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「飯豊山」の登山ルートを徹底解説!最短ルートや難所・山小屋情報など! | 旅行・お出かけの情報メディア
















「飯豊山」の登山ルートを徹底解説!最短ルートや難所・山小屋情報など!

山形、新潟、福島三県の県境にある飯豊山。最短ル-トや難所など豊富な登山ル-トを持つ山として多くの登山家たちを惹きつけて止みません。今回はそんな飯豊山の登山情報、初心者登山や日帰り登山はできるのか、山小屋、山荘、料金などの情報を詳しくお伝えしていきます。

「飯豊山」の登山ルートを徹底解説!最短ルートや難所・山小屋情報など!のイメージ

目次

  1. 1「飯豊山」とは
  2. 2「飯豊山」の魅力
  3. 3「飯豊山」の登山ルート
  4. 4「飯豊山」の登山の注意点
  5. 5「飯豊山」の山小屋&テント場
  6. 6日本百名山の「飯豊山」で登山をしよう!
    1. 目次
  1. 「飯豊山」とは
    1. 福島・山形・新潟の県境に位置する日本百名山
  2. 「飯豊山」の魅力
    1. 標高2,128 mの大日岳
    2. 「飯豊山神社」がある信仰の山
    3. 花の百名山に選定
      1. 固有種「イイデリンドウ」
    4. 森林セラピー散策路も!
    5. 紅葉が美しい!
  3. 「飯豊山」の登山ルート
    1. 縦走が基本の上級者向けの山
    2. 最短ルートは日帰り
    3. ①大日杉登山口ルート【1泊2日】
      1. 難易度・所要時間
      2. 登山口へのアクセス・駐車場
    4. ②川入登山口ルート【1泊2日】
      1. 難所「剣ヶ峰」
      2. 難易度・所要時間
      3. 登山口へのアクセス・駐車場
    5. ③「飯豊山」荘ルート【2泊3日】
      1. 難易度・所要時間
      2. 登山口へのアクセス・駐車場
  4. 「飯豊山」の登山の注意点
    1. 装備とトレーニング
    2. 地図とコンパスは必携
    3. 登山届と山岳保険
    4. 冬の通行規制
      1. 通行規制①山形県
      2. 通行規制①福島県
      3. 通行規制①新潟県
    5. 初心者には不向き
  5. 「飯豊山」の山小屋&テント場
    1. 本山小屋(①②③ルート)
      1. 料金
    2. 切合小屋(①②③ルート)
      1. 料金
    3. 三国小屋(②③ルート)
      1. 料金
    4. 御西小屋(③ルート・①②で大日岳に行く場合に利用可)
      1. 料金
    5. 梅花皮小屋(③ルート)
      1. 料金
    6. 門内小屋(③ルート)
      1. 料金
    7. 大日杉登山小屋(①ルート)
      1. 料金
    8. 御沢野営場(②ルート)
      1. 料金
    9. 「飯豊山」荘(③コース)
      1. 料金
  6. 日本百名山の「飯豊山」で登山をしよう!
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「飯豊山」とは

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山頂に細長い県境が続いている飯豊山。飯豊山神社が祀られ、古くから山岳信仰の山としても知られており、その飯豊山神社の参道が県境でもあり登山道にもなっています。最短ル-トや難所、初心者登山や日帰り登山とさまざまな登山ル-トを持ち、多くの登山家たちが魅せられて止まない人気の登山スポットである飯豊山。

その名前の由来も諸説あり、一節には雪化粧をまとった山の様子が「飯を豊かに盛った」ように見えることから、その名が付けられたと言われています。

福島・山形・新潟の県境に位置する日本百名山

飯豊山は山形県・新潟県・福島県の県境に位置しており、その息をのむような雄大な稜線を始めとする美しい景観などから日本百名山のひとつに数えられています。また、紅葉の季節や可憐な姿を魅せる高山花の競演は、多くの登山家たちの疲れを癒す癒しの場所としてもその人気に拍車をかけています。

では、さっそくその飯豊山の登山ル-トや最短ル-ト、その難所などの詳細、紅葉の季節の魅力、日帰り登山の詳細など、また飯豊山の山小屋や山荘の詳細、その料金などを見にいってみましょう。

「飯豊山」の魅力

https://www.photo-ac.com/

飯豊山の魅力といえば、山頂に飯豊山神社が祀られており、古くから山岳信仰の山として地元の人たちをはじめ、多くの登山家たちに人気の山となっています。飯豊山固有種「イイデリンドウ」をはじめとした高山植物が登山家たちの目を楽しませ、花の百名山にも選定されています。

