北海道の恐竜や化石に触れ合える博物館&公園8選!子供に人気のイベントも!
北海道では、たくさんの恐竜や化石が発掘されています。国内最大の全身骨格恐竜化石も北海道で発見されています。そんな北海道の恐竜に会えるおすすめの博物館や公園情報をまとめました。各博物館で行われているイベントに子供たちはもちろん、大人も夢中になります。

北海道の恐竜の博物館&公園を紹介
実は北海道は、恐竜や化石の宝庫なのです。今回は、子供はもちろん大人も夢中になる、おすすめの北海道の博物館や公園をご紹介します。家族みんなで、古代の恐竜について学びながら楽しめますよ。
北海道は恐竜の化石王国
北海道は、アンモナイト化石をはじめとする多くの化石が発見された「化石王国」なのです。小平町・むかわ町のハドロサウルス類や夕張のノドサウルス類、芦別市のティラノサウルス類、中川町のハドロサウルス類など5つの恐竜が発掘されています。
恐竜化石の保存状態が良いことでも知られ、全身骨格化石が発掘されたこともあります。他に、アンモナイト化石や絶滅した大型哺乳類の化石などたくさんの種類が発見されています。
国内最大の恐竜骨格も発掘
続いて穂別博物館に来ました!
— 北大地球科学サークルGROUND (@GROUND_Hokudai) September 5, 2019
話題のむかわ竜の実物大レプリカだけでなく、主に古生物学に関する展示がかなり充実した素晴らしい博物館でした。 pic.twitter.com/42o3zAoKWf
北海道の南部に位置するむかわ町で、国内最大級の全長8メートル以上の恐竜骨格が発掘されました。北海道大学総合博物館の小林快次(よしつぐ)准教授、むかわ町穂別博物館の櫻井和彦学芸員らの発掘グループが2003年に化石を発見したことで、発掘調査が進められてきました。
見つかったのは、草食のハドロサウルス科恐竜で「むかわ竜」と名付けられました。この全身骨格化石が発見されたのは苫小牧から東のむかわ町穂別に広がる地層で、7200万年前は海だったとみられています。
#金曜日だから化石貼る#FossilFriday#恐竜博2019 のむかわ竜こと #カムイサウルス・ジャポニクス 。日本産恐竜化石の中でも極めて保存状態が良かった彼の学名が遂に発表されました!!"日本の竜の神(アイヌ語)"、美しい響きですねぇ。 pic.twitter.com/qGKAX67H94
— K-Jp境界より (@KJpdino7000) September 5, 2019
のちに、新種恐竜と判明し学名「カムイサウルス・ジャポニクス(Kamuysaurus japonicus)」として登録されました。日本国内で学名が付いた8番目の恐竜ですが、全長8メートルにもなる大型恐竜で、さらに全身の8割以上の骨が見つかっていることを踏まえ、「日本一の恐竜化石」と行っても過言ではありません。

北海道の恐竜や化石に触れ合える博物館6選
恐竜の化石が多く発見されている北海道にはその土地にちなんだ、たくさんの博物館があります。おすすめの恐竜博物館を紹介します。
北海道の恐竜博物館①むかわ町穂別博物館
むかわ町にある博物館🔍
— せな (@ADnoml) October 31, 2019
目を引くような展示方法がとても良かったです(*´罒`*)
少し離れた所にある野外博物館も素敵で楽しめました😊
?むかわ町立穂別博物館? pic.twitter.com/7uxu32xwLy
むかわ町穂別博物館には、むかわ町穂別地域から発掘された化石を主に展示しています。約1億年前~7000万年前には穂別地区は海だったこともあり、アンモナイトやモササウルスなどのたくさんの海生生物が見つかっています。また、陸上生物の恐竜や陸上カメも発見されており、展示されています。
世紀の大発見と言われるハドロサウルス科恐竜の「むかわ竜」も展示されており、全身復元模型も一般公開されているので、興味のある方にはおすすめです。
むかわ町穂別博物館の基本情報
【名称】 | むかわ町穂別博物館 |
【住所】 | 北海道 勇払郡むかわ町穂別80-6 |
【アクセス】 | 道東自動車道 むかわ穂別ICから約20分 |
【料金】 | 大人300円 小・中・高校生100円 |
【公式HP】 | http://www.town.mukawa.lg.jp/1908.htm |
【営業時間】 | 9:30~17:00(最終入館16:30) |
【定休日】 | 月曜日・祝日の翌日・年末年始 |
【備考】 | 駐車場料金:無料 |
北海道の恐竜博物館②三笠市立博物館
