自然に溢れる「ポロト湖」を満喫!ワカサギ釣りやキャンプを楽しもう!

北海道白老町にある「ポロト湖」は、大自然を満喫できるアクティビティが充実しています。夏には野鳥のさえずりとともにキャンプやサイクリング、冬には凍ったポロト湖の湖面でスケートやワカサギ釣りが楽しめます。アイヌ民族博物館もリニューアルされ、2020年にオープン。

自然に溢れる「ポロト湖」を満喫!ワカサギ釣りやキャンプを楽しもう!のイメージ

目次

  1. 1ポロト湖の魅力は?どんな場所?
  2. 2ポロト湖を全力で満喫するには
  3. 3ポロト湖での冬の楽しみ方!
  4. 4ポロト湖を楽しむ為の注意点
  5. 5ポロト湖の詳細情報
  6. 6ポロト湖に癒され楽しんで自然を満喫!

ポロト湖の魅力は?どんな場所?

北海道登別や室蘭に近い白老町にある「ポロト湖」は、周囲が約4kmの大きな湖です。「ポロト」とは、アイヌ語で「大きな沼」という意味があります。ポロト湖の南側には、2020年4月に新しくなったアイヌ民俗博物館がオープンします。

ポロト湖は、JR白老駅から徒歩で約10分から15分ほどの自然豊かな湖です。野鳥や野生の動物が生息し、夏にはカヌーなどのアクティビティ、冬になると凍ったポロト湖がスケートリンクに変わり、ワカサギ釣りも楽しめます。家族や友達同士で楽しめるキャンプ場もあります。

緑に囲まれ野鳥や小動物も生息する豊かな湖

豊かな緑に囲まれたポロト湖周辺には、さまざまな野鳥や動物がのびのびと暮らしています。ポロト湖を訪れると、約80種類いるとされる野鳥たちのなき声が聞こえ、湖には魚が泳ぎ、動物だけではなく植物もいきいきと咲いています。

夏の新緑や秋の紅葉も楽しめ、湖周辺の遊歩道は「遊歩百選」にも選ばれるほどです。野鳥の姿を楽しむバードウォッチングや森林浴をする人も多く訪れます。季節ごとの楽しみ方ができる湖です。ポロト湖周辺に広がる森は「ポロトの森」と呼ばれます。

エゾ鹿やエゾタヌキ、エゾリスも生息

ポロト湖では、野鳥以外にも北海道の一部に生息する野生のエゾシカやエゾタヌキ、エゾリス、エゾモモンガなどが見られることがあります。動物たちはかわいい姿を見せてくれますが、くれぐれも餌づけなどしないようにしましょう。


本州などに生息する野生動物とは大きさなどが違うエゾシカやエゾタヌキは、北海道でしか見ることができません。特に普段は野生のシカやリスなどの動物を見る機会のない都会からの観光客にとっては、とても貴重な楽しい経験になります。

ポロト湖の由来はアイヌ語!大きい沼を意味する

北海道には、さまざまな地名や場所の名前がアイヌ語に由来しています。ポロト湖も由来はアイヌ語で、「大きい沼」という意味があります。ポロト湖がある白老町の町名も「シラウオイ」というアイヌ語に由来しているといわれていて、「アブの多い町」という意味があるそうです。

様々な楽しみ方が出来るスポット

ポロト湖では、カヌーなど湖でできるアクティビティやサイクリング、森林の中では野鳥を楽しむバードウォッチングに森林浴、冬になると湖面が凍ってスケートができたり、氷に穴を開けてワカサギ釣りも楽しめます。

2020年に大規模リニューアルされるアイヌ民族博物館など、たくさんの楽しみ方ができます。キャンプ場もあるので、夏休みなどの家族での思い出作りにもぴったりです。

2020年4月にアイヌ民族博物館がリニューアルされる

ポロトコタン・アイヌ民俗博物館は、2018年3月より臨時休業中です。現在リニューアルがおこなわれいて、2020年4月にポロト湖の湖畔に国立アイヌ民族博物館・国立民族共生公園としてグランドオープンする予定になっています。


ご存知のとおり、アイヌ民族は北海道に居住する先住民族です。アイヌ民族博物館では、アイヌの人々の威厳を尊重し、歴史や文化を復興するための施設として整備されます。伝統的なアイヌの文化や生活を体感できる博物館です。

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以前は温泉も楽しめた

ポロト湖の湖畔には、以前日帰りの温泉施設がありました。地元の人たちに愛され、長年利用されてきた温泉です。ポロト温泉はモール泉という源泉の温泉でしたが、残念ながら温泉は現在は閉鎖されてしまいました。

モール泉とは、植物性の有機質を含んだ温泉のことで、平成の前期までは十勝川温泉とドイツの一ヶ所だけでしか確認されていない温泉でした。その後、日本国内でも北海道をはじめ各地の温泉で確認されるようになりました。現在も多くのモール温泉の温泉施設が営業しています。

