別府「鬼石坊主地獄」は灰色の熱泥が湧き出る!足湯や入場料金を解説!

別府の人気疑獄めぐりスポットに鬼石坊主地獄があります。2002年にリニュールオープンされるまで40年間閉園されていた鬼石坊主地獄には、ここでしか味わえない楽しみ方があります。今回、鬼石坊主地獄の見どころをご紹介します。是非参考にしてみて下さい。

別府「鬼石坊主地獄」は灰色の熱泥が湧き出る!足湯や入場料金を解説!のイメージ

目次

  1. 1灼熱の熱泥が湧き出る「鬼石坊主地獄」
  2. 2「鬼石坊主地獄」の歴史
  3. 3「鬼石坊主地獄」の見所とは?
  4. 4「鬼石坊主地獄」と一緒に巡りたい地獄!
  5. 5「鬼石坊主地獄」の営業時間や料金情報
  6. 6「鬼石坊主地獄」で地獄めぐりの歴史を感じよう!

灼熱の熱泥が湧き出る「鬼石坊主地獄」

大分県別府市鉄輪温泉にある地獄は千年以上も昔から噴出していたことが、歴史書「豊後風土記」に記載されています。地獄はいくつかありますが今回、ご紹介するのは「鬼石坊主地獄」と呼ばれる地獄です。

ボコボコと音を立てて湧き立つ様子が坊主頭に見えることから鬼石坊主地獄と名付けられました。733年(天平5年)に編纂された「豊後風土記」にも「湯の色黒く、泥常に流れず」と記載されていて、その当時から現在の鬼石坊主地獄が存在していたことが伺えます。

2002年にリニュアールオープンした新しい地獄

明治時代以降は、「坊主地獄」として親しまれた来ましたが一度閉鎖されて、なんと40年ぶりに2002年(平成14年)に「鬼石坊主地獄」としてリニューアルオープンし、別府地獄組合に加盟しました。

家族で寛げる日帰り温泉もあり

「海地獄」から徒歩数分のところにある「鬼石坊主地獄」ですが、足湯をはじめ敷地内には日帰り温泉入浴施設もあります。鬼石坊主地獄は灰色がかった色ですが、温泉は無色透明の掛け流しナトリウム-塩化物泉です。

男女別の温泉には家族風呂5室、檜風呂の内湯、檜風呂又は岩風呂の露天風呂、檜風呂の展望風呂が楽しめるようになっています。観光のついでに温泉でひと休みなんていかがですか。リフレッシュできたら、さあ観光を続けましょう。

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「鬼石坊主地獄」の歴史

別府には鬼石坊主地獄をはじめ海地獄・血の池地獄・龍巻地獄・白池地獄・かまど地獄・鬼山地獄など地獄があります。約1300年以上前から存在する天然地獄は、「豊後風土記」「万葉集」など歴史書にも記述が見られます。

鬼石坊主地獄は、明治時代に新坊主地獄として別府の名所に数えられた比較的新しい地獄です。鬼石坊主地獄は、733年(天平5年)にあった本坊主の後から生まれた、新坊主として明治時代から注目されました。「鬼石」とは最初の所有者の屋号から来ています。

1300年前に書かれた書物にもその名が登場

古い歴史を持つ鬼石坊主地獄は、1300年前に書かれた歴史書「豊後風土記」に登場すると言いましたが、当時別府の地獄帯は、人々が近寄ることもできない忌み嫌われたまさに地獄そのものだったのです。

明治時代には「坊主地獄」の名で知られる人気観光地に

明治時代になりようやく、鬼石坊主地獄は「坊主地獄」の名前で人気を集めるようになりました。しかし、昔から本来あった坊主地獄と区別をするために、鬼石坊主地獄は「新坊主」古くからあった方を「本坊主」と区別するようになりました。

又、本坊主の方は天然記念物に指定され「天然坊主地獄」と呼ばれるようになりました。初めて地獄を訪れる方には少し分かりづらいかもしれませんが、坊主地獄と鬼石坊主地獄は全く別物であることは覚えておきましょう。

一時閉鎖も40年の時をへて復活リニューアルオープン

ボコボコと音がする灰色が特徴の鬼石坊主地獄は、坊主頭に似ていることから来ています。また、約480年前に起こった日向灘地震の時に、この地にあったお寺の真下から地面が割れて熱泥が吹き上げて、お寺が地獄に飲み込まれたという史実も確認されています。

坊主と縁がある鬼石坊主地獄ですがその様子から、今でも活発に火山活動は続いているのがわかります。その鬼石坊主地獄は、40年間閉園していましたが2002年(平成14年11月)にリニューアルオープンしました。

「鬼石坊主地獄」の見所とは?

