「出塩文殊堂」のあじさい参道とお寺の絶景へ!見頃の時期や御朱印は?

あじさい祭りやあじさい寺として有名な出塩文殊堂。見頃の時期になるとお堂に続くあじさい参道は圧巻です。今回はその見頃や参道を彩るあじさいたちのライトアップ、祭りの開催時期、出塩文殊堂の御朱印やお守り、アクセスや駐車場情報などについて詳しくお伝えしていきます。

「出塩文殊堂」のあじさい参道とお寺の絶景へ!見頃の時期や御朱印は?のイメージ

目次

  1. 1「出塩文殊堂」とは
  2. 2「出塩文殊堂」の見所
  3. 3「出塩文殊堂」のむらきざわあじさい祭り
  4. 4「出塩文殊堂」の御朱印とお守り
  5. 5「出塩文殊堂」の施設詳細情報
  6. 6出塩文殊堂であじさいを見て満喫しよう!

「出塩文殊堂」とは

通称あじさい寺としてその名が知られている山形県村木沢地区にある良向寺の文殊堂、出塩文殊堂のその歴史は古く弘法大師が文殊山に開いたと言われており、この辺りの土地を掘ると塩水が出ることから「出塩」と名づけられて出塩文殊堂と呼ばれるようになりました。

その見事なまでの石畳の参道と石段は江戸時代中期に造られ、出塩文殊堂のその名をあじさい寺と称する所以としているあじさいは、この石畳の参道と石段を守るために昭和62年から約7年間かけて植えられました。

山形市村木沢地区にあるお堂

またお堂本体は江戸時代後期に、山形市村木沢地区にある文殊山の山腹に建立されて、村木沢地区の地元の氏神として崇められ、親しまれて現在に至っております。

あじさいで有名になってからは、全国から多くの観光客を引き寄せ、そのご利益も地元の人々に限らず多くの人々に行き届くようになりました。

あじさいの名所

その名をあじさい寺としている出塩文殊堂、お堂に続く見事なまでの石畳の参道と石段を保護するために40種2500株ものあじさいが植えられています。

その種類と数の多さが、この出塩文殊堂を通称あじさい寺として呼ばせ、そして、見事なまでのあじさいの名所として、その名を全国に知らしめることになりました。

毎年、あじさいが見頃の時期になると「あじさい祭り」として開催され、日中にはその鮮やかな姿を、そして夜にはライトアップされた妖艶な姿を見せて、多くの観光客の目を楽しませてくれています。

「出塩文殊堂」の見所

さて、出塩文殊堂とあじさいに関して簡単にお伝えしてきましたが、ここからは、出塩文殊堂のあじさいの見どころをもう少し詳しく、そして、その他の見所もご紹介していきます。

出塩文殊堂にはあじさい以外のどんな見所があるのでしょうか。どんな物語が展開されているのか楽しみですね。

見所①紫陽花参道

出塩文殊堂では、通称あじさい寺として言われているように、そのお堂に続く720段の石段と石畳の参道を保護するために周りに植えられた40種2500株に及ぶあじさいが515mに渡って見事な姿を見せています。その姿は訪れる人々の目と心を捉えて離しません。

本来は大切な石段と石畳の参道を保護する脇役の目的で植えられたあじさいですが、見事に脇役から主役になりました。脇役だったとしても主役になることもあるといった、そんな視点でこのあじさい参道を見てみるのも味があって良いかもしれません。

見頃時期

通称あじさい寺と言われている出塩文殊堂では、毎年「あじさい祭り」という、あじさいを主役にしたお祭りが開催されています。あじさい祭りに関しては後ほどお伝えするとして、ここではそのあじさいの見頃の時期をお知らせします。

あじさいは梅雨の花と言われているくらいですから、見頃はやはり梅雨の時期で、そのあじさい祭りも梅雨の時期と同じくらいの頃に開催されます。ただ、東北の梅雨の時期は6月というより7月にずれ込む感じですので、必然と見頃は7月の半ばくらいになるでしょう。

ハート形のあじさいも

40種2500株のあじさいたちが織り成すハ-モニ-、そのハ-モニ-の中にはハ-トの形をしたあじさいがあります。まるであじさいたちが見る人の目と心を癒すかのようですね。

ハート型のあじさいを探すのも、この出塩文殊堂での観光の一つになっているようです。大好きな彼と、または彼女とハ-ト型のあじさいを探しながら、手をつないで参道を歩く、とてもロマンティックな時間を過ごせることでしょう。

参道を歩くときの注意

出塩文殊堂のあじさいの参道を歩く際、参道の入り口こそ緩やかな坂になっていますが、途中急な坂に変わってきますので注意が必要です。

また、参道は人と人がやっとすれ違えるくらいの狭さなので、見頃である梅雨の時期は地面が滑りやすくなっています。滑って転び狭い参道で人とぶつかったりして怪我をしないように注意をしましょう。

見所②菅谷不動堂

あじさい参道の途中に菅谷不動堂が拝観できる場所があり、そこにはまたベンチがあって休憩スポットにもなっています。菅谷不動とあじさい参道に見守られながらほっと一息つくのも癒されますね。

見所③夫婦杉

出塩文殊堂は多くの杉の樹に囲まれている場所にあり、その中に市の指定天然記念物である樹齢推定300年はあろうかという樹高28mほどの杉の樹があります。40年ほど前に落雷に遭って幹が割けたそうですが、そんな痛手を負いながらも今もなお生きています。

その杉の樹の姿形が、寄り添う夫婦のように見えることから夫婦杉と呼ばれているそうです。落雷に遭いながらもなお結びついている、そいったところも夫婦の絆を象徴しているのでしょうね。

