「岩手銀行赤レンガ館」はレトロな建築の観光名所!その歴史や見所は?

盛岡市にある岩手銀行赤レンガ館はかつて盛岡銀行本店として営業していました。現在では開館当時を再現した見学エリアやコンサートなどのイベントがある多目的ホールなど、市民の人も楽しめる観光スポットです。今回は岩手銀行赤レンガ館の歴史や見所をご紹介します。

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目次

  1. 1「岩手銀行赤レンガ館」とは
  2. 2「岩手銀行赤レンガ館」の歴史
  3. 3「岩手銀行赤レンガ館」の内部施設を紹介
  4. 4「岩手銀行赤レンガ館」の必見ポイント!
  5. 5「岩手銀行赤レンガ館」へのアクセス&駐車場情報
  6. 6盛岡観光では必見!「岩手銀行赤レンガ館」へ

「岩手銀行赤レンガ館」とは

岩手銀行赤レンガ館は1911(明治44)年に盛岡銀行の本支店として開業しました。2012(平成24)年の銀行としての営業を終了し、2016(平成28)年に館内を見学できる施設として一般公開されました。岩手銀行赤レンガ館では創建当時の館内の様子が見学できたり、イベントで写真展やコンサートなども行われる観光スポットとして知られています。

東京駅と同じ辰野金吾が設計

岩手銀行赤レンガ館は辰野金吾氏と盛岡出身の葛西萬司氏が共同で設計を行いました。辰野金吾氏は東京駅の設計をしたことでも有名です。辰野金吾氏の建築設計の中で、東北内で現存しているのは岩手銀行赤レンガ館のみだそうです。

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盛岡のシンボル的存在

岩手銀行赤レンガ館は2016年7月にオープンしてからは盛岡のシンボル的存在。盛岡観光に欠かせない場所の一つです。岩手銀行赤レンガ館は赤レンガ造りの外観が海外の旧市街の街を思わせるような建物です。辰野金吾氏は東京駅の設計も行っており、どことなく東京駅の雰囲気を感じますよね。

2016年公開施設としてオープン

1911年に建てられた盛岡銀行本店。約100年近く営業した後、2012年に銀行としての営業を終了しました。その後は改修作業を行い、2016年から岩手銀行赤レンガ館としてオープンし、盛岡の観光スポットの一つとなっています。

館内は多目的ホールのある無料ゾーンと有料ゾーンに分かれています。無料ゾーンの多目的ホールではコンサートなどのイベントが行われます。有料の盛岡ゾーンでは、当時の展示物や内装を見学することができ、営業当時の面影を感じることができます。

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「岩手銀行赤レンガ館」の歴史

岩手銀行赤レンガ館の歴史をご紹介します。岩手銀行赤レンガ館は盛岡銀行本店として創建から100年近くの歴史ある建物です。ヨーロッパ建築のようなおしゃれな外観は東京駅を手掛けた辰野金吾氏が設計しました。外観は東京駅と同じ雰囲気を感じます。

1911年盛岡銀行本店として開業

1908年5月に盛岡市中ノ橋に盛岡銀行本店を着工しました。その約3年後の1911年5月7日に盛岡銀行本店として営業を開始しました。岩手銀行赤レンガ館は東京駅の設計者としても知られている辰野金吾氏らによって設計されました。内装の装飾まで見所がたくさんあります。

1936年岩手殖産銀行本店となる

1936年に盛岡銀行本店はが買いとり、岩手殖産銀行の本店となりました。その後1983年に岩手殖産銀行は別場所に本店ビルを新築し、それまでの本店は中ノ橋支店となりました。

1994年国の重要文化財に指定される

1994年12月に現在の岩手銀行赤レンガ館は岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館の名前で国の重要文化財に指定されました。岩手銀行赤レンガ館は昭和52年に盛岡市保存建造物にも指定されています。その後2012年8月に銀行としての営業を終了します。

2012年銀行としての役目を終える

現在の岩手銀行赤レンガ館は2012(平成24)年に銀行としての営業を終了しました。その後約3年間の修理工事を経て、2016年7月に観光スポットの岩手銀行赤レンガ館として開館しました。

「岩手銀行赤レンガ館」の内部施設を紹介

岩手銀行赤レンガ館の気になる施設内をご紹介します。岩手銀行赤レンガ館は大きく二つに分かれていて、コンサートなどのイベントや市民の人達が集まれる多目的ホールのある岩手銀行ゾーンと開館当初の資料などが展示された盛岡銀行ゾーンがあります。

岩手銀行ゾーン

岩手銀行赤レンガ館の岩手銀行ゾーンは当時の銀行の営業室を改装し、地域の交流活動等で使われる多目的ホールがあります。多目的ホールではコンサートなどのイベントもされます。