三笠市立博物館
— ハマ🐻京都 求19にいるクマの湛増 (@Hama_Kuma_) July 27, 2019
アンモナイトにハマる研究者がいるのが分かるぜ。 pic.twitter.com/9196FowcKH
展示室は1億年前の白亜紀の海中をイメージし、ブルーに配色されています。ここで見ることができるのは、恐竜の化石の中でも有名な「アンモナイト化石」です。世界中の研究者が訪れる三笠市立博物館にはたくさんのアンモナイトが展示されています。
北海道から発見されたアンモナイトを中心に、天然記念物に指定されている「エゾミカサリュウ」の化石、恐竜の全身骨格レプリカなど、約1,000点の展示物がありとても見ごたえがあります。
三笠市立博物館は、アンモナイトなどの化石だけでなく、炭鉱に係る展示などもしています☆ぜひ足を運んでみてくださいね♪
— 北海道 (@PrefHokkaido) November 14, 2018
【フェイスブックページ】おいでよ!空知(そらち)/北海道空知総合振興局が更新されました。#三笠市立博物館#炭鉄港#いい石の日#CCBYhttps://t.co/e59WwHQCbW pic.twitter.com/tJE6cjqzVS
また恐竜化石だけではなく、収容所の囚人たちによってどのように三笠市が開拓されていったのか、貴重な資料が展示してあります。炭鉱の町として栄えた三笠市の歴史を知ることができるので、こちらもおすすめです。
三笠市立博物館の基本情報
【名称】 | 三笠市博物館 |
【住所】 | 〒068-2111 三笠市幾春別錦町1丁目212-1 |
【アクセス】 | ・お車の場合 道央道三笠インターチェンジより桂沢湖方面(東)へ約20分 ・公共交通機関の場合 JR岩見沢駅から、 北海道中央バス三笠線「幾春別町行」終点下車東へ徒歩5分 |
【料金】 | 一般(高校生以上):450円 小中学生:150円 小学生未満:無料 |
【公式HP】 | https://www.city.mikasa.hokkaido.jp/museum/ |
【営業時間】 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
【定休日】 | ・毎週月曜日(祝日の場合は翌日) ・冬期間の祝日(12月~3月) ・年末年始(12月30日~1月4日) |
【備考】 | 館内写真撮影自由(ただし、三脚や自撮り棒の使用は不可) |

北海道の恐竜博物館③足寄動物化石博物館
近くを通りすぎることはあるけれど、実は行ったことのなかった博物館(¯∇¯٥)
— せな (@ADnoml) November 13, 2019
ここには化石だけでなく動物の骨もおいていて、今の動物とどんな違いがあるかなど発見があって面白かったです(*´罒`*)
?足寄動物化石博物館? pic.twitter.com/bLSefUixQG
足寄町で発見された海生哺乳類化石を中心に展示されています。学芸員による展示物の解説や、石の中から本物の化石を発掘できる体験、石膏を使って化石のレプリカや縮小模型を作ることもできるので、おすすめです。
足寄動物化石博物館の楽しいイベント
今年も6月22日に、足寄動物化石博物館と合同で、化石観察会を開催しました。阿寒町の約500万年前の地層から、タカハシホタテをはじめ多数の貝化石が採集されました。今年の参加者はリピーターも多く、総勢82名でした。J pic.twitter.com/rqwhX9p697
— 釧路市立博物館 (@kushiro_museum) June 24, 2014
年に何度か行われる「あしょろ化石教室」では、自然の中で発掘体験を受けることができます。参加するには、各回の申込用紙(博物館受付、ウェブサイト)に必要事項を記載し、締切日までに送付します。保険料として、一人100円が必要となります。
足寄動物化石博物館の基本情報
【名称】 | 足寄動物化石博物館 |
【住所】 | 北海道足寄郡足寄町郊南1丁目29番25 |
【アクセス】 | ・お車の場合 道東自動車道足寄インターから2.5km ・公共交通機関の場合 JR根室線「池田」駅から 十勝バス「陸別」行き乗車(約1時間) バス停「動物化石博物館」下車 徒歩5分 |
【料金】 | 一般:400円 小中高学生・満65歳以上:200円 |
【公式HP】 | http://www.museum.ashoro.hokkaido.jp/index.html |
【営業時間】 | 午前9:30~午後4:30 |