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ポロト湖を全力で満喫するには

ポロト湖では、インフォメーションセンターでカヌーや自転車のレンタルができます。親子や家族、友達同士で水上散歩やサイクリングなどを楽しめます。キャンプ場もあるので、活動的に過ごしたい夏のアクティビティにぴったりです。

また、ポロト湖周辺に広がる森林や湿原では、野鳥などさまざまな野生動物が生息し、ミズバショウなどの植物も咲きます。ゆったりとした遊歩道の散策もおすすめです。

楽しみ方①湖でカナディアンカヌー

ポロト湖のインフォメーションセンターでは、3人乗りのカナディアンカヌーを予約なしで借りることができます。カナディアンカヌーとは、パドルがひとつのシングルブレードパドルで漕ぐカヌーです。ゆっくりとカヌーを漕ぎながら水上散歩が楽しめます。


カヌーに乗ってリラックスした気持ちでポロト湖の自然を楽しめると同時に、自分たちでパドルを漕がなくてはいけないのでかなりの運動にもなります。湖は波も立たないので比較的楽に漕げますが、体力に自信のない人は、力のある男性と乗るなどしましょう。

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楽しみ方②遊歩100選に選ばれた森林を散策

ポロト湖の遊歩道は、「遊歩百選」に選ばれます。遊歩百選とは読売新聞が50周年の記念事業として2002年に始めたもので、高齢化社会に向けて生涯続けていけるウォーキングで適度な運動をし、健康的に過ごすことを呼びかけているものです。


北海道では、ポロト湖のほかには土橋自然観察教育林と裾合平の2ヶ所が遊歩百選に選ばれています。ほかにも全国に遊歩百選に選ばれた場所があります。野鳥の声などを聞きながら、散策をしてリフレッシュができます。

春は水芭蕉・秋には紅葉を楽しむことができる

ポロト湖周辺には湿原が広がり、春にはたくさんのミズバショウが咲きます。ミズバショウは湿地に自生する花で、特徴的な形の白い花を咲かせます。ミズバショウは群生するので、季節に満開を迎える頃には圧倒される景色が広がります。

ポロト湖では秋の紅葉も見所です。真っ赤に色づいた木々が秋晴れの空に映え、ポロト湖の水面と相まって素晴らしい景観を見せてくれます。水面に映る空と紅葉のコントラストも最高です。

楽しみ方③サイクリング

ポロト湖の周辺に広がるポロトの森では、サイクリングが楽しめます。インフォメーションセンターでは自転車のレンタルもしているので、気軽にサイクリングに挑戦できます。約6kmにわたり湖の周りを囲む散策路をサイクリングで走ることができます。


レンタルの自転車は大人用と子供用もあるので、親子でサイクリングを楽しめます。サイクリング中に木々の間からきれいなポロト湖が見えたり、湿原で自転車を降りて植物などを観察するのもいい経験になります。

楽しみ方④ポロトの森でキャンプも可能!

ポロト湖の奥には「ポロトの森キャンプ場」があります。バンガローを利用する際には予約が必要ですが、テントサイトはフリーで利用ができます。ただし、団体での利用のみテントサイトも予約ができます。バンガローは5棟あり、テントサイトは100張のテントがはれる広さです。


いずれも利用の際には、インフォメーションセンターでの受け付けが必要です。ポロトの森キャンプ場では、キャンプ用品のレンタルができます。テントやチェアなどのレンタルや、手ぶらでキャンプができるように一式レンタルできるセットもあります。

ポロトの森キャンプ場の詳細情報

名称 白老ふるさと2000年ポロトの森キャンプ場
所在地 北海道白老郡白老町字白老ポロト自然休養林
利用期間 4月1日~11月30日
利用料金 【フリーサイト】大人400円(高校生以上)、小人300円
【バンガロー】5000円/泊
【シャワー】200円
参考サイト http://www.jbbqc.com/poroto_camp/info.html

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ポロト湖での冬の楽しみ方!

ポロト湖の魅力は、カヌーやキャンプ、サイクリングなど夏のアクティビティだけではありません。冬になると、ポロト湖が凍って厚い氷を張るので、ポロト湖がスケートリンクとワカサギ釣りスポットに変わります。

ポロト湖のインフォメーションセンターでは、スケート靴の貸し出しやワカサギ釣りに使用する道具の販売をしているので、防寒対策だけしっかりしてくれば、気軽にスケートとワカサギ釣りを楽しむことができます。気候などによっては、開催時期に変更があったり中止になる場合もあります。

冬の楽しみ①アイススケート

毎年1月頃になると、ポロト湖の湖面が凍結し、スケートができるようになります。氷の厚さは20cm以上にもになり、外周400mのスケートリンクでのスケートを楽しみに、毎年子供連れの家族など地元の人などでにぎわいます。


