2020年01月10日公開
2020年06月18日更新
山形の奇跡の泉「丸池様」を観光!変色する絶景やアクセス&駐車場は?
山形県の遊佐町にある「丸池様」について紹介します。まるで「もののけ姫」の世界のような美しいエメラルドグリーン色の池が注目されています。丸池様にまつわる伝説や紅葉などの季節ごとの楽しみ方、そしてパワースポットとして注目されている理由を解説します。
山形の奇跡の泉「丸池様」
山形県の鳥海山の麓にある丸池様という池に行ってきました。
— 山月まり (@mura_pole) June 11, 2016
湧水でできている池はとても澄んでいて底まで見えます。
見る位置によってコバルトブルーやエメラルドグリーンに見えました。
池そのものが御神体だそうです。 pic.twitter.com/njZWhVc0Lz
山形県にある奇跡の泉「丸池様」について紹介します。丸池様は山形県と秋田県の県境にあたる飽海郡遊佐町直世箕輪地区内にあるのです。その幻想的な光景から、様々な伝説も噂される隠れた観光スポットといえるでしょう。
なかなか人が多い地域では見られない風景が残されており、自然がそのまま観光スポットになった場所といえます。自然のパワーで思いっきり感じられるスポットになっているので、日頃の疲れを癒やしてもらいましょう。
湧き水で出来た池
鳥海山麓の丸池様。とても青い。 pic.twitter.com/buh1hpH7Ux
— 櫻田 (@V_parantica) October 28, 2016
日本全国に様々な観光スポットがありますが、丸池様の場合は地元の人も詳しい情報を知らない隠れスポットとなっています。丸池様は直径20m、推進3m50cmとなっており、県内唯一の湧水を水源とした池です。
また、丸池様と歩道のわきを流れる牛渡川は「里の名水・やまがた百選」に選ばれたことがあります。都会ではなかなか見ることの出来ない美しい川が遊佐町では見ることができるのです。
エメラルドグリーンが印象的
丸池様の特徴は、池が美しいエメラルドグリーンになっている点といえます。その光景は、まるで映画やゲームの世界に出てくる伝説が残されたエリアのように感じるでしょう。丸池様を囲む森は歴史ある原始林となっており、遊佐町の天然記念物に指定されています。
山形県にある丸池様の詳細やアクセスの仕方、駐車場などの情報を合わせて紹介します。美しい自然あふれるパワースポットに癒やされながら、その伝説に注目しましょう。
不思議な泉「丸池様」の特徴
パワースポットと言われるだけあって、丸池様は不思議で幻想的な光景が広がっています。丸池様にアクセスした際に、どういった点に注目しながら観光するのが良いのでしょうか?不思議な泉である丸池様の特徴を紹介します。
丸池様は季節によって夏はバイモカ、秋は紅葉を見ることができるでしょう。川のせせらぎの音も美しく、水の中に咲いた白い花に目を奪われます。丸池様周辺の特徴と合わせて確認してみましょう。
光の当たり方で色が変化
丸池様❣️ pic.twitter.com/QdbXVs6nK9
— Yuzu ☆ (@photoyuzu) January 3, 2020
丸池様は美しいエメラルドグリーンとなっていますが、光の当たり方で色が変化します。常に透き通ったエメラルドグリーンになるわけではなく、時には深緑に近い色に変化します。エメラルドグリーンを見たい場合は、青空でお昼から午後2時頃までがおすすめです。
時間が遅くなり午後4時頃になると、エメラルドグリーンから深緑色に変化していくので、時間にゆとりをもってアクセスすると良いでしょう。季節や天候の影響で色が変化するようです。
水が湧き出る様子が見られることも!
