世界遺産・平泉「毛越寺」の魅力とは?圧巻の庭園や紅葉の絶景を紹介!

平安時代後期、東北で繁栄した奥州藤原氏の栄華を今に伝える平泉・毛越寺。この記事では庭園や紅葉、桜、御朱印、お守り、曲水の宴に代表されるおまつりなど毛越寺の魅力をご紹介します。併せて駐車場や拝観料についてもご紹介致しますので、この機会に是非ご覧ください。

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目次

  1. 1平泉の「毛越寺」とは
  2. 2「毛越寺」の浄土庭園の魅力
  3. 3「毛越寺」の必見ポイント!
  4. 4「毛越寺」で注目の行事
  5. 5「毛越寺」の御朱印とお守り
  6. 6「毛越寺」の拝観時間やアクセス情報
  7. 7「毛越寺」の美しい庭園を観に行こう

平泉の「毛越寺」とは

毛越寺は岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗の寺院です。中世に書かれた歴史書の『吾妻鏡』には、「堂塔四十余宇、禅房五百余宇」と記載されており、かの中尊寺をも上回る規模を誇る大寺院として「吾朝無双」と評されていました。

鎌倉時代と戦国時代に火災に遭い、壮麗な伽藍は灰燼に帰しますが、毛越寺庭園に往古の姿を偲ぶことができます。

毛越寺の山号は「医王山」と言い、本尊は薬師如来立像です。しかし、創建当初の本尊は釈迦三尊像でした。この釈迦三尊像は1636年、仙台藩主・伊達政宗の死去に伴い、政宗の菩提寺である瑞鳳寺に遷されています。

明治時代に本堂や庫裏が新たに建てられ、元々一関藩の一関城にあった大手門を移築して山門としました。現在の本堂は1989年、平安様式に則って再建されたものです。

嘉祥3年慈覚大師が創建

毛越寺は中尊寺と同じく嘉祥3年(850年)に慈覚大師・円仁によって創建されたと伝わっています。円仁は都が平安京に遷された794年に下野国(現在の栃木県)の豪族・壬生氏に生まれました。

9歳で出家し、15歳の時に比叡山延暦寺に入り、伝教大師・最澄の弟子になります。最澄の下で、円仁は師に代わって講師を務めるなど、最澄の片腕として頭角を現しました。

838年、唐に留学し、五台山で修行を重ねて847年に帰国した円仁はそれ以降、天台宗の教えを広めるために関東や東北に500以上の寺を建立しました。毛越寺や中尊寺、山形県の立石寺、宮城県の瑞厳寺、浅草の浅草寺などが有名です。その功績が認められて、854年には第3代天台座主に任命され、慈覚大師の尊号を与えられました。

毛越寺の歴史において、慈覚大師・円仁と並ぶ重要人物が藤原基衡です。毛越寺は平安時代に火災によって一度焼失します。これを再建したのが、平泉を中心に4代約100年に亘って東北を支配した奥州藤原氏の2代目当主である藤原基衡及び3代目の藤原秀衡です。

この親子2代によって、金堂・講堂・常行堂・二階惣門・鐘楼・経蔵などが建立され、毛越寺は中尊寺をも凌ぐ大伽藍となりました。

2011年世界遺産に登録

毛越寺では1954年から5年に亘って発掘調査が行われました。その結果、その規模や構造などがほぼ解明され、『吾妻鏡』などの文献史料とも合致する事が明らかになります。

平安時代末期の姿を今に残す浄土庭園等、その学術上の価値が高く評価され、2011年に「平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐」の構成資産として世界遺産に登録されました。

「毛越寺」の由来

毛越寺は「モウツウジ」と読みます。通常、「越」という漢字は「ツウ」とは読みません。しかし、「オツ」と読む場合はあります。そのため、毛越寺は元々は「モウオツジ」と読まれていたのではないかとも指摘されています。

毛越寺がこの地に建立された由来については、慈覚大師と白鹿に纏わる不思議な伝説が残されています。

850年、東北巡遊の折、平泉に差し掛かった慈覚大師・円仁。すると辺りに霧が立ち込めて一歩も進めなくなってしまいました。足元を見ると地面に点々と白い毛が落ちています。不思議に思った円仁が毛を辿っていくと、前方に白鹿が蹲っていました。

