2019年09月23日公開
2020年02月25日更新
函館の和の建築寺院「高龍寺」!御朱印や伝統的な様式とは!駐車場も!
観光名所も多いことから、一年を通して観光客で賑わっている「北海道・函館市」。今回は数ある観光スポットの中から函館の寺院である「高龍寺」にスポットをあててご紹介します。高龍寺の特徴やアクセス方法など役立つ情報ばかりですので、ぜひ参考にしてくださいね。

函館の高龍寺とは
北海道函館市の高龍寺。曹洞宗。山門は総欅造の八脚門で東北以北最大の山門とされる。本堂、山門などの建築物は日本の伝統的な木造建築で高い芸術性が評価されている。函館開港時代、米国のペリー提督も訪れ感嘆の言葉を残しているという。https://t.co/Byl4RcMp5Z pic.twitter.com/LAdIF4RKqj
— y.tama (@tama311) September 17, 2019
様々な観光スポットで有名な「函館市」。「高龍寺」はそんな函館の中でも人気の高い観光スポットのひとつです。この記事では高龍寺の特徴や見所、気になる御朱印帳情報まで余すことなくご紹介します。最後まで目を通して高龍寺の観光情報をいち早くゲットしてくださいね!
函館で最も古い寺院
【本日の神社道、お寺編】
— 名倉歩美 (@bubububumei) September 11, 2019
北海道の高龍寺、
北海道最古のお寺、そして五百羅漢が有名😄五百羅漢さんは肉眼で見ていただきたい、ぜひ!本当美しい!
後から入った本堂はお坊さま方の座禅後で雰囲気が凄く澄んでる☘
会った気がするお坊さまとの出会いもあり、印象深いお寺😊#寺社仏閣 pic.twitter.com/WbAbm1BVp2
実は、「高龍寺」は函館の中でもっとも古く歴史ある寺院と言われています。高龍寺に訪れるだけで古き良き函館にタイムスリップした気持ちになれるかもしれません。
伝統的な木材建築の技術が評価
お墓まいり。 (@ 高龍寺 in 函館市) https://t.co/MPAzXjne5m pic.twitter.com/Xp7DM8f7oq
— キド (@T__Kido) August 26, 2019
高龍寺の10件の建造物が、2012年に国の有形文化財に登録されました。今現在も運営されているお寺が有形文化財に登録されるというのは、非常に珍しいことだそうです。
釈迦涅槃図を所有
釈迦涅槃図見てると単純に動物好き観点から羨ましい…って思う pic.twitter.com/Km36jHNXWF
— おがぽよ (@oyopago) May 14, 2019
「釈迦涅槃図」と聞いてもピンと来ない方が多いかもしれませんが、こちらは蛎崎波響という、人物花鳥を得意とする画家によって描かれた絵画のひとつです。蛎崎波響の絵画の中でも最高傑作と賞され、北海道指定有形文化財のひとつにも指定されています。
絵画の中心で横たわっているのは、臨終を向かえ横たわっている釈迦です。ここでしか見ることのできない特別な絵画ですので、お見逃しなく。

【函館】高龍寺のアクセス
「函館・高龍寺」へのアクセスについてご紹介します。公共交通機関を使う方法から車でのアクセス方法や駐車場情報まで詳しくご紹介。ご自身のプランにあったアクセス方法で「函館・高龍寺」までスムーズに向かいましょう!