本日、三つ目のスポットは国指定史跡「丸池様」。鳥海山の湧水が作り出した神秘の池。SNSで話題になり人気のスポットに。水面がエメラルドグリーンに見えます。#α6300 #SEL1018 #SONY #クラブツーリズム #丸池様 #遊佐町 #山形県 #東北でよかった pic.twitter.com/QBViJl60ek
— kujisan@オールドレンズツイッタラー (@kujisan73) August 22, 2017
丸池様に到着すると、どこからか「ボコボコッ」という音が聞こえてきます。この音は丸池様の底から水が湧き出ている音なのです。この水源は付近の鳥海山から流れ出たものと考えられています。丸池様の水が湧き出る光景は、自然も生きていることを実感できるでしょう。
近年は知られるようになった観光スポットですが、以前は地元の人もはっきりとした場所を知らないスポットだったそうです。水が湧き出るという光景はもちろんですが、自然そのままの動植物が残された観光地になっています。
もののけ姫の様だと話題!
このようなエメラルドグリーンで幻想的な光景から、映画「もののけ姫」の世界のようだ、と感じる人も多いそうです。もののけ姫は1997年にスタジオジブリ制作の長編アニメーションで、人と自然をテーマにした作品となっています。
もののけ姫の中では丸池様に似た池が登場しており、実際に訪れた人はそのシーンを思い出すそうです。もののけ姫はもちろんですが、伝説を感じるような光景は一度訪れることをおすすめします。
周辺には原生林が広がる
信濃藤四郎がいる所から少し遠いけど、山形の遊佐に「丸池様」っていうパワースポットがあって、この澄み渡ってる色…すごく…粟田口沼………
— めり〜 (@oage_ga_nimai) April 11, 2016
神様が住んでる場所で、丸池様に纏わる神話も残ってるよ#審神者にオススメの庄内 pic.twitter.com/CQ0eFWfqIz
丸池様にアクセスするために箕輪鮭ふ化場周辺にたどり着くと、少しずつ原生林が見えてきます。箕輪鮭ふ化場は丸池様にアクセスする際の駐車場として利用されています。駐車場に車を停めて牛渡川をすぎると、自然が残された原生林にたどり着けます。
まさにこの原生林の風景がもののけ姫の世界を感じさせることでしょう。紅葉の季節もおすすめですが、もののけ姫の世界を体感するなら新緑の季節が理想的です。天気予報を確認して、晴れているタイミングで訪れると不思議な世界に入り込んだ気持ちになれます。
遊佐町の天然記念物に指定
基本的に人の手が加えられていないため、自然そのままの光景となっており、現在は遊佐町の天然記念物に指定されています。木々は芸術的に絡み合っており、丸池様にたどり着くまでの道のりだけでも、伝説の世界に迷い込んだ気分となるでしょう。
ちなみに、丸池様にはとある伝説があり、池を荒らすと目が潰れるという言い伝えもあります。目の神様という役割も持ち合わせているため、池を汚すようなことはやめましょう。また、池の中に入ると溺れるという伝説もあるので天然記念物という点も含めて入ってはいけません。
「丸池様」の季節毎に変わる風景
丸池様を訪れるときは季節毎の変化を楽しみましょう。春や夏の新緑、秋の紅葉、冬の幻想的な光景という風に違った景色が見れます。特に紅葉の季節は丸池様までの道のりも楽しさがアップするでしょう。
季節毎の花々が美しいスポットですが、天然記念物ということもあり動植物の採取は禁止されています。現在はロープを張れていることもあり、池際には近づけませんが周辺の季節の動植物に気をつけましょう。写真を撮影するときに踏まないように注意が必要です。
春~夏は新緑が美しい
丸池様の秘境感がすごかった…。
— *ゆうか* (@kahoku_benibana) June 26, 2018
写真だと、空気感が伝わらないのが残念#山形県 #山形 #東北 #庄内 #遊佐町 #yamagata #丸池様 #風景写真 #ファインダー越しの私の世界 #カメラ女子 #カメラ好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/3RZiYaRZY8
自然をそのまま保護しているスポットになっているため、春から夏にかけての新緑がとても美しいです。木々が複雑に絡み合った姿や、エネルギー溢れる新緑はパワースポットといえるでしょう。