【定休日】 | 毎週火曜日、祝日の場合はその翌日 12月30日~1月6日の期間、休館 |
【備考】 | 施設内は1階平屋建てのバリアフリー構造のため、車いす使用可能 車いす対応・おむつ交換台付き多目的トイレあり |
北海道の恐竜博物館④滝川市美術自然史館
滝川市美術自然史館です。 pic.twitter.com/PLlpYN1WO7
— kyght (@kyght1010) May 1, 2019
滝川市美術自然史博物館は、建物の中で美術部門と自然史部門を併せ持った博物館です。滝川ゆかりの日本画家「岩橋英遠(いわはし えいえん)」をはじめとする芸術家の作品・資料を展示しています。
滝川市美術自然史館の楽しいイベント
滝川市美術自然史館では、月ごとにさまざまなイベントを催しています。絵画の基礎であるデッサンを学ぶことができるデッサン会では、300円~1000円で参加できます。化石教室では、空知川化石採取や化石のレプリカ作りを体験できます。
滝川市美術自然史館の基本情報
【名称】 | 滝川市美術自然史館 |
【住所】 | 北海道 滝川市新町2-5-30 |
【アクセス】 | JR滝川駅から徒歩約20分 |
【料金】 | 一般620円、高校生370円、中学生250円、小学生120円 |
【公式HP】 | https://www.city.takikawa.hokkaido.jp/ 260kyouiku/05bijyutsu/b-museum.html |
【営業時間】 | 10時00分~17時00分(入館は16時30分まで) |
【定休日】 | 月曜日、国民の祝日の翌日 冬期休館(12月1日~2月末日) |
【備考】 | 駐車場無料 |

北海道の恐竜博物館⑤中川町エコミュージアムセンター
中川町 エコミュージアムセンターに来た
— 白隼丼 (@shirobusadon) August 14, 2019
首が長い クビナガリュウ pic.twitter.com/2Le5mOZ0U7
中川町では、恐竜の時代である白亜紀の海でたまった地層から、北海道内で3例目の恐竜「テリジノサウルス類」の爪化石が発見されました。そのほか国内最大の首長竜、アンモナイトなど多くの恐竜時代の化石が見つかっています。
中川町エコミュージアムセンターは、閉校した中学校を再利用した自然史博物館です。全長11メートルにも及ぶ首長竜の復元骨格標本は国内でも最大級です。このほかにも、樹齢数百年の大木や地中からみつかった葉っぱの化石などの植物標本も多数展示されています。
中川町エコミュージアムセンターの楽しいイベント
子供が学びながら体験できる、地層観察教室や森の学校などのイベントも実施しています。地層観察教室では、自然に残っている化石を発見したり、沢をずぶ濡れになりながら登って行ったりと、子供たちにとって貴重な体験ができるようです。
森の学校では、本物の自然と向き合いながら地質や化石の調査を体験する2泊3日のイベントです。中川の地に眠っている化石を新たに発見できるかもしれません。受講料は、高校生以下が14,000円、一般が17,000円です。興味のある方には、おすすめのイベントです。
中川町エコミュージアムセンターの基本情報
【名称】 | 中川町エコミュージアムセンター |
【住所】 | 北海道中川郡中川町字安川28-9 |
【アクセス】 | ・お車の場合 国道40号線を道道119号線遠別中川線に入り、施設入り口へ ・電車の場合 JR宗谷本線佐久駅より徒歩約10分 |
【料金】 | 一般:200円 中学生以下:無料 |
【公式HP】 | https://city.hokkai.or.jp/~kubinaga/ |
【営業時間】 | 09時30分 ~ 16時30分 |
【定休日】 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) 冬季は土日祝、年末年始(12月29日~1月7日) |
【備考】 | 駐車場無料 |
北海道の恐竜博物館⑥北海道大学総合博物館
耐震改修工事で休館していた北海道大学総合博物館(札幌市北区北10西8)が26日、リニューアルオープンします。展示も充実したそうです。https://t.co/9PpSqZ5G44 pic.twitter.com/5dy9z7S1mK
— 北海道新聞 (@doshinweb) July 26, 2016
北海道大学総合博物館は、北海道大学の敷地内にあります。街中にあるにもかかわらず、自然が豊かで構内には池が木々が並んでいます。北海道大学総合博物館は、一般の大人も子供も入場が無料であることも大きな魅力となっています。
