秋田「安の滝」は日本の滝100選の名水!紅葉の絶景や悲恋伝説とは?
日本の滝100選に選ばれた秋田県北秋田市にある「安の滝」をご紹介いたします。安の滝と呼ばれるようになった悲恋伝説から、紅葉や新緑の絶景が楽しめる旬な時期までを網羅しています。さらに安の滝へ行く際の注意事項が大切なので読み漏らしのないようにしてください。

「安の滝」とは
安の滝は、「あんのたき」ではなく「やすのたき」と呼びます。秋田県北秋田市にある落差が約90mの滝です。この滝は、ただの絶景スポットではなく、300年前から続く悲恋伝説も存在します。
秋田の中ノ又渓谷上流部にある滝
安の滝 【秋田】 pic.twitter.com/G4Ab9ORyzJ
— 一生に一度は見ておきたい日本の絶景 (@japanzekkei) December 4, 2019
安の滝は、落差約90mのうち上段と下段の2段に分かれています。上段が落差約60mで下段が落差約30mの2段になっております。上段の滝壺には、広い空間があります。
日本の滝百選にも選ばれる
安の滝とムーンボウ(月虹)
— JBL (@JBL_4428) November 15, 2019
今年も単独ナイトハイク、夜の『安の滝』行ってきました。
紅葉前なのが惜しい。月明かりも強すぎたかな🙃#安の滝 #秋田県#星景 #ムーンボウ pic.twitter.com/439YRwmvER
安の滝は、日本の滝百選で第2位に選ばれているほどの綺麗な滝です。ブナの森のふもとの高原にかかっている滝で、林道を歩いて登ることができます。標高は約800mです。晴れた日の午後に虹がかかった景色は絶景です。
「安の滝」に伝わる伝説とは
安の滝は絶景の滝であることはもちろんですが、それ以外にも悲恋伝説という300年語り継がれる伝説があります。
「安の滝悲恋伝説」
『安の滝』伝説の主人公、ヤスってアクセス道も無かった時代にどうやってここまでたどり着いて滝に身を投げたのか🤔 pic.twitter.com/AOxVgCbW5h
— JBL (@JBL_4428) October 11, 2019
悲恋伝説とは、「ヤス」という少女の伝説です。安の滝の「ヤス」はこの少女の名前から由来しています。安の滝悲恋伝説を簡単にご紹介します。
ヤスは久太郎に恋仲になるところから悲恋伝説は始まります。しかし、当時の金山では男女が結ばれることを良く思わない風習がありました。その為、久太郎は友人にヤスへの伝言を残して故郷へ帰ってしまいます。
安の滝のデジカメ写真
— ほせ@たぶんGM復帰 (@nenuihito) October 18, 2015
悲恋伝説って創作ネタに使えるかな…? pic.twitter.com/QTY461w97L
しかし、友人がヤスへ伝言を伝えることはありませんでした。ヤスは久太郎が迎えに来るのを待ちました。でも、久太郎が現れない中、不安を抱えるヤスに久太郎の同僚が「久太郎はヤスとの関係がバレて捕まった。もう忘れた方がいい」と言いました。
これを聞いたヤスは悲しみのあまり滝から身を投げ出してしまいました。それ以降、ヤスの滝と呼ばれるようになったことが安の滝悲恋伝説です。
悲しい伝説から恋が叶う滝に
月明かりの安の滝。
— JBL (@JBL_4428) November 22, 2019
ヤスちゃんが滝に身を投げたと言われる『安の滝伝説』より、クマにビビリながらの撮影でした。#安の滝 #月光写真#星景 #秋田県 pic.twitter.com/Y9pfOGZBpZ
とても寂しく感じる悲恋伝説ですが、安の滝に来ると「恋が叶う」と言い伝えられています。きっとヤスが自分のような無念な恋をして欲しくないと、見守ってくれるのでしょう。そんな意味でも素敵な場所です。
「安の滝」の見頃・見処
安の滝の見頃・見処は大きく分けて2つあります。1つ目は新緑が綺麗な初夏です。2つ目は紅葉が綺麗な秋口です。安の滝に1度行ったことがある方はその絶景に満足されていると思いますが、是非もう1度別の季節にも行ってほしいです。
見頃・見処①初夏の新緑と滝
秋田県 北秋田市 安の滝#東北が美しい pic.twitter.com/TFC5GL83UT
— 東北の絶景写真 (@Tohoku_photos) November 20, 2019
安の滝と新緑のコラボレーションを見るには、6月中旬から6月下旬にかけてが最も見頃となります。本当に青々しい緑を見ることが出来ます。滝しぶきの白と緑のコントラストが非常にきれいです。
見頃・見処②秋の紅葉と滝
【安の滝】
— AkifumiHomma (@AkifumiHomma) October 29, 2019
東北も紅葉が始まりましたよ🍁🍁🍁#pashadelic #東京カメラ部 #秋田紅葉 #安の滝 pic.twitter.com/OrVJzAKt6p
安の滝の紅葉は、10月中旬から10月下旬にかけてが最も見頃になります。安の滝の紅葉は赤、橙、黄、黄緑と色とりどりの景色に加えて、安の滝の飛沫の白色がとても映える絶景となります。
遊歩道の紅葉も見事
今日は #世界観光の日
— あきたびじょん (@akitavision) September 27, 2019
「秋」は秋田の季節!
