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北海道には梅雨がない?蝦夷梅雨やリラ冷えって何?気象現象を解説! | 旅行・お出かけの情報メディア
















北海道には梅雨がない?蝦夷梅雨やリラ冷えって何?気象現象を解説!

北海道の6月は梅雨がないといわれ、この時期の本州の梅雨とは違うようです。本州では例年梅雨前線が気になりますが、北海道では梅雨前線が道南に少しかかる程度で本州の気候とは違うようです。しかし近年梅雨の傾向が顕著になりましたが北海道では蝦夷梅雨という言葉があります。

北海道には梅雨がない?蝦夷梅雨やリラ冷えって何?気象現象を解説!のイメージ

目次

  1. 1北海道の梅雨は?
  2. 2北海道に梅雨がないって本当?
  3. 3蝦夷梅雨とは?
  4. 4温暖化の影響で北海道にも梅雨が?
  5. 5北海道の梅雨対策
  6. 6梅雨の時期は梅雨のない北海道旅行に行こう!
    1. 目次
  1. 北海道の梅雨は?
    1. 梅雨って何?
      1. 梅雨入りと梅雨明け
  2. 北海道に梅雨がないって本当?
    1. 気象庁の梅雨リストには載っていない理由
      1. 梅雨前線が弱まるため
      2. 梅雨特有の気象現象があまりない
    2. 梅雨は稀にあった
      1. 年によっては梅雨もあった
      2. 梅雨前線が東北地方で停滞
      3. 梅雨に似た現象が起きる
      4. めったにない現象?
    3. 増えてきた梅雨
      1. 北海道の気温が上昇したため
      2. 梅雨末期の大雨も
  3. 蝦夷梅雨とは?
    1. 蝦夷梅雨と梅雨は別物
    2. 蝦夷梅雨①時期は
      1. 5月下旬から6月上旬
      2. 6月の降水量は少ない
    3. 蝦夷梅雨②なぜ起こる?
      1. オホーツク海高気圧の影響
    4. 蝦夷梅雨③どんな現象?
      1. 小雨や曇りが続く
      2. 10日から15日程度
    5. 蝦夷梅雨④デメリットは?
      1. 急な冷え込みが続く
      2. 日照不足
    6. 蝦夷梅雨⑤リラ冷えと呼ばれる理由は?
      1. 急に冷え込みが続く
      2. 気温はどのぐらい?
      3. リラの花が咲く時期に起こる
  4. 温暖化の影響で北海道にも梅雨が?
    1. 北海道も暖冬
      1. 梅雨前線が強くなる
      2. 雨量が増える可能性がある?
    2. 北海道にも梅雨前線の影響が?
    3. 雨でも楽しめる北海道の観光スポット
      1. スポット①サッポロファクトリー
      2. スポット②函館山の夜景
    4. スポット③白い恋人パーク
    5. スポット④ライラックまつり
  5. 北海道の梅雨対策
    1. 対策①上着を余分に持っておく
      1. 突然の冷え込み対策
    2. 対策②雨具を準備
      1. 大雨が続くことがあるので要注意
    3. 対策③靴にも気を付ける
      1. 防水仕様のブーツがおすすめ!
  6. 梅雨の時期は梅雨のない北海道旅行に行こう!
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北海道の梅雨は?

北海道は梅雨がないと言われます。本州のように6月下旬~7月上旬に豪雨や高湿度に悩むことはありませんが、天気がはっきりしないジメジメした天気が続きます。これを「蝦夷梅雨」と呼びます。ここでは梅雨について見ていきます。

梅雨って何?

ウキペキティアではこのように定義しています。日本の中枢部分を占める北緯38度線あたりは学術的には温帯に位置していて、6月の時期には丁度湿った寒気流と暖気流のせめぎあいで梅雨前線が発生します。つまり「梅雨」というのは日本、中国、韓国特有の気象現象のようです。

梅雨入りと梅雨明け

梅雨は春から夏への一つの季節の変わり目ととらえる見方の方が一般的のようです。梅雨入りとは文字通り梅雨の時期が始まることをいい、入梅(にゅうばい)ともいいます。梅雨明けとは梅雨の時期が終わったことをいい出梅(しゅつばい)といいます。

また6月の時期の梅雨入りを初夏を指し、梅雨明けは盛夏の目安とされているようです。この6月の田植えもこの時期に始まり、古くから日本では稲作の時期に合わせて社会が動いてきました。このように梅雨は季節の変わり目の目安とされてきました。

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北海道に梅雨がないって本当?

