自然観察ツアーなどを実施しています。ウトナイ湖に行くなら、あらかじめイベント情報をチェックして参加すると、より詳しくウトナイ湖について知る事が出来ますよ。

楽しみ方③展望台に隣接している道の駅でお土産

バードウォッチングを楽しんだ後は、苫小牧のお土産のお買い物もお忘れなく。道の駅ウトナイ湖は空港が近いので、飛行機の時間調整にぷらっと立ち寄ってお土産を買うのもいいですね。ホッキ貝漁獲量日本一の苫小牧。当然名物はほっき貝です。

苫小牧の道の駅ウトナイ湖のお土産はほっき貝風味の「ほっきせん」やふりかけ、ハスカップどら焼きなどがおすすめですが、そんな中、目を引くのは長靴。しかもオシャレなんです。でも機能性はとても高い長靴で、これも苫小牧の名物と言ってもいいかもしれません。

この長靴、バードウオッチング用なんです。丸めて小さくできる優れもの。持ち運びに便利なのでバードウォッチングに限らず使えます。しかも口元が絞れるので水や泥が入りにくいつくりです。苫小牧のウトナイ湖のお土産に長靴はいかがでしょう。

道の駅のお楽しみと言えば、やはり地元の美味しい物ですよね。苫小牧名物ホッキ貝を使ったメニューが揃っている道の駅ウトナイ湖でしか食べれない物がいくつもあるんです。苫小牧に来たからには、どれか1つは食べて帰りたいですね。

苫小牧名物ホッキ貝を使ったメニュー。ホッキライスバーガーに北寄玉。これはホッキ貝の入ったたこ焼きのうようなものです。そしてご飯の形が北海道のホッキ貝のカレーは、苫小牧の道の駅ウトナイ湖でしかお目にかかれませんよ。

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楽しみ方④様々なイベント

苫小牧の道の駅ウトナイ湖はイベントも盛りだくさん!苫小牧周辺の作家さんによる手作り市やコンサートなど。また苫小牧市民のための防災セミナーなど生活に密着したイベントなども開催されています。

イベントの時はテントも出て、通常よりもお店の数が増え、道の駅が市場のような賑わいに。フリーマーケットやキッチンカーなども出て、苫小牧の美味しい物が増えたり、雑貨が増えたりとお買い物も楽しくなります。

もちろんイベントは地元の方の参加ばかりではありません。棋士大会やコスプレ大会など、全国から人が集まるイベントもあります。「ウトナイ湖サンクチュアリ」や「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」のイベントと合わせてチェックしてみてください。

また2019年、苫小牧は「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に認定されました。アニメ『僕だけがいない街』は苫小牧出身の三部けいさんの漫画で、映画やドラマにもなっていて苫小牧で撮影も行われました。苫小牧もロケ地マップを作ったりイベントなども行っていますよ。

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苫小牧の道の駅ウトナイ湖と合わせていきたいスポット

道の駅ウトナイ湖で車中泊でのんびりするなら、苫小牧周辺も見て帰りたいですよね。苫小牧には「苫小牧科学センター」や水と緑と太陽をテーマにした「出光カルチャーパーク」、三重式火山の樽前山など見どころも豊富。そんな中から訪れるべき場所を3つをご紹介します。

スポット①海の駅ぷらっとみなと市場

苫小牧の「海の駅ぷらっとみなと市場」は名前の通り新鮮な魚介類を販売する市場。朝7時からオープンしてるので、車中泊で目が覚めたら、ぷらっと朝ご飯でどうぞ。朝から「ぷらっと食堂」で海鮮丼やお刺身を食べれる嬉しいお店です。

苫小牧名物のホッキ貝をのせた海鮮丼を食べた後は「ほっき貝資料館」があるので、ぷらっとのぞいてみてください。ホッキ漁の歴史やお料理方法、ホッキ貝の栄養価などについて学べます。ホッキ貝水揚げ日本一の苫小牧を見て食べる事ができる施設です。

お魚をお土産に買うのにも便利です。「海の駅ぷらっとみなと市場」では北海道の新鮮な魚が売られています。市場ならではの賑わいを楽しみたいですね。市場だけあってお値段もお手頃。市場の人に魚のおいしい食べ方を教えてもらってお土産を選ぶのも楽しいものです。

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スポット②ノーザンホースパーク

苫小牧と聞くと、馬を連想する人も多いのでは。「ノーザンホースパーク」では、かわいいポニーショーをはじめ観光馬車や、冬は馬そりなど馬とふれあう事ができるのです。広い景色の中での乗馬は北海道観光の思い出になること間違いなしです。

「ノーザンフォースファーム」の親会社「ノーザンファーム」は競走馬生産育成の牧場です。あのディープインパクトはこの「ノーザンファーム」で生まれました。引退した競走馬やポニーなど約80頭の馬が「ノーザンフォースファーム」で暮らしています。

スポット③緑ヶ丘公園展望台

苫小牧市制50周年を記念して平成10年に建てられた「緑ヶ丘公園展望台」は地上21m、海抜56mの位置に展望室を設けています。太平洋や樽前山・勇払原野を眺める事ができますが、特に樽前山の樹海が紅葉する10月中旬~下旬の眺めは見事です。

また夜景スポットでもありますので、道の駅で車中泊の前にぷらっと立ち寄って夜景をを楽しんではいかがでしょう。駐車場から展望台への道は暗いので懐中電灯は忘れずにお持ちください。

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苫小牧の道の駅ウトナイ湖で絶景を!

ウトナイ湖の景色は見る人の心を惹きつけます。朝の毛嵐から始まり、天気のいい日には空に浮かぶ雲が湖の表面に移りウユニ湖を連想させます。夕暮れ、太陽が沈む時に伸びる光のラインや湖を含め全体が赤色に染まる景色は立ち去りがたい風景です。

特に冬、一面雪で真っ白になる様子は、北海道ならでは。そこに白いハクチョウが飛んで来るのですから、まさに映画の世界です。運が良ければ雪のお花畑「フロストフラワー」を見る事ができるかもしれません。

そんな絶景のウトナイ湖を写真に撮ろうと、毎年たくさんの人がカメラを持ってやってきます。絶景はいつもタイミング良く見れるとは限りません。車中泊しながら、絶景を待つ。それは景色の移り変わりをじっと観察できる、とてもぜいたくな時間となるでしょう。

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この記事のライター
亀山さつき
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