2020年03月03日公開
2020年03月17日更新
「東北三大祭り」とは?有名な祭りの魅力や開催日程・会場など紹介!
東北地方で開催される「東北三大祭り」について紹介します。「仙台七夕まつり」や「青森ねぶた祭り」、そして「秋田竿燈まつり」は歴史ある伝統的なお祭りです。東北三大祭りの開催会場や日程、そして見所や歴史をチェックしてみましょう。
「東北三大祭り」とは
日本の祭り(青森:ねぶた祭り) pic.twitter.com/gSSOD3RKL3
— 美しい日本 (@utsukushi_japan) February 23, 2020
東北地方で催される「東北三大祭り」について紹介します。東北地方は本州と比較して、夏の期間がやや短くなることもあり、夏祭りはかなり熱気に溢れています。迫力満点の東北三大祭りについて紹介するので、その歴史や開催日程・会場についてチェックしましょう。
東北地方の有名な夏祭りをまとめた名称
東北三大祭りというのは、東北地方で行われる有名な夏祭りをまとめた名称です。3つのお祭りは名前を聞いたことがあるという人も多いかもしれません。どのお祭りが東北三大祭りと呼ばれているか確認してみると良いでしょう。
東北三大祭りは「仙台七夕まつり」、「青森ねぶた祭り」、「秋田竿燈まつり」です。この中では特に青森ねぶた祭りが有名かもしれませんが、仙台七夕まつりや秋田竿燈まつりも情報や画像をチェックすると知っている、となることでしょう。
宮城県・青森県・秋田県で開催!
それぞれのお祭りは宮城県、青森県、、秋田県で開催されています。どのお祭りも歴史があり、重要な観光イベントとなっているのです。それぞれの開催日程や会場、また見所を紹介します。大きな夏祭りだけに観光客が押し寄せているので、事前調査が重要です。
東北を代表する東北三大祭りの仙台七夕まつり、青森ねぶた祭り、秋田竿燈まつりの特徴や見所を確認して、実際に歴史あるお祭りに訪れてみましょう。思い出に残る熱いお祭りを要チェックです!
【東北三大祭り】①仙台七夕まつり
東北三大祭りの一つである、宮城県の「仙台七夕まつり」を紹介します。その名の通り、七夕の時期に開催されるお祭りであり、鮮やかな笹飾りが特徴的です。仙台七夕まつりの開催日程や開催会場を確認しましょう。
開催日程と開催会場
東北三大祭りの仙台七夕まつりの開催日程は、8月6日から8月8日にかけて行われます。これは旧暦の7月7日にあたる日程となっており、8月5日には仙台七夕花火祭も開催されるのです。仙台七夕まつりの開催会場は仙台駅西口にある中央通りで行われています。
仙台七夕まつりの歴史
東北三大祭りのひとつ、仙台七夕に。盛り上がってます。 pic.twitter.com/bK4Pik1YDY
— DJ JIN (@_DJ_JIN_) August 7, 2013
仙台七夕まつりは歴史的にも有名な伊達政宗の頃から行われていたそうです。祭り事が好きで本人も料理好きだったと言われる伊達政宗は、仙台藩の領主として婦女に対する文化向上目的で七夕を奨励していました。
そのため、七夕の時期になると賑やかな催しが開催されるようになり、それが現在の仙台七夕まつりに繋がったと考えられています。記録の中では1783年に起きた天明の大飢饉によって荒廃した世俗を立て直すため、七夕に関する大きなお祭りが行われたそうです。
仙台七夕まつりの見所
きょう7月7日は七夕ですね! そして仙台で七夕といえば一ヶ月後の8月6日~8日の3日間開催されます豪華絢爛な笹飾りでしられる東北三大夏祭り「仙台七夕まつり」でした 七夕まつりは風流を好んだ伊達政宗公も奨励していたともいわれております pic.twitter.com/KHd8lZGUVD
— ねこまさむね【公式】 (@nekomasamunecom) July 6, 2013
このような歴史を持つ仙台七夕まつりは、東北三大祭りの一つに数えられるようになり、豪華絢爛が笹飾りで有名となりました。そんな東北三大祭りの一つ、仙台七夕まつりの見所を解説します。
見所①豪華絢爛な笹飾り
東北三大祭りとして人気となった理由として、豪華絢爛な笹飾りが挙げられるでしょう。最大で10m近い高さのものまで登場する笹飾りは、鮮やかな色合いが特徴的です。風に揺られて風鈴のように揺れる姿を多くの観光客が眺めています。
見所②盛りだくさんのイベント
仙台七夕まつりでは伝統や歴史に関する紹介、また美味しいグルメや多彩なステージイベントが行われます。東北三大祭りの一つとして、その歴史や伝統も大切にしているといえるでしょう。豪華絢爛な笹飾りを鑑賞しながら、仙台に関係する美味しいグルメを楽しむのがおすすめです。
星のステージエリアや七夕食堂エリア、七夕伝承館エリアなど、様々なエリアが設置されています。東北三大祭りを詳しく知るとともに、地元の歴史や名産品を知るきっかけとなるでしょう。仙台七夕まつりを通して歴史や伝統を学ぶのも良いといえます。
見所③前日の「仙台七夕花火祭」
【2019.8仙台七夕】仙台七夕前夜祭花火大会 pic.twitter.com/lqccPmBabe
— ゆきえ (@GAjcbPbxF9AJda0) February 29, 2020
仙台七夕まつりが開催される前日には「仙台七夕花火祭」が行われます。翌日から行われるお祭りの前祝いとなっており、花火は約16,000発打ち上げられます。花火が打ち上げられる開催予定日は、8月5日の19時30分から20時30分となっています。
→「仙台七夕花火祭」の見所や穴場鑑賞スポットは?日程や駐車場も解説!
