「面白山高原駅」は豪雪地帯の秘境駅!アクセスやスキー場も解説!

面白山高原駅はJR仙山線の山形県側にある駅で、今では豪雪地帯にある秘境駅として知られています。かつては駅直結のスキー場もありましたが、現在では、コスモスや真っ赤に色づく紅葉を楽しむことができる観光スポットになっています。今回は、面白山高原駅について紹介します。

「面白山高原駅」は豪雪地帯の秘境駅!アクセスやスキー場も解説!のイメージ

目次

  1. 1面白山高原駅とは
  2. 2面白山高原駅の特徴
  3. 3面白山高原駅の見所
  4. 4面白山高原のスキー場「スノーパーク面白山」は閉業
  5. 5面白山高原駅周辺の観光スポット
  6. 6面白山高原駅で豪雪地帯の絶景を楽しもう!

面白山高原駅とは

面白山高原駅

出典:https://www.flickr.com/photos/15281983@N07/2237820823/sizes/l/

面白山高原駅は立石寺で有名な山寺の東側に広がる面白山高原にあるJR仙山線の駅で、かつてはスキー場があり、宮城県や山形県の地元の人たち中心にスキー客で賑わい快速列車が停車していましたが、現在ではそのスキー場も閉業し、普通列車のみが停車する駅となっています。

また、面白山高原駅は冬には鉄道でしかアクセスできない駅として知られ、春から秋にかけての観光シーズン、特にコスモスや紅葉の時期になると、ハイキングコースを楽しむために多くの観光客が鉄道を使って訪れ、また駐車場もありますので車でもアクセスできます。

豪雪地帯の秘境駅!

仙山トンネルの山形県側にある面白山高原駅は、冬になると沢山の雪が降る豪雪地帯にあることから、駅周辺の林道は閉鎖され通行できなくなりますが、春から秋にかけて行楽シーズンになると、整備されたハイキングコースを散策したり、コスモスや紅葉を楽しむ観光客で賑わいます。

また、面白山高原駅には駐車場もありますが、冬になると降雪のため周辺の道路が封鎖され通行止めとなりますので、車でアクセスすることはできません。もし、秘境駅として冬の時期にアクセスする場合は鉄道のみ利用可能ですので注意が必要です。

面白山高原駅の基本情報

所在地 山形県山形市大字山寺字面白山
営業時間 無人駅のため営業なし
料金 JR仙台駅より770円、JR山形駅より420円
アクセス JR仙台駅より54分、JR山形駅より25分
公式HP https://00m.in/g49HV

アクセス方法&駐車場情報

面白山高原駅にアクセスする方法としては、車を利用するか、列車でアクセスする方法があります。車でアクセスする場合、山形駅からは駅前の県道16号線を進み、国道13号線、県道275号線と19号線を通り約50分で、また仙台駅からは、広瀬通を進み、県道281号線を利用して約1時間40分で面白山高原駅に着きます。

鉄道を利用して面白山高原駅にアクセスする場合は、JR山形駅より普通列車で25分、JR仙台駅より普通列車で54分で、快速列車は通過してしまいますので注意が必要です。また、面白山高原駅には駐車場があり車を停めることができます。

面白山高原駅の特徴

面白山高原駅

出典:https://www.flickr.com/photos/longyoung/7514151568/sizes/l/

面白山高原駅は、単線で運用されている山形駅と仙台駅を結ぶJR仙山線にある無人駅で、春から秋にかけて周辺のハイキングや面白山へのトレッキングなどで訪れたり、秋の紅葉の季節には紅葉狩りのために行楽客が訪れます。そして、冬の雪の時期になると、車でアクセスすることはできなくなります。

また面白山高原駅の駅舎は、夏に咲くコスモスの花をイメージして建てられ、面白山高原駅近くの面白山コスモスベルグというコスモス園にちなんだデザインとなっており、春から秋にかけては車でアクセスして駅の駐車場に停めて秘境駅を楽しむことができます。

特徴①鉄道でしか行けない駅

面白山高原駅は、雪の降る冬の季節になると、辺り一面が雪一色となり、また、この周辺が豪雪地帯でもあることから、周辺の道路が積雪のため通行止めとなり車でアクセスすることができなくなります。