公共交通機関はバスが便利
「公共交通機関を使って高龍寺まで行きたい!」という方には、「バス」のご利用をおすすめします。函館駅から徒歩5分のところにある「棒二森屋前」というバス停から「函館バス・43系統・船見町(北海道)行」というバスに乗ります。
10〜15分程度で「高龍寺前」という高龍寺の最寄りのバス停に到着するので、そこで降りてください。このバス停からさらに5分歩くと「函館・高龍寺」に到着です。運賃は240円、手元に小銭のご用意を。
市電の最寄り駅は「函館どっく前」
「せっかくだから、バスではなくて函館名物の市電で移動したい!」という方には市電でのアクセス方法もご説明します。函館市電は現在2番と5番の2系統が運行していますが、「函館・高龍寺」までは「5番系統・函館どっく前行き」を利用してください。
「函館・高龍寺」の最寄り駅はこの5番系統の終点でもある「函館どっく前」です。ここから徒歩6分ほど歩いくと高龍寺に到着です。もちろん、函館駅から乗ることができるのでアクセスも簡単です。運賃は250円。(小児は半額)
函館市電
— CST____ (@sub_cst) September 22, 2019
2019/08/19 pic.twitter.com/3FVUSrFY9l
また、市電を利用する場合は、お得な市電専用1日乗車券(大人600円、小児300円)もあります。移動が多い日はこちらの方がお得でしょう。ご自身のプランやお好みに合わせて、バスか市電を選んでくださいね。
車を利用する場合
「子連れだから車で函館・高龍寺に行きたいな」「レンタカーで函館観光を考えている!」という方のために、車での所要時間と駐車場情報について紹介します。こちらの記事で情報を集めて、迷うことなく高龍寺まで向かいましょう!
それぞれの主要交通機関からの所要時間はこちらです。プランに合わせてうまく時間調整できると嬉しいですね。
函館空港 | 約30分 |
JR函館駅 | 約15分 |
函館港フェリーターミナル | 約30分 |
無料駐車場が完備
7月盆。高龍寺はとても混んでる。臨時駐車場も15台待ちとからしい。 pic.twitter.com/e2ONSBcXPT
— TakuyaNakamura@Hakodate (@deckeye) July 13, 2019
車でのアクセスの際に一番気になるのが駐車場。函館・高龍寺には約20台分の駐車場を完備。また、高龍寺周辺には有料駐車場もあるので「無料駐車場がいっぱいで停められない…」時でも安心です。

【函館】高龍寺の景観
大使お気に入り写真4枚目は高龍寺で撮影されたもの。函館に現存する最古の寺院で、その建物の多くは国の登録有形文化財に登録されています。赤いレンガの外壁が印象的で、立派な山門や本堂の姿に訪れる人は皆圧倒されるのだそう。写真はその水盤舎(手水舎)の龍。 #大使が見た日本 #お疲れさま大使 pic.twitter.com/MVkuJHIPPs
— ドイツ大使館 (@GermanyinJapan) June 18, 2019
ここからは「函館・高龍寺の景観」についてご紹介します。函館でもっとも古い寺院である高龍寺には、ここでしか見ることのできない歴史ある伝統的な建築物が目白押しです。隅々まで目をこらし、函館の歴史を堪能しましょう。
景観①207個の彫刻がある山門
高龍寺来ました。
— いこ(伊古野わらび) (@ico_0712) June 5, 2017
山門が立派すぎて恐れおののく。 pic.twitter.com/pZgrl63tMW
まずはじめにご紹介するのは「山門」です。高龍寺に訪れると一番最初に目に入るのがこちらの山門です。堂々としたたたずまいが函館の昔からの伝統を感じさせます。207個もの彫刻をまとっている山門は近くで見ても巧妙な作りに圧倒させられることでしょう。遠くから見ても近くから見ても魅了されること間違いなしです。
景観②入母屋瓦屋根の本堂
高龍寺の本堂内を見学してきました。想像以上に大規模で立派なお寺でした。#函館 #高龍寺 pic.twitter.com/JlTdJGmxtd
— you2 (@freezmoon1) August 14, 2019