【東北三大祭り】②青森ねぶた祭
続いて東北三大祭りの中でも知名度の高い、青森県の「青森ねぶた祭り」について紹介します。迫力満点の「ねぶた」をテレビなどで見た、という人も多いでしょう。青森ねぶた祭りの詳細情報を確認して、迫力あるお祭りを楽しみましょう。
開催日程と開催会場
青森ねぶた祭りは例年8月2日から8月7日にかけて開催されます。青森市役所や青森県庁、新町通りなどを通ってホテル青森などを進んでいきます。青森市内全域を練り歩く大型のお祭りであり、東北三大祭りの人気の一つとして日本全国から観光客が訪れています。
青森ねぶた祭の歴史
おはようございます!いよいよ東北三大祭りの一つ、青森ねぶた祭の開催です。ねぶた祭りとねぷた祭りがありますが、形が違います。ねぶたは立体的で、ねぷたは扇型で、鏡絵と見送り絵が描かれてます。楽しみだね。絵Have a nice day! pic.twitter.com/4ZRTaKQmaP
— 藤田桂輔 (@KeisukeFujitajp) August 1, 2016
青森ねぶた祭りの歴史は、征夷大将軍である坂上田村麻呂が関係していると考えられています。蝦夷を討伐する際に行った戦いで、敵を油断させておびき寄せるために大灯籠や笛、太鼓などを使って囃し立てたことが起源になったと考えられています。
そういった歴史があるため、青森ねぶた祭りの最優秀団体には「田村麿賞(現在はねぶた大賞)」というものが贈呈されます。また、もともとあった七夕の祭りが原型になったという考えもありますが、いずれにしても東北三大祭りを代表する有名なお祭りといえるでしょう。
青森ねぶた祭の見所
これはねぶた pic.twitter.com/X9TFT47ZM2
— ポニッテ丸 (@stkryt2) February 24, 2020
東北三大祭りの中で知名度の高い青森ねぶた祭りですが、実際にどのような内容なのでしょうか?有名なお祭りである、青森ねぶた祭りの見所や観光ポイントについて解説します。迫力満点なのでインパクトある写真を撮影してみましょう。
見所①大迫力!灯籠山車
青森ねぶた祭りでは「ねぶた」と呼ばれる、人形灯籠が主役です。歴史の中の出来事を表現しているものが多く、武者や神話のシーンをねぶたで再現しています。歌舞伎のような睨みを見せており、スケールが大きいです。
目の前を通る、大迫力の灯籠山車は非常に有名といえるでしょう。登場する山車は様々な団体が存在し、それぞれの違いを楽しむのもおすすめです。テーマも決められており、公式サイトで毎年の灯籠山車の紹介も行われるのでチェックしましょう。
見所②祭りを盛り上げるハネト
ふるさと祭り
— 千葉住男(๑⊙ლ⊙)【公式】【梨推し!にゃんごすたーもカパルもアックマも】 (@chibasumio) January 15, 2020
青森ねぶた祭り夕方の。
やっぱ暗い方が映える〜#ふるさと祭り東京2020#青森ねぶた祭り pic.twitter.com/Z933BnbdVP
巨大なねぶたが有名な青森ねぶた祭りですが、お祭りを盛り上げるのはねぶただけではありません。「ハネト」と呼ばれる踊り手が、より一層お祭りを盛り上げているのです。ハネトの踊りとともに、山車や囃子が道を進んでいくので、リズミカルな光景が印象的といえます。
見所③フィナーレのねぶた海上運行と花火
青森ねぶた祭りのフィナーレを飾る青森花火大会は 今年も無事終了いたしました。花火をご覧くださった皆さま、本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/PdtMQkuLyZ
— 丸山銃砲火薬店 (@marugun871) August 7, 2019
祭りの最終日である8月7日の午後7時ごろには、ねぶた海上運行と花火が打ち上げられます。東北三大祭りはどれも派手なものが多く、花火とともに行われるものが多いです。青森ねぶた祭りも他の東北三大祭りと同じく、夏の風物詩である花火がセットとなっています。
花火の打ち上げは青森港で行われるので、6台の海上運行されるねぶたとセットで楽しみましょう。まだまだ暑い時期に行われるので、汗たっぷりなお祭りなので水分補給を行いながら、青森ねぶた祭りの熱気を全身で浴びましょう。
【東北三大祭り】③秋田竿燈まつり
秋田県で行われる「秋田竿燈まつり(あきたかんとうまつり)」について紹介します。こちらも東北三大祭りの一つであり、大量の提灯を吊るした「竿燈」と言われるものを掲げながら歩きます。最大で40個ほどの提灯を吊るしながら一人でバランスを取るのだとか。
そんな秋田竿燈まつりの開催日程や会場、また歴史について紹介します。夜の街に輝く竿燈は非常に美しいので大人気です。有名なお祭りである秋田竿燈まつりは、その持ち手の技にも注目しましょう。
開催日程と開催会場
東北三大祭りとして賑わいを見せる秋田竿燈まつりは、例年8月3日から8月6日の19時から21時頃にかけて行われます。会場は秋田駅西口の竿燈大通りで開催され、多くの観光客が訪れています。東北三大祭りの中でも、人の技に注目するお祭りといえるでしょう。
秋田竿橙まつりの歴史
東北三大祭り、秋田の竿燈まつりが始まりました?
