「刈田嶺神社」は蔵王の神霊を祀る3つの神社!御朱印やアクセス情報!
宮城県には「刈田嶺神社」という名前の神社が3社あります。山頂、温泉郷、街中といった場所に点在しており、それぞれの神社に歴史や魅力があります。今回は宮城県の刈田嶺神社3社それぞれの説明に加え、御朱印やアクセス情報をご紹介します。
「刈田嶺神社」とは
宮城県には刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)という名前の神社が3社あります。蔵王連峰に関わる刈田嶺神社はその歴史も古く、昔から多くの人々に信仰されていきました。名前の同じ3社ですが、それぞれ歴史や背景も異なっています。
刈田嶺の神霊を祭る神社
刈田嶺神社はそれぞれ蔵王連峰、刈田嶺の神霊を祭る神社とされています。昔は火山の発生が神様によるものだと考えられていたため、火山活動が盛んだった昔、当時の人々は刈田嶺の神様を鎮めるために刈田嶺神社を建てたとされています。
蔵王には「刈田嶺神社」が3つ!
蔵王には、刈田嶺神社が3社点在しています。同じ名前の神社ですがそれぞれ意味や由来が少しずつ異なります。以下ではそんな刈田嶺神社3社それぞれご紹介していきます。
3社の刈田嶺神社の違いを理解できる内容に加えて、御朱印、アクセス情報もご紹介していますので、是非お出かけの際に参考にしてください。
3つの「刈田嶺神社」①刈田嶺神社(奥宮)
宮城県刈田郡蔵王町に鎮座する「蔵王刈田嶺神社 奥宮」に行ってきました⛩️
— お散歩 (@2f3b3wqnmsB41bs) June 26, 2019
刈田岳山頂に鎮座し、主祭神は天之水分神、国之水分神を祀っています🙏
御神体は夏季に山頂の「奥宮」に、冬季は麓の「里宮」にと、両宮の間を季節遷座しています。
前回見れなかったお釜を、今回綺麗に見ることができました✨ pic.twitter.com/oogOiEooVd
山頂にある刈田嶺神社奥宮は、冬の時期は蔵王エコーライン(有料道路)閉鎖のため参拝できませんが、それ以外でしたらいつでも参拝できる神社となっています。刈田岳山頂にある刈田嶺神社奥宮へは多くの人が訪れます。
刈田岳山頂にある神社
刈田嶺神社の奥宮が幻想的だった! pic.twitter.com/EPQUHleXKn
— からくれない (@iroha_onsen) August 20, 2017
刈田嶺神社奥宮は、標高1,758mの刈田岳山頂にある神社です。昔、蔵王山頂には蔵王信仰の根本である蔵王大権現社がありましたが、明治初頭に行われた神仏分離令により、明治5年に水分神社(みくまりじんじゃ)と名前を変え、明治8年には現在の刈田嶺神社という名前になったとされています。
山頂なので天気の移り変わりに注意が必要ですが、晴天の日には刈田嶺神社から蔵王連峰屈指の名所、「御釜」を見ることができます。
ご祭神・ご利益
こんにちは☺️宮城県刈田郡七ヶ宿刈田岳山頂に鎮座する「刈田嶺神社 奥宮」に行って来ました⛩️
— お散歩 (@2f3b3wqnmsB41bs) November 17, 2018
その日は晴れていたので、ついでにお釜も見ようと思ったのですが、山頂に近づくにつれ凄い霧が!
