函館の和の建築寺院「高龍寺」!御朱印や伝統的な様式とは!駐車場も!

観光名所も多いことから、一年を通して観光客で賑わっている「北海道・函館市」。今回は数ある観光スポットの中から函館の寺院である「高龍寺」にスポットをあててご紹介します。高龍寺の特徴やアクセス方法など役立つ情報ばかりですので、ぜひ参考にしてくださいね。

函館の和の建築寺院「高龍寺」!御朱印や伝統的な様式とは!駐車場も!のイメージ

目次

  1. 1函館の高龍寺とは
  2. 2【函館】高龍寺のアクセス
  3. 3【函館】高龍寺の景観
  4. 4【函館】高龍寺の御朱印
  5. 5伝統ある高龍寺で函館の歴史を感じよう

函館の高龍寺とは

様々な観光スポットで有名な「函館市」。「高龍寺」はそんな函館の中でも人気の高い観光スポットのひとつです。この記事では高龍寺の特徴や見所、気になる御朱印帳情報まで余すことなくご紹介します。最後まで目を通して高龍寺の観光情報をいち早くゲットしてくださいね!

函館で最も古い寺院

実は、「高龍寺」は函館の中でもっとも古く歴史ある寺院と言われています。高龍寺に訪れるだけで古き良き函館にタイムスリップした気持ちになれるかもしれません。

伝統的な木材建築の技術が評価

高龍寺の10件の建造物が、2012年に国の有形文化財に登録されました。今現在も運営されているお寺が有形文化財に登録されるというのは、非常に珍しいことだそうです。

釈迦涅槃図を所有

「釈迦涅槃図」と聞いてもピンと来ない方が多いかもしれませんが、こちらは蛎崎波響という、人物花鳥を得意とする画家によって描かれた絵画のひとつです。蛎崎波響の絵画の中でも最高傑作と賞され、北海道指定有形文化財のひとつにも指定されています。

絵画の中心で横たわっているのは、臨終を向かえ横たわっている釈迦です。ここでしか見ることのできない特別な絵画ですので、お見逃しなく。

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【函館】高龍寺のアクセス

「函館・高龍寺」へのアクセスについてご紹介します。公共交通機関を使う方法から車でのアクセス方法や駐車場情報まで詳しくご紹介。ご自身のプランにあったアクセス方法で「函館・高龍寺」までスムーズに向かいましょう!

公共交通機関はバスが便利

「公共交通機関を使って高龍寺まで行きたい!」という方には、「バス」のご利用をおすすめします。函館駅から徒歩5分のところにある「棒二森屋前」というバス停から「函館バス・43系統・船見町(北海道)行」というバスに乗ります。

10〜15分程度で「高龍寺前」という高龍寺の最寄りのバス停に到着するので、そこで降りてください。このバス停からさらに5分歩くと「函館・高龍寺」に到着です。運賃は240円、手元に小銭のご用意を。

市電の最寄り駅は「函館どっく前」

「せっかくだから、バスではなくて函館名物の市電で移動したい!」という方には市電でのアクセス方法もご説明します。函館市電は現在2番と5番の2系統が運行していますが、「函館・高龍寺」までは「5番系統・函館どっく前行き」を利用してください。

「函館・高龍寺」の最寄り駅はこの5番系統の終点でもある「函館どっく前」です。ここから徒歩6分ほど歩いくと高龍寺に到着です。もちろん、函館駅から乗ることができるのでアクセスも簡単です。運賃は250円。(小児は半額)

また、市電を利用する場合は、お得な市電専用1日乗車券(大人600円、小児300円)もあります。移動が多い日はこちらの方がお得でしょう。ご自身のプランやお好みに合わせて、バスか市電を選んでくださいね。

車を利用する場合

「子連れだから車で函館・高龍寺に行きたいな」「レンタカーで函館観光を考えている!」という方のために、車での所要時間と駐車場情報について紹介します。こちらの記事で情報を集めて、迷うことなく高龍寺まで向かいましょう!

それぞれの主要交通機関からの所要時間はこちらです。プランに合わせてうまく時間調整できると嬉しいですね。

函館空港 約30分
JR函館駅 約15分
函館港フェリーターミナル 約30分

無料駐車場が完備

車でのアクセスの際に一番気になるのが駐車場。函館・高龍寺には約20台分の駐車場を完備。また、高龍寺周辺には有料駐車場もあるので「無料駐車場がいっぱいで停められない…」時でも安心です。

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【函館】高龍寺の景観

ここからは「函館・高龍寺の景観」についてご紹介します。函館でもっとも古い寺院である高龍寺には、ここでしか見ることのできない歴史ある伝統的な建築物が目白押しです。隅々まで目をこらし、函館の歴史を堪能しましょう。

景観①207個の彫刻がある山門

まずはじめにご紹介するのは「山門」です。高龍寺に訪れると一番最初に目に入るのがこちらの山門です。堂々としたたたずまいが函館の昔からの伝統を感じさせます。207個もの彫刻をまとっている山門は近くで見ても巧妙な作りに圧倒させられることでしょう。遠くから見ても近くから見ても魅了されること間違いなしです。