先ほど紹介した山門の正面に建築されているのがこちらの「入母屋瓦屋根の本堂」です。ただの本堂ではなく「入母屋瓦屋根」という屋根をほどこされている珍しい本堂です。入母屋瓦屋根は、瓦の美しさを際立てることのできる屋根様式のひとつ。昔からの伝統的な屋根様式で、力強さを感じます。
景観③開山堂
開山堂(臥龍廟)
— でか丸 (@dekamaru_no2) June 23, 2019
歴代住職をはじめ、三十三観音、釈迦十大弟子、十六羅漢、五百羅漢を祀る。天井絵は179枚。
「インスタ映え」という言葉ではとても失礼になってしまう程、驚嘆の見応え。スゴい…( ̄□ ̄;)
函館でも屈指のパワースポット‼️#函館 #高龍寺 #パワースポット #インスタ映え #羅漢像 pic.twitter.com/CnFZL7NlbU
次にご紹介するのは「開山堂」です。本堂と同じ時期に建築されたといわれており、こちらも見ているだけで函館の伝統を感じることができる建築物のひとつと言えるでしょう。中央の唐破風屋根の玄関とレンガ造り漆喰(しっくい)壁が特徴です。他の建築物とは一風変わった雰囲気なので比較的簡単に見つけることができるでしょう
景観④金毘羅堂
「函館・高龍寺本堂など 国有形文化財登録へ:北海道」 http://t.co/WUcpBtXe "函館市船見町にある高龍寺の本堂や山門と袖塀、金毘羅堂、鐘楼など、1897(明治30)年ごろから1933(昭和8)年にかけて建てられた10件が登録有形文化財に登録されることが決まった"
— 日刊旧建築 (@alterbau) December 12, 2011
山門をすぎて左手に位置するのがこの「金毘羅堂」です。破風(ちどりはふ)と唐破風(からはふ)が施されている屋根は、見ているだけでその力強さに圧倒されます。金毘羅宮は海上交通の守り神と言われているので、海の上の安全が気になる方はお参り必須です。
景観⑤位牌堂
先祖の位牌を永代に祀るお堂である「位牌堂」。金毘羅堂の隣にひっそりとたたずんでいます。見た目はそこまで派手ではなく、静かな印象の建物ですが、ご先祖様が眠っている大切な建物のひとつなので、ぜひ一度立ち寄ってみてください。
景観⑥力士風の力自慢が支える水盤舎
10月27日 ⚓️函館旅行?
— なつ (@72mi_natsu3) November 3, 2018
国華山 高龍寺📿
*国の有形文化財に登録された函館最古の寺院。1633年、福山の法源寺の僧・盤室芳龍によって創建され、1879年に現在地へ移転。獅子、龍、鳳凰など207の彫刻を施した山門は素晴らしく、他にも開山堂、鐘楼、水盤舎も見ることが出来ます。御朱印も戴きました。 pic.twitter.com/q7o932CIoN
金毘羅堂の前に堂々と建っているのが「水盤舎」です。参詣者が手や口を漱ぎ清めるための場所です。水口は龍の頭になっており、その姿から厳格な雰囲気を感じることができます。そして、手や口を清めたあとに足ものをのぞいてみてください。
水を貯める桶の足は小さな力士風の力自慢が支えています。可愛らしい力自慢の姿には癒しの効果があるかもしれません。
景観⑦鐘の音が響く鐘楼
そうか。ついに。M2のときに調査したんだよな。 RT @alterbau 「函館・高龍寺本堂など 国有形文化財登録へ:北海道」 http://t.co/ta7pHKms "函館市船見町にある高龍寺の本堂や山門と袖塀、金毘羅堂、鐘楼など、1897(明治30)年ごろから1933
— yoshiki120% (@yoshiki120) December 12, 2011
現在でも鐘の音をリアルに聞くことのできるこちらの「鐘楼」。一日に朝と夕方の2回、鳴らされるので、タイミングを合わせて高龍寺に向かってもいいかもしれませんね。滅多に聞くことのできないお寺の鐘をぜひこの機会に味わってみてください。
景観⑧ユニークな外観の宝蔵
山門から見て右手に見えるのは、真っ白な壁に囲まれた「宝蔵」です。中には寺宝が収蔵されています。建物の下の方には下見板(したみいた:外壁仕上げに用いられる木製横板張)という板がはめ込まれています。
これは、「蔵造り」と呼ばれる伝統的な建築方法のひとつです。あまり見ることができない建築物なのでお見逃しなく。
景観⑨境内を囲むレンガ塀
最後にご紹介するのは「境内を囲むレンガ塀」です。高龍寺を隅から隅まで囲んでいるレンガ塀は度重なる大火事から高龍寺を守るために造られたそうです。高龍寺を守ってきた伝統的なレンガ塀からは、どこか力強さを感じます。
