「寺山修司記念館」は芸術好き必見の観光スポット!グッズやイベントも!

青森三沢にある「寺山修司記念館」は、昭和の鬼才寺山修司の芸術資料を展示しているユニークな博物館です。寺山修司記念館のイベントや開館時間、周辺情報、ユニークなグッズ、アクセス方法などをご紹介します。寺山修司博物館でテラヤマ・ワールド芸術を体験しましょう。

「寺山修司記念館」は芸術好き必見の観光スポット!グッズやイベントも!のイメージ

目次

  1. 1テラヤマ芸術を身近に感じる「寺山修司記念館」
  2. 2「寺山修司記念館」の見どころ!
  3. 3「寺山修司記念館」のイベント情報!
  4. 4「寺山修司記念館」でおすすめのグッズ
  5. 5「寺山修司記念館」の施設詳細情報
  6. 6「寺山修司記念館」でテラヤマワールドに浸ろう!

テラヤマ芸術を身近に感じる「寺山修司記念館」

昭和という時代を駆け抜け、47歳の若さでこの世を立ち去った鬼才芸術家「寺山修司」。彼の才能は文壇に留まることを知らず、絵画、映画、演劇、音楽、スポーツとありとあらゆる芸術において寺山修司の世界観を見せつけ人々を魅了し続けています。

「寺山修司記念館」は、寺山修司の魅力を集約し、訪れる人々に寺山修司の面白さを体験させてくれるユニークな博物館です。寺山修司ファンも、そうでない人も、十分驚楽しませてくれるはずです。さて、テラヤマ・ワールドの扉を開けてみましょう。

寄贈された遺品が展示される

寺山修司記念館は彼の出身地、青森県三沢市にあります。寺山修司記念館の展示品は、寺山の母はつさんが三沢市に寄贈した物で、寺山の遺品を保存するため、3年の月日をかけて、元天井桟敷のメンバー九條今日子さんなどのアドバイスの元、平成9年に開館しました。

寺山修司記念館の周辺は自然が残るのどかな良い環境にあります。MISAWAぐるっとバスを利用して、市民の森み温泉浴場、三沢航空科学館、斗南藩観光村など周辺を観光することも出来ます。

寺山修司主宰の劇団天井桟敷 (てんじょうさじき)は、1960年代後半から1970年半ばにかけて、小劇場ブームを巻き起こしたアングラ演劇グループです。創立時のメンバーは寺山の他に、当時寺山夫人の九條映子さんなど16人で時代の先頭を走っていた劇団でした。

「寺山修司記念館」のドアは横尾忠則さんデザインの劇団天井桟敷のシンボルマークです。シュールなデザインのドアが、テラヤマ・ワールドの入り口にぴったりですね。

独特の展示方法で来館者を魅了

寺山修司記念館は独特の展示方法で寺山修司の遺品などを公開展示しています。展示室にはたくさんの机が並べられ、来場者が机の引き出しを開け、色々な資料を見ることが出来るようになっています。机は年代別に並べれていて、寺山修司の軌跡を追うことが出来ます。

寺山修司は「机」という言葉に限りない芸術性を感じ、何度も作品の中に登場させていました。そして彼自身の「机」の引き出しの中に何もかも置いたまま旅立ってしまいました。「寺山修司記念館」では芸術家寺山修司を「探す」事を展示テーマにしています。

「寺山修司記念館」では、寺山修司が主宰した劇団「演劇実験室・天井棧敷」の舞台や映画のセットの再現展示もされていて、扉を開け足を踏み入れた途端にテラヤマ・ワールドの芸術的世界へ引きずり込まれます。

寺山修司記念館は寺山修司ファンの聖地とも呼ばれていて、何度も足を運ぶファンもいます。二度三度と訪れるたびに、また新しい発見があり、テラヤマ・ワールドの魅力が増して行きます。

所要時間は約2時間~3時間

寺山修司記念館の所要時間は平均2~3時間といわれています。机の引き出しをひとつひとつ開けて、懐中電灯で照らしながら覗き込む。他人の机をこっそり盗み見しているような、独特な方法で展示された資料は、時間をかけてじっくり見ずにはいられません。

「言葉の錬金術師」「アングラ演劇四天王のひとり」「昭和の啄木」などと呼ばれ、色々な分野で活動、膨大な量の文芸作品を発表した芸術家寺山修司。寺山修司記念館は彼のそれこそ芸術的人生をたっぷり感じる事ができるユニークな博物館となっています。

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「寺山修司記念館」の見どころ!