その飯豊山のもっとも高い標高は2,128 mの大日岳になっていて、登山家たちはこの頂きを目指して様々な登山ル-トを経て登山しております。また、飯豊山は本格的な登山だけではなく、森林セラピー散策路もあり、日帰り登山もできる初心者にもそこそこ登山できる山にもなっています。

標高2,128 mの大日岳

飯豊山のある飯豊連峰の最高峰は標高2,128 mの大日岳で、多くの登山家たちが大日岳を目指して登山しています。その標高2,128 mの頂きから見る景色は、日本百名山といわしめるにふさわしい美しさです。

一度登山したら病みつきになるその頂きからの眺めは一見の価値あり。多くの登山家たちが魅せられて止まない眺めになっています。

「飯豊山神社」がある信仰の山

飯豊山は古くから山岳信仰の山として知られていました。かつては修験道において利用されていましたが、明治5年に修験禁止令が出されて修験道が禁止されてからは、先祖供養の山として地元の方々に信仰されるようになりました。

飯豊山の麓の一ノ木地区中在家に麓宮があり、飯豊山頂の山小屋の隣に奥宮があって両宮が一体のものとされています。

飯豊山は近年まで女人禁制の山だったようで、江戸時代に禁を破って飯豊山中に入った「小松マエ」という女性が、神の怒りに触れて石に変えられたという伝説が残っています。「姥権現」は、そのマエさんを祀ったものといわれており、登山家たちにとっての参拝の場所になっています。

また、飯豊山神社に続く最も危険な岩場を御秘所(おひそ)といって、飯豊山信仰登山において最大の難所とされ、ここを越えることで一人前の男性とされるといわれていました。御秘所のどのルートを越えたかによってもご利益が違うという噂があります。気になるところですね。

花の百名山に選定

飯豊山は日本百名山と呼ばれていますが、固有種「イイデリンドウ」で有名な様々な高山植物が可憐に咲き乱れているさまが登山家たちの目を楽しませ、癒していることから花の百名山にも選ばれています。可憐な花たちのその見事な競演は一度見たら病みつきになります。

豊かで、そして可愛らしい花々が魅せる飯豊山は、まるで空中庭園のような錯覚さえ覚えてしまいますね。

固有種「イイデリンドウ」

また、飯豊山固有種の「イイデリンドウ」はもちろんのこと、それ以外にもヒメサユリ、ニッコウキスゲ、ハクサンコザクラなど様々な高山植物を愛でることができます。毎年7月~8月にかけて見頃を迎えますので、その時期の登山は必見です。

森林セラピー散策路も!

飯豊山には、飯豊山荘を起点とするセラピーロードという総延長5.5㎞の散策路があります。この時期は夏の間はもちろん、紅葉の時期も最高に気持ちの良い場所になります。この辺り一帯はブナをはじめとする落葉樹林帯の中を森林浴することによって森林セラピーとなり、その人気を博しております。

紅葉が美しい!

飯豊山荘を起点とするセラピーロードが秋の気配を迎える頃はもちろん紅葉です。森林浴をしながらの紅葉はこの上ない贅沢な時間となることは間違いありません。

ブナをはじめとする落葉樹林帯の見事なまでの燃えるような朱色や黄色の色づきの紅葉の季節の飯豊山、春の登山、夏の登山、冬山の登山と違って格別な体験ができるでしょう。ぜひ、一度紅葉の季節の飯豊山に紅葉見学しに行きたいものです。

「飯豊山」の登山ルート

さて、飯豊山の魅力をたっぷりとお伝えしてきました。ここからは飯豊山の登山ル-トをご紹介します。初心者から上級者まで、どのような登山ル-トで登山したら良いか、日帰り登山の最短ル-トは、難所などはどんな感じになっているのか、県境にかかっている登山ル-トはどの辺りかなどなど、その詳細をお伝えしていきます。

縦走が基本の上級者向けの山

飯豊山は初心者でも登れるような様々な登山ル-トがありますが、基本的には上級者に適したル-トといったほうが良いでしょう。標高差もかなりあり、登山道も比較的急こう配なところが多いため、初心者登山には少し厳しい山ではないかと思います。