もうすぐ迎える紅葉シーズンは、秋田旅行がおすすめです。
写真は北秋田市の 「安の滝」!
断崖絶壁を下る二段構造の滝で、水が赤や黄色に色づいた木々に映えます。
※例年見頃は10月中旬~下旬です。https://t.co/SDN9SxbFMq pic.twitter.com/WkQDQfy6oZ
安の滝の紅葉も素晴らしいのですが、安の滝にたどり着く前の林道の遊歩道の紅葉もとても綺麗です。林道の天井が紅葉で彩られ、地面も紅葉の落ち葉一色になっています。
「安の滝」の関連情報
安の滝へのアクセスや安の滝に行く際の注意点などをご紹介させていただきます。本当に安の滝に行きたいと思われている方は必ず一読してほしいです。
「安の滝」へのアクセス
グーグル ストリートビューおそるべし!
— 治田 洗礫 (@Harita_arayshi) June 16, 2019
秋田県の阿仁の山奥、地理院地図に登山道の記載すらない「安の滝」までストビューで到達できる!
すごいなぁ…
指定した地点https://t.co/BecaykEGxu pic.twitter.com/cdV3iQmVnX
安の滝は本当に素晴らしい絶景が広がりますが、ハッキリとお伝えします。アクセスは非常に悪いです。アクセスは不便ですが、それでも見る価値のある安の滝ですので挫けずに最後まで読んでください。
車で行く
道の駅あに
— ながぐつ (@high_boots) September 15, 2018
マタギの里の名の通り、山をずっと抜けた先にある。ただ、道は太いのでドライブがてら来るのには楽しいかも
販売品もここの地区の特産品を地元の人が加工しているものが多かった気がする
他にマタギ用の刃物やマムシの干物など独自のものが多かった pic.twitter.com/Jj95MFPj5z
安の滝までのアクセスですが、一番近くの目印になるものが「道の駅 あに マタギの里」です。まずは、「道の駅 あに マタギの里」までアクセスをご紹介させていただきます。
最寄りIC | 経由 | 所要時間 |
秋田自動車道五城目八郎潟IC | 国道285号・国道105号 | 約1時間10分 |
秋田自動車道鷹巣IC | 国道105号(仙北市方面) | 約45分 |
東北自動車道盛岡IC | 田沢湖 | 約2時間 |
ふるさとの滝 #北秋田市 #安の滝(やすのたき)には #秋田内陸線 阿仁マタギ駅から安の滝駐車場まで車🚗で約30分、安の滝駐車場から安の滝まで徒歩?片道約50分で行くことができます。日本の滝百選第2位に選ばれた安の滝は紅葉の時期もおススメです!ガイドも承っていますのでぜひご利用ください🍁 pic.twitter.com/4LJnhExeje
— ふるさとあに観光案内人の会 (@furusato_ani19) September 26, 2019
ここからが本番です。まず、道の駅を左に出てすぐ左に曲がります。(ここで間違えてしまうとトンネルに入るのでご注意ください)しばらくすると、「打当温泉マタギの湯」や「マタギ資料館」があります。ここらへんから道が狭くなります。
道なりに進むと、打当温泉から4kmほどで右手に小さな橋があります。この橋を渡ってしまうと別の滝に行ってしまいます。ここが最重要分岐点なので特にご注意ください。この分岐を曲がらずに直進してください。整備されていない林道ですが大丈夫です。
5kmの道を約30分かけて走り、駐車場に車を停めたら今度は約40分の林道コース
— ログ (@Log_Sign) October 21, 2018
沢沿いに安の滝までをトレッキングとなります
林道は分かりやすいので遭難することはまずありません
そして中々の紅葉具合いでした#すいぐるみ秋田ぶらり旅#安の滝 pic.twitter.com/axplmYtofY
舗装されていない林道は不安かもしれませんが、この林道を5km進むと安の滝駐車場が見えてきます。駐車場付近は舗装されていますので、林道から舗装された道路になれば駐車場は目前です。駐車場より先の林道は通行止めなので行き過ぎてしまう心配は無用です。
駐車場からは遊歩道を約50分歩けば安の滝に到着となります。所要時間は約50分ですが、距離は1.9kmです。途中で遠目に安の滝が望めます。秋には紅葉がきれいな遊歩道ですので景色を楽しみながら安の滝までの道のりを乗り越えてください。
