「オンネトー湯の滝」は世界最大のマンガン生成地!天然露天風呂も必見!

「オンネトー湯の滝」は世界で唯一のマンガン生成場所であり天然湯が流れる露天風呂も人気の観光名所です。オンネトーの湯の滝で噂のグッピーとは!?見どころや周辺スポットもご紹介!オンネトー湯の滝への行き方や駐車場も詳しくご案内しますのでお見逃しなく!

「オンネトー湯の滝」は世界最大のマンガン生成地!天然露天風呂も必見!のイメージ

目次

  1. 1「オンネトー湯の滝」とは?
  2. 2「オンネトー湯の滝」特徴
  3. 3「オンネトー湯の滝」周辺スポット
  4. 4「オンネトー湯の滝」の注意点
  5. 5「オンネトー湯の滝」の詳細情報
  6. 6「オンネトー湯の滝」で最高の思い出を作ろう!

「オンネトー湯の滝」とは?

「オンネトー湯の滝」とは、北海道十勝地方に所在する観光名所です。オンネトー湯の滝は、北海道三大秘湖の1つに選ばれている湖で、季節や時間、天候、オンネトー湯の滝を見る角度によって、湖面の色合いが変化するため「五色沼(ごしきぬま)」や「神秘の湖」とも呼ばれています。

世界で唯一の『生きている鉱床』

オンネトー湯の滝は、世界で唯一マンガンが生成される貴重な湖です。オンネトー湯の滝には、微生物やバクテリア、藻類が生息しておりマンガンを生成することが可能な「世界で唯一の鉱床」であることを、北海道大学が1989年に発見しました。

オンネトー由来は『年寄りな沼』

「オンネトー湯の滝」と言う名称の「オンネトー」とは、アイヌ語で「年寄りな沼」と言う意味を持ちます。「オンネ」は「年寄りである」と言う意味を持ち、「トォ」は「湖または沼」と言う意味があり、その2つの言葉を合わせて「年寄りの沼」となります。

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「オンネトー湯の滝」特徴

世界に誇れる「オンネトー湯の滝」は、とても貴重な観光名所ですが、いったいどのような特徴があるのでしょうか。ここからは、歴史ある大自然に囲まれた「オンネトー湯の滝」の特徴を、大きく3つに分けてご紹介します。

特徴①最大のマンガン鉱物生成場所

オンネトー湯の滝で、マンガンが生成されることが発見されるまでは、マンガンと言う物質は、海底で生成されるものであり、陸上では生成されることは珍しいと言われてきました。

しかし、1945年代にオンネトー湯の滝周辺で、約3,500tのマンガンが発見されたことにより、オンネトー湯の滝は世界で唯一、陸の上でマンガンが生成される「最大のマンガン生成場所」と認知されるようになりました。

特徴②上流は35℃ほどの天然湯

オンネトー滝の湯は、天候や季節によって温度は変わりますが、温泉にできる天然湯が流れています。オンネトー湯の滝から流れてくる天然湯で、以前は、大自然の中で露天風呂を楽しむこともできました。

特徴③国の天然記念物

オンネトー湯の滝は、世界で唯一のマンガン生成場所として認定されていることから、2000年9月6日に「天然記念物」に指定されました。正式名称は「オンネトー湯の滝マンガン酸化物生成地」とされ、湧水を含めた滝全体の保護が、国で指定されています。

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「オンネトー湯の滝」周辺スポット

オンネトー湯の滝の周辺スポットには、どのような場所があるのでしょうか。オンネトー湯の滝の周辺には、オンネトー湯の滝を違った角度から堪能することができるスポットがあります。

また、オンネトー湯の滝へ行ったのなら、足を運んでおいて損はない、1度は行っておきたい穴場スポットをご紹介します。尚、駐車場情報も掲載していますので参考にしてください。

スポット①オンネトーの湖

オンネトー湯の滝から車でおよそ4分の場所に所在する「オンネトー湖」は、雌阿寒岳(めあかんだけ)の噴火によりできた湖です。五色に変化する湖面の鮮やかなカラーは「オンネトーブルー」とも呼ばれています。オンネトー湖の周囲は4㎞あり、周囲に設置された遊歩道を利用して約1時間程で回りきることができます。

オンネトーの湖の基本情報

【名称】 オンネトー湖
【住所】 北海道足寄郡足寄町茂足寄
【アクセス】 旧足寄駅から車で60分
【料金】 入場無料、駐車場無料。
【関連HP】 http://www.jalan.net/kankou/spt_01647ab2030004279/
【備考欄】 「阿寒摩周国立公園」にある湖。

スポット②錦沼

オンネトー湯の滝から車で5分強の場所に所在する「錦沼」は、夕日のようなオレンジ色をした池です。オンネトーの湯の滝から流れ出るオンネトーの湖の色が変化するのには、錦沼が原因だと言われています。錦沼の沼底や周囲には、褐鉄鉱が生成されているため、錦沼とつながっているオンネトーの湖の色が変化するそうです。