景観②入母屋瓦屋根の本堂

先ほど紹介した山門の正面に建築されているのがこちらの「入母屋瓦屋根の本堂」です。ただの本堂ではなく「入母屋瓦屋根」という屋根をほどこされている珍しい本堂です。入母屋瓦屋根は、瓦の美しさを際立てることのできる屋根様式のひとつ。昔からの伝統的な屋根様式で、力強さを感じます。

景観③開山堂

次にご紹介するのは「開山堂」です。本堂と同じ時期に建築されたといわれており、こちらも見ているだけで函館の伝統を感じることができる建築物のひとつと言えるでしょう。中央の唐破風屋根の玄関とレンガ造り漆喰(しっくい)壁が特徴です。他の建築物とは一風変わった雰囲気なので比較的簡単に見つけることができるでしょう

景観④金毘羅堂

山門をすぎて左手に位置するのがこの「金毘羅堂」です。破風(ちどりはふ)と唐破風(からはふ)が施されている屋根は、見ているだけでその力強さに圧倒されます。金毘羅宮は海上交通の守り神と言われているので、海の上の安全が気になる方はお参り必須です。

景観⑤位牌堂

先祖の位牌を永代に祀るお堂である「位牌堂」。金毘羅堂の隣にひっそりとたたずんでいます。見た目はそこまで派手ではなく、静かな印象の建物ですが、ご先祖様が眠っている大切な建物のひとつなので、ぜひ一度立ち寄ってみてください。

景観⑥力士風の力自慢が支える水盤舎

金毘羅堂の前に堂々と建っているのが「水盤舎」です。参詣者が手や口を漱ぎ清めるための場所です。水口は龍の頭になっており、その姿から厳格な雰囲気を感じることができます。そして、手や口を清めたあとに足ものをのぞいてみてください。

水を貯める桶の足は小さな力士風の力自慢が支えています。可愛らしい力自慢の姿には癒しの効果があるかもしれません。

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景観⑦鐘の音が響く鐘楼

現在でも鐘の音をリアルに聞くことのできるこちらの「鐘楼」。一日に朝と夕方の2回、鳴らされるので、タイミングを合わせて高龍寺に向かってもいいかもしれませんね。滅多に聞くことのできないお寺の鐘をぜひこの機会に味わってみてください。

景観⑧ユニークな外観の宝蔵

山門から見て右手に見えるのは、真っ白な壁に囲まれた「宝蔵」です。中には寺宝が収蔵されています。建物の下の方には下見板(したみいた:外壁仕上げに用いられる木製横板張)という板がはめ込まれています。

これは、「蔵造り」と呼ばれる伝統的な建築方法のひとつです。あまり見ることができない建築物なのでお見逃しなく。

景観⑨境内を囲むレンガ塀

最後にご紹介するのは「境内を囲むレンガ塀」です。高龍寺を隅から隅まで囲んでいるレンガ塀は度重なる大火事から高龍寺を守るために造られたそうです。高龍寺を守ってきた伝統的なレンガ塀からは、どこか力強さを感じます。

また、レンガを積んだ時代によって、レンガの積み方が違うところがあります。レンガの違いを見つけることも高龍寺見学の醍醐味のひとつかもしれません。

【函館】高龍寺の御朱印

「御朱印巡り」はお寺見学の楽しみのひとつです。もちろん、函館・高龍寺にも御朱印があります。高龍寺の御朱印もとても素敵で魅力的です。また、御朱印だけでなく御朱印帳の情報も一緒にご紹介します。ぜひ、高龍寺の御朱印をゲットして旅の思い出にしてくださいね。

高龍寺の御朱印と御朱印帳

御朱印は初穂料300円でいただくことができます。高龍寺ではオリジナルの御朱印帳は販売されていないようです。ご自身の御朱印帳のご持参を忘れないように注意しましょう!

御朱印の受付時間&場所

御朱印の受付時間は9時から16時で、いただける場所は本堂の右側にある寺務所になります。くれぐれも御朱印帳をお忘れなく!

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待ち時間に見学も!

御朱印は大変人気なので、御朱印をいただくまで少し時間がかかることも。そんな時は先に御朱印帳を寺務所に預けてから、本堂を参拝する、という手も。御朱印もいただけて、時間も有効活用できるので一石二鳥です。

伝統ある高龍寺で函館の歴史を感じよう

函館の中でも最古の寺院である高龍寺には歴史的な絵画や、ここでしか見ることのできない伝統的な建物がたくさんあります。ぜひ、函館に訪れた際は高龍寺にも足を運んで、函館の歴史に想いを馳せてみてくださいね。また、御朱印が欲しい方は御朱印帳は忘れないように気を付けてください。

高龍寺の基本情報

名称 高龍寺
電話番号 0138-23-0631
住所 北海道函館市船見町21-11
駐車場 あり
支払い方法 現金のみ
営業時間 09:00~16:00(年中無休)
公式HP https://www.hakobura.jp/stock/database/post-148.html

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この記事のライター
asana
海外旅行が好きで、20ヶ国以上の国に行ったことがあります。好きな地域は東南アジア。趣味は読書と映画鑑賞です。

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