6月になると本州では雨が多い多湿な梅雨に悩ませることが多いですが、北海道ではその梅雨に悩まされることはありません。それは本州の主要な都市と北海道では気候が違うためです。学術的にも北海道は亜寒帯に属し、本州の主要都市は温帯に位置してます。

これは地球の観点から観ると北海道が本州より高緯度にあるからですが、ここでは北海道の梅雨について取り上げていきます。

気象庁の梅雨リストには載っていない理由

毎年気象庁では梅雨入り宣言や梅雨明け宣言を出します。この6月の時期にはオホーツク海の冷たい空気と太平洋の温かい空気との衝突で梅雨前線が生まれます。この空気のぶつかり合いの勢力によって梅雨前線が移動するのですが、冷たい空気は勢力が徐々に弱まって温かい空気が日本列島を覆います。

その梅雨前線が北海道にはあまり来ません。なぜ梅雨前線が来ないのでしょうか?それは次で見ていきます。

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梅雨前線が弱まるため

天気図で見る前線の仕組みは湿った暖気流と寒気流のぶつかり合いで起こります。そのぶつかり合いで生まれた上昇気流は雨を降らせるのですが、そのぶつかり合いの強さによって雨の強さも変わります。梅雨前線ば東北地方に移動した時期は北海道付近に近づくこともあり大雨を降らせるときもありますが、毎年梅雨前線が北海道に出てくることはありません。

なぜなら東北地方に梅雨前線が移動した頃には太平洋高気圧の勢力が強すぎて、オホーツク海の湿った空気が対抗できずに雨の降る力が弱まるからです。梅雨前線は寒暖の湿った空気の勢力が拮抗した時に出てくるものなので、小笠原からの温かい湿った空気が大半を占めるようになると東北地方で消えていきます。

梅雨特有の気象現象があまりない

一般的にいうと、梅雨前線が東北地方で勢力を弱めているので、北海道には多雨、高気温、高多湿な梅雨がやってきません。さっきの所で申し上げた通り、一般的には東北地方で梅雨前線が消えていくので北海道まで来ないのです。

ですのでジメジメした梅雨特有の気候はないですが、オホーツク海高気圧からの冷たい湿った風がもたらす雨が数日間降ることもあります。これを「蝦夷梅雨」といいますが、本州ほど多湿で大雨な天気をもたらすことはあまりありません。北海道でラベンダーが適しているのは、梅雨特有の天候より北海道の爽やかな天候を好むからです。

梅雨は稀にあった

一般的にいえば北海道には梅雨前線が来ないので、本州のような梅雨はありませんが、年によって梅雨前線が北海道にかかる場合があるようです。ここではそのことを見ていきます。またその理由も説明していきます。

年によっては梅雨もあった

北海道は梅雨がないとここまでは説明しましたが、年によっては梅雨前線の影響により梅雨があるようです。ただし毎年あるわけではないので、これも地球環境の影響による天候が左右されます。例年ですと北海道には届かない梅雨前線が北海道道南地方にかかることもあり、梅雨をもたらすようです。

梅雨前線が東北地方で停滞

北海道の6月は例年梅雨前線は東北地方で停滞します。その理由は、冷たく湿ったオホーツク海高気圧の強さに影響します。太平洋高気圧の温かい湿った空気とオホーツク海高気圧の冷たく湿った空気がぶつかって発生します。

6月の時期は太平洋高気圧の力が強く徐々に日本列島を覆います。その力に対抗するオホーツク海高気圧は抵抗をみせ梅雨前線が発達しますが、北海道はオホーツク高気圧の勢力範囲内なので、お互いの気流のぶつかり合いの場所は最終的に東北地方で出てきます。