円仁が近づくと白鹿の姿は消え、代わりに白髪の老人が現れて、「この地に堂宇を建立して霊場にすべし」と告げます。円仁はこの老人を薬師如来の化身だと思い、言われるままに寺を建立しました。この寺が現在の毛越寺であるという伝説です。

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「毛越寺」の浄土庭園の魅力

毛越寺のシンボルとも言うべき存在が、平安時代の姿を今に残す「毛越寺庭園」です。現在は国が指定する「特別名勝」に選ばれています。

特別名勝は、2019年現在、日本全国で36件しか指定されていません。東北では、日本三景に数えられる「松島」と「十和田湖及び奥入瀬渓流」、そして「毛越寺庭園」の3か所だけです。古来、多くの人々を魅了してきた美しさは、とても貴重なものでもあるのです。

毛越寺庭園は作庭者は不明ですが、平安時代に書かれた日本最古の造園書と言われる『作庭記』に基づいて作られた「浄土式庭園」です。

広大な大泉が池を中心に中島が2か所、出島が東南岸に1か所、南側に3か所築かれ、北にある塔山を借景とした苑地美観が構築されるなど、『作庭記』に込められた平安の美の思想や技法が今に残されている点が大いに貴重とされています。

魅力①出島石組と池中立石

毛越寺庭園の池の中でも特に美しい景観とされるのが、東南岸にある荒磯風の「出島石組と池中立石」です。水辺から水中へと突き出すように配置された出島石組の先に高さ2m程の池中立石が据えられ、毛越寺庭園のシンボル的存在となっています。

魅力②洲浜

池の東南隅にあるのが「洲浜」です。砂洲と入江が優美な曲線を描き、美しい海岸線を表しています。広い範囲に玉石を敷き詰め、水深を浅く作る工夫が施されているのが特徴的です。こうする事によって水位の変化によってその姿が刻々と変わる様を楽しむことができるようになっています。

魅力③築山

池の南西隅にあるのが「築山」です。池の水面から4m程の高さまで大小様々な石が置かれ、岩山を再現しています。『作庭記』には、「池も遣水もなき所に石をたつる事あり。これを枯山水となづく」と記されていますが、この築山はまさに枯山水を表現したものとなっています。

魅力④遣水

毛越寺庭園の遺構の中で、もっとも価値が高いとされるのが池の東北側にある「遣水」です。これは池に水を引き入れるための水路ですが、『作庭記』にある「四神相応・吉相の順流」に基づいて作られており、曲がりくねった水路の各所に石組が配置されています。この遣水は平安時代のものとしては日本唯一の遺構とされ、全国的にも極めて珍しいものです。

魅力⑤大泉が池

庭園の中心にある池が「大泉が池」です。東西約180m、南北約90mの広さを誇り、作庭当初の姿そのままです。池のほぼ中央部には東西約70m、南北約30mの勾玉状の中島があり、かつては陸と橋で繋がっていました。

この橋に使われていた橋杭は宝物館に保存されていますが、橋の遺構としては日本最古のものとされています。

魅力⑥浄土庭園の紅葉

毛越寺庭園は紅葉や桜など四季折々の美しさもまた格別です。秋の紅葉の見所は10月下旬から11月中旬頃。紅葉する木々の数が多いという訳ではなく、派手さはありません。

しかしながら、大泉が池の水面にモミジを始めとする木々の紅葉が映える様は優美という言葉そのもの。平安時代の人々も同じような紅葉を目にしていたかもしれないと考えると風情もひとしおです。

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魅力⑦浄土庭園の桜

紅葉に負けず劣らず、春のも見事です。見頃は4月下旬から5月上旬頃。桜の本数こそ決して多くはないものの枝垂桜、山桜、ソメイヨシノなどの桜がひっそりと咲き、大泉が池の水面の水面を華やかに彩る様には風情を感じます。

また、毛越寺から近くの達谷窟毘沙門堂に向かう途中にある樹齢350年と伝わる江戸彼岸桜も見応え十分です。

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「毛越寺」の必見ポイント!