そのため、以前この面白山高原駅からすぐアクセスできた面白山スノーパークというスキー場があったときは、スキーシーズンになると、鉄道でしか行けないスキー場として知られ、沢山のスキー客で賑わいました。

特徴②標高440mの所にある

面白山高原駅は、標高440mのところにあり、それほど高い場所にあるわけではないのですが、仙台側から全長が5㎞以上もある仙山トンネルを抜けて奥羽山脈を越えたところの豪雪地帯にあることから冬は辺り一面が真っ白な雪に覆われます。

最近、面白山高原駅は鉄道マニアにも廃墟のある秘境駅として知られるようになり、冬の雪の季節には車でアクセスできないことから、仙台や山形方面から鉄道を利用してやってきて、雪一色になった水墨画のような面白山高原駅をカメラに収めるマニアもいるようです。

特徴③廃墟駅とも呼ばれる

かつて面白山高原駅を出るとスキー場のリフトがあり、冬は電車でしかアクセスできなかったことから、仙台方面や山形方面の地元の方中心に気軽にスキーが楽しめると、スキーシーズンになるとこの面白山高原駅はスキー客で賑わったものです。

しかし、現在このスキー場は閉鎖され、今はその当時のリフトの名残を見ることができるだけで、秘境にある廃墟駅とも言われるようになり、秘境マニアなどが巡る廃墟スポットとしても知られるようになっています。

特徴④スキー場やハイキングが楽しめる

今では秘境にある廃墟駅とも言われるようになってしまった面白山高原駅ですが、もともとは自然豊かなこの周辺にはハイキングコースやトレッキングコースもあることから、春から秋の紅葉シーズンには多くの行楽客が訪れます。

また、天童高原から林道を利用してアクセスすることもできますので、秋には天童高原の白一色のそば畑、そして、面白山高原駅周辺の色鮮やかなコスモスや紅葉をハシゴして楽しむこともできますのでおすすめです。

面白山高原駅の見所

面白山高原駅

出典:https://www.flickr.com/photos/15281983@N07/2237821115/sizes/l/

今では秘境にある廃墟駅とも言われるようになってしまった面白山高原駅ですが、春から秋の紅葉シーズンにかけては、自然豊かな風景を楽しみながらハイキングやトレッキングを楽しむ人たちの中継駅として賑わいます。そこで、ここではこの面白山高原駅とその周辺の見所について紹介します。

見所①待合室

面白山高原駅のホーム中ほどに、六角形をしたおしゃれな待合室があります。今では秘境の廃墟駅とも言われる面白山高原駅にあって、スキー場が営業していた当時の賑わいやリゾート地であったような雰囲気を残している建物です。

面白山高原駅の待合室の中は広々としていて、今でもベンチやテーブルがセットされており、立派な待合室ではあるのですが、無人駅という事もあり暖房設備はなく、暖を取る施設と言うよりは、列車待ちの雨風除けの建物として使える施設です。

見所②駅舎

面白山高原駅の駅舎はホーム中ほどにある待合室の隣にあり、かつてスキー場が営業されていた当時は駅員もいたようですが、今では、無人駅として路線図と時刻表、そして、券売機があるのみとなっています。

また面白山高原駅は、今でも電車は1時間か2時間に1本は停車するようですので、秘境駅と言われている割には券売機もあり、思ったほど廃墟化した秘境駅というほどの廃れ感はありませんし、行楽シーズンにはハイキングを楽しむ観光客で賑わいます。

見所③秋の紅葉

この面白山高原駅に停車する電車がそれなりにあり、券売機もあるという理由の一つとして考えられるのが、秋のコスモスや紅葉を楽しむことができる点にあるといえます。というのも、この面白山高原駅周辺はコスモベルクなどのコスモスで有名なスポットや渓谷が紅葉スポットとして知られているからです。

また、この面白山高原駅周辺にはハイキングコースやトレッキングコースもありますので、シーズンになると紅葉狩りをしながら、面白山周辺を散策する行楽客で賑わいます。

見所④スノーパーク面白山

面白山高原駅からすぐに利用できるスキー場として知られていたスノーパーク面白山は2008年まで営業されていましたが、以後営業休止となり、東日本大震災の影響などもあり、結局は営業再開はされず今に至っています。