— 進藤 ゆう子 (@Sernm42wsO3Dze7) August 3, 2018
今日から6日までの開催です。
どっこいしょ~🎵どっこいしょ~🎵 pic.twitter.com/gB4be4FK6z
秋田竿燈まつりは、笹やネムノキに願い事を書いた短冊を下げて、それを持って練り歩いていたものが原型だと考えられています。現在の東北三大祭りのような形になったのは、江戸時代の宝暦年間頃になってからだと考えられているのです。
七夕の短冊とお盆の高灯籠が組み合わさったものが進化して、現在の秋田竿燈まつりの形になったようです。また、そういった原型のものは「眠り流し」と呼ばれていたことから、秋田県では言葉が訛って「ねぶり流し」と呼ぶ人もいるのだとか。
秋田竿橙まつりの見所
東北三大祭りを見てきました。
— ていぬ (@oppinodongasi) September 1, 2012
秋田竿灯、山形花笠、盛岡さんさに加え、仙台よさ恋と遠く石川県輪島市からキリコ(奉燈)も参加ヾ(*´∀`*)ノ賑やかでしたよ~
画像は秋田竿灯です! pic.twitter.com/4ay8Bxiu
東北三大祭りの一つである秋田竿燈まつりの見所を紹介します。大量の提灯が掲げられている姿は圧巻であり、東北三大祭りの中でもそのバランスがポイントとなっているといえるでしょう。東北三大祭りのそれぞれの見所はユニークですが、特に凄さを感じるお祭りとなっています。
見所①幻想的な約280本の竿燈
秋田竿燈まつりでは幻想的な約280本の竿燈が掲げられます。多いものでは一つの竿燈に46個ほどの提灯が吊るされており、なんと重さは50キロほどになるのだとか。そんな竿燈を軽々と持ち上げている持ち手は、手だけでなく額や肩にも乗せるパフォーマンスを見せてくれます。
見所②竿灯の妙芸
50キロ近い竿燈を乗せた竿灯の妙芸は観光客から喝采を浴びています。個々にパフォーマンスを披露するだけでなく、笛の合図に合わせて一斉に竿燈を持って立ち上がる技なども行われるのです。
全体では1万個近い提灯が掲げられるので、その姿は圧巻の一言です。東北三大祭りはそれぞれスケールが巨大ですが、秋田竿燈まつりの技は国指定重要無形文化財となっています。東北三大祭りのそれぞれの魅力を感じながら、秋田竿燈まつりを鑑賞しましょう。
見所③屋台村でご当地グルメ
お祭りに欠かせないのは、屋台などで販売されるご当地グルメです。一時期のB級グルメブームもあり、ご当地グルメの大切さが再認識されました。秋田竿燈まつりも屋台村が用意されて、様々なご当地グルメを楽しむことができます。
他の東北三大祭りでも美味しいご当地グルメが楽しめます。東北三大祭りを楽しみながら、東北地方の珍しいグルメを体験するのも良いでしょう。熱気ある東北三大祭りの中で食べる食事はどれもより美味しく感じるのでおすすめです。
夏は「東北三大祭り」に行こう!
東北地方の夏の東北三大祭りについて紹介しました。東北三大祭りは生で見てこそ、その凄さを実感できるといえるでしょう。鮮やかな仙台七夕まつりもおすすめですし、スケールのある青森ねぶた祭りも人気です。そして、秋田竿燈まつりのパフォーマンスは息を呑むことでしょう。
東北三大祭りは開先日程がかぶっていることもあり、東北全体を観光するつもりで回ってみるのも良いでしょう。東北の夏の風物詩である東北三大祭りを実際に見に行きましょう!