毛越寺最大の見所として毛越寺庭園をご紹介致しましたが、毛越寺の見所は毛越寺庭園だけではありません。そこで、庭園以外の見所についてご紹介致します。

見どころ①臨池伽藍跡

毛越寺の境内には、「吾朝無双」と称えられた平安時代の堂塔伽藍を偲ばせる礎石などの遺構が多数残っており、「臨池伽藍跡」と呼ばれています。

特別名勝に指定されている毛越寺庭園に対し、臨池伽藍跡は「毛越寺境内 附 鎮守社跡」という名称で、国の特別史跡に指定されています。特別名勝と特別史跡の双方に指定されている例は非常に稀です。

見どころ②句碑

俳聖・松尾芭蕉は1689年、平泉を訪れ、かつての奥州藤原氏の栄華、源義経主従の悲運を偲んで有名な「夏草や 兵どもが 夢の跡」という句を詠みました。

毛越寺の境内には、芭蕉直筆の句碑や、新渡戸稲造が英訳した「The summer grass 'Tis all that's left Of ancient warriors' dreams.」の句碑があります。木陰にひっそりと佇むその姿からは、歴史の悲哀をしみじみと感じる事ができます。

見どころ③宝物館

毛越寺を訪れた際、是非立ち寄りたいスポットの一つが「宝物館」です。平安時代の仏像、書籍、工芸品、発掘品、調査資料など、毛越寺の歴史を感じさせる様々な資料が展示されています。

宝物館の入り口では、慈覚大師・円仁の像が来訪者を迎えてくれます。やや小ぶりな像ながら凛として理性的な顔立ちは偉大な高僧の風格に満ち、一見の価値があります。

「毛越寺」で注目の行事

毛越寺で行われる様々な行事も見所の一つです。毎月のように様々な行事が行われますが、その中から代表的な「春の藤原まつり」「曲水の宴」「あやめまつり」「萩まつり」「秋の藤原まつり」についてご紹介致します。

行事①春の藤原まつり

奥州藤原氏の栄華を偲んで行われるのが、春と秋に行われる藤原まつりです。「春の藤原まつり」で行われる「源義経公東下り行列」は源義経が兄・源頼朝から逃れて平泉まで辿り着き、藤原秀衡に迎え入れられた情景を再現します。

源義経役を有名芸能人が務める事で知られ、2019年は元ジャニーズの田口淳之介さんが務めました。その凛々しい姿を一目見ようと多くのファンや観光客が訪れます。

春の藤原まつりの詳細

【名称】 春の藤原まつり
【開催期間】 5月1日~5日
【料金】 拝観料のみ
【URL】 平泉観光サイト

行事②曲水の宴

平安時代の遺構としては日本で唯一と言われる毛越寺庭園の遣水を舞台に行われるのが「曲水の宴」です。曲水の宴は遣水に盃を浮かべ、流れている間に和歌を詠むという平安時代の歌遊びです。

毛越寺の曲水の宴では、男性は衣冠・狩衣、女性は袿・十二単を身に纏って実際に和歌を詠み、当時の情景を再現しています。

曲水の宴は元々、古代中国で行われていたでした。485年に宮廷儀式として行われたのが日本史上における曲水の宴の初見です。平安時代には朝廷や藤原道長ら有力貴族などの主催で曲水の宴が度々行われるようになりました。

一見すると優雅な遊びのようですが、与えられる持ち時間は意外と短く、詠むのが間に合わなかったり、不出来だったりするとその後の出世にも響く為、存外に大変だったようです。

曲水の宴の詳細

【名称】 曲水の宴
【開催期間】 5月第4日曜日
【料金】 拝観料のみ
【URL】 平泉観光サイト

行事③あやめまつり

春の桜、秋の紅葉も素晴らしいのですが、毛越寺には桜や紅葉にも負けない魅力的な花があります。それが「あやめ」と「萩」です。

大泉が池周辺には、約30アールもの広大なあやめ園があり、300種3万本ものあやめが咲き誇ります。紫、白、黄色などの大輪の花が咲く様は、毛越寺庭園の緑と絶妙なコントラストを描き、まさしく浄土という趣を呈し、訪れる人々を魅了します。