灰色の熱泥がボコボコと沸騰する鬼石坊主地獄は、温泉だけでなく施設内には休憩所や名物のプリンやお饅頭などを販売する売店もあります。では鬼石坊主地獄の見どころをご紹介しましょう。

湧き出す泥が坊主に見える「鬼石坊主地獄」

灰色の熱泥が坊主の頭に似ていることから鬼石坊主地獄と名付けられたのですが、あちこちで吹き上げている様子はここはいまだ生きている地獄であることを再確認させてくれます。見ていると実にユーモラスな光景は訪れる人を魅了してくれます。

噴出温度100℃の間欠泉「鬼の高鼾(たかいびき)」

鬼石坊主地獄には「鬼の高鼾」というスポットがあります。100℃の間欠泉があるところに鬼たちが岩にくるまって寝ていて、その鼾が聞こえてくるようだということで名付けられました。豪快な鼾は約98デシベルにもなります。

地獄名物のプリンも食べられる「ひと休み こびり」

鬼石坊主地獄でひと休みするなら足湯や日帰り温泉でくつろぐのがおすすめですが、小腹が空いた時は、売店で購入できる人気の鬼石坊主地獄名物の地獄プリンはいかがでしょうか。濃厚でとっても美味しいプリンは口に入れた瞬間、程よい甘味と苦味が広がります。

地獄蒸し焼プリンは、休憩所にある売店「こびり」にて300円で販売されています。他には名物の「冠地どりまんじゅう」(300円)も美味しいと評判です。是非売店を覗いてみて下さい。

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程よい温度でのんびり浸かれる「足湯」

鬼石坊主地獄には足湯コーナーがあります。ぱっとみは大きな池のようですが、れっきとした鬼石坊主地獄の温泉がそのまま引き込まれた足湯で、足の疲れを一時忘れさせてくれる足湯は大人気です。温度は高めなので足湯に足をつける際は注意しましょう。

癒しのひと時を過ごす日帰り温泉「鬼石の湯」

鬼石坊主地獄には魅力的な日帰り温泉「鬼石の湯」があります。温泉施設は木造の癒しの空間になっていて、軽食も食べることができます。内湯には冬場はザボンが浮かんでいて芳しい気分になれます。露天風呂は、森林浴を楽しみながら温泉気分が味わえます。

露天風呂から続く階段の上には展望露天風呂があります。ここからはまわりの森や湯けむりなどが楽しめます。温泉は肌にも優しい弱酸性のナトリウムー塩化物泉源泉掛け流しになっています。

日帰り温泉「鬼石の湯」にはシャンプー・ボディーシャンプー・ドライヤー・ロッカーなど無料で使用できます。タオルは料金200円で販売、貸バスタオル料金150円です。家族風呂は4名まで利用可能です。

入浴料金は、大人620円、小学生300円、幼児200円、家族風呂1室2000円(1時間4名)となっています。なお12 枚綴り回数券の料金は4500円となっています。

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「鬼石坊主地獄」と一緒に巡りたい地獄!

別府地獄といえば代表的な7つの地獄が有名ですが、その中でも「海地獄」、「血の池地獄」、「龍巻地獄」、「白池地獄」の4つは別府の地獄として国の名勝に指定されています。

各地獄にある売店では個性ある名物を取り扱っています。売店をチェックするのも地獄めぐりの楽しみの一つです。何か旅の思い出が売店で何か見つかるかもしれません。

①海地獄

コバルトブルーが特徴の「海地獄」は、温泉に溶け込んだ硫酸鉄が青色の原因と考えられています。泉質は含食塩酸性泉で泉温98℃あります。1200年前の鶴見岳の爆発でできたものです。海地獄の名物の地獄で茹でた温泉卵や地獄蒸し焼きプリンは売店でも一押しの商品です。