6月の梅雨の時期に時には荒々しい天気になるのは、気流のぶつかり合いで発生しますが、まるでオホーツク海高気圧と小笠原高気圧との戦争をしてるようです。勢力をがぶつかり合うところはまさに戦場ですが、その戦場の場所が北に行き、オホーツク海高気圧は東北地方で最後の抵抗をみせます。

その見方をすれば、この時期劣勢のオホーツク海高気圧が最後の抵抗をみせる所が東北地方で、夏に向かうにつれて衰えていくオホーツク海高気圧が白旗を上げると梅雨前線はエネルギーを失い、消えていきます。年によっては抵抗をみせるときがありますが、例年梅雨前線は北海道まで行かず、東北地方で停滞します。

梅雨に似た現象が起きる

北海道はオホーツク海高気圧の勢力範囲内で、寒暖気流のぶつかり合いはあまり起きないのですが、オホーツク海高気圧の冷たく湿った空気がもたらす雨が数日ジメジメした天気をもたらすことがあります。蝦夷梅雨というこものですが、本州の梅雨と似たような現象が北海道では起こります。

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めったにない現象?

北海道の6月は梅雨がないといわれますが、東北地方に停滞している梅雨前線が北海道の南にかかることがあります。この時に北海道の前線にかかった地域では、本州と同じような多湿、多雨が続く天気をもたらします。

増えてきた梅雨

ここ最近地球温暖化の影響なのか、近年北海道では本格的な梅雨になる日が多くなっています。気象庁のデーターでは年平均気温が上がっており、それに比例するように30℃を越える日が増えてきてます。一昔は30℃を越える日は稀でした。

この北海道の気温上昇傾向に呼応するように北海道は本州のような本格的な梅雨の天気になる日が増えてきてます。ここで梅雨の日が増えてきた理由にについてみていきましょう。

北海道の気温が上昇したため

北海道の梅雨が増えてきた理由の一つに北海道の気温の上昇が挙げられます。北海道の年平均気温は気象庁のデーターによるとここ100年あたり1.59℃上昇してます。特に冬日が10年あたり約3.5℃、真冬日が10年あたり約1.3℃の割合で減少しており、気候変動の影響が出ていることがはっきりしてます。

30年前は北海道の6月~8月の時期は30℃を越える日が稀で過ごしやすい気候と言われてましたが、徐々に本州の気候が北海道の一部地域に移行しているように思われます。

梅雨末期の大雨も

北海道の年平均気温が上昇傾向であると理由の一つに挙げましたが、それに伴い6月~7月中旬頃の梅雨の終わりに本格的な大雨が降る日が増えてきてます。年によってばらつきがありますが、30年前には考えられなかった本格的な梅雨末期の大雨が、北海道でもたらす日が近年珍しくなくなりました。

例年6月の北海道は一年で最も降水量が少ない月です。本来なら梅雨入り、梅雨明けの言葉は北海道では当てはまらないのですが1時間に30㎜以上の激しい雨の発生回数は増加傾向にあり、2017年は82回と直近40年間で一番多い部類に入っています。年によってばらつきがありますが、ここ近年の北海道のゲリラ豪雨は増加傾向にあります。

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蝦夷梅雨とは?

北海道には基本的には本州のような梅雨はありませんが、北海道の言葉に”蝦夷梅雨”という言葉があります。本来なら6月は東北地方以南の日本列島にはゲリラ豪雨のなどの大雨の時期ですが、それと反対的に北海道では6月の降水量は1年で一番少ない月です。

それなので、ラベンダーなどの高温、多湿の好まない花が咲き乱れる観光には一番良い季節なのですが、5月下旬から6月上旬までオホーツク海からの冷たい湿った空気がもたらす蝦夷梅雨が発生します。ここではその蝦夷梅雨について見ていきます。

蝦夷梅雨と梅雨は別物

北海道には基本的に梅雨はないですが、蝦夷梅雨というものがあります。東北以南の日本列島に起こる梅雨は突発的なゲリラ豪雨と高温多湿でカビが発生しやすくなりますが、北海道には基本的にはゲリラ豪雨が降ってくることはあまりないです。