あやめまつりの詳細

【名称】 毛越寺あやめまつり
【開催期間】 6月20日~7月10日
【料金】 拝観料のみ
【URL】 平泉観光サイト

行事④萩まつり

毛越寺の境内には、ミヤギノハギ、シロバナハギ、ヤマハギの3種類500株のが植えられており、赤紫色などの可愛らしい花を枝一杯に咲かせて秋の訪れを知らせてくれます。

萩まつりの開催期間中には邦楽の演奏会、文化講演会、茶会など様々なイベントが開催され、花の彩と共に訪れる人々を楽しませてくれます。

萩まつりの詳細

【名称】 毛越寺萩まつり
【開催期間】 9月15日~30日
【料金】 拝観料のみ
【URL】 平泉観光サイト

行事⑤秋の藤原まつり

「秋の藤原まつり」では、稚児行列や郷土芸能などが行われます。見所の一つが、開山以来、毛越寺に連綿と伝えられてきた「延年の舞」です。火災によって堂塔伽藍を失った毛越寺ですが、この延年の舞は800年以上も前の姿を今に留めています

その貴重性から重要無形民俗文化財にも指定されており、秋の藤原まつりだけでなく、あやめまつりや萩まつりなどの際にも行われています。

秋の藤原まつりの詳細

【名称】 秋の藤原まつり
【開催期間】 11月1日~3日
【料金】 拝観料のみ
【URL】 平泉観光サイト

「毛越寺」の御朱印とお守り

「御朱印ガール」という言葉が生まれるほど、若い女性たちの間でブームになっているのが参拝の記念に初穂料を納めて頂戴する「御朱印集め」です。お寺もそのような女性参拝客に喜んでもらおうと御朱印やお守りに工夫を凝らす例が増えてきました。

毛越寺でも様々な御朱印やお守りをいただくことができます。そこで、毛越寺で頂くことのできる御朱印やお守りについてご紹介致します。

御朱印が頂ける場所・時間

毛越寺で御朱印を頂ける場所は2か所あります。1か所目は拝観券受付から入ってすぐにある「山門札所」。もう一か所は少し離れた場所にある「高館義経堂」です。

御朱印を頂ける時間は毛越寺の拝観時間に準じており、通常は午前8時30分から午後5時まで(高館義経堂は午後4時30分まで)です。しかし、拝観終了時間間際になると混雑したり、頒布が終了している場合もありますので、早めの行動を心掛ける必要があります。

御朱印の種類

毛越寺で頂くことのできる御朱印は「薬師如来」「四寺回廊」と高館義経堂で頂ける「義経大明神」の計3種類です。

薬師如来

「薬師如来」の御朱印は、中央に朱印で毛越寺の本尊である薬師如来を捺し、その上に墨書で「薬師如来」と書かれています。

四寺廻廊

「四寺回廊」の御朱印は、慈覚大師・円仁が創建した「みちのく四大名刹」を巡るものです。四大名刹とは、平泉の毛越寺と中尊寺、松島瑞厳寺、山寺立石寺の4つを指します。

毛越寺では「夢」、中尊寺では「尊」、瑞厳寺では「鼎」、立石寺では「忍」の御朱印を頂けます。4つ全ての御朱印を集めると、最後に御朱印を頂いたお寺で記念の色紙を頂けます。

義経大明神

毛越寺から少し離れた場所にあるのが高館義経堂です。高館には源義経が暮らしていた居館があったとされ、1189年にこの地で自害したと伝わっています。

義経堂は1683年、第4代仙台藩主・伊達綱村が義経を偲んで建てたもので、平泉随一と言われる眺望の良さで知られています。ここで頂くことのできる御朱印が「義経大明神」の御朱印です。

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御朱印帳の種類

毛越寺ではオリジナルデザイン御朱印帳を頒布しています「遣水と曲水の宴」「紅葉と白鹿、毛越寺本堂」「伽藍と延年の舞」の3種類ですが、いずれも毛越寺らしい意匠の工夫が施されていて、御朱印ガールにも「可愛らしい御朱印帳」と好評です。

「毛越寺」のお守り

御朱印と並んで、参拝客に人気なのがお守りです。毛越寺でも様々なお守りを頂くことができます。そこで、毛越寺で頂くことのできるお守りをご紹介致します。

義経勝守

兄・源頼朝の命を受け、知略を駆使して平家を追い詰め、壇ノ浦の戦いで遂に滅ぼした源義経。その後の悲運も相俟って、「判官びいき」という言葉が生まれるほど日本人が大好きな英雄です。そんな源義経にあやかろうと多くの人に求められるお守りが「義経勝守」です。