名称 海地獄
住所 大分県別府市大字鉄輪559−1
電話番号 0977-66-0121
入場料金 大人400円(高校生以上)、小人200円(小・中学生)
営業時間 8:00~1700(年中無休)
駐車場
URL 公式サイト

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②鬼山地獄

別名「ワニ地獄」とも呼ばれ、大正12年に国内で初めて温泉熱を利用してワニを飼育したことでも有名です。クロコダイル、アリゲーターなど約80頭のワニが飼育されています。泉質はナトリウム一塩化物泉で泉温99.1℃です。

名称 鬼地獄
住所 大分県別府市大字鉄輪625
電話番号 0977-67-1500
入場料金 大人400円、高校生300円、中学生250円、小学生200円
営業時間 8:00~17:00(年中無休)
駐車場
URL 公式サイト

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③血の池地獄

「血の池地獄」は、日本で一番古い天然の地獄で、池が赤いのは酸化鉄と酸化マグネシウムなどを含む赤い熱泥が地層から噴出したためです。泉質は酸性緑礬泉で深度は約30m(粘土のため最深部不明)です。

名称 血の池地獄
住所 大分県別府市大字野田778
電話番号 0120-459-55
入場料金 大人400円(高校生以上)、200円(小・中学生)
営業時間 8:00~17:00(年中無休)
駐車場
URL 公式サイト

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④白池地獄

白池地獄」は、青みを帯びた白色が特徴の地獄です。本頼は透明な湯ですが温度と圧力により青白く変化するのが特徴です。熱帯魚館では珍しい魚を展示してしています。

名称 白池地獄
住所 大分県別府市 大字鉄輪278
電話番号 0977-66-1577
入場料金 大人400円(高校生以上)、小人200円(小・中学生)
営業時間 8:00~17:00(年中無休)
駐車場 有(海地獄の駐車場)
URL 公式サイト

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「鬼石坊主地獄」の営業時間や料金情報

ボコボコと音を立てて、灰色の熱泥が丸く沸騰して坊主頭を思わせる「鬼石坊主地獄」は、2002年にリニューアルオープンを果たし、また賑わいを取り戻しました。海地獄のすぐそばにあることから人気の高い地獄として有名です。

営業時間と定休日

鬼石坊主地獄の営業時間は、8:00~17:00までで年中無休です。地獄めぐりをする際は、営業時間はどこも同じなので近場の地獄を効率よく回れば半日で巡ることができます。

入場料金と割引方法

入場料金は、大人400円、高校生300円、中学生250円、小学生200円となっています。また、共通券・特別割引チケットが別府地獄組合の公式サイトにあるので、印刷して持参すれば入場料金10%(5名まで)が割引されます。

また、共通観覧券は7ヶ所の地獄が見学できる入場券で、有効期間は購入日から翌日までとなっています。各地獄1回入場ができます。大人2000円(高校生以上)、小人1000円(小・中学生)です。共通観覧券を購入すれば7地獄、入場料金各400円なので800円も割引になります。これは利用しない手はないでしょう。

駐車場情報

駐車場についてですが、各地獄には無料駐車場が設置されています。一部団体客用のバス駐車場も完備されています。収容台数は7地獄で約700台となっています。

鬼石坊主地獄の基本情報

名称 鬼石坊主地獄
住所 大分県別府市大字鉄輪559-1
電話番号 0977-27-6655
アクセス 大分自動車道別府ICから県道11号を鉄輪温泉方面へ車で約5分
JR別府駅から亀の井バス(2・5・41・43番鉄輪行き海地獄前・鉄輪バス停)
で約20分
URL 公式サイト

「鬼石坊主地獄」で地獄めぐりの歴史を感じよう!

1300年もの歴史がある別府地獄は、それぞれ個性のある地獄を見ることができます。鬼石坊主地獄は、灰色のボコボコ音が鳴る坊主頭が観光客を魅了します。鬼石坊主地獄に来て、灰色の地獄を見ていると日常を忘れられそうです。

長い歴史の中、姿を変えることなく生き続けて来た別府地獄、鬼石坊主地獄は温泉あり、味を堪能できる食事ありの至福のひと時を過ごせるスポットです。

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この記事のライター
MASA
わんこと旅行が大好きな会社員です。皆さんにとって魅力ある旅情報を発信してして行きますのでよろしくお願いします。

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