「奈曽の白滝」と金峰神社が美しい!鑑賞スポットや紅葉の絶景を解説!

秋田県にかほ市にある「奈曽の白滝」は、紅葉になると赤、黄色で色づく木々と滝。また冬はコバルトブルーに輝く滝壺と雪のコントラストが絶景です。様々なスポットからみる奈曽の白滝の魅力と、奈曽の白滝までのアクセス、駐車場情報を紹介します。

「奈曽の白滝」と金峰神社が美しい!鑑賞スポットや紅葉の絶景を解説!のイメージ

目次

  1. 1「奈曽の白滝」とは
  2. 2「奈曽の白滝」の鑑賞スポット
  3. 3「奈曽の白滝」の四季の魅力
  4. 4「奈曽の白滝」の関連情報
  5. 5美しい「奈曽の白滝」を鑑賞しよう

「奈曽の白滝」とは

秋田県南西部に位置するにかほ市には、標高は150メートル、落差は26メートル、滝幅は11メートルにもなる「奈曽の白滝」があります。秋田県と山形県に跨がる鳥海山から流れる奈曽川にある滝で、滝壺、展望台、金峰神社境内、吊り橋からと4つも異なったアングルから滝を楽しめるスポットです。

紅葉の季節にみる奈曽の白滝や白とコバルトブルーのコントラスが魅力の冬の奈曽の白滝など四季折々の景色を楽しめる「奈曽の白滝」の魅力や奈曽の白滝までのアクセス、駐車場などの基本情報を紹介します。是非ツーリングに寄ってみたり、家族、友人などと旅行で奈曽の白滝を訪れてみてください。

にかほ市の金峰神社境内地にある滝

にかほ市にある奈曽の白滝は、創建856年の金峰神社という神社の境内地に流れています。金峰神社は木造狛犬や木造観音菩薩立像など平安時代からの文化財を数多く収蔵しており、秋田県指定有形文化財に指定されています。

神社の境内を通過して長い石段を下っていくと、うっそうと茂る木々に囲まれた滝を見ることができます。また社殿の南側には奈曽川にかけられた長さ75メートルのねがい橋という吊り橋があり、吊り橋からも奈曽の白滝を楽しむことができます。

かつては修行の場でもあった

奈曽の白滝が流れる鳥海山はかつて、神聖な神の山として崇められ、修験道の場とされていました。鳥海山の麓である小滝地域は宿坊村となっており、全国から山を訪れた人の世話や山を案内をする修験者たちが居住していました。金峯神社もまた修験者と関連の深い場所で、滝は修行の場にもなったと言われています。

1932年に国の名勝に指定される

秋田県を代表する滝となった、奈曽の白滝は1932年に国の名勝に指定されました。別名「奈曽の白瀑谷」とも呼ばれ、豊富な水量があり、非常に壮観な景色を楽しめるスポットです。また、1950年には新日本観光地百選の1つに選ばれています。

「奈曽の白滝」の鑑賞スポット

展望台、金峰神社境内、滝壺、吊り橋(ねがい橋)の4つのアングルから奈曽の白滝を楽しめることができます。同じ場所からでも季節が変われば、まったく違う奈曽の白滝を楽しめます。紅葉の季節や冬ならではの絶景など、ここからは皆さんには是非見てほしい、4つの鑑賞スポットを紹介します。

スポット①展望台

1つ目のスポットは展望台からみる奈曽の白滝です。奈曽の白滝駐車場から徒歩で15分。滝への展望台は階段が多く、高低差が激しいですが、頑張って階段を上った展望台からみる奈曽の白滝は、少し見下ろす感じで見ることができ、何も遮るものがないので写真撮影にはぴったりのスポットです。

スポット②金峰神社境内

2つ目のスポットは金峰神社境内からみる奈曽の白滝です。展望台からさらに階段を上がると、金峰神社があります。金峰神社を背に振り返ると、奈曽の白滝が目の前に見えます。木立越しに滝をみることができるので、木と滝のコントラストを楽しむことができます。

スポット③滝壺

3つ目のスポットは滝壺からみる奈曽の白滝です。奈曽の白滝を最も近くから見ることができる滝壺は、金峰神社の境内を通り抜けていきます。階段を上り下りした後に見える滝壺は、26メートル高さから落ちてくる水の音が大迫力の奈曽の白滝を一番近くで楽しめます。

滝壺の前には、大きな岩があり滝壺のすぐ近くにまでは行くことができませんが、離れていても滝から流れる水の音を感じることができます。また、水が透き通って、コバルトブルーに見える滝壺は多くの人を魅了します。

スポット④吊り橋(ねがい橋)

4つ目のスポットは吊り橋(ねがい橋)からみる奈曽の白滝です。金峰神社のお社を通り階段を下ると吊り橋があります。この吊り橋はねがい橋とも言われ、ねがい橋からは斜めのアングルで奈曽の白滝が見れ、離れていても、滝の流れ落ちる音は迫力があります。