駐車場情報
秋田遠征備忘録④-2
— 変人たっくん (@donaldo_kodakku) October 16, 2018
16日、いよいよ安の滝。
百名瀑の中で最も魅力ある滝に選ばれた経歴があります。
ちなみに2位は羽衣の滝、3位は三条の滝です。
県道の終わりからオフロードを5km進むと駐車場に着きます。駐車場は整備されておりトイレもあります。
紅葉はバッチリ見頃で感動😭
ただただ最高! pic.twitter.com/9Hhn13BU19
駐車場は15台ほどしか駐車できません。駐車場の料金は無料なので先着順になります。紅葉シーズンなどは満車になることもありますので、駐車場をご利用される方は早めの到着をおすすめします。駐車場にはトイレも併設されています。
「安の滝」の基本情報
落差90mの秀麗な2段構造の滝。断崖絶壁に懸かる白いすだれ状の滝の流れが紅葉に映える。秋田県の「安の滝」 pic.twitter.com/90k5eL4RTz
— ゆきちゃん (@marinamiries) October 23, 2019
「安の滝」の基本情報をご紹介します。安の滝について何かわからないことは、下記の北秋田市の観光案内所もしくは北秋田市役所の商工観光課までお問い合わせください。
所在地 | 秋田県北秋田市阿仁打当地区 |
アクセス | 「阿仁マタギ駅」から「安の滝駐車場」まで車で約25分 「安の滝駐車場」から「安の滝展望台」まで徒歩で約50分 |
お問合せ先 | TEL:0186-75-3188(北秋田市観光案内所「四季美館」) TEL:0186-72-5243(北秋田市役所産業部商工観光課) |
「安の滝」へ行く際の注意点
駐車場までの道がかなり酷かったけど安の滝良かったー。紅葉もだいぶ落葉してたけどギリギリ見頃だったんかな。とりあえず秋のノルマを達成した感があるので満足ぞ? pic.twitter.com/yq5EfoKdrI
— omoti (@kuro_2ba) October 28, 2017
アクセスが悪いだけではなく、その他にも安の滝へ行く際には注意していただきたい点が5点あります。脅かす訳ではありませんが、命にかかわる可能性もありので必読です。
注意点①冬は積雪で通行止めとなる
冬は積雪で打当温泉から先の道が通行止めになります。安の滝へのアクセスは一本道なので道が通行止めになると安の滝へはたどり着けません。通行止めは遅い時期では6月まで通行止めになっていることがあります。ご注意ください。
積雪以外にも、林道改修工事などで通行止めになることがあります。安の滝へ行かれる際は事前に通行止めの情報をお調べになることをお勧めします。
注意点②林道は狭い砂利道
林道は砂利道で道幅も狭くなっています。ガードレールなどはありませんので、運転技術に自信がある方でもゆっくりとお進みください。
注意点③遊歩道は起伏が激しい
駐車場から安の滝までの遊歩道は1.9kmの軽登山だと思ってください。アップダウンが激しくなっており、1.9kmの道のりですが歩いて約50分はかかります。駐車場に併設トイレがあるので、遊歩道へ入る前にご利用をお勧めします。
注意点④アブやハチが多い
自然豊かなので遊歩道ではハチやアブに刺される危険性があります。帽子で頭を隠して、白っぽい服装をお勧めします。香水や整髪料などの匂いが強いものは控えることも対策になります。
注意点⑤熊の出没
安の滝までのアクセス途中に「マタギの湯」や「マタギ資料館」があるので勘の良い方はお気づきでしょうが、熊が出ます。冗談ではなく本当に熊が生息しているエリアです。マタギとは熊を狩猟する職業のことです。熊がいない地域ではありえない職業です。
熊と出会った時の対処法として「死んだふり」が最も有名ですが、これは迷信なので絶対に実行しないでください。基本的に熊は臆病で人間を襲うことはありません。万が一の為に、ホイッスルを持っておくと熊を見つけた際に鳴らすと効果的です。
絶景に感動!「安の滝」に行こう
後半の内容は、安の滝への意欲を削ぐ内容だったかもしれません。申し訳ありません。でも、このような苦難を乗り越えてでも見に行く価値はあるほどの絶景スポットです。滝の近くで発生するマイナスイオンは癒し効果もあるので是非訪れてください。
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