北海道大学総合博物館の基本情報
【名称】 | 北海道大学総合博物館 |
【住所】 | 〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西8 |
【アクセス】 | JR札幌駅北口より徒歩10分 |
【料金】 | 無料 |
【公式HP】 | https://www.museum.hokudai.ac.jp/ |
【営業時間】 | 10:00~17:00 ※6~10月の金曜のみ 10:00~21:00 |
【定休日】 | 毎週月曜日 ※祝日は開館、翌平日は休館します 臨時休館日:9/4, 12/28~1/4, 1/14〜15, 2/25, 3/12 |
【備考】 | 駐車場なし ベビーカーでの見学OK 授乳室・おむつ交換台あり |

北海道の恐竜に出会える公園2選
ここまで恐竜博物館を紹介してきましたが、北海道の恐竜に会える公園もあります。おすすめの公園を紹介します。
北海道の恐竜公園①小平ダム公園
10/14小平ダム
— 彩り (@ayakaaaand) October 15, 2018
小平ダムに加えて小平ダム公園がとても綺麗で大満足。 pic.twitter.com/lHWutMmEx8
小平町は、北海道初となる恐竜化石のハドロサウルス科恐竜の骨盤と大腿骨が発見されました。そのほか、首長竜やアンモナイトなどの数多くの恐竜化石が発掘されています。そんな小平にある小平ダム公園は、小平ダムによってできた人口湖「おべらしべ湖」の西側にあります。
近くでカモノハシリュウの化石が発掘されたことから、首長竜やランベオサウルスの等身大モニュメントが建てられています。
小平ダム公園の基本情報
【名称】 | 小平ダム公園 |
【住所】 | 〒077-0462 北海道留萌郡小平町滝下 |
【アクセス】 | 最寄り出口「深川西料金所」(深川沼田道路)から約70km |
【料金】 | 無料 |
【公式HP】 | http://www.town.obira.hokkaido.jp/kanko/detail/00001390.html |
【営業時間】 | 常時開放 |
【定休日】 | なし |
【備考】 | 無料駐車場あり |
北海道の恐竜公園②ひがしかぐら森林公園
朝です!!
— ??????(?????? ??????)10月20日ライブ! (@keyton_sk) August 15, 2019
おはようございます😃
旭川の方は晴天ですー!
ひがしかぐら森林公園より。 pic.twitter.com/BxAHaLWUE6
子供と一緒に遊びながらキャンプができる公園です。キャンプ設備も充実しており、キャンピングカーが駐車できるエリアやキャビンに泊まることもできます。
ひがしかぐら森林公園の基本情報
【名称】 | ひがしかぐら森林公園 |
【住所】 | 北海道上川郡東神楽町25号40番地 |
【アクセス】 | 車で札幌市内から道央自動車道で旭川北IC経由で約2時間半 |
【料金】 | ・フローレキャビン:6,500円(4人用)・7,500円(6人用) ・フローレミニキャビン:6,000円(4人用) ・カーサイトA:4,300円 ・カーサイトB:3,200円 ・カーサイトC:5,400円 ・臨時サイト:2,400円(7月の海の日~9月シルバーウイークまで) |
【公式HP】 | https://bluemen-reserve.com/ |
【営業時期】 | 4月下旬から10月下旬まで |
【備考】 | ネット予約は4月1日から可能 |

子供も大好き!北海道の恐竜に会いに行こう
いかがでしょうか。北海道のさまざまな場所で恐竜の化石が発見されており、各恐竜博物館ごとに特色がさまざまなありました。また、恐竜化石の発掘体験や、恐竜化石のレプリカを作成できるイベントを催している博物館もありましたね。
もし、まだ眠っている新しい恐竜の化石を見つけることができればと思うとても夢があります。恐竜というと怖いイメージがあるかもしれませんが、はるか昔に生きていた証となる化石に触れることで、想像力をグッと広げることができますよ。
子供にとっても、どんな恐竜が実在していたのか、その恐竜はどんな姿でどのような生活をしていたかなど親子で学べる場所が北海道にはあります。ぜひ北海道の恐竜たちに会いに出かけてみてはいかがでしょうか?
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