錦沼の基本情報

【名称】 錦沼
【住所】 北海道足寄郡足寄町茂足寄
【アクセス】 「阿寒湖畔エコミュージアムセンタから車の場合」
国道241号線・国道664号線(40分)→錦沼
【関連HP】 http://tripnote.jp/hokkaido/place-nishikinuma
【料金】 無料、駐車場なし
【備考欄】 雌阿寒温泉を過ぎて1.5km先左側にあります。

スポット③展望デッキ

オンネトー湯の滝から車で3分の場所に所在する「オンネトー展望デッキ」は、阿寒摩周国立公園内オンネトーの西側にあります。オンネトーの湖を間近で見ることができるため、オンネトーの湖の観光には欠かせない展望スポットです。トイレも完備されていますので、お子様連れでも安心して観光することができます。

展望デッキの基本情報

【名称】 オンネトー展望デッキ
【住所】 北海道足寄郡足寄町茂足寄
【アクセス】 JR釧路駅から阿寒バス阿寒湖畔行きで2時間、
終点でオンネトー行きに乗り換え35分、終点下車、徒歩すぐ
【関連HP】 http://www.ashoro-kanko.jp/
【料金】 無料
【備考欄】 駐車場収容可能数100台

スポット④展望台

オンネトー展望デッキのトイレ付近にある「北登山口」から、約20分程散策するとあるのが、オンネトー展望台です。オンネトー湯の滝からは、車で3分程でアクセスできます。オンネトー展望デッキよりも高い位置から、オンネトーの湖や、オンネトー湯の滝を望むことができ、休憩場所もあるので観光におすすめのスポットです。

展望台の基本情報

【名称】 オンネトー展望台
【住所】 北海道足寄郡足寄町茂足寄
【アクセス】 道の駅足寄銀河ホール21から車55分
【関連HP】 http://www.ashoro-kanko.jp/kanko/
【料金】 入場無料、駐車場無料。
【備考欄】 12月下旬から4月中旬は雪のため通行止め。

スポット⑤湯の滝

オンネトー湯の滝は、春には鮮やかなピンク色の桜、夏には元気のよい新緑、秋には黄色と紅色が美しい紅葉が楽しめる景観地です。オンネトー湯の滝と紅葉のコラボは、北海道屈指の観光スポットとしても人気があります。トイレと駐車場も完備されているので利用しやすいです。

湯の滝の基本情報

【名称】 オンネトー湯の滝
【住所】 北海道足寄郡足寄町茂足寄
【アクセス】 阿寒湖温泉街から約20km
【関連HP】 http://www.ashoro-kanko.jp/
【料金】 入場無料、駐車場無料
【備考欄】 ラワンブキ観賞ほ場有り

スポット⑥野営場

オンネトー湯の滝から車で1分の場所に所在する「オンネトー野営場」は、大自然に囲まれたキャンプ場です。オンネトー野営場のサイトは、樹木がギッシリと生い茂っている中にあるので、天気が悪いと終始暗い印象を受ける方もいると思いますが、天気の良い日は木々の隙間から零れ落ちる日差しが美しく感じることでしょう。

オンネトー野営場には、キャンプファイヤーができるサイトもあり、そのサイトは一面ひらけているため日中は、日光浴も楽しめます。管理棟や炊事場も完備されており、ゴミ捨て場と水洗のトイレもあるので家族連れでも安心してキャンプができます。

野営場の基本情報

【名称】 オンネトー野営場
【住所】 北海道足寄郡足寄町茂足寄
【足寄町役場経済課林業商工観光室】0156-25-2141
【現地管理棟】0156-29-7711
【アクセス】 【電車】JR池田駅から車で約90分 【車】道東道足寄ICから約50分
【関連HP】 http://www.town.ashoro.hokkaido.jp/kanko/post-27.html
【利用料金】 【宿泊】  【日帰り】
大人(高校生以上)350円 大人(高校生以上)80円
小人(小・中学生)200円 小人(小・中学生)50円
【営業期間】 6月1日から10月31日
【定休日】 営業期間中は年中無休
【宿泊施設】 フリーテントサイト
【予約】 団体の場合は要予約
【駐車場】 無料

雌阿寒温泉閉館

雌阿寒温泉は、オンネトー湯の滝から車で7分の距離にある温泉施設でしたが、現在は閉館してしまい「野中温泉」が営業しています。雌阿寒温泉の効能は神経痛、皮膚病、胃腸病に効き目があると言われており、硫黄の匂いがする温泉です。露天風呂もあり、満天の星空を眺めることができました。

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「オンネトー湯の滝」の注意点

「オンネトー湯の滝」と言えば、「露天風呂」や「グッピー」などのキーワードを耳にすることがあるでしょう。これらのキーワードは、実はオンネトー湯の滝へ観光をする際の注意しなけれなならないポイントです。

美しい景観が楽しめる「オンネトー湯の滝」ですが、観光に訪れた際には、いくつか注意しなければならないポイントがありますので、注意点とマナーを守って、楽しく大自然を満喫しましょう。

注意点①露天風呂温泉 入浴禁止に!