この面白山高原駅周辺は冬の雪のシーズンには道路が積雪のため閉鎖されることから、全国で唯一鉄道でしかアクセスすることのできないスキー場として知られ、今でも当時運行していたリフトが残り、スキー場の面影を見ることができます。

見所⑤雪に埋もれる公衆便所

面白山高原駅には乗降する乗客用に公衆便所が備えられていますが、冬の雪の時期にはホーム全体が雪で埋もれてしまい、利用することができなくなります。もし秘境駅マニアとして廃墟化しつつあるこの駅を訪れる際には注意が必要です。

また、面白山高原駅のこの公衆便所の前には、面白山高原駅の駅名に付けられている面白山の語源についての説明版があり、「冬山の雪の美をたとえ、面の白い清き山」ということで、面白いという意味ではなく、冬になると辺り一面が真っ白になる清らかな山ということのようです。

見所⑥林道面白山線

面白山高原駅から天童高原スキー場までは約3㎞の林道面白山線が走り、冬は積雪のため閉鎖されることから車でアクセスすることはできませんが、秋の紅葉シーズンにはこのコースをハイキングなどで散策する方も多くいるようです。

また、天童高原と面白山高原駅の駐車場を利用すれば、車でアクセスして天童高原の真っ白いそば畑と、面白山高原駅周辺のオレンジのコスモスや真っ赤に色づいた紅葉など、色とりどりの風景を楽しむこともできます。

面白山高原のスキー場「スノーパーク面白山」は閉業

スノーパーク面白山は、かつて5つのコースと4つのリフトを備えたスキー場として営業し、面白山高原駅で電車を降りると目の前がゲレンデと言う珍しいスキー場で、ナイター営業は有りませんでしたが、スノーボード指導員検定や、スキーバッジテストなども行われていました。

鉄道でしか行けないスキー場だった!

面白山高原駅には駐車場もあり、林道面白山線も通っていることから、秋の紅葉シーズンなどは車でアクセスすることもできるのですが、冬の雪の季節になると積雪のため林道が通行止めとなり、この面白山高原駅に直結のスキー場に来るには鉄道でしかアクセスできない全国でも珍しいスキー場でした。

2009年から閉業し現在は廃墟に

そして面白山高原駅改札口からすぐのところにあるスノーパーク面白山は、リフト改修に間に合わなかったことから2009年は営業を休止し、営業不振からか2010年も休止。

そして、2011年の東日本大震災の影響もあり、以後、営業再開することはありませんでした。その後も、リフトなどの設備はそのまま放置され、今では、撤去されることもなく、廃墟化しつつあります。

所在地 山形県山形市大字山寺字面白山
アクセス JR仙山線面白山高原駅改札より直結

面白山高原駅周辺の観光スポット

紅葉川渓谷

出典:https://www.flickr.com/photos/15005196@N07/13487971813/sizes/l/

今では秘境駅とも言われ、廃墟化しつつあるスキー場がある面白山高原駅ですが、周辺にはいくつかの観光スポットがあり、特に夏から秋にかけてのオレンジのコスモス、秋の真っ赤に色づいた紅葉、真っ白いそば畑、滝などの自然の景観と、いくつかの見所がありますので紹介します。

観光スポット①紅葉川渓谷

面白山高原駅周辺の観光スポットとして最初に紹介するのは「紅葉川渓谷」です。紅葉川という名の川が流れる渓谷には、秋になるとその名を示すように色鮮やかな紅葉が広がり、約2㎞のハイキングコースを散策しながら紅葉狩りを楽しむことができます。

その面白山高原駅から始まるハイキングコースの途中には、紅葉川に落ちる大小さまざまな滝や、流れ穏やかな水面に映える紅葉、渓谷を渡るつり橋などがあり、川のせせらぎの音を聞きながら、森林浴の気分も味わうことができます。