芸術家寺山修司の魅力がぎっしり詰まった「寺山修司記念館」。一歩足を踏み入れたら、いや踏み入れる前からテラヤマ・ワールドは始まります。あまりにも幅広い才能の持ち主、寺山修司のもう一つのステージ「寺山修司記念館」の魅力をご紹介します。

見どころ①常設展の「机」

「寺山修司記念館」見どころのひとつは「机」です。寺山修司は「机」という言葉にこだわり、幾度も作品の中で使っています。館内にたくさん並べられた机の引き出しをひとつひとつ開け、懐中電灯で中を覗きます。寺山修司を「探す」作業の始まりです。

引き出しを開けることが出来る

「寺山修司記念館」の見どころ「机」は12台あります。それぞれの机の引き出しに年代別に整理された寺山修司に関する資料が収められていて、懐中電灯で照らしながら見ることが出来ます。机にプロジェクターが投影されているものもあります。

見どころ②節目に行われる企画展

「寺山修司記念館」みどころ二つ目は、折々に開催される企画展です。寺山修司記念館エキジビットホールで行われる有料展です。過去には「寺山修司の1969 〜アジテーションの時代〜」「寺山修司とマンガ」「映画監督・寺山修司」など興味深いテーマで行われました。

見どころ③建物外壁の陶板

「寺山修司記念館」は展示棟とホワイエ棟が渡り廊下でつながっています。ホワイエとは英語のロビーとほぼ同じ意味で、劇場などの入口から観客席までの広い通路のことを表すフランス語から来ています。主に休憩や、社交場用の空間です。

「寺山修司記念館」は上空から見ると演劇・映画の小道具として登場した「柱時計」のような芸術的な形です。ホワイエ棟の外の壁周辺には寺山修司の作品を題材とした149枚の陶板が貼り込まれていて、とても賑やかで生き生きとした外観となっています。

交流があった人30名のメッセージも

「寺山修司記念館」の外壁周辺には寺山修司の作品を題材とした149枚の陶板が張り込まれていますが、この陶板には30人の寺山氏と交流のあった人たちのメッセージが書き込まれています。一つ一つ見ていくとずいぶん時間がかかりそうです。

見どころ④施設周辺の散策路にある文学碑

「寺山修司記念館」から歩いて5分の小田内沼の畔に「作家寺山修司文学碑」が1989年に設けられました。文学碑の前には一匹の犬が文学碑に向かい、小首をかしげて座っています。文学碑は本の形をしていて、反対側の表紙の部分には「田園に死す」と書いてあります。

「寺山修司文学碑」から小田内沼を一望する事が出来ます。寺山修司記念館の周辺は松並木に囲まれた散策路です。碑までの散策路には道標のように歌碑が建てられ、寺山修司の残した言葉をかみしめながら周辺を散策することが出来ます。

見どころ⑤寺山修司を紹介するDVD作品

「寺山修司記念館」では、寺山修司を紹介するDVDを視聴することが出来ます。寺山修司の代表作「映画田園に死す」「映画 書を捨てよ町へ出よう」「演劇 寺山追悼公演 青森縣のせむし男 」「演劇 寺山追悼公演 毛皮のマリー 」など数多くの作品を視聴出来ます。

「寺山修司記念館」のイベント情報!

1983年に47歳の若さでこの世を去った寺山修司。作品は没後30年以上たった現代でも生き生きと斬新でエネルギッシュ、新しささえ感じます。そんな寺山修司を慕い「寺山修司記念館」では数々のイベントを企画運営しています。

イベント①寺山修司記念館フェスティバル

「寺山修司記念館」では寺山修司記念館フェスティバルと銘打って、春と夏の2回にわたり、イベントを開催しています。春はゴールデンウイーク中の3日間、夏は8月初旬の1日のみです。幅広い世代の人たちが参加できる楽しいイベントとなっています。

イベント内容は、トークショー、ライブ、遊びの広場、演劇上映、屋台などです。その年によって内容が変わりますので、イベント内容をチェックして出かけましょう。

イベント②寺山修司遊びの劇場

「寺山修司記念館フェスティバル」で行われるイベント、寺山修司遊びの劇場「ムシムシコロコロ・パークJr.」では、ユニークな木工遊具造形作家simizzyさんが登場します。楽しい造形作品イベントは、子どもも大人も夢中になってしまいます。

イベント③ライブ

「寺山修司記念館フェスティバル」で行われるライブイベントも必見です。2019年の夏の寺山修司記念館フェスティバルでは、寺山修司の「演劇実験室・天井桟敷」の音楽と演出を担当した「J・A・シーザー」のスペシャルライブイベントも開催されました。

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「寺山修司記念館」でおすすめのグッズ

展示方法や建物などが興味深い博物館「寺山修司記念館」ですが、お土産グッズもたいへんユニークなものが揃っています。寺山修司ファンへのお土産には最適なグッズばかりが並んでいます。人気のグッズをご紹介します。

おすすめグッズ①田園に歌詞集

「寺山修司記念館」おすすめグッズ、次は「田園に歌詞集」です。「歌詞集」と「カシス」をかけたユニークな箱詰めのチョコレートです。本のような表装のおしゃれな箱に入っています。青森はカシスの生産日本一なので、良い青森のお土産にもなりますね。