また、丸池様と新緑の色が合わさったエメラルドグリーンの光景は特に美しさを感じさせます。もののけ姫の世界と瓜二つともいえる光景は、時間が経つのも忘れて見とれてしまうかもしれません。
秋は紅葉を楽しめる
一昨日の休みゎ鳥海山の方まで
— Chihiro Shoji (@chi0518t) October 22, 2015
ドライブ行って紅葉スポット🍁🍂
行くつもりが、途中迷って行き先変更↪結局、
丸池様に行ってきた🌱🍃🌾🌿🍀🍏🍐💚
キレイすぎて癒されてきた(* ̄∇ ̄*)✨ pic.twitter.com/qVFeFmdr6Z
秋になると丸池様までの道のりは紅葉が楽しめます。賑やかな紅葉の観光スポットも楽しいですが、落ち着いた雰囲気で過ごすなら丸池様が理想的です。春や夏のもののけ姫風の雰囲気とはまた違った見え方になります。
自然に生まれた紅葉並木を歩きながら丸池様を目指すのがおすすめです。丸池様周辺を季節毎に訪ねると、自然の変化をダイレクトに感じられることでしょう。同じ道程でも夏の青々とした風景と紅葉の季節では異なった表情を見せてくれます。
冬は葉のない木々で不気味に
昨日の鳥海山。山頂は見えませんが、今冬は雪が少ないですね。丸池様はいつものように静かでした。 pic.twitter.com/7FrJLVJocA
— 庄内ドキュメンタリー映画友の会 2 (@dokitomo3) January 3, 2020
冬になると丸池様は自然の怖さも伝えてくれます。夏の緑や秋の紅葉とは違って、葉のない木々は少し不気味と感じるでしょう。もののけ姫の中でも自然の温かさと怖さが表現されていましたが、丸池様ではリアルにその雰囲気を感じられます。
もちろん、気温が下がると雪が降るようになり幻想的な光景が広がるようになります。丸池様までのアクセスは険しい道程ではありませんが、防寒具や足元をしっかりと用意してから訪ねましょう。
「丸池様」の歴史や伝説
もののけ姫の世界のような丸池様ですが、実はとある伝説が残されています。丸池様が誕生してからの現在までの歴史に注目してみましょう。丸池様にまつわる伝説や地元の人との関わりが見えてきます。
不思議な伝説はもちろんですが、いわゆる迷信的な話も残されているスポットになっています。心霊スポットとは違って祟られるようなことは無いようですが、神様を怒らせるようなことはしないようにしましょう。神社にお参りする気分で落ち着いて穏やかな気持で観光するのがおすすめです。
丸池神社の境内に位置する「丸池様」
遊佐にある丸池様に行ってきました。
— 雪見 (@yuki9w9) July 13, 2016
光の加減で蒼や翠に光る水面は、鏡のように社叢を映しこんで、この世のものではないような不思議な場所でした。 pic.twitter.com/zrl98AK0nR
そもそも丸池様は、鳥海山大物忌神社に関係する「丸池神社」の境内内に位置するスポットです。丸池様にアクセスするときに停めた駐車場の近くに、鳥海大物忌神社に向かう吹浦口の宮も確認できるでしょう。
このように丸池様は池全体が神社の御神木となっており、地元の人たちに信仰され、大事に扱われてきた神聖な場所なのです。そのことから「様」をつけて呼ばれており、パワースポットとしても注目されているのでしょう。
パワースポットとしても人気
青々とした新緑、美しい紅葉が楽しめる丸池様は、神社の境内に位置することもありパワースポットとして人気です。実際に丸池様周辺に訪れると、自然の力を感じるとともに癒やしを感じることでしょう。
エメラルドグリーンの丸池様を眺めながら自然のパワーを吸収することができれば、日頃のもやもやとした気持ちも晴れるかもしれません。そういった意味で丸池様はパワースポットとして注目されています。他のパワースポットと合わせて丸池様に訪れると良いでしょう。
丸池様と呼ばれる理由
庄内においでよ。
— おいでよ庄内(山形県庄内地方) (@oideyosho_nai) July 8, 2019
遊佐町の丸池様は神秘的だよ。 pic.twitter.com/NidbIAR8EM
丸池様がパワースポットや神様として大切にされるようになったのは、池自体が神社の御神木としての役割があるからです。御神木と言うと神社にある樹齢が何百年というものをイメージするかもしれません。
しかし、御神木は様々な形で表現されており、丸池様の場合は池がその役割を果たしています。地元の人たちが大切にしているからこそ、その名前で呼ばれており、現在も美しい自然が残っているのでしょう。
丸池様にまつわる伝説とは
丸池様 神々しく美しい?