それほど登山の経験がないといった初心者登山家は、もう少し初心者に優しい登山の経験を積んでから訪れたほうが危険が避けられるのではないかと思います。

最短ルートは日帰り

飯豊山はどのコースも距離が長く、最短ル-トともなると困難を極めます。当然日帰り登山は基本的には困難です。初心者にはおすすめしません。登山に慣れている上級者でも基本的には宿泊して登山することが望ましいです。

ただ、日帰り登山が不可能という訳ではなく、御沢登山口から横峰、峰秀水、三国小屋、切合小屋、本山小屋、飯豊本山、本山小屋、切合小屋、三国小屋、峰秀水、横峰、御沢登山口というル-トが最短ル-トとして、訪れる登山家たちの間で情報となっているようですのでトライしてみると良いかもしれません。

①大日杉登山口ルート【1泊2日】

では、さっそく飯豊山の登山ル-トをひとつひとつお伝えしていきます。先ず最初にご紹介するのは大日杉登山口ルートです。一泊二日にかけての登山になります。基本的にはどのル-トも急こう配の個所のある飯豊山ですが、こちらのル-トでは特に序盤から中盤は片側が切れ落ちているところが多くありますので、足元に気をつけてください。

1合目のざんげ坂は難所の長い鎖場がありますので慎重に足を運んでいきましょう。このル-トの紅葉の時期は山頂の紅葉が特に綺麗なのでおすすめです。

難易度・所要時間

こちらの難易度としてはくさり場を通過できる身体能力が必要になってきます。それほどの難易度という訳ではありませんが、基本の登山における体力はつけておきましょう。所要時間は16時間52分かかります。中級者向けといった感じでしょうか。

登山口へのアクセス・駐車場

JR米坂線羽前椿駅から約36kmほどのところが登山口になっていて駐車場も完備されており、台数は40台が無料で利用できます。基本的にこのル-トは距離があるため、ほとんどの登山家たちは大日杉小屋で前泊してから登山に挑戦しているようです。

②川入登山口ルート【1泊2日】

つづいての登山ル-トは、一泊二日コ-スの川入登山口ルート。飯豊連峰の福島県側、長尾尾根、三国岳経由で飯豊山へ登る登山口になっています。登山口にはトイレがあり、登山届記載所が併設されています。

このル-トは難所の剣ヶ峰の手前までは樹林帯をひたすら登るル-トになっています。県境ル-トを辿ってどんどん登って行く爽快感は楽しいでしょう。

難所「剣ヶ峰」

このル-トの難所は剣ヶ峰の岩稜で鎖につかまりながら登る形になっています。くれぐれも足を滑らせないように注意が必要。充分に体力を蓄えて登りましょう。

難易度・所要時間

難易度は上級者向けで初心者向けではないですね。最短ル-トとして日帰り登山でも利用されているようですが、なるべくなら泊りがけで登山することをおすすめします。

登山スタートから約4.5~5時間で三国小屋に到着。難所の剣ヶ峰から山小屋の三国小屋を通過すると、ヤセ尾根の狭い登山道が続き、飯豊山神社の手前、御前坂付近まで約4㎞およそ91㎝の県境登山道。滑落に要注意な区間になっています。ト-タルの時間にして18時間29分です。

登山口へのアクセス・駐車場

アクセスは、JR新潟駅から山都駅を降りて会津バスに乗り45分、川入バス停で降りて御沢野営場へ行き御沢野営駐車場、駐車台数70台で料金は無料、こちらを利用するか、川入集落内にある登山者用の駐車場を利用します。

③「飯豊山」荘ルート【2泊3日】

最後にご紹介するのは飯豊山荘ルートになっています。こちらは初心者には不向きで、もちろん日帰りや最短ル-トではなく、最長のル-トになっています。飯豊山の山荘に宿泊する二泊三日のル-ト。飯豊連峰の山々を存分に堪能できるル-トになっています。

難易度・所要時間

所有時間にして25時間と最長のル-トになっていますので、最短の日帰りはもちろん無理ですし、初心者にも向いていない上級者向けの難易度になっています。雪渓を安定して通過できる技術が必要になってきます。

登山口へのアクセス・駐車場

JR米沢駅から小国駅を降りて小国町町営バスで飯豊山荘まで。駐車場は飯豊山荘の駐車場を利用します。一般的には飯豊山荘に前泊しての登山がおすすめのようです。

「飯豊山」の登山の注意点

さて、登山はともすれば死と隣り合わせのスポ-ツです。難所などをチェックしておくのはもちろんのこと、どういった点を注意していけば良いかきちんと把握しておくべきところです。そこを怠ると命を奪われかねません。