カシスはユキノシタ科スグリ属。黒い実がなる青森特産のベリーです。あおもりカシスは1965年にドイツから移植されました。青森の冷涼で寒気候に適していて、厳しい冬の寒さやに耐え青森に根付いています。青森市は、日本一のカシス生産量となっています。

青森の手摘みカシスは健康や美容に効果的とされて、飲料やお菓子、調理の材料に人気です。生産量が限られているので、貴重なベリーです。

おすすめグッズ②家出のするめ

「寺山修司記念館」おすすめグッズ次は「家出のするめ」です。寺山修司の代表作「家出のすすめ」が初版本の表装の林静一さんのイラストで、するめのパッケージになりました。このパッケージを持参すると寺山修司記念館入場料が10%割引になるサービスつきです。

おすすめグッズ③寺山修司手ぬぐい

「寺山修司記念館」次のおすすめグッズは「寺山修司手ぬぐい」です。寺山修司の代表作映画「田園に死す」で登場するシンボルの指差しマークがプリントされた手ぬぐいで、寺山修司ファンへのお土産に最適ですね。

おすすめグッズ④寺山修司Tシャツ

「寺山修司記念館」最後のおすすめグッズは「寺山修司Tシャツ」です。こちらも寺山修司代表作映画「田園に死す」のシンボル、指差しマークがプリントされたTシャツです。なかなかおしゃれなデザインで、寺山修司ファンならずとも欲しくなりそうですね。

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「寺山修司記念館」の施設詳細情報

溢れんばかりの才能で昭和を駆け抜けた鬼才、寺山修司。「寺山修司記念館」はテラヤマ・ワールドを体験出来る貴重な博物館です。寺山修司ファンの聖地ともいえる寺山修司記念館の詳細情報をご紹介します。

「寺山修司記念館」の詳細情報

住所 〒033-0022 青森県三沢市大字三沢字淋代平116-2955
開館時間 9:00〜17:00 (入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)/年末年始(12月29日〜翌年1月3日)
※例年、8月3週目まで月曜日も開館
料金 企画展開催中は 一般550円(常設展330円+220円)
大学生・高校生110円
中学生・小学生60円
(※土曜日は無料)
企画展開催中は常設展のみの見学は出来ません。

企画展準備中は 一般330円
大学生・高校生110円
中学生・小学生60円
(※土曜日は無料)
アクセス 三沢空港より車でアクセス約10分
JR三沢駅より車でアクセス約15分
駐車場 有り 70台 無料
公式サイト https://www.terayamaworld.com/museum.html

アクセスの詳細

「寺山修司記念館」へのアクセス詳細をご紹介します。車でのアクセスは、三沢空港より約12分、青い森鉄道三沢駅より約17分です。バスでのアクセスは、MISAWAぐるっとバス利用で、青い森鉄道三沢駅東口・三沢空港経由で約30分。

MISAWAぐるっとバスは、基本土日祝日のみの運行ですが、夏休み期間の7月中旬から8月中旬までは毎日運行しています。飛行機で三沢空港へのアクセスは東京より1時間15分。電車でのアクセスは青い森鉄道三沢駅へ函館より2時間53分、青森より1時間10分です。

日没からのライトアップにも注目!

「寺山修司記念館」では、日没から閉館17:00までの時間ですがライトアップされています。幻想的な寺山修司記念館の外観を楽しめるほんのわずかな時間です。

「寺山修司記念館」の周辺情報

「寺山修司記念館」は青森県三沢市にあります。寺山修司記念館の周辺には楽しいイベントなどがある施設もたくさんあります。観光地をまわるMISAWAぐるっとバスを利用すると、アクセスも良く、周辺の見どころを周れるので便利です。

「寺山修司記念館」の周辺で観光におすすめな施設に「青森県立三沢航空科学館」があります。MISAWAぐるっとバスを利用してアクセス出来ます。「青森県立三沢航空科学館」は国内最大規模の航空科学館です。楽しく空の不思議を体感できる施設で人気です。

世界初の太平洋無着陸飛行を成し遂げたミスビードル号や、国産初の旅客機、映画使用の実寸大零戦21型、旧軍練習機などが展示されています。航空ファン必見です。入場料は大人510円、高校生300円、中学生以下無料となっています。

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「寺山修司記念館」でテラヤマワールドに浸ろう!

独特の展示方法やユニークなグッズで、来訪客をテラヤマ・ワールドへ誘い込む「寺山修司記念館」。寺山修司ファンはもちろん寺山修司を良く知らない人も、十分に楽しめる博物館です。現代アートに多大な影響を与え続ける作品を「寺山修司記念館」で体験しましょう。

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この記事のライター
ORANGE77
旅行大好きです。特に博物館や神社仏閣巡りが好きです。歴女というほどではありませんが、日本史、世界史にとても興味があ...

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