ただ蝦夷梅雨はゲリラ豪雨や高温多湿な気候にはなりにくいですが、オホーツク高気圧がもたらす冷たい湿った空気が雨をもたらしますが、本州の梅雨と比べて大人しめで、ただ天気的に降ったり曇りの日が続いたりぐずついた天気を2週間もたらすだけです。そこが梅雨と蝦夷梅雨との違いで蝦夷梅雨雨が多いという程度でしつこくありません。

蝦夷梅雨①時期は

蝦夷梅雨はオホーツク海の気流によって決まります。蝦夷梅雨の”梅雨入り”はいつオホーツク海からの冷たい湿った風がいつ吹くかですが、年によってはその風が吹かない場合があります。毎年現れる現象ではないので、蝦夷梅雨には本州以南のような梅雨入りと梅雨明けはありません。ここでは蝦夷梅雨を見ていきます。

5月下旬から6月上旬

北海道の蝦夷梅雨が起こる時期は5月末~6月にかけてです。本州の梅雨と比べて時期が短く大体2週間前後です。蝦夷梅雨は他の日本列島で起こる梅雨とはメカニズムが違います。その理由は北海道の東北からくるオホーツク海の冷たい湿った風の影響によるからなのです。

6月の降水量は少ない

北海道の6月は一年を通して最も雨が少ない月です。同じ6月でも他の都道府県は6月は一年の降水量が多い部分に入りますが、なぜ北海道だけ6月の降水量が最も少ないのでしょうか?理由は雨の時期をもたらすオホーツク海気団の冷たい湿った気流が流れ込みますが、温かい湿った空気とのぶつかり合いによる上昇気流がありません。

その上昇気流が降雨エネルギーを膨張させてたくさんの雨を降らせるのですが、そのぶつかるエネルギーが弱いので梅雨前線のような雨を降らすことはないのです。それに比例するように降雨エネルギーが弱いので6月は雨が少ない月になってます。

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蝦夷梅雨②なぜ起こる?

ここまで蝦夷梅雨について梅雨と蝦夷梅雨は別物ということと、蝦夷梅雨の時期について見て行きましたが、それでは蝦夷梅雨はなぜ起こるのでしょう?その理由について見ていきます。

オホーツク海高気圧の影響

ここでは蝦夷梅雨がどうして起こるか理由を見ていきます。北海道の蝦夷梅雨は冷たく湿ったオホーツク海高気圧の影響を受けます。6月のオホーツク海高気圧の気流は毎年この時期に吹くわけなく、吹いている年と吹かない年があります。オホーツク海高気圧がもたらすぐずついた雨や天気を蝦夷梅雨と呼びます。

蝦夷梅雨③どんな現象?

北海道の蝦夷梅雨についてどんな現象か見ていきましたが、では蝦夷梅雨とはどんな現象でしょうかもう少し観ていきます。

小雨や曇りが続く

蝦夷梅雨になると、激しい雨は降りませんがちょうどカップルが相合傘をさしてちょうどいいぐらいの小雨が続きます。また雨が止んでも曇りの日が続き、はっきりしない天気が続きます。

10日から15日程度

蝦夷梅雨のジメジメした天気は、梅雨の期間より短く大体10日から15日程度続きます。気象庁は北海道については梅雨入り梅雨明けの宣言をしませんが、蝦夷梅雨の明けは東北地方以南の梅雨より早く明けます。

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蝦夷梅雨④デメリットは?

蝦夷梅雨は本州以南の地域より明けるのが早く、比較的あっさりと終わります。この6月から本格的な花のシーズンになりますが、冷たい空気が流れるので「リラ冷え」という寒さに見舞われることがあります。ここからはそのあたりを観ていきまます。

急な冷え込みが続く

蝦夷梅雨の期間中、急な冷え込みになることがあります。大雨は降りませんが、ちょっとした雨が続き、止んでも曇り空が続くぐずついた天気が続きます。気温も低く初夏になる6月の気候とは似つかわない寒さになります。それがリラ冷えですがこの後にリラ冷えについて見ていきます。

日照不足

蝦夷梅雨の特徴ははっきりしない天気が続くため、時には濃霧など気分的にうっとおしい気分になることがあります。この時期は十分に太陽の光が出てこないため、農作物などの生育に影響を及ぼします。

蝦夷梅雨⑤リラ冷えと呼ばれる理由は?