ポロト湖のスケートリンクの利用料金は、大人500円、子ども300円です。スケートは例年10時から16時まで楽しめます。ポロト湖のスケート場ではスケート靴の貸し出しがあるので、手ぶらで行っても大丈夫。その年の気候によって凍結が十分でないなどの場合は、スケートが中止になることがあります。

冬の楽しみ②ワカサギ釣り

湖面が凍ったポロト湖では、冬の風物詩のワカサギ釣りも楽しめます。一日に100匹釣りあげるという人もいるそうです。氷に穴を開ける道具は、インフォメーションセンターから無料で借りることができます。

また、インフォメーションセンターではワカサギ釣りの道具一式の販売や、有料でワカサギ釣りに使うテントや椅子の貸し出しをおこなっています。ワカサギ釣りのテントは数が限られているので、予約をおすすめします。

ワカサギ釣りは一日券が大人500円、子供200円です。ワンシーズン楽しめるシーズン券は大人4,000円で子供2,000円です。ワカサギ釣りが楽しめる期間は、おおよそ1月上旬から3月上旬まで。こちらも天候などによって変更があります。

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ポロト湖を楽しむ為の注意点

一年を通してさまざまなアクティビティが楽しめるポロト湖。しかし、大自然に囲まれているため注意が必要な事柄もあります。ポロト湖には、野鳥やエゾリスなどのかわいい動物だけでなく、熊などの危険な動物も生息しています。

散策やサイクリングなど、大自然の中のポロト湖で楽しく遊ぶために、注意したい点をまとめました。ポロト湖を訪れる際には、インターネットなどでしっかりと情報を確認して準備をしてください。

ヒグマの出没には注意!

大自然の中にあるポロト湖周辺では、熊の目撃情報があります。北海道に生息するエゾヒグマは体も大きくとても危険です。特に熊が冬眠から目覚める春先には、全国的にも熊による人身事故が多くなる傾向があります。


熊は意外と臆病で、むやみに人間に近づいてくることはないと言われています。小さな鈴などを携帯して鳴らしながら歩くと熊対策になるそうですが、ポロト湖を訪れる方がご自身でしっかりと確認し、安全対策をしてください。

森林散策には適した服装と持ち物を!

ポロト湖周辺の森林を散策する際には、熊対策はもちろん、服装や持ち物もしっかりと準備をしていきましょう。重装備の必要はありませんが、小さなバックパックなどに、飲み物やちょっとした栄養補給ができるものを持っていくのもおすすめです。

服装については、町の中はあたたかい日でも、木や植物が生茂る森林に入ると体感温度で数℃低く感じられます。早朝には朝露で濡れることもあるので、上着を一枚多く持って行ったり水が滲みない靴などを選ぶと安心です。

ポロト湖の詳細情報

北海道白老町は、千歳市と室蘭市のほぼ中間に位置する町です。ポロト湖はJR白老駅から徒歩でも行けるので、観光で車がなくても訪れることができます。車で行く場合には無料の駐車場が利用できます。

JR白老駅は、電車の本数が1時間に1本から2本のとても小さな駅です。海沿いを走る室蘭本線で、のんびりとした旅が楽しめます。乗り遅れると次の電車が1時間先ということもあるので、電車で訪れる際には、帰りの電車時間に気をつけましょう。

ポロト湖の基本情報

名称 ポロト湖
所在地 北海道白老郡白老町字白老
アクセス JR白老駅より徒歩10分
駐車場
参考サイト https://www.jalan.net/kankou/spt_01578ab2030004899/

アクセスの詳細

ポロト湖は、最寄りのJR白老駅から徒歩で10分から15分ほどで行ける距離にあります。北海道の主要な場所からのポロト湖があるJR白老駅までの電車での所要時間は、札幌市内から約2時間、新千歳空港からは約1時間15分です。

車でポロト湖を訪れる際には、新千歳空港からは約45分、札幌市内からは有料道路を経由しておよそ1時間15分です。車があれば、とても気軽に訪れることができます。

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ポロト湖に癒され楽しんで自然を満喫!

電車でも行ける大自然に囲まれた北海道白老町の「ポロト湖」。野鳥の声を聞きながらカヌーで水上散策や森林の中をサイクリングとアクティブに過ごしたり、マイナスイオンを感じながら歩いて散策も楽しめます。夏のキャンプで家族の思い出作りにもぴったり。

ポロト湖は冬には冬の楽しみ方があり、厚い氷で覆われるポロト湖でスケートやワカサギ釣りができます。年間をとおしてたくさんのアクティビティが楽しめるスポットす。そんなポロト湖で、自然をたっぷりと満喫しましょう!

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この記事のライター
はたやまむつみ
旅行先は都会の観光地よりもアウトドア派です。

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