紅葉の見頃は10月下旬から11月上旬で、渓谷沿いに続く散策路を歩いたり、所々にある河原を注意深く進みながら見る渓谷に広がる紅葉は素晴らしく、また、空の青さと紅葉や、光に輝く紅葉と、渓谷の陰に佇む紅葉との美しいコントラストを楽しむことができます。

なお、面白山高原駅から始まるハイキングコースの途中にはキノコ類が採れる場所もありますが、組合員のみ許可されているエリアですので、むやみに山へ分け入りキノコや山菜を採るような行為はしないようにしましょう。

所在地 山形県山形市山寺面白山
アクセス 面白山高原駅より徒歩2分
公式HP http://yamagatakanko.com/spotdetail/?data_id=261

観光スポット②面白山高原 コスモスベルク

面白山高原駅周辺の観光スポットとして2番目に紹介するのは「面白山高原 コスモスベルク」です。このコスモベルクと言う名前が珍しいですが、「コスモ」はコスモス、「ベルク」はドイツ語でBerg=ベルグ=山の意味で、コスモスが咲く山として知られています。

見頃を迎える9月には約7ヘクタールの山肌にオレンジ色をしたキバナコスモスなど100万本のコスモスが咲き乱れます。ピンクや白などのコスモスもありますが、辺り一面を覆うオレンジのコスモスが圧巻で、駐車場もありますので車で気軽にアクセス可能です。

所在地 山形県山形市山寺面白山
アクセス 面白山高原駅より徒歩10分
山形北ICより車で30分
駐車場 有り
公式HP http://yamagatakanko.com/spotdetail/?data_id=501

観光スポット③秋保大滝

面白山高原駅周辺の観光スポットとして3番目に紹介するのは「秋保大滝」です。この滝は、55mもの高さから一気に落ちる水量豊かな滝で、那智滝、華厳滝と並ぶ日本三名瀑に挙げられ、国指定名勝、日本の滝100選にも選ばれている豪快な滝が有名です。

一年中を通してその景観を楽しむことができますが、なんといっても秋の紅葉の時期は、川沿いの遊歩道を歩きながら、周辺の色鮮やかな風景とともに水しぶきを身近に感じつつ轟音を上げて落ちる滝を眺めるのがおすすめです。また、冬には水墨画のような美しさを堪能することもできます。

所在地 宮城県仙台市太白区秋保町馬場
アクセス 東北自動車道仙台南ICより車で30分
駐車場 有り
公式HP https://www.sentabi.jp/guidebook/attractions/116/

観光スポット④天童高原のそば畑

面白山高原駅周辺の観光スポットとして4番目に紹介するのは「天童高原のそば畑」です。ここは面白山高原駅より林道面白山線を通ってアクセスできる天童高原にあり、辺り一面を覆う真っ白なそばの花を楽しむことができます。

見頃を迎える9月の天気の良い日には、真っ青な空と真っ白なそばの花とのコントラストが素晴らしく、ハイキングにもおすすめです。また、この近くにある憩いの広場では手打ちそばを味わうことができますので、ハイキング途中にランチで新そばをいただくのもおすすめです。

所在地 山形県天童市田麦野1321
アクセス JR天童駅より車で45分
駐車場 有り
公式HP http://bussan-tendo.gr.jp/log/?l=364835

面白山高原駅で豪雪地帯の絶景を楽しもう!

秋保大滝

出典:https://www.flickr.com/photos/usuitakahiro/12717786235/sizes/l/

面白山高原駅はJR仙山線の山形県と宮城県の県境の山形県側にあり、豪雪地帯の中にあることから、標高が440mと低めの割りには雪深く、冬になると辺りの林道が積雪のため通行止めとなることから、駐車場もあるのですが鉄道でしかアクセスできない駅として知られています。

かつてはスキー場がありましたが、今では廃墟と化し、面白山高原駅も秘境駅として鉄道マニアに知られることとなっていますが、春から秋の行楽シーズン、特に、秋のコスモスや紅葉の時期には整えられたハイキングコースを散策する行楽客で賑わいます。

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この記事のライター
Yoshi
お仕着せの旅行ではなく、自分でプランを立てて歩き回るのが好きです。趣味は、温泉・ゴルフ・徘徊・お酒・料理・妄想・音...

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