北海道の言葉に「リラ冷え」という言葉があります。「リラ冷え」「リラ」とはライラックのことでちょうどリラ冷えの時期はライラックの開花時期に当てはまります。リラ冷えになる理由は北海道の東北にあるオホーツク海の冷たく湿った気流が来るからですが、そのリラ冷えについてみていきましょう。

急に冷え込みが続く

リラ冷えになる理由はオホーツク海の湿った冷たい風が北海道にもたらすからですが、その冷たい湿った空気により、北海道各地に本州以南の6月にしては気温が下がり寒く感じます。東京都と札幌の6月の平均気温を比べると札幌の方が7℃近くも低くリラ冷えの冷たい空気がもたらしています。

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気温はどのぐらい?

蝦夷梅雨になった年のリラ冷えの時期(5月下旬~6月)の北海道はリラ冷えの影響を受けます。東京の6月の平均気温は21.8℃、同じく札幌の6月の平均気温は17.4℃。東京の6月はそろそろ半袖でも行ける気温ですが、北海道は平均最低気温が13.8℃とカーデガンや長袖シャツが必要な気温になります。

リラの花が咲く時期に起こる

リラ冷えの時期はちょうど「リラ」の語源のライラックの花の開花時期と一緒です。ライラックは北海道の初夏を飾る花で、余談ですがJRの特急に「ライラック」の名前がついた列車が走っています。北海道を代表する花ですが、5月中旬から6月上旬が見頃を迎えます。

この時期に本州から遅れて桜も開花します。少し遅れましたが「リラ」とはフランス語でライラックを意味するようです。リラ冷えが全国的に広まったのは、作家の渡部惇一氏(代表作 失楽園)の小説「リラ冷えの街」がきっかけでした。因みに「リラ冷え」は俳句の五月の季語になっています。

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温暖化の影響で北海道にも梅雨が?

20世紀の終りから全世界で地球温暖化が叫ばれています。北極の氷が解けて新たな航路ができる、赤道付近の海面が温められてかつてないほどの強い台風が発生するなどの減少が今、地球上に起きています。北海道でも、戦後すぐは夏の最高気温が30℃を越えることはなかったのに、ここ最近では札幌の夏は30℃を越える日が多くなっています。

それにつられるように、この近年は梅雨前線も北海道にかかることも多くなってきているようです。おそらくは気象区分が亜寒帯から温帯への変わるかもしれない温暖化ですが、その温暖化のよる北海道の梅雨について見ていきます。

北海道も暖冬

ココ近年は日本全国で暖冬傾向があり、日本海側では積雪を観測しない地域が出てきてその傾向がすでに表れていますが北海道でも暖冬の影響を受けているようです。2019年10月25日現在で初雪観測をする地点(稚内、旭川、札幌、網走、帯広、釧路、室蘭、函館)全てに10月中の観測がありません。

これは60年ぶりの記録らしく、今後とも3か月長期予報では寒気の流れが弱く、降雪量も平年化か平年以下になりそうです。

梅雨前線が強くなる

ここ近年で赤道付近の温かく湿った空気の勢力が強く、ロシアやオホーツク海の冷たい湿った空気の勢力が弱くなってきているようです。その影響か気候区分が北に押し上げられているようで、本州の温帯区分が北に勢力を伸ばしているように見受けられます。

その影響か本来ならオホーツク海高気圧の勢力圏内の北海道が、南から温帯の気候勢力の範囲に入ろうとしているようです。その際は冷たい空気と温暖な空気のぶつかり合いが6月になると発生しますので、ぶつかり合いの最前線が北海道に移動して、激しい雨をもたらす強い梅雨前線が居座るようになってきます。

雨量が増える可能性がある?