景色も何も見れませんでした😢
風も強く寒かったんですが、何とか奥宮に到着し、無事参拝してきました😊 pic.twitter.com/9uSY7wTnj2
刈田嶺神社奥宮は、天之水分神(あまのみくまりのかみ)、国之水分神(くにのみくまりのかみ)、蔵王大権現(ざおうだいごんげん)がご祭神となります。ご利益は水難守護、天候祈願、子授かり、安産祈願などがあります。
御朱印について
刈田嶺神社 奥宮で令和初御朱印♪
— こづゆ (@kako__A) May 25, 2019
お釜(*^^*) pic.twitter.com/SZ35L4jUA6
山頂にて御朱印をいただけます。拝殿のすぐ隣に授与所があるのでそこでいただいてください。御朱印帳を忘れてしまっても、持っていなくても書置きタイプをいただけます。授与所には社務の方が駐在していますので、御朱印帳に書いてもらうこともできます。御朱印の初穂料は300円です。
アクセス
山頂にある刈田嶺神社奥宮は、一見参拝がとても大変に感じますが実は意外とスムーズにアクセスが可能です。蔵王エコーラインと蔵王ハイラインという有料道路を通行することで山頂付近まで自動車で行くことができるので、誰でも気軽にアクセスが可能となっています。
またバスを利用して山頂付近まで行くこともできます。白石蔵王駅、白石駅前からミヤコーバスという路線バスが出発しており、バス停「蔵王刈田山頂」で下車し、徒歩約10分で到着します。
11月上旬~4月下旬は、蔵王エコーラインが冬期のため通行止めとなります。なので冬の参拝は基本的できないので時期に気をつけてお出かけください。
基本情報
【名称】 | 刈田嶺神社 奥宮 |
【住所】 | 宮城県刈田郡蔵王町倉石岳 |
【アクセス】 | 車:蔵王ハイライン終点 バス:ミヤコーバス「蔵王刈田山頂」バス停から徒歩10分 |
【料金】 | 参拝無料 |
【参考HP】 | http://www.zao-machi.com/21346 |
【備考】 | 蔵王エコーライン閉鎖のため冬期の参拝はできません。 |
3つの「刈田嶺神社」②刈田嶺神社(里宮)
刈田嶺神社(里宮) 宮城県 蔵王町 遠刈田温泉にあります。 御祭神は、アメノミクマリ等です。そろそろ雪が降る時期なのでその前に参拝に行きました。奥宮が蔵王山のお釜とか見える場所にあり現在は冬季通行止です。御朱印は以前頂いたので今日は拝殿の写真のみ投稿します。 pic.twitter.com/XUESHsHjIl
— ?ROCK★STAR? (@ROCKSTA03107494) November 26, 2019
刈田嶺神社の里宮が宮城県蔵王町の遠刈田温泉郷の中にあります。山頂にある刈田嶺神社の里宮ということで、参拝できない冬の期間にも参拝できるように建てられた神社です。
遠刈田温泉にある神社
初詣でに、刈田嶺神社 里宮へ(遠刈田温泉 街)。
— ちっちゃな ざおうさま σσト/^O^\/ (@zaomiyagi) January 2, 2016
今年も、良い年でありますように、蔵王へお越しの方が幸福になりますようお願いしてきました。https://t.co/7n98Wrdv4K#宮城 #蔵王 #宮城蔵王 pic.twitter.com/Ivk59MGNBR
刈田嶺神社里宮は山頂にある刈田嶺神社の御神体が冬の間移される神社です。里宮とはその名の通り奥宮に対して里にある宮という意味になります。遠刈田温泉郷にあり、遠刈田温泉に訪れた観光客などが多く訪れる神社となっています。
ご祭神・ご利益
刈田嶺神社里宮。祭神は蔵王大権現。遠刈田温泉街、蔵王山麓にある神社。奥宮は当然の事ながら蔵王山頂。宮司は奥宮にいらっしゃるので里宮で貰える御朱印は既に紙に書かれたもので、御朱印帳への記帳は無理。 #御朱印 pic.twitter.com/pP9vCmhNUg
— 西木野ワサビ@μ'sicforever (@wasaviiiiiiiii) August 19, 2015
刈田嶺山頂にある刈田嶺神社のご祭神が冬の間里宮に遷された場所なので、奥宮と同じく天之水分神(あまのみくまりのかみ)、国之水分神(くにのみくまりのかみ)、蔵王大権現(ざおうだいごんげん)がご祭神となります。ご利益は水難守護、天候祈願、子授かり、安産祈願等あります。
御朱印について
蔵王刈田嶺神社里宮さま
— 白熊さんば (@shirokuma3b) January 29, 2017
冬の間は御神体が山を降りて里宮にいらっしゃるので、奥宮の御朱印のようです。
蔵王も一時よりは落ち着いているようなので、今年は夏には奥宮さんに伺いたいなぁ。 pic.twitter.com/VFghRdCE3b
刈田嶺神社里宮でも社務所で御朱印をいただけます。冬の間は里宮に御神体が遷されるため山頂でいただく御朱印と同じ表記のものがいただけますが、夏の間は里宮用の印を押していただけるそうです。初穂料は奥宮と同じく300円です。