— あきぷい🏃♂️デブリセット完了🏃♂️いいね直ぐ無くなるお返し出来ず🙇♀️ (@AyybcPI74wRFljH) November 4, 2019
鏡のように透き通る湧き水には鮭が泳いでいた pic.twitter.com/vCsyWwXeG1
神社の御神木の役割を担う丸池様ですが、とある伝説が残されています。時代は鎌倉時代の後三年の役が起きたときに遡るそうです。後三年の役において鎌倉権五郎景正という人物が、敵の矢で目を射抜かれたそうです。
鎌倉権五郎景正はその状態のまま三日三晩、敵を探し続けて見事に討ち取ることに成功したのだとか。無事、目的を果たした鎌倉権五郎景正は丸池で目を洗ったそうです。この武勇伝に対して池の魚は敬意を評して、すべて片目になっているという伝説が残されています。
「丸池様」の詳細情報
エメラルドグリーンの美しい池がある、丸池様の詳細情報を紹介します。丸池様へのアクセス方法や駐車場情報を確認しましょう。駐車場を利用する際は、近隣の人に迷惑にならないように配慮し、正しい利用法を守ることが大切です。
また、2018年頃から丸池様はロープが張られています。以前は池際まで行けたようですが、パワースポットとして知られるようになってから、少し人の出入りが激しくなりすぎたのでしょう。景観的には残念な部分がありますが、ロープ内の立ち入りは厳禁です。
丸池様の詳細情報
【名称】 | 丸池様 |
【住所】 | 山形県飽海郡遊佐町直世荒川5-7 |
【アクセス】 | 電車:JR吹浦駅からタクシーで約5分 車:日本海東北自動車道「酒田みなとIC」から車で約25分 |
【料金】 | 無料 |
【参考サイト】 | https://mokkedano.net/spot/30180 |
【備考】 | 駐車場:箕輪鮭ふ化場の駐車場が利用可 駐車場は10月頃から3月末まで、鮭のふ化作業に使用されるため迷惑 にならないようにすること トイレ:駐車場横に簡易トイレあり ※2018年頃から池にロープが張られており、池際には立ち入りでき ません |
アクセスの詳細
丸池様は山形県の遊佐町にあります。電車で「吹浦駅」にアクセスし、そこからタクシーを利用するか、自家用車で「酒田みなとIC」から訪れましょう。丸池様としての駐車場はありませんが、箕輪鮭ふ化場が駐車場としてのスペースを確保してくれています。
ここから歩いて数分で丸池様の敷地にたどり着けるのでアクセスは簡単といえるでしょう。ただし、道はあまり舗装されておらず、境内内は足元が不安定なので靴はしっかりとしたものを用意しましょう。
駐車場情報
丸池様の駐車場は、あくまで施設がスペースを開放してくれているだけなので、施設の迷惑にならないようにしましょう。駐車場の料金は不要で、施設の人に声をかけて借りる必要はありません。駐車場も狭いスペースではないので停められないということもないでしょう。
パワースポットとして知られていますが、全国的な知名度はそれほど高くないので混み合うことは少ないそうです。そのため、丸池様に訪れても他に誰もいないということもあるのだとか。一人で行くのはどこか不安、という人は友人と訪れると良いでしょう。
山形のパワースポット「丸池様」へ!
山形県の丸池様行きたい?🏻♂️🌏 pic.twitter.com/e0Obe15wSc
— ❅ちあき❅ (@white_wanpi) September 14, 2019
山形県の遊佐町にある「丸池様」について紹介しました。遊佐町の自然豊かな景色の中に丸池様は存在しています。遊佐町の人々がそのままの形で保存することを大切にしており、季節毎の変化はもちろんですが、木々は自然そのままとなっています。
遊佐町で丸池様の幻想的な雰囲気を楽しみながら、もののけ姫を思い浮かべるもよし、パワースポットとして癒やされるもよし、といえる場所になっています。丸池様の伝説を含めて時間を忘れて、その美しい光景を眺めてみましょう。