気象庁の統計によると北海道の降水量の長期変化は札幌以外では1898年~2015年の統計では変化は観られないようです。札幌のみ増加傾向が明瞭に表れているようで、それ以外の北海道の地域では変化はないようです。

ただ、夏の時期の1時間に50㎜以上の大雨が降る回数が増加傾向で、1時間に80㎜以上の大雨の降る回数も増えてきています。一年を通しての降水量に変化はないものの、極端な大雨が降る回数が増える傾向にあり今後ともその傾向は変わる可能性が低いようです。

北海道にも梅雨前線の影響が?

北海道は梅雨ががない。一般的にはそういわれていて気象庁の梅雨入り・梅雨明け宣言に北海道は省かれていますが、これからの地球環境の変化により今までの高温多湿の本州の気候の一部が移動してくるかもしれません。近年の冷たい湿った空気をもたらすオホーツク海気団の勢力が弱まってきています。

その影響でもしかすると北海道にも梅雨明け・梅雨入り宣言が行われるかもしれません。例年6月の北海道は過ごしやすいと言われていますが、激しい雨の回数が増える傾向にあり旅行の時にこの天気に巡り合う回数も出てくるかもしれません。

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雨でも楽しめる北海道の観光スポット

ここ近年、激しい雨の回数が多くなってきている北海道ですが、旅行の時その雨が降った時に楽しめる観光スポットをこれからご紹介します。例えば晴れの日のラベンダー畑鑑賞もいいですが雨の場合の北海道旅行を楽しめるのも旅の思い出の一つになると思います。

スポット①サッポロファクトリー

サッポロファクトリーは札幌市内にあるショッピングモールです。元々は日本人の手による最初のビール醸造工場「開拓使麦酒醸造所」があった場所で、今でもサッポロファクトリー内でビールを醸造しています。最大の特徴は、1階から4階まで吹き抜けのアトリウムでクリスマスの時期にクリスマスツリーが飾られます。

もちろんショッピングの店舗も充実していて、買い物には困らないスポットです。北海道名物のジンギスカン食べ放題を明治の色彩が残る赤レンガ館で食べることができ、食べ物も楽しめるスポットとなっております。

スポット②函館山の夜景

日本三大夜景の函館を観るのはお勧めです。函館の夜景を一望できる函館山の麓からその絶景を鑑賞することができます。函館山ロープウエイ山麓駅から頂上への展望台へ乗っていくと、函館の100万ドルの夜景が目の前に飛び込んできます。

その夜景を見ながら山頂駅に着くと屋内の展望台へ。函館の夜景を見渡せるレストランがあり、銀河のように色鮮やかに光る夜景と共に食事を楽しむことができるスポットです。家族連れも楽しめますが、大切な恋人との語らいが似合うデートスポットとしても似合います。

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スポット③白い恋人パーク

北海道でお土産店によく見かけるお菓子「白い恋人」を製造している石屋製菓のテーマパークで、「白い恋人」の製造過程を見学できるスポットです。このスポットは石屋製菓の本社所在地であり、実際に北海道各地のお土産店に並ぶ「白い恋人」をここで製造しています。

チョコレートをテーマにしたスポットで見学するだけでなく、ここだけしか味わえないオリジナルスイーツが味わえるカフェ、白い恋人のチョコレート作りを体験できるドリームキッチン、小さなお子様が楽しめる滑り台など一日中楽しめるテーマスポットです。

札幌「白い恋人パーク」で自分だけの白い恋人を作ろう!イルミネーションも!

スポット④ライラックまつり

ライラックまつりは札幌の初夏の風物詩として代表するお祭りです。北海道ではライラックは5月中旬から6月上旬が見頃で、北海道の初夏の代表的な花です。ライラックまつりはその開花時期に合わせて札幌の大通公園で開催され、毎年多くの人で賑わいます。

見事に咲き乱れるライラックの観賞はもちろん、ライラックガイドツアー、ライラックアートワークショップなどのイベントも開催され楽しむことができます。

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北海道の梅雨対策

北海道には梅雨前線が停滞するようになると、1時間に30㎜以上の大雨が降る回数が多くなっているようです。東京や大阪のような緯度が北海道と比べて低く温暖な地域だとそろそろ半袖が必要になってきますが、北海道の場合は元々亜寒帯の地域の為、寒暖の変化が激しい地域、場合があります。