アクセス
里宮ということで、山頂に比べればアクセスはスムーズとなっています。東北本線白石駅からミヤコーバスで40分、「遠刈田温泉」バス停下車、バス停からは徒歩約3分です。車でのアクセスは、東北自動車道白石インターチェンジから25分かかります。
基本情報
【名称】 | 刈田嶺神社里宮 |
【住所】 | 刈田郡蔵王町遠刈田温泉仲町1 |
【アクセス】 | 車:東北自動車道白石インターチェンジから25分 バス:東北本線白石駅から40分、バス停「遠刈田温泉」から徒歩3分 |
【料金】 | 参拝無料 |
【参考HP】 | http://www.zao-machi.com/468 |
3つの「刈田嶺神社」③刈田嶺神社(白鳥大明神)
【刈田嶺神社(白鳥大明神) / 白鳥古碑群】
— KEN©0224 (@kenc0224) August 16, 2019
宮城県南部、蔵王連峰東麓に位置し、藩政期には町域の大部分が片倉家の知行地であった刈田郡蔵王町。その町の南東端、白石川と松川の合流点に旧宮村(現蔵王町宮・遠刈田温泉)があり、宮北部の小丘上には、老杉に囲まれて鎮座する刈田嶺神社があります。 pic.twitter.com/XJ2M7wsCef
刈田嶺神社(白鳥大明神)は、以上でご紹介した刈田嶺神社とは名前が同じながらも由緒や御祭神が全く異なります。以下で刈田嶺神社(白鳥大明神)について詳しくご紹介します。
宮字区にある神社
今日は遅い夏季休暇で、ダム活と神社巡り。まずは、刈田嶺神社 白鳥大明神へ。宮司さん不在で御朱印はいただけませんでした。夫婦杉や白鳥の碑がありました。 pic.twitter.com/E2ioXHfA85
— ちょこもんきー (@Choco_monkey527) August 22, 2019
宮城県刈田郡蔵王町宮字区にある刈田嶺神社は別名白鳥大明神とも呼ばれています。刈田嶺神社(白鳥大明神)は延喜式神名帳に記載された式内社の内の古代における社格の1つである明神大社とされている神社です。
式内社とは、延喜式神名帳が作成された927年の平安時代には、すでに由緒ある神社として認められていた神社とされています。刈田嶺神社(白鳥大明神)は刈田郡の総鎮守であり、さらには戦国大名伊達家家臣、白石城主である片倉家の祈願神社としても昔から多くの人から信仰を集めた神社です。もともとは青麻山の山頂にありましたが、1504年~1521年の間に今の土地に遷されました。
ご祭神・ご利益
蔵王町宮にある刈田嶺神社(別号 白鳥大明神)。延喜式では名神大社に列せられた刈田郡総鎮守です。江戸時代は伊達家の家臣白石城主片倉家の祈願神社だったそうです。 pic.twitter.com/6YhrDKzAO1
— k1102 (@k1102) January 11, 2020
刈田嶺神社(白鳥大明神)のご祭神は、日本神話でおなじみの日本武尊(やまとたける)です。刈田嶺神社(白鳥大明神)のある地域では白鳥伝説が残る神社がいくつかあります。
伝説のひとつに日本武尊が死んだ後に白鳥に変わり、降り立った場所に白鳥明神を祀ったという話があります。そんな刈田嶺神社(白鳥大明神)のご利益は難局打開、武運、出世開運、火防守護等があります。
御朱印について
今回頂いた御朱印。
— 🍓ゆうみ🍓こーさんハピバ✨ (@yuumi_) September 22, 2019
刈田嶺神社(白鳥大明神)さんの御朱印。
書き置きを頂きました。 pic.twitter.com/C1MhJ0cixl
刈田嶺神社(白鳥大明神)の御朱印は授与所で初穂料300円でいただけます。授与所に人がいない時は側にあるおみくじ箱に初穂料300円を入れて、書き置きをいただくことが可能です。
アクセス
刈田嶺神社(白鳥大明神)までのアクセスは比較的スムーズです。電車でのアクセスは、JR東北本線「東白石駅」下車後徒歩約21分。バスでのアクセスは東北本線白石駅から約20分。車でのアクセスは東北自動車道「白石IC」から1.9km、片道約5分です。
基本情報
【名称】 | 刈田嶺神社 白鳥大明神 |
【住所】 | 宮城県刈田郡蔵王町宮字馬場1 |
【アクセス】 | 車:東北自動車道白石ICから5分 バス:東北本線白石駅から20分 |
【料金】 | 参拝無料 |
【参考HP】 | https://www.miyagi-jinjacho.or.jp/ jinja-search/detail.php?code=310010165 |
3つの「刈田嶺神社」を巡ってみよう
刈田嶺神社という同じ名前の神社でも、それぞれ異なる歴史や背景をご紹介しました。神社に参拝に行く前には、こうしてそれぞれの神社について調べてから行くと何倍も楽しむことができます。刈田嶺神社奥宮、里宮、白鳥大明神3社を巡るのもいいかもしれませんね。お出かけの際には是非参考にしてください。