「義経勝守」の表には、白馬に跨る凛々しい源義経が織り込まれています。このお守りの御利益は「戦勝祈願」。現在では、受験生などにも人気です。

うるわし守

「医薬の仏」と言われる薬師如来を本尊とする毛越寺。そのため、古来より身体健康や安産祈願などを祈願する人が多く訪れるお寺でした。健康に過ごすためにもっとも大切なのが、「身も心も美しくある事」。そんな願いが込められたお守りが「うるわし守」です。

薬師御守

薬師如来は左手に壺を持っていますが、この壺の中にはあらゆる病気を治癒する力を持つ霊薬が入っているとされます。

この薬の凄い点は、身体の病気だけではなく、心の病気、そして社会の病気をも癒す力を持っている点です。「薬師御守」を頂くことで、病気平癒などの願いが叶うかもしれません。

「毛越寺」の拝観時間やアクセス情報

毛越寺の様々な魅力についてご紹介してきました。続いては、実際にお参りする際に気になる拝観時間や拝観料、アクセスの方法、駐車場情報などをご紹介致します。

拝観時間・拝観料

毛越寺の拝観時間は午前8時30分から午後5時までです。但し、冬季の11月5日から3月4日までは拝観終了時間が午後4時30分までに早まりますのでご注意ください。また、毛越寺の飛び地である高館義経堂は通常時で午後4時30分まで、冬季は午後4時までです。

毛越寺の拝観料は大人500円、高校生300円、小・中学生100円。高館義経堂の拝観料は大人200円、小・中学生は50円です。

「毛越寺」へのアクセス

毛越寺に行くアクセス方法として電車で行く方法と車で行く方法、そして駐車場情報をご紹介致します。

電車で行く

電車で毛越寺に行く場合は、最寄りの駅となるのがJR東北本線の「平泉駅」です。世界遺産の町・平泉の玄関口らしい茶色を基調としたシックなデザインがいい風情を醸し出しています。

新幹線の場合は、一ノ関駅から在来線に乗り換えて約9分で平泉駅に到着します。平泉駅から毛越寺までは約700m、徒歩7分程の距離です。

車で行く

車で毛越寺に向かう場合、最寄りのインターチェンジは東北自動車道の「平泉前沢IC」です。ICを降りた後、国道4号線を南下し、中尊寺を過ぎた先にある「毛越寺入り口」の交差点を右折すると到着します。ICからの所要時間は10分程です。

駐車場情報

平泉には「中尊寺第一駐車場」「中尊寺第二駐車場」「毛越寺駐車場」という大きな駐車場が3つあります。中尊寺の駐車場は第一駐車場が148台、第二駐車場が322台駐車可能で、駐車場料金はいずれも普通車400円です。

毛越寺駐車場は330台が駐車可能で、駐車場料金は普通車300円と中尊寺の駐車場よりお得です。また、毛越寺駐車場は穴場の紅葉スポットでもあります。

「毛越寺」の基本情報

【名称】 毛越寺
【住所】 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
【拝観時間】 8:30~17:00 ※11月5日~3月4日は8:30~16:30
【拝観料】 【個人】大人500円 高校生300円 小・中学生100円
【団体(30人以上)】大人450円 高校生270円 小・中学生90円
【団体(100人以上)】大人400円 高校生240円 小・中学生80円
【アクセス】 【電車】JR東北本線平泉駅より徒歩約7分
【車】東北自動車道平泉前沢ICより車で約10分
【URL】 公式サイト

「毛越寺」の美しい庭園を観に行こう

以上、毛越寺の庭園や紅葉、桜、御朱印、お守り、曲水の宴に代表されるおまつりと言った魅力や駐車場、拝観料についてもご紹介致しました。

堂塔伽藍こそ残っていないものの、浄土庭園など平安時代の美を今に残し、国の特別史跡・特別名勝に二重指定され、世界遺産にも登録されている毛越寺は、日本にとってまたとない貴重な財産です。この記事が、そんな毛越寺に足が向くきっかけになれば幸いです。

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この記事のライター
majisaru
はじめまして、旅行大好き、温泉ソムリエのmajisaruです。 温泉や観光地などのスポットについてご紹介させてい...

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