ここではそんな北海道の梅雨対策について見ていくとともに、北海道旅行にあたっての服装などの注意点を見ていきます。

対策①上着を余分に持っておく

これはどのシーズンにも言えることですが、北海道旅行の際は長袖をカバンの中に入れて置いた方が無難です。基本的に北海道の年平均気温は本州の大都市より7℃低く、朝晩冷える可能性があります。女性の方で冷え性の方は特に長袖、パンツなどの寒さ対策は万全にした方がいいでしょう。

6月の北海道の朝晩は冷えることが多く、調整が難しい場合がありますので注意が必要です。

突然の冷え込み対策

6月の北海道は春の時期を迎えます。本州の夏のような照り暑い天気より少しジメジメしたはっきりしない天気が続くことがあるので、気温が低くなることがあります。日中いい天気で少し半袖で十分かなと思っていた矢先、夕方には急に寒くなることもあります。

だからこそ、寒さ対策の為に羽織るものを用意するなりインナーの温かいものを着こむなどの寒さ対策は万全にしてください。富良野など内陸の所は朝晩冷えることがありますので注意が必要です。

対策②雨具を準備

5月下旬~6月上旬の北海道旅行を計画する際は、雨具類を忘れずに準備した方がいいでしょう。突然の御雨に見舞われることもありますし、急な雨に対処することができます。大雨の程度によっては傘では間に合わないこともありますが、一番大事なことは事前に準備することを忘れないということです。

何となしにぶらり旅に北海道に出かけるのもいいですが、その際は北海道の気候に合った装備を事前に手に入れることが必要だと思います。もしかするとカバン一つだけでは入りきらなくて大きいスーツケースが必要になってくるかもしれないですが、情報を元に準備した方が無難です。

大雨が続くことがあるので要注意

2000年以降の北海道では激しい雨の降る回数が増えているようです。東北地方で大方消えていた梅雨前線が北海道にかかるようになり、大雨が続く環境ができてくることもあるようです。そんなとき、北海道の大都市で1時間に80㎜以上の降水量を観測することもあるようです。

以前では北海道では考えられなかった激しい雨が2000年に入ってここ近年で観測されるようになってますので、天気予報などの気候情報には注意が必要です。いうまでもなく、旅行予定日にどんな装備が必要か事前に把握しておくことが大事ですし対策が必要です。

対策③靴にも気を付ける

北海道の梅雨対策には服装だけでなく、足回りの靴も入念な準備が必要です。防水加工の靴はある程度水をはじくことがありますが、例えば1時間に30㎜以上の激しい雨だと役に立たないことがあります。その場合外に出ない方が越したことがないですが、急な雨に対処できないこともあります。

その急な雨が降った時いつでも対処できるよう、特にこの6月の雨が降りやすい時期には履く靴も注意が必要です。

防水仕様のブーツがおすすめ!

雨の日の足回りは何をはいて行こうか考えることもありますね。雨の日のお出かけは履くものに困ることがあり、外へ出ていくにもどうしようか迷うことがあると思います。もしどうしてもぐずついていかにも雨が降りそうなら、防水仕様の長めのブーツを履いていくことをお勧めします。

スニーカーなどのカジュアル系の靴だと足元が濡れないか気になることもあり、防水仕様の長めのブーツだと心配する必要がないのでお勧めです。

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梅雨の時期は梅雨のない北海道旅行に行こう!

ここまで北海道の梅雨について見ていきました。基本的には北海道の6月は梅雨がなく、1年を通して雨が少ない時期です。本来ならそんな本州より過ごしやすい6月なのですが、2000年に入って北海道の1時間に30㎜以上の激しい雨が降る回数が増えて本州の本格的な梅雨が訪れることも増えてきたようです。

北海道の夏はライラックの開花時期から始まりますが、その時期と合わせて降る蝦夷梅雨はシトシトとした冷たい雨をもたらし、寒暖差が激しくなることもあります。それに備えて北海道旅行の際は服装、靴等身の回りの装備を万全にした方が無難でしょう。6月の不順な天候は北海道でも変わらないようです。

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この記事のライター
渡部和幸


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