また、レンガを積んだ時代によって、レンガの積み方が違うところがあります。レンガの違いを見つけることも高龍寺見学の醍醐味のひとつかもしれません。
【函館】高龍寺の御朱印
夏旅⑥
— TK (@RTun9Xhh6uoUogS) August 25, 2019
最後に五稜郭タワーと高龍寺さんへ・・・今回はカミさんと息子の意見が優先する旅だったので、今回の旅 唯一の御朱印をいただきました😚#でっかいどー#北海道#御朱印 pic.twitter.com/voYNUVC8Ht
「御朱印巡り」はお寺見学の楽しみのひとつです。もちろん、函館・高龍寺にも御朱印があります。高龍寺の御朱印もとても素敵で魅力的です。また、御朱印だけでなく御朱印帳の情報も一緒にご紹介します。ぜひ、高龍寺の御朱印をゲットして旅の思い出にしてくださいね。
高龍寺の御朱印と御朱印帳
蠣崎波響作の釈迦涅槃図が圧巻『国華山 高龍寺』
— 綿鍋 御朱印淑女 (@walunt_cat) May 16, 2019
色華やかなお堂内や宝物館を参拝&見学。土方歳三の供養塔もあり、新撰組好きの友人と再度行きたい『称名寺』
受付所が無く戸惑ってる所に声をかけてくれた方が、お堂を案内や地域の事など教えてくださった『実行寺』#御朱印散歩#北海道御朱印 pic.twitter.com/Xb4OBlecFK
御朱印は初穂料300円でいただくことができます。高龍寺ではオリジナルの御朱印帳は販売されていないようです。ご自身の御朱印帳のご持参を忘れないように注意しましょう!
御朱印の受付時間&場所
函館観光その❶お寺編
— みかこ (@mikann948) July 15, 2019
初めに函館最古のお寺、高龍寺。山門木彫りが見事で美しかった!次に土方歳三供養碑がある称名寺へ。最後に五稜郭前の最上寺へ。函館で3寺も回ると思ってなくて、見つけたら御朱印を貰いたくなってしまうのです😅
写真 高龍寺 pic.twitter.com/b5q6LwbkJy
御朱印の受付時間は9時から16時で、いただける場所は本堂の右側にある寺務所になります。くれぐれも御朱印帳をお忘れなく!

待ち時間に見学も!
先日NHKで放送され、笑福亭鶴瓶師匠の「家族に乾杯」でも登場した曹洞宗高龍寺。あの後、訪れる方々が毎日すごいそうです。
— でか丸 (@dekamaru_no2) June 23, 2019
山門や本堂など十件は国の登録有形文化財に指定されています。
宝物が無料で拝観出来、応対も大変気持ち良い。観光にお奨め出来る素晴らしい寺院です。#函館 #高龍寺 #御朱印 pic.twitter.com/l7xgjMQdmB
御朱印は大変人気なので、御朱印をいただくまで少し時間がかかることも。そんな時は先に御朱印帳を寺務所に預けてから、本堂を参拝する、という手も。御朱印もいただけて、時間も有効活用できるので一石二鳥です。
伝統ある高龍寺で函館の歴史を感じよう
おはようございます😃今日は台風はさったものの台風の影響で湿った空気が流れ込み東日本西日本で天気不安定で更に前線通過のタイミングで雨が降るのでお気をつけくださいませ!写真は #函館 #高龍寺 の山門 一時ロシア領事館になった他函館戦争時函館病院の分院として機能した。 pic.twitter.com/L3Z5z1AYEH
— hideaki 610 (@hideaki_610) July 21, 2019
函館の中でも最古の寺院である高龍寺には歴史的な絵画や、ここでしか見ることのできない伝統的な建物がたくさんあります。ぜひ、函館に訪れた際は高龍寺にも足を運んで、函館の歴史に想いを馳せてみてくださいね。また、御朱印が欲しい方は御朱印帳は忘れないように気を付けてください。
高龍寺の基本情報
名称 | 高龍寺 |
電話番号 | 0138-23-0631 |
住所 | 北海道函館市船見町21-11 |
駐車場 | あり |
支払い方法 | 現金のみ |
営業時間 | 09:00~16:00(年中無休) |
公式HP | https://www.hakobura.jp/stock/database/post-148.html |
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