飯豊山においてもそれは例外ではなく、例え日帰りや最短のル-トで登山するにしろ、軽装での登山はあまりおすすめしません。しっかりとした服装や装備で登山することを強くおすすめします。また、やはり登山する前にはそれなりのトレ-ニングをしてから挑むこともおすすめしておきます。

そこで、ここからは飯豊山の登山における要ともいえる注意点をお伝えしていきます。しっかりと注意点を頭に入れて登山するよう心掛けてください。

装備とトレーニング

さて、飯豊山の登山においての装備とトレーニングに関してですが、飯豊山はどこの難所にもくさり場を通過できる身体能力が必要になってきます。初心者にしてもその程度のトレ-ニングはこなしておきましょう。

また、飯豊山荘ルートには岩場、雪渓を安定して通過できる技術、ルートファインディングの技術が必要になってきます。装備に関しては、7月いっぱいは雪が残っていますので、アイゼンやピッケルが必要な場合があります。

当然、基本的な登山の服装で行くことはいうまでもありませんので、そこはしっかりとおさえておきましょう。

地図とコンパスは必携

飯豊山は山形・新潟・福島の三県の県境にまたがる大きな山です。どこの県から登山するにしろ、その県境を目指していくのには地図とコンパスは必携ですし、山の地図を読めるような技術を必要としてきますので、登山の前にはしっかりと予習をしていきましょう。

登山届と山岳保険

飯豊山は山形県・新潟県・福島県の県境にまたがっている山でさまざまな方面から登ることができます。本格的な登山になりますので、それぞれの登山口では登山届をして山岳保険に入る必要がありますので、そこはしっかりと押さえておきましょう。

冬の通行規制

冬山登山は危険がいっぱいですが、だから尚更なのか、その命と隣り合わせのハラハラ感がたまらないのか、冬山登山をする登山家は結構います。ただし、山形・新潟・福島の東北三県はとても雪深いところです。

その県境にある飯豊山はさらに雪深い山になっていますので、冬になるとそれぞれの県で規制がはいります。規制情報をお伝えしますので、しっかりと押さえて冬山登山を気をつけながら楽しみましょう。

通行規制①山形県

山形県では、国道10件、県道59件が冬季期間規制されます。梅花皮荘分岐~倉手山登山口~飯豊山荘が冬期閉鎖(通行止)となる可能性がありますので、冬期通行規制情報はこまめにチェックしましょう。

通行規制①福島県

飯豊連峰のふもとを通過する福島県にある大峠道路は、本格的な冬季期間の12月から翌年の3月末まで積雪が5から10cm以上で、地吹雪により視界が阻害され通行に支障がある場合などは、通行止めを余儀なくされることもありますので、注意が必要です。

通行規制①新潟県

飯豊町と喜多方市山都(川入集落)を結ぶ「林道飯豊檜枝線一の木線」は例年11月上旬から5月上旬まで冬期閉鎖のために全面通行止めになりますので、川入切合登山口(飯豊トンネル付近)からの入山・下山はできなくなります。

初心者には不向き

ここまで飯豊山の魅力や登山ル-トをお伝えしてきましたが、初心者でも登山できる山ではありますが、やはり全体的に見て初心者には不向きの山であるように思えます。登山を始めたばかりだという人は、もう少し標高の低い簡単な山から始めて飯豊山に挑戦したほうが良さそうですね。何事にも段階というものがあります。

「飯豊山」の山小屋&テント場

さて、ここからは飯豊山にある山小屋や山荘の料金などの詳細をお伝えしていきます。飯豊山は日帰りで登るには不向きな山です。かつては修験道の山として利用されていたくらいですから、比較的登山には難しい部類に入ります。

そこで大切になってくるのは山の中で宿泊する場所、山小屋、山荘です。飯豊山の山小屋や山荘はいったいどんな感じになっているのでしょうか。さっそく見にいってみましょう。

本山小屋(①②③ルート)

最初にご紹介するのは飯豊山神社の隣にある本山小屋です。宿泊できる人数は50名で、7月から10月上旬は管理人が常駐しています。ここは比較的多くの登山家が訪れていますので、利用する際は事前に宿泊人数などをチェックしておいた方が無難です。

料金

食事の提供はなく、素泊まりで協力金2,000円、テントサイト料金は1人1,000円になっています。

切合小屋(①②③ルート)