吊り橋を渡って川沿いを下っていくと、川の水の流れ落ちる瞬間を見ることができ、滝のスタート地点を上から楽しむことができます。上から滝の水を見ることができるのも、奈曽の白滝の見どころの一つです。

「奈曽の白滝」の四季の魅力

4つの異なったアングルから滝を楽しめる奈曽の白滝は、春は鳥海山からの雪解け水により、通常よりも水が豊富な奈曽の白滝を見ることができます。夏は木々の緑が鮮やかで、秋には紅葉の赤色、黄色が圧巻です。また冬になるとコバルトブルーと雪の白色が幻想的な景色を楽しめ、1年を通して四季折々の魅力が楽しめるスポットです。

魅力①春の雪解けによる迫力の滝

春は山からの雪解けで水が増し、さらに迫力のある奈曽の白滝が楽しめます。通常でも滝の流れ落ちる音は迫力がありますが、鳥海山からの豊富な雪解け水を間近で見ることができ、秋田の大自然を感じることができます。春の奈曽の白滝は滝の水が迫力十分な景色をお楽しみいただけます。

魅力②新緑としぶきのコントラスト

夏になると木々が新緑に色づき、滝のしぶきとのコントラストが絶景です。また暑い季節の中にヒンヤリした滝からの天然に冷やされた空気感、周りの樹々の森林浴効果が楽しめます。奈曽の白滝までは険しい道のりが続きますので、夏場はタオルや水分補給をしっかりととって楽しんでくださいね。

魅力③紅葉と滝のコラボレーション

秋の紅葉シーズンなると木々が赤色、黄色に色づき、奈曽の白滝と色鮮やかな木々を楽しむことができます。様々なスポットから違うアングルで奈曽の白滝を見ることができるので、紅葉のシーズンには絶景の写真が撮れること間違いなしです。

魅力④白とコバルトブルーの冬の滝

にかほ市は積雪も多く、雪深い地域ですが、冬の季節でしか見られない奈曽の白滝を楽しむことができます。雪の白とコバルトブルーの滝は幻想的な雰囲気で、見る人を圧倒する冬ならではの景色です。にかほ市は雪が多い地域ですので、冬の奈曽の白滝を楽しみたい方は防寒対策をしっかりとして楽しんでください。

「奈曽の白滝」の関連情報

魅力たっぷりの奈曽の白滝はいかがでしたでしょうか。ここからは四季折々、違う景色を楽しむことができる奈曽の白滝までのアクセス方法や駐車場情報を紹介します。

「奈曽の白滝」へのアクセス

奈曽の白滝へのアクセス方法は、電車・バスもしくは、車でのアクセスがございます。時期により混み合ったり、公共機関の場合は時間が改訂される場合もありますので、奈曽の白滝へ行く際はアクセスに合わせて時間をこまめにチェックしてみてください。

電車・バスで行く

電車・バスの場合は、JR秋田駅から約1時間15分ほどの象潟駅で下車します。下車後、にかほ市コミュニティバス横岡行きバスに15分乗車し、奈曽滝前下車。徒歩10分で奈曽の白滝でへ到着します。電車やバスは1時間~2時間に数本しか出ていないので、前もって時間を調べることをおすすめします。

車で行く

車の場合は、秋田道横手ICから国道107・7号経由1時間30分で奈曽の白滝に到着します。冬のにかほ市は積雪も多い地域ですので、運転には気を付けてくださいね。

駐車場情報

車の場合も奈曽の白滝の駐車場が50台と多くあるので安心です。混み合う季節も安心して奈曽の白滝を楽しめます。

「奈曽の白滝」の基本情報

住所  秋田県にかほ市象潟町小滝川向55
電場番号 0184-43-6608(にかほ市観光拠点センター「にかほっと」)
定休日 10月中旬~は平日不定休あり
料金 見学自由
アクセス JR秋田駅より電車・バスで約1時間40分。
秋田道横手ICより車で約1時間30分。
駐車場 50台
公式HP https://www.akitafan.com/archive/tourism/745

美しい「奈曽の白滝」を鑑賞しよう

秋田県にかほ市の春夏秋冬に景色を変える奈曽の白滝。春は鳥海山からの雪解け水により大迫力の滝。夏は新緑が美しい奈曽の白滝。紅葉と滝の迫力に圧倒される秋。雪の白さと滝壺のコバルトブルーのコントラストが美しい冬の奈曽の白滝。

奈曽の白滝では階段が多いので、夏の暑い季節には水分補給をしっかりとって、冬は防寒対策をしっかりして訪れることをおすすめします。

観光シーズンでも駐車場が多くありますので、ツーリングがてら、家族、友人とゆっくり旅行するのもおすすめです。秋田県にかほ市の春夏秋冬に景色を変える奈曽の白滝を家族、友人と楽しんでみてはいかがでしょうか。

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三戸麻生

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