オンネトー湯の滝の脇道を上がると、露天風呂と脱衣所があります。昭和39年頃は、秘湯露天風呂として人気があり利用者も大勢いたのですが、平成7年には、オンネトー湯の滝が貴重な場所であることが判明したため、露天風呂の使用が禁止になりました。

オンネトー湯の滝の秘湯露天風呂は使用禁止になりましたが、オンネトーの景観を露天風呂から一望できる温泉地は健在していますので、オンネトーで露天風呂を堪能されたい方は、「野中温泉」へ足を運ぶと良いでしょう。

注意点②ヒグマに注意

オンネトー湯の滝の付近は、ヒグマの生息地として有名な場所です。散策地にも、ヒグマに注意を喚起する看板も立てられており、オンネトー野営場周辺の木々には、ヒグマの爪痕の傷が残っているのを見ることができます。

オンネトー湯の滝周辺へ行く場合は、大きな音をたてたり、飲食をしないようにするなど、予めヒグマへの対策を立てておくようにしましょう。

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注意点③トリカブト

オンネトー湯の滝周辺には、紫色の花を咲かせる「トリカブト」が咲いています。トリカブトは見た目は鮮やかな紫色をしており美しいですが、根から花びら、花粉までもが猛毒を持っている植物です。トリカブトを口にすることで命を落とされた方もいるほど、危険な植物なので注意しなければなりません。

直接食さないとしても、トリカブトの花粉がついた手や衣服から、気づかないうちに食事に入り込む恐れもありますので、トリカブトを見つけても絶対に触ったり、近づいたりしないように気を付けましょう。

注意点④グッピーやナイルティラピア等の外来魚駆除

かつて「オンネトー湯の滝」に、グッピーやナイルティラピアなどの外来魚を、意図的に放流した人がいました。グッピーなどが増殖する一方で、マンガンを生成するための藻類や微生物が激減してしまい、世界で唯一、マンガンを生成することで天然記念物として指定されているオンネトー湯の滝に危機が迫っていました。

このことから、平成11年にはグッピーなどの駆除が開始され、グッピーなどの駆除に必要なポンプなども設置されるようになりましたが、平成28年頃にはグッピーなどの外来魚の捕獲数も「0」を達成し、現在も経過観察をしながら、グッピーなどの外来魚ゼロを達成しています。

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「オンネトー湯の滝」の詳細情報

ここまでオンネトー湯の滝の詳細や、周辺情報を説明してきましたが、すでに「行ってみたい!」と意気込んでいる方もいらっしゃることでしょう。そこで、オンネトー湯の滝への行き方をご案内します。

「オンネトー湯の滝」の行き方

【阿寒湖温泉から
オンネトー湯の滝への行き方】
国道241号を西へ6㎞進み、帯広方面へ左折。
7.4㎞先にある案内板に従って左折、6.6㎞進む。
(このルートは冬には通行止めになります。)
【公共機関を利用する
オンネトー湯の滝への行き方】
「JR釧路駅」から「阿寒バス」に乗車して2時間。
「阿寒湖バスターミナル」から「オンネトー行き」へ乗り換え
その後バス30分揺られると終点の「オンネトー」に到着。
(オンネトー行きバスは、夏・秋限定)

アクセスの詳細

オンネトー湯の滝でおすすめの行き方は、レンタカーや車を利用する行き方です。バスや電車を利用すると多少の不便さを感じることでしょう。オンネトー湯の滝へ到着してから散策する予定のある方は、特に車を利用する行き方がおすすめです。

車を利用する行き方をチョイスした方は「オンネトー湯の滝駐車場」を利用すると良いでしょう。オンネトー湯の滝駐車場は24時間無料で、30台収容可能なスペースです。冬季は通行止めになりますが、トイレも清潔に完備されており、オンネトーまで徒歩2分ですので便利です。

記念撮影を撮ろう!

オンネトー湯の滝や周辺スポットは、美しい景観がいっぱいあります。五色に変化するオンネトーの湖の全てのカラーを撮影できたら達成感を味わえることでしょう。まるで豪華な日本庭園のようなオンネトー湯の滝や、オンネトー湯の滝で黒く光るマンガンなども撮影する価値があります。

水面に写る美しい木々をバックに、観光の記念撮影をすればインスタ映えすること間違いなしの、天然の撮影スポットです。

「オンネトー湯の滝」の基本情報

【名称】 オンネトー湯の滝
【住所】 北海道足寄郡足寄町 茂足寄国有林内
【アクセス】 公共交通:JR釧路駅→阿寒バス阿寒湖バスターミナル行きで2時間、
終点下車、車20分
車:道東道足寄ICから国道241号経由55km1時間
【関連HP】 https://rurubu.jp/andmore/spot/80001838
【料金】 入場料無料。
【駐車場】 50台収容可能(無料)

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「オンネトー湯の滝」で最高の思い出を作ろう!

オンネトー湯の滝は、針葉樹の木々があたり一帯にギッシリとある森林地帯の中にある温泉源です。世界唯一のマンガン生成場所として、世界中から注目されている場所でありながら、紅葉や桜が美しい景観地としても有名な観光スポットです。十勝地方へ行ったのなら、是非1度見ておきたいおすすめスポットです。

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