続いてのご紹介は、福島県側から入って最初の山小屋である切合小屋。こちらはそれほど設備は整っておらず、基本は避難小屋といった雰囲気なので、寝袋(シュラフ)やマット等は持ち込みましょう。宿泊人数は100名、7月から10月上旬は管理人が常駐し、2食付きで宿泊できます。

料金

お米3合を持参すると7,000円、お米の持参がない場合は8,000円。素泊まりは協力金3,000円です。管理人がいない時期でも避難小屋として宿泊は可能になっており、その場合、協力金はポストに入れる仕組みになっています。テントサイト料金は1人1,000円です。

三国小屋(②③ルート)

続いては、福島県側の弥平四郎登山口と川入登山口の合流地点にある三国小屋。宿泊人数は50名で7月から9月の秋分の日頃まで管理人が常駐しています。ここも比較的利用者が多いので事前のチェックは必要になってきます。予め調べておいたほうが良さそうです。

料金

こちらも本山小屋と同じく食事の提供はなく、素泊まりで協力金2,000円になっています。テント場はありません。

御西小屋(③ルート・①②で大日岳に行く場合に利用可)

続いての山小屋は御西小屋。夏の間だけは管理人が常駐しますが、夏期以外は不定期に巡回管理となり、基本的には寝具、食材等は持参する必要があります。提供できる寝具は12人分で必要なら事前に連絡します。

料金

レトルトのご飯とカレーが500円、飲料が500円。素泊まり2,500円になっています。食材に関しては在庫がなくなり次第販売終了となるので気をつけてください。寝具は一人分500円。

梅花皮小屋(③ルート)

続いてご紹介するのは梅花皮小屋。こちらも御西小屋と同じで夏の間だけは管理人が常駐しますが、夏期以外は不定期に巡回管理となり、基本的には寝具、食材等は持参する必要があります。

料金

御西小屋と同じで食材はレトルトのご飯とカレーが500円、飲料が500円。素泊まり2,000円になっています。食材に関しては在庫がなくなり次第販売終了となるので気をつけてください。また、寝具は提供できる毛布25枚で1枚500円です。

門内小屋(③ルート)

次は門内小屋。7月初旬~8月下旬は管理人が毎日常駐、9月~10月中旬は土日祝だけ常駐しています。宿泊人数は30名になっています。

料金

素泊まり2,000円で食事などは持ち込み、テントサイト料金は1人1,000円になっています。

大日杉登山小屋(①ルート)

登山口にある大日杉小屋は3階建ての立派な山小屋で、こちらの山小屋は宿泊施設に近いかもしれません。登山する前に前泊で利用するパタ-ンが多いようです。管理人は7~8月は毎日常駐しており、9~10月は土日祝日のみ常駐しています。

宿泊人数は50名、ピロティ、炊事場、大広間、シャワールーム、脱衣所、管理人室、広間があります。

料金

大人が1,500円、休憩利用だと1日1人300円、半日だと1人150円、子供料金は750円になっています。

御沢野営場(②ルート)

次に紹介するのは福島県喜多方市にある御沢野営場。川入登山口のところにあるキャンプ場ですね。5月中旬~10月下旬が開設期間になっています。50個のテントが収容できます。

料金

こちらのテントサイト料金は1人1,000円になっています。登山の前にこちらで前泊していくと良いかもしれません。

「飯豊山」荘(③コース)

最後にご紹介するのは飯豊山荘。こちらは飯豊連峰の登山基地として、また温泉が湧いていますので長湯治のできる宿として、多くの登山家に愛されている山荘のようです。下山してからの利用はこの上ない極上の幸せを味わえるかもしれません。

宿泊利用は午後4時~翌午前10時、休憩利用(お部屋利用)は午前10時30分~午後3時、お風呂のみの利用は午前10時~午後7時で、冬季期間は閉鎖されているので注意が必要です。

料金

宿泊が1泊2食付大人1名7,160円~、日帰り入浴は大人500円、小学生300円になっています。こちらは山小屋というより温泉施設に近いですね。

日本百名山の「飯豊山」で登山をしよう!

多くの登山家に愛されて久しい飯豊山。古くから山岳信仰の山としてその名を全国に知らしめてきました。山の頂きには飯豊山神社が建立されており神聖な山としても魅力的です。何でもこの飯豊山に登山すると良いことが起こる?だとか・・・。

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田中さちこ

ようこそ(^^)/わたしが文字でつむいだトラベルームへ。

お読みいただいている方が、「わぁ、懐かしい~、また…


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