岩手銀行赤レンガ館は当時のまま残されている金庫室や旧支配人室、設計を手掛けた辰野金吾氏らの紹介資料も展示されています。岩手銀行赤レンガ館の岩手銀行ゾーンは地元の方がくつろげる憩いの場でもあります。

盛岡銀行ゾーン

岩手銀行赤レンガ館の盛岡銀行ゾーンは当時の様子をそのまま残したエントランスや応接室、実際に使われていた金庫室を公開しています。2階のバーチャルシアターでは建物の歴史や構造などを学ぶことができます。こちらは有料の見学施設で大人300円、小中学生100円、7歳未満は無料で見学することができます。

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「岩手銀行赤レンガ館」の必見ポイント!

岩手銀行赤レンガ館の見所をご紹介します。東京駅の設計を手掛けた辰野金吾氏らが設計した岩手銀行赤レンガ館の外観は赤煉瓦がレトロで昔の建物の雰囲気を感じる外観です。東京駅にも似ていますよね。

見所①開業当時のまま復元された施設

岩手銀行赤レンガ館の見所一つ目は開業当時の名残を感じる施設です。外観はヨーロッパの古い町並みにある建物のようで、レトロな雰囲気があります。岩手銀行赤レンガ館には盛岡銀行本店の当初の応接室や会議室などの施設が開館当時のまま復元されています。外観だけでなく内装の装飾は明治から昔の名残を感じることができますよ。

見所②建物内部の細工や装飾

岩手銀行赤レンガ館の見所二つ目は建物内部の細工や装飾です。1階のエントランスホールと多目的ホールは無料で2階の資料室は大人300円で見学することができます。内装もヨーロッパの建築様式の雰囲気があり、重厚感があります。

見所③建物の歴史や構造を映像で鑑賞

岩手銀行赤レンガ館の見所三つ目は建物の歴史や構造を映像で鑑賞できるところです。2階の館内にはバーチャルシアターがあり、岩手銀行赤レンガ館の歴史や建物を映像で鑑賞することができます。館内はそれぞれの展示物のポイントに詳細の紹介ボードがあるので、それを見ながらゆっくりと自分のペースで鑑賞することができますよ。

見所④コンサートなど様々なイベント

岩手銀行赤レンガ館の見所四つ目はコンサートなど様々なイベントが行われるところです。1階の多目的ホールではコンサートや演奏会など様々なイベントが開催されます。イベントの開催情報は公式ホームページで公開されているので、確認しておきましょう。

「岩手銀行赤レンガ館」へのアクセス&駐車場情報

岩手銀行赤レンガ館の詳細情報をご紹介します。定休日や営業時間など、事前にチェックしてから行きましょう。

アクセス

岩手銀行赤レンガ館へは電車とバスか車でのアクセスができます。岩手銀行赤レンガ館には専用駐車場は無いので、近隣の有料駐車場をご紹介します。

バスで行く

岩手銀行赤レンガ館へバスでアクセスする場合は盛岡駅よりバスで10分でアクセスできます。盛岡バスセンターななっく前のバス停で下車後、徒歩1分で到着します

車で行く

岩手銀行赤レンガ館へ車でアクセスする場合は盛岡インターチェンジから車で10分でアクセスできます。専用駐車場は無いのですが、近隣に有料駐車場があるので、車でのアクセスもできます。

駐車場情報

岩手銀行赤レンガ館は専用駐車場はありませんが、すぐ近くに有料の駐車場があります。収容台数は8台のみなので、満車になる場合もあるのでご注意ください。平日は8時~18時で30分200円(土日・祝は60分200円)、18時~8時で60分100円です。

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基本情報

名称 岩手銀行赤レンガ館
住所 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目2-20
営業時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
定休日 火曜日、年末年始
アクセス JR盛岡駅から岩手県交通盛岡バスセンター行きバスで10分
料金 盛岡銀行ゾーン16歳以上300円、小・中学生100円、7歳未満無料
駐車場 無し
HP 公式サイト

盛岡観光では必見!「岩手銀行赤レンガ館」へ

ご紹介した岩手銀行赤レンガ館はいかがでしたか?岩手銀行赤レンガ館は市民の人達の憩いの場でもあり、観光客も訪れる観光スポットです。細部にまでこだわりのある建造物なのでゆっくりと建物の細かい装飾を見るのも楽しいですし、岩手銀行赤レンガ館の歴史を学ぶこともできます。ゆっくりと落ち着く雰囲気は時間を忘れてしまうほどの居心地の良さです。

外観もヨーロッパ建築のようにおしゃれでとても素敵ですよ。盛岡に訪れた際は、ぜひ岩手銀行赤レンガ館に訪れてみてはいかがでしょうか。

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akane

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