「出塩文殊堂」のむらきざわあじさい祭り

毎年6月下旬ごろから7月にかけて行われる「出塩文殊堂」のむらきざわあじさい祭り、7月上旬ころから夜のあじさい参道のライトアップの期間が始まり、ライトアップされた見事なあじさいの競演を見ることができます。

その祭りには、ライトアップされたあじさい以外にも、地区伝統芸能の披露や地元農産物の直売コーナーなどが設けられ、訪れる多くの人々の目と心を楽しませてくれます。

期間

さて、出塩文殊堂のむらきざわあじさい祭りの期間はいつごろになっているのでしょうか。やはり、あじさいが見頃の時期になりますので、6月下旬から7月いっぱいにかけてのようです。

ぜひ、その時期に出塩文殊堂のむらきざわあじさい祭りに行ってみてください。40種2500株のあじさいの競演、またライトアップされたあじさいの競演も見られることでしょう。

時間

出塩文殊堂のむらきざわあじさい祭りはライトアップされたあじさいが主役でもありますので、午前10時ごろに始まって日没の21時ごろに終了するスケジュ-ルになっているようです。

ライトアップ期間

参道を彩るあじさいたちの競演は昼間だけではありません。出塩文殊堂のむらきざわあじさい祭りでは、夜間に参道のあじさいにライトアップが施されます。

期間は6月下旬から七夕の日にかけて行われます。ロマンティックな七夕の夜に、大切な人とライトアップしたあじさいたちの競演を見てみるのはどうでしょう。

地元特産物直売

出塩文殊堂のむらきざわあじさい祭りでは、祭りの期間に地元の野菜などの特産品を売り出す物産直売が行われています。せっかくの機会ですから、地元の食材を十分に楽しんで、さらにあじさい祭りを盛り上げてみてはいかがでしょうか。

伝統芸能披露も

出塩文殊堂のむらきざわあじさい祭りでは、郷土の伝統芸能も行われています。地元の成り立ちやその歴史を伝統芸能を通じて知るという機会は滅多にありません。出塩文殊堂のむらきざわあじさい祭り、とても贅沢な祭りです。

「出塩文殊堂」の御朱印とお守り

さて、ここからは出塩文殊堂の御朱印やお守りを紹介していきます。出塩文殊堂は良向寺の中にあるお堂なので、良向寺の御朱印になりますね。

御朱印

出塩文殊堂境内には「納経所」があります。あじさい参道はそうは言っても山を歩く山歩きですので、休憩が必要になってきます。納経所は売店にもなっていますので、そこで御朱印帳を買うことができます。

あじさい形のお守り

出塩文殊堂はあじさい寺として有名です。となると、あじさいのお守りなのでしょうか。その通りで、出塩文殊堂にはかわいらしいあじさいのお守りがあって人気を呼んでいます。あじさい寺に訪れたらぜひ手に取ってみたいお守りです。

あじさい形のこんぺいとうも

通称あじさい寺の出塩文殊堂、お守りもあじさいのお守りがありますが、こちらではあじさいのこんぺいとうもあります。休憩の合間の売店でぜひ買ってみてください。

「出塩文殊堂」の施設詳細情報

ここまであじさい寺出塩文殊堂の魅力をお伝えしてきましたが、ここからは出塩文殊堂の施設情報やアクセス、駐車場の情報などをお伝えしていきます。出塩文殊堂に訪れる際の参考にしてください。

「出塩文殊堂」のアクセス

出塩文殊堂は文殊山にありますので、出塩文殊堂を管理している良向寺へのアクセスや山の麓の駐車場情報などをお伝えしていきます。

公共交通機関を利用する場合

先ず、公共機関を利用する場合ですが、最寄りがJR山形駅で、駅からはタクシーで約30分ほどかかります。

バスで行く場合、下原・滝の平方面行き「さわやか荘前」バス停が最寄りで、そこからは2.7kmですので、バス停からは約15分ほど歩く感じになるでしょう。

車・レンタカーを利用する場合

車・レンタカーを利用する場合ですが、山形中央I.C.より約7km、車で約15分のところにあります。高速を利用される際は、山辺方面に下ると良いです。ただ、駐車場には台数の限りがありますので、車で行く場合は予め駐車場の混雑具合は確認しておいた方が良いでしょう。

駐車場情報

駐車場に関しては、30台から40台ほど置ける無料の駐車場があります。あじさい祭りの時期などは混雑している可能性が高いので、その時期は公共機関を利用したほうが得策でしょう。

「出塩文殊堂」の基本情報

【住所】 〒990-2371 山形県山形市大字村木沢6048(良向寺)
【電話】 023-643-2747(良向寺)
【アクセス】 JR山形駅より車で約20分
【駐車場】 あり(無料):2カ所あり、30台から40台ほど
【あじさい祭り公式サイト】 http://www.yamagata-community.jp/

出塩文殊堂であじさいを見て満喫しよう!

通称あじさい寺として有名な出塩文殊堂、その魅力はいかがでしたか?弘法大師が開山されたといわれている文殊山、そこに建立された出塩文殊堂。

地元の人々の氏神として見守ってきた出塩文殊堂ですが、お堂に続く石段と石畳の参道を保護するために植えられた40種2500株のあじさいたちが、地元の人たちだけではなく多くの人々を呼び寄せ、そして、その幸を与えることができるようになりました。

ぜひ、その出塩文殊堂40種2500株のあじさいたちの競演を観に行ってみてください。目と心が洗われて幸が舞い込んでくることでしょう。

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この記事のライター
田中さちこ
ようこそ(^^)/わたしが文字でつむいだトラベルームへ。 お読みいただいている方が、「